鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第974回】 クライアント様のおかげで・・・

2013年08月31日 | 住宅コンサルタントとして
このお仕事をさせていただいて、8年。
今のこの環境、今の自分のノウハウを構築出来たのは、本当にいろんな方々のおかげだなぁ、と
心の底から感じております。

コンサルタントとしての基本的な考え方を学ばせていただいた、師匠。
経営のイロハを教えて下さった、クライアント様の社長。
成功するかどうかは分からない中、さまざまな提案を実際に実践して下さり、
いろんなビジネスモデルを一緒に開発させていただいたクライアント様。
私の提案で、新規事業参入を決意し、人・モノ・金を投入し、参入して下さったクライアント様

挙げればキリがないくらい、本当にたくさんの方々のおかげで今があるのです。

そして今現在も、こうした方々のお世話になりっぱなしで日々、お仕事をさせていただいております。

クライアント様が成長され、次のステージに行く際や新たなテーマに挑戦する際に、
私が別のクライアント様の事例や取組を説明するのではなく、
実際に各クライアント様同士で行き来していただき、
クライアント様が別のクライアント様にいろいろと教えていただく、ということを頻繁にしていただいているのです。

昨日もあるクライアント様が、これまでの仕事のやり方を少し変えることを決定されました。

これから目指す、新しいビジネスモデルを既に徹底してやっておられる別のクライアント様の幹部の方に
早速メールをし、視察の候補日をお伝えし、視察日が決定しました。

視察当日は、私はいつも立ち会うことが出来ません。
クライアント様同士でいろいろと情報交換をやっていただき、
包み隠さずいろんなコミュニケーションをとっていただいております。

来月だけでも6社のクライアント様が、行き来される予定です。

視察を受け入れていただくクライアント様も、本当に忙しい中、
各社様快く受け入れて下さっています。

こうした素晴らしいクライアント様同士の交流は、本当にこの上なく嬉しいのです。

人間、所詮一人では大したことなど出来ません。
いろんな方のおかげで、仕事が出来ているということをつくづく感じます。

そして私も、助けていただいているばかりでは無く、
少しでも恩返しが出来るよう、研鑽を重ねたいと思っております。
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【第973回】 お客様の輪が広がっていくような展開が出来ているか?

2013年08月30日 | 住宅コンサルタントとして
お客様へのおもてなしの心や感謝の心があり、
これまでのお客様を大切にするという基本が出来ていると、
商売を続ければ続けるほど、自社を応援して下さるお客様がドンドン増えていくようになります。

お客様の輪が広がり、お客様がお客様を呼んできて下さるようになります。

こうした商売の発展の仕方を個人的には「商売の王道」と呼んでおりまして、
これがまさに理想の商売の形だと思っております。
そして、ブログのタイトルにも使わせていただいております。

そして私自身も、商売の王道を歩めるよう、努めております。
私が出来ていないのに、クライアント様に「王道を進んでいかないとダメですよ!」とは言えませんので・・・。

昨日、お伺いしていたクライアント様は、まさにこの王道を進んでおられる先です。

リフォーム事業をはじめてまだ3年ですが、毎回自社の敷地内で行うイベントには
この3年間で工事をさせていただいたOB様の半数近くが参加されるという、
とんでもないお客様に近い位置で商売が出来ているのです。

わずか3年ですが、OB様のリピート工事や紹介も結構上がっていて、
10年先には一体、どうなっているのかというくらい、将来が楽しみな先でもあります。

OB様との良好な関係がある。
その先に新規のお客様との出会いをつくっていくことをやらなくてはなりません。

ただ、ここが難しいところなのですが、OB様の対応だけ一所懸命やっていて、
新しい仕掛けを市場に対しやっていかなくては、商売がこれまた広がっていかないのです。

そういう意味で、バランスがやはりとても大切なのですね。

皆さんの会社は、お客様の輪が広がっていくような展開が出来ていますか?
また合わせて、新規のお客様に対しての仕掛けも出来ていますか?
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【第972回】 業績が芳しくない時

2013年08月29日 | 住宅コンサルタントとして
一所懸命仕事をしているのに、結果が伴わない。
売上や利益が伸びていかない。

こうした場合、どのように対応すれば良いと思いますか?

