鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【2193回】 一年を振り返って

2016年12月31日 | 住宅コンサルタントとして
2016年は、どんな一年でしたか?

私自身、振り返ってみると、今の仕事に没頭するあまり、
新しい出会い求めることに対し、全くと言っていいほど手を打てていないない、
ということが反省点。

自分の仕事を考えた場合、現状の深堀を80%、
新しいことへのチャレンジを20%くらいの比率で行わなければならないのですが、
2016年は正直、現状深堀を95%くらいの比率でやっていたのでは、と思います。

逆に良かった点としては、2020年過ぎまではこういう展開をしていけば、
住宅会社として地域の方々に自社の世界観を理解していただくことができるであろう、
ということの手応えを感じることができた、ということ。

それから新築事業に参入して下さっているクライアント様が各社、好調だということ。

ただ、住宅業界だけでなく、さまざまな市場での進化が激しく、
ちょっと気を抜くとすぐに通用しなくなる時代です。

所得の二極化に加え、人口減、晩婚化により、
住宅を必要とする世帯はますます減少していくことでしょう。

更に、強者しか市場に残っていない中、競争のますますの激化が予想されます。

そんな中、良い家づくりに真剣に取り組んで下さっているクライアント様が、
より多くの家づくりに携わられ、地域社会に貢献されるよう、
私自身、更なる成長、更なる研究を重ねていきたいと思っております。

2016年も本当にお世話になりました。

また2017年もどうぞよろしくお願いいたします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【2192回】 長男の誕生日

2016年12月30日 | 人として
昨日は我が家の長男の17回目の誕生日でした。

長男が5歳の時の4月に、北海道の旭川から伊丹に転勤で戻ってきて、
伊丹市の幼稚園に通ってすぐのある日、突然夜、「お腹が痛い・・・」とうめき苦しみました。

すぐに救急病院に連れて行きましたが、原因はその場では分からず、
容体が落ち着いた後、家に連れて帰りました。

その後、数日して、今度は口から大量の吐血が・・・。

すぐに救急車を呼び、病院に行って大阪大学付属病院に緊急入院。

原因を突き止めるために、検査入院をしばらくした結果、
膵臓と胆のうから合流する管が太すぎて、逆流することが原因ということが分かりました。

もしこの時、旭川に居たとしたら、
阪大病院の診察を受けることが出来ていなかったとしたら、
ひょっとしたら今は無いかもしれなかったかもしれない。

それくらい、重病だったのです。

検査入院の間、一切食べ物は食べられず、
そこから手術した後もまた、食べられない。

5歳の男の子が、1か月近く、点滴だけで過ごして、
周囲の人がおいしそうにいろんなものを食べているのを我慢している長男を
家内も私も胸がいっぱいになりながら、応援していました。

代われるものなら、自分が代わってあげたい、と何度、思ったことか・・・。

そしていよいよ手術当日、5歳の長男がとても落ち着いて手術室に入っていく後ろで、
号泣しながら先生にお願いする私と家内。

手術は無事、成功しました。

それ以降、大きな怪我も病気も無く、身長も私を大きく超え、
成長してくれた長男。

毎年、長男の誕生日の時、「無事、今日まで生きてくれて、本当にありがたい」と思います。

本人の成長を見守り、陰ながら良い環境をつくって、
これからも子どもたちを目一杯、応援していきたいと思います。

ちなみに長男は、佳子様と錦織圭君と誕生日が同じです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【2191回】 優れた経営には、優れた思想がある

2016年12月29日 | 住宅コンサルタントとして
昨日からオフを頂戴しております。

日頃、なかなか時間が取れないので、定期的に見ることができなかったカンブリア宮殿を見たり、
アマゾンで爆買いしたビジネス書を読んだりしていると、あっという間に1日が終わりました。

カンブリア宮殿では、京都の和食屋さんの菊乃井さんの回、
船橋の大人気のパン屋さんであるピーターパンさん、
それから静岡県西部のたこ満さんを見ていました。

いずれもお客様の心をガッチリと掴み、業績は順調かと思いますが、
それぞれの経営者の方はただ、業績のことだけを考えているのではない、
ということが、共通しているよなぁ、と感じました。

