鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第165回】 口先の言葉だけでは・・・

2011年06月14日 | 住宅コンサルタントとして
営業センス溢れる人は、数はそんなに多くはないですが、確かに存在します。

頭の回転が速く、相手が何を言わんとしているかを察知し、
それに対し、とても分かりやすい言葉で返すことが出来る。

しかも感性も豊かで、楽しい話のときには満面の笑みで聴くことが出来、
悲しい話のときには悲しげな目で相手の話にうなずく・・・。

こういう、天才的な方が世の中にちゃんと存在するのです。

しかしながら、営業センスが営業成績に比例しているかというと、そういうわけではないのです。
これが、商いのおもしろいところでもあります。

人と会話を盛り上げる技術は、営業マンとしてとても大切ですが、
それだけでは結果につながらない、ということは、お客様は別の部分も見ているということです。

単価が低く、購買頻度の多い商品を売る場合、
担当スタッフのノリや会話のセンスがよく、ルックスもそれなりであれば、
比較的お客様は購入して下さるかもしれません。

しかしながら我々が扱っているのは、単価が高く、購買頻度が極端に少ない住宅です。
お客様は慎重に購入先を判断されるのです。

ノリだけでは売れないです。
口先の言葉だけでも売れません。

お客様が最終的に何を信じて契約書に判をつくのか・・・?
ここを分かった、営業センス溢れる人こそが、トップ営業マンとなれるのです。
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