業績が下がっている時に、この業界の経営者は大抵、次のように考えることが多いような気がします。
住宅会社であれば、集客数の不足が要因だと経営者が考えるケースが多く、
建築資材の販売会社であれば、営業マンの努力不足や競合の安売りだと考えるケースが多い。

もちろん、それが間違っていないこともあるのでしょうが、業績が下がるということは、
お客様から見て、自社に今、価値を感じなくなっておられるという証拠だと思うのです。

そしてお客様がまず感じる価値とは、商品・価格・サービスの総和だと個人的に思っていますので、
まずはこの部分から分析を開始しなければならないと思うのです。

住宅会社であれば、自社のつくっている家が市場内の同レベルの会社と比較して、
圧倒的に差をつけることが出来ているか?

価格は同じ水準か?割高感はないか?

接客力やサービス力は同レベル以上を維持できているか?

これらをまずは分析すべきです。

分析するにあたって、競合他社を当然、研究していなくてはなりません。
ただ個人的に思うのは、お客様の目から見て、ライバルと自社がどう映っているのかということに
関心が無い会社さんが結構多いような気がします。

だからライバル企業のことを訊いても、具体的な回答がいただけなかったりします。

これだと、当然ながら適正な対策を建てることが出来ないので、
まずはちゃんとライバル企業のことを調べなくてはなりません。

そして、商売で最も大切な本質的なこと、すなわち商品・価格・サービスがライバル会社と比較して
ほぼ同じかそれ以上の水準を持っていると判断出来た時に、その次の分析を行えばいいと思っています。

一時的に営業活動を2倍にしたり、
集客イベントをこれまでの3倍のペースでやったり、
インパクトのあるキャンペーンを仕掛けたとしても、
本質的な部分でライバルに勝てていなくては、付け焼刃的な対応になっていて、
根本の問題解決になっていないのです。

業績が芳しくない時ほど、商いの本質的要素を徹底的に分析してみることが大切。
そして、本質部分にまずは手を打つ。

皆さんはどう思いますか?
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【第971回】 謙虚さが無いと・・・

2013年08月28日 | 住宅コンサルタントとして
私自身は建築士でもありませんし、家の設計もデザインも出来ません。

でも、今、家づくりを検討されているお客様がどんな家を求めておられるのか、
どんな家に魅力を感じるのかについては、かなり深く分かっているつもりです。
(だから、このお仕事をさせていただくことが出来ています)

この会社さんの建てている家はイケてる。
この会社さんの家は、おそらくお客様の大半は評価しないので、
価格の割安感を出さないと、ちょっと選ばれない、などなど。

こうした見立ての目は、このお仕事をさせていただく中で身についています。

で、いろんな会社さんとお話をさせていただく中で、たまに感じることがあります。
それは、当のご本人たちは、「(自分達がつくっている)家をメッチャイケてる」と勘違いしているケースです。

要は、過大評価している訳ですね・・・。

こういう方は、例えば他の会社さんを視察するクリニックなどに行っても、
わざわざ見学させて下さっている会社さんの家よりも、自分達が勝っている部分を見つけたがるんですね。

で、「あの会社であれだけ売れているんだから、ウチはもっと売れるはずだ!」なんて
勘違いした感想を持って、自社に帰られる(笑)。

体重100キロの人が、「俺ってスレンダーだよな!」って言っているのに等しいです。

こういうスタンスだと、そのうち周囲の誰もが
気持ちよく、その会社にいろんな情報を届けなくなってしまうのです。
そして、裸の王様タイプの住宅会社が出来上がってしまう・・・。

謙虚な会社さんは、自分達よりもレベルが劣る会社さんを見学したとしても、
その会社さんの優れている部分を見出し、謙虚にその部分を学ばれます。

そして、いろんな情報を届けてくれる方、見学をさせて下さった会社さんなど、
いろんな方に感謝の気持ちを言われたりするので、周囲の人たちも気持ちよくなり、
いろんな情報をドンドン届けてくれるようになるのです。

長い間、素晴らしい業績を出されている企業に共通しているのは、謙虚さだと個人的に思っています。
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【第970回】 クリエイティブな仕事の人ほど、謙虚にならないと・・・

2013年08月27日 | 住宅コンサルタントとして
個人的には年々、謙虚であることの大切さを分かってきているような気がしております。

組織の中でキャリアを積み、実年齢も歳をとると、周囲で働く仲間の大半は、自分より年下になります。
すると、いろんな部分で注意をしてもらえる機会がほとんどなくなってきます。

そして、自分の過去の経験則で大半の物事を判断してしまうようになってくるのです。

そういう傾向になってしまった方の大半は、仕事がワンパターンになりがち。

例えば、設計さんなんかで、ちょっと小さめの30坪のプランニングをするときには、

「これがベストだ!」

と言わんばかりに、毎回ほぼ同じような図面を引いてきます。

営業さんが若い場合、毎回ワンパターンの図面ばかり引いてくるので、ちょっと指摘をすると

「これしかない」
「そんなことを言うのであれば、あなたが自分で引けばいい」

とでも言いたげなリアクションを取ったりするのですね。

これじゃ、組織としての進歩がありませんよね。

企業も人も、進歩し続けなければ、市場やお客様、それから雇用してくれている企業から必要とされません。

成長しないのが異常。
成長・進化し続けるのが正常なのです。

自分が成長しているのかどうかを判断するのは自分以外の人であって、
周囲の方から自分がどう映っているのかを気にならなくなった人は、終わるような気がします。
(そういう人を個人的にはオッサン・オバハンだと思っています)

そして、成長・進化する上で最も大切なことは、
「自分なんてまだまだだ」という謙虚な気持ちなのです。

キャリアと年齢を重ねた人、クリエイティブな仕事をする人ほど、こうした謙虚さが必要ですね。
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【第969回】 アウトプットの量稽古

2013年08月26日 | 住宅コンサルタントとして
仕事の結果は、アウトプットの質と量で決まります。

ちょっと例を挙げると・・・。

お客様に素晴らしい提案が出来、受注した。
利益改善のための各業者さんとの交渉がうまく進み、利益改善が出来た。
工期短縮のために施工の流れを変えた結果、工期が短縮した。

これらの結果を出すために、「提案する」交渉する」「やり方を変える」など、
行動というアウトプットを変えています。

そして行動を変えるために、提案のやり方をインプットしたり、利益改善の方法をインプットしたり、
工期短縮のための施工の流れをインプットしているのです。

インプットは、アウトプットの質を高めるために行うのです。

勉強好き、特にインプット好きな人は結構おられると思いますが、
アウトプットの量を意識していなければ、勉強量と結果は比例しなくて当たり前です。

すなわち、結果がよくなっていかないのです。

私は営業マン時代、ずっと結果を出していましたので、トークには自信がありました。
しかしながら、経営コンサルタントになり、いざ講演の本番間近に練習してみると、
自分のイメージ通りには全く話せていないことがすぐに分かりました。

こんなことでは、セミナーに参加された方に満足していただけない・・・。
そこで、私は諸先輩の中で講演が抜群に上手な方の講演テープをひたすら聴きまくり、
講演のコツを自分なりに整理していきました。

そして半年の修行の翌年に、1年で40本以上の講演を企画し、実戦しました。

最初の頃は、持ち時間60分なのに90分以上話してしまうというような、
とんでもないことをやっていましたが、都度修正していき、
最終的にはそこそこイメージ通りに話せるようになりました。

これもひたすら量稽古をやったからだと思います。

学ぶことはとても大事。
でも、アウトプットの量稽古はもっと大切なのです。

皆さんはアウトプットの量稽古が出来ていますか?
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【第968回】 お客様の基準>会社の基準>自分の基準

2013年08月25日 | 住宅コンサルタントとして
住宅というのは、どれだけ優秀なスタッフでも、一人の力では大した結果を出すことは出来ません。

地域で№1の結果を出すためには、やはり組織力を高めていかなくてはなりません。

そこで、住宅事業をこれまでやってこなかったクライアント様の住宅事業を立ち上げる際には、
携わるスタッフの皆様の基本的考え方の統一がいかに大切かということをお話させていただくことが多いです。

どの業態も、商品力だけでライバルに勝てたのは一昔前まで。
今は、商品は良くて当たり前。
商品以外に、どれだけの価値をお客様に提供できるのかが、選んでいただくためのポイントなのです。

お店の雰囲気。
スタッフの方から感じられるオーラ。
名刺やカタログなど、お客様にお渡しする各種ツール類の洗練度。
これらの要素も商品力と同じくらい大切です。

こういうことの大切さを腹の底から理解できるか?
そして、日頃から意識して仕事が出来るか?
こうした基本的な考え方や価値観が、スタッフ全員で統一されていた方が、当然いいですよね?

商売とは、どこまでいってもお客様に満足し続けていただけるよう、
自社の商品やサービス、接客などを磨き続けることにあります。

だから、自社のありとあらゆる部分について、お客様の視点でチェックできる会社が勝つわけです。

そして自社のメインとなるお客様を設定し、
そういうお客様の判断基準で自社のいろんな部分をより良く改革していくことが仕事です。
こういう考え方を持った組織が、選ばれ続けるだけの話です。

そして、「お客様に喜んでいただけるように自社のいろんな部分を改善していく」
と決定した組織の考え方に、スタッフの方々も染まっていかなくてはなりません。

同じ業界でずっとやってきた方によくあるケースが、

「以前の会社ではこういうやり方をしていました」
「私個人はこう思います」
「そこまでやる必要があるんですか?」

などと、お客様の判断基準では無く、組織の判断基準でもなく、
自分の判断基準でしか物事を考えられない人は、いずれ通用しなくなります。

自分中心にしか、考えられていないのですね。

仕事をしていく上で大切にしたいことは、
まずお客様が満足される基準は何かを常に考えて行動すること。

次に、組織の基準。
最後に自分の基準だと思っています。
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【第967回】 定点チェックの重要性

2013年08月24日 | 住宅コンサルタントとして
皆さんの会社は、3年前と今を比較した場合、

・商品力
・マーケティング力
・組織力
・営業力

の4点において、どれだけ過去と現在で差がついていますか?

こんな質問を受けたとしたら、ちゃんと答えられますか?

4年前も今も、

「お客様のご要望に対して、当社では全て対応出来ます」

というスタンスが変わっていないとしたら、ちょっとイタイです。

マーケティングも組織も、営業のやり方も変わっていない、
すなわち新しいことにチャレンジしていないということであれば、
業績が悪化していて当然なのです。

本来、過去よりも現在がお客様の求めていることにより近づけている。
こうしたことが健全なのです。

お客様のニーズは常に動きます。
進化します。

それに近づけるよう、お客様のニーズを常に研究し、
自社を常に変え続けることが経営なのです。

ちゃんとした経営が出来ているのかをジャッジする一つの方法として、
3年前と今で、上記4点の要素がどう変わったかを比較してみることがよいでしょう。

そして、過去と今で大した差がなかったとしたら、お客様に飽きられているかもしれませんし、
既に業績が下がり始めているかもしれません。

そういう意味で、自社のいろんな要素を定点観測することは非常に重要です。

えっ、私ですか?
もちろん、我が社も定点観測をちゃんとしていますよ。

皆さんの会社では、自社のいろんな要素の定点チェックは出来ていますか?
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【第966回】 一流の組織に進化する兆候

2013年08月23日 | 住宅コンサルタントとして
昨日は、とあるエリアの住宅会社さんにお伺いしておりました。

出会ってから4年半、お付き合いをさせていただいてから3年半になります。

出会った当時は、注文住宅をまだ立ち上げようか、という段階だった頃ですが、
今期末の受注目標は200棟弱。
わずか5年弱で本当に急成長されました。

急成長する会社によくありがちなのは、スタッフの出入りが激しいということです。
もちろん、この4年半の間に去られたスタッフの方もおられます。

急成長の過程で、会社の方針についていけなくなる。
後から入ってきた優秀なスタッフとの差が歴然で、モチベーションが下がる。
それまで自分が結構良い立ち位置で仕事が出来ていたのに、
後から入ってきた優秀なスタッフがそのポジションに座り、面白くない。

などなど、まあ急成長する会社によくありますよね。

で、業績は順調に推移しているものの、組織が安定しないとか、スタッフがコロコロ変わる、
というのが、急成長企業の問題点であることが多いのです。

当然、スタッフがよく入れ替わる組織に一体感は生まれにくいですよね。

しかしながら、昨日、とても嬉しい発言があるスタッフの口から出たのです。
もう、私は内心メチャメチャ感動して、ちょっと目がウルウルしてしまいました。

このクライアント様には、今、注文住宅を建てたいというお客様が、自然と集まっています。

社内に設計担当者が結構な数が居るのですが、それでも完全なキャパオーバー。
期日通りに、とても魅力的なプレゼン資料を作成することが、不可能な状態になっています。

そんな中、週末のお客様との打合せの前に、どうしても仕上げなくてはならないプレゼン資料がある場合、
時間が無い分、見栄えがあまり良くない資料を出さざるを得ないケースもあるのです。

レベルの高い競合になった際、当然ながらお客様に提出する資料がイケてる方が優位です。

私は、個人的に、設計の業務フローやそもそものスタッフの数に問題があると思っていたのですが、
ある営業マンから、

「僕たちが受注した後、設計のメンバーにかなり助けてもらってます。
人数が足りないのは、僕らも分かってますし、しょうがないと思っています。
そんな中、設計が作ってくれた資料を如何に価値あるように伝えるかが、僕たちの仕事です」

「こういう中でも契約を頂いてくるのが、僕たちの使命です」

という発言が出たのです。

一緒に働いている仲間への感謝の気持ち。
どんな状況であっても、契約という結果を出すんだという使命感。

ホント、素晴らしい考え方ですよね。

働く仲間に対して、こうした気持ちを持てる組織は、間違いなく一流です。
こういうスタッフが、組織の中にいてくれるのです。

コンサルティングが終了後、社長にこのことを伝え、
社長と共にこうしたスタッフさんがいてくれることを喜び、感謝しておりました。

組織として一流になる兆候は、こうしたところにあらわれるのだと思っています。

皆さんの会社は、働く仲間に対して感謝する風土はありますか?
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【第965回】 仕事のやりがいって?

2013年08月22日 | 住宅コンサルタントとして
昨日は、個人的に日本で№1だと思っている住宅会社さんにお伺いしておりました。

業績は、相変わらずすごいことになっています。

7か月でトップの営業マンは21棟。
要するに、年間36棟ペースということです。

もちろん、全て注文住宅で、です。

2位以下の方も月に2.5棟以上のペースで受注されています。

7か月で11棟とか12棟の注文住宅を受注される営業さんも多々おられます。

業界的には、半年で10棟以上の注文住宅の受注といえば、
ほぼすべての会社でトップクラスだと思いますが、
このクライアント様には、そういう方がゴロゴロおられる感じです。

素晴らしい数字に、いつもながら頭が下がりました。

さて昨日は、大きく分けて、3つの議題がありました。

・これからスタートするある取組みを進める上でのパートナー企業様の選定
・今、すでにスタートしているあるプロジェクトの今後の展開の打合せ
・10月以降の市場に対する仕掛け

これら3点の打合せに関して、本当にありがたいことに、
私の意見に耳を傾けて下さったり、ある種、お任せしていただいたりしています。

何となく、一緒にお仕事をさせていただいているというか、
共に汗を流させていただくというか、そういう一体感を私は勝手に感じております。

このクライアント様との一体感を感じられることが、
私にとってはある種、最高の報酬のような気がします。

経営コンサルタントというと、アドバイスや提案だけをしているように思われがちなのです。

世間一般的には、そういうお仕事をされている方もおられるかも知れませんが、
私が目指したいのは、クライアント様との一体感であったり、
信頼していただいて、任せていただいたり、共に汗を流したり、ということです。

そういう感覚になったとき、本当にこのお仕事に対してのやりがいを感じます
そして、クライアント様に信頼していただけるよう、もっと自分を磨き続けなくてはなりません。

みなさんが仕事のやりがいを最も感じるのは、どんな時ですか?
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【第964回】 周囲の空気を悪くする人に対して

2013年08月21日 | 住宅コンサルタントとして
「何でこの人は、今、このタイミングでこういうことを発言するのかな?」
「何でこの人は、そういう立ち振る舞いをするのかな?」

と、周囲に感じさせる人が、ごく稀にいます。

周囲の空気を悪くする。
組織内の雰囲気が、その人の言動で一気に悪くなる。

周囲の人全員が大人だと、そういう人の発言や行動を見逃してしまいがちです。

「言っても分からないだろうし、
言って関係が悪くなるよりも見過ごしていた方がお互いの関係も悪くならないし・・・」

みたいな考え方から、そういう行動をとりがちです。

でも、同じ会社で働いている人であれば、やっぱり言ってあげた方がいいですね。

「あなたのその発言は、周囲の人の気分を悪くしていますよ」
「そういう立ち振る舞いをしてしまうと、お客様の気分を悪くしてしまう可能性がありますよ」

と言ってあげたら変にその方の反感を買うかもしれませんが、仕事ですから・・・。

働く仲間の気分を悪くしてしまう、空気が読めなさすぎな人は、
当然ながら、お客様の気分も悪くしてしまいます。
(もちろん、自分を客観視出来ていないので、「お客様に対しては、私はちゃんとしています」と
いうようなことをこういう人は言うのですが・・・)

お客様に喜んでいただいたり、満足していただける。
また次に頼むときには、我が社に頼んでいただける。
そういう良好な関係をお客様と構築していく上で、こういう空気が読めない人がチーム内にいると、
ハッキリいって邪魔ですし、難しくなるのです。

だから、本人に変っていただけるよう、周囲は真剣に言ってあげる。
それでも変わらなければ、他の部署に変ってもらったり、
場合によっては他の会社に移っていただかなくてはなりません。

どんなに良い商品を持っていても、お客様に好かれなければ、
絶対に業績は安定的に上がっていかないのです。

ますは、お客様に好かれるようになる。
気持ちの良い接客が出来るようになる。

そのためには、組織内の空気を良くしていくことから始めなくてはなりません。

良くない空気を出す人がもしいたら、お客様のためにも注意していかなくてはならないと思います。
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【第963回】 数字で押さえる

2013年08月20日 | 住宅コンサルタントとして
住宅業界に長い間、携わらせていただいていると、いろんな部分が数字で押さえられるようになります。
(良いことか悪いことかは分かりませんが・・・)

例えば、この商圏の中で、こういう商品をこの価格で販売し、こういうマーケティングを展開すると
何棟くらいまではスムーズに受注があがるのか?

これくらいの棟数を受注するためには、何組くらいのお客様の反響をいただかないといけないか?

その反響数の中から、どれくらいの商談に上っていただけるお客様が発生するか?

年間3棟、5棟というように、最終の契約棟数が小さいと、これらの数値はかなりブレますが、
50棟、100棟と棟数が増えるていくと、大体これらの数字は合ってきます。

サイコロの数字を振って、1の目が出る確率が10回や20回だとバラつきがあるのに、
1000回、2000回と振ると、ほぼ6分の1になるようなものですね。

こうした数字をベースに、クライアント様に出店のご提案をしたり、
新しいビジネスモデルの導入を提案したりするのが、私の仕事のひとつでもあります。

昨日はまさに、そういったご提案をさせていただいておりました。

限られた人、モノ、お金の中で、結果(=契約棟数)を最大にする。
もちろん、お客様の満足度を下げることなくです。

ビジネスモデルを変える。
新たなエリアに出店する。
こうした発想を持てるようになるためには、今現在の自社の状況や結果に満足しない、
ということが重要なような気がします。

今よりも良くするために、何をしなければならないかということを常に考えることで、
仕掛けるタイミングが見えてくるようになるのです。

その大前提として、結果を出すまでのさまざまなプロセスの数値を理解出来ているかが大切です。

健康面で言えば、体脂肪が20%を超えると男性の場合、絞らなくてはならないとか、
尿酸値が7を超えるとまずいとか・・・。

経営者や事業責任者であれば、自社を成功に導くためにも、さまざまなプロセスを数字で押さえたいものです。

数字で押さえる。
皆さんの会社では出来ていますか?
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【第962回】 長期休暇明けの仕事始めの日に思うこと

2013年08月19日 | 住宅コンサルタントとして
弊社は昨日までがお盆休みで、今日から仕事はじめです。

このお仕事をさせていただいてからずっとそうなのですが、
長期休み明けの前日が楽しくてしょうがありません。

明日の遠足を楽しんでいる小学生、と言うとちょうど良いかもしれませんが、
また仕事が出来るということは、何とも嬉しいことであり、幸せなことなのです。

そして、この仕事をさせていただいていることに、心から感謝出来る日でもあります。
何せ、新鮮な気持ちで仕事に向きえある日ですから・・・。

この新鮮な気持ちで、毎日のお仕事に向き合えるようになりたいところではありますが、
私自身、まだまだ人間が出来ていません。

疲れが溜まってきたり、アイデアが出てこない時など、テンションが下がってしまうこともあります。
そして、このお仕事をさせていただいているありがたみを忘れてしまうこともあります・・・。

でも、こうした長期休みの間にしっかりと休暇をいただくことで、
改めてこの仕事が大好きであるということを再認識出来ますし、
新鮮な気持ちでクライアント様のところに向かえます。

人間、社会人になると、仕事をする時間が最も長くなります。
自分が就かせていただいている仕事を好きでいられるということは、
それだけ人生を楽しめているということだと思います。

私のそういう部分を我が家の子どもたちは見てくれているのかは分かりませんが、
長男も次男も、朝早く家を出て、勉強と部活を頑張ってきくれているようです。
で、夜遅く帰ってきて、そこからまだ宿題とかもちゃんとやっています。

何より学校に行くのを楽しんでくれているように私の目には映ります。

仕事が楽しい。
学校に行くことが楽しい。
やるべきことをしっかりとやって、オンとオフのメリハリをつけ、
また年末の長期休暇明けの際にも同じ気持ちでいられるよう、
年末まで頑張りたいと思います。
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【第961回】 トコトン考える

2013年08月18日 | 住宅コンサルタントとして
私の仕事は、世間一般的に言うと「経営コンサルタント」と言えると思うのですが、
実際にやっている仕事は多岐に渡ります。

その中でも、いろんなクライアント様の広告や雑誌への掲載記事のデザイン&コピー制作、
更には営業ツールの制作などのウエイトは非常に高いです。

ゆえに、私の仕事場(大きな6人掛け用のダイニングテーブル)は、
描きかけの広告のラフや資料で常にごった返しており、
更にテーブルの上は消しゴムのカスだらけだったりします。

これまで数えきれないくらい、
いろんなクライアント様の広告や雑誌記事のデザインとコピーを制作させていただいてきましたが、
0から1を生む際の苦しみは、今も全然変わりません。

いや、むしろ、広告の奥の深さを知るに連れて、むしろ上がっていると言えます。
で、アイデアが出て来なかったり、アイデアはあるんだけどそれをアウトプット出来ないことなどしょっちゅうです。

トコトン考えて、でもアウトプット出来ない時にどうするか?

そんなときは、一旦その仕事を手掛けることをやめ、別の仕事をしたり、
仕事そのものを放棄したりします(←おいおい)。

で、別のことに没頭します。

スポーツをしたり、寝たり、本を読んだり、YOU TUBEで動画を見たり・・・。

しかしながら、その間も脳はいろいろと考えてくれているようで、
眠っている中でアイデアが浮かび、夜中に起きてそれをまとめたり、
トイレや飛行機の中でアイデアが湧いてきて一気に片付くことなどもあります。

真剣にアイデアを考えに考えると、
脳はアウトプットするために過去の莫大な情報のデータベースの中から最適なものを
勝手にピックアップしてきてくれると言われています。

寝ている時も、他のことをしている時も、それをずっとしてくれているそうです。

ですから、トコトン考えるだけ考えて、アイデアが出ない時は別のことをして気分転換するというのは、
実は非常に理にかなっているとも言えます。

で、なかなかまとまらなかったアイデアが、イタリアに行っている間にまとまりました。
後、住宅会社が2015年以降に取り組むべきことについても、ぼんやりとアイデアが出てきました。

いやいや、いつもながら助かります。

この脳の働きで大切なのは、日頃からどれだけいろんな情報を脳にインプットしておくことかだと思います。
だから、興味が無いことや直接今すぐに役立たないことでも興味を持って調べるようにしておくと、
いざというときに自分の脳は助けてくれるのだと思います。

トコトン考える。
いろんな情報を仕入れる。
皆さんは出来ていますか?
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【第960回】 商売で大切なことを改めて実感する

2013年08月17日 | 住宅コンサルタントとして
日本に、そして自宅に無事、帰ってきました。

自宅に帰って、まずは娘ワンコの杏を私と家内で取り合いし、
子どもたちともスキンシップを取った後、私はすぐに近所のスーパーにお買い物に行きました。

イタリア料理は確かに美味しい。
個人的にはアメリカやフランスよりも全然美味しい(スペインも美味しいです)。

でも、やっぱ日本人は和食でしょ!

ということで、わかめ、きゅうり、豚肉、しょうが、ごぼう、納豆、豆腐などを購入し、
納豆ごはんと豚汁、そしてきゅうりとわかめの酢の物をつくりました。

いやいや、日本に生まれて良かった~!

と、個人的はことはこの辺にして、
商売繁盛のポイントについて、イタリアで感じたことをまとめてみたいと思います。

来年の夏、カナダに行く予定だったのですが、実は帰りの飛行機の中で、
私も家内も「来年もヴェネツィアに来たい!」という気持ちでした。

とにかく、魅力的なのです。
そして、滞在していて楽しいのです。

そのポイントは、実は我々が日本で商売をする時も、とても参考になるポイントがたくさんあると思います。

個人的にまとめてみると、以下のようになります。

・空港や船の乗り場が、観光地であるヴェネツィアは最高に分かりやすい
・とにかく人がたくさんいて、街に活気がある
・海を眺めていても、人や船の往来が頻繁になり、常に街の中に動きがある
・レストランの店頭には、メニューが置かれていて、価格や内容を発信している
・飲食系のテーブルの大半は、外に置かれていて、みんなが外で食べているので、自分たちも入りやすい
・小物やファッションのお店の店頭のウインドウのディスプレイが、とてもセンスあふれる
・店員さんは気さくだが、別にこちらが買わなくても態度が変わらない。
日本の観光地なんかに行くと、買わないお客様に対して態度が変わる店員さんもいますが・・・

まあ、結論を言ってしまうと、
ヴェネツィアという街自体のマーケティングがしっかりと構築されている、ということです。

分かりやすい。
入りやすい。
調べやすい。
買いやすい。
行きやすい。

こうした環境を街全体で提供出来ているのです。

ヴェネツィアを企業に例えると、マーケティングのレベルは最高レベルですね。

実際、イタリアでビジネスをされている、私のビジネスパートナーさんのお話でも、
「イタリア人にとってもヴェネツィアは別格」だそうですが、
個人的には、「ごもっとも!」って感じです。

街全体で、お客様が自然と集まってくるさまざまな仕掛けが出来ているのです。

例えば、海外で1つのお店でそれなりのお買い物をすると、税金が返ってきます。
その手続きをするカウンターが、ミラノのマルペンサ空港やヴェネツィアのマルコポーロ空港だと
とても分かりやすく、迷わずに行けます。

それは、空港内に、「TAX FREE」と書かれた大きな看板があるからです。

でも、日本に帰ってくると、それらの手続きをどこですればいいのか、
空港の人に訊かないと分かりません。

そうした、ほんの些細な部分でも、差を感じるのです。

そして、行列が出来ている(=お客様で溢れている)お店に、人は通いたくなるという傾向。
とにかく、夏のベネツィアは人で溢れていますから、本当に活気があり、居ると刺激を受けます。

商売で大切なことを改めて実感した旅でした。
コメント
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