お客様が本当に喜んで下さることだけを目標として経営されているのです。

これは番組の中では放映されていませんでしたが、
おそらくこれらの企業では、売上目標とかは特に無いのではないか、と思います。

もしくはあったとしても、経営者や幹部どまりであって、
現場でお客様と接するスタッフさんは、とにかくお客様に喜んでもらえることをしましょう、
くらいにしか指示がなされていないと感じました。

船橋のピーターパンさんのパンを食べたいがために、
船橋から引っ越ししたくない、とおっしゃっているご家族があったり、
出来立てのパンをテラス席で食べているうちに地域の方々のよりどころとなり、
地元の人たちにとってなくてはならないパン屋さんになっている。

これ、思いっきり地域貢献やなぁ、と思うのです。

いずれの経営者も、社員さんを大事にし、社員さんの成長を応援し、
お客様に満足していただくことを目標に日々のお仕事に取り組んでおられる。

戦略だの、営業手法だの、
そういうことよりももっと大事なものがある、ということを学ばせていただきました。

優れた経営者には、優れた思想があります。

自分自身、この冬、またしっかりと学びたいと思っています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【2190回】 土地選定

2016年12月28日 | 住宅コンサルタントとして
昨日は、新築事業に新規参入されるクライアント様のところにお伺いしておりました。

会社の屋号も決まり、ロゴもほぼ決まり、
どの商品を売るのかも決まっているのですが、
出店するエリアのモデルハウスや事務所を建設する土地探しで
かなり難航しておりました。

なかなか良い立地の土地が見つからない。

地域の不動産会社さんにも何件か行きましたが、
モデルハウス建築に適した土地が本当に無いのです。

で、昨日、そのエリアのナンバー1の金融機関のエリア責任者の方に
クライアント様の社長からアプローチをしていただき、
金融機関さんの紹介の元、不動産会社さんに連れて行っていただきました。

すると、地主さんが地域のしっかりとした不動産会社さんに貸したい、と相談したばかり、
しかもそのエリアのメインストリート沿いの土地を紹介していただけました。

もう、即決でした。

さすが、地域ナンバー1の金融機関さん。
自分たちで地元の不動産会社さんをどれだけ回っても出てこなかった情報が、
たった1時間で出てきたのです。

いろんなエリアで新築事業参入のお手伝いをさせていただいておりますが、
モデルハウス建築の土地に関しては、必ず私自身もチェックをさせていただきます。

立地次第で、地元に知名度が浸透するスピードが大きく異なるからです。

昨日の土地の立地の良さは、
過去いろんなクライアント様が全国各地で出店された立地の中でもトップクラス。
間違いなく、オープン前から地元で話題となることでしょう。

土地だけは、現地に足を運び、通行量や周辺の建物の高さを見たりして、
モデルハウスをどこに建てて看板をどう設置するか?
駐車場をどうつくるのか、などをイメージしなくてはなりません。

昨日、紹介していただいた土地は、間口も周辺の通行料もバッチリ。
しかも通行する車に対し、世界観もしっかりと表現できそうです。

このクライアント様の土地選定が出来ていなかったことが気がかりでしたが、
候補地が決定し、後は地主様との交渉のみ。

安心して年を越せそうです。

本日より、弊社は年末年始の休暇に入らせていただきます。

今年も一年、クライアント様やビジネスパートナー様には本当にお世話になりました。

2017年も全力で仕事に取組みますので、どうぞよろしくお願いいたします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【2189回】 首都圏や関西圏の住宅のレベルの低さ

2016年12月27日 | 住宅コンサルタントとして
残念ながら、日本の住宅のレベルは、全体的に見ればまだまだ低い。

意匠面でもそうですが、性能面では終わっているといった状況です。

大手ハウスメーカーで言えば、スウェーデンハウスさんと一条工務店さんのみが、
性能面で言えばまともな家を造られていますが、
それ以外の大手の家は、冬、メチャメチャ寒いですし、夏は耐えられない暑さです。

もしこのブログを読んで下さっている一般の方で、
自宅が各部屋を閉め切っての局所暖房をしなければ、家が暖かくならない、
という状況であれば、性能面ではかなり劣っている家と思っていたただいた方が良いです。

先進国における世界レベルで言えば、暖房機1~2台を回せば、
家じゅうの温度が20℃を維持できる、というのが、当たり前。

トイレの中も、脱衣室や浴室の中も、ウォークインクローゼットの中まで
温度が15℃を下回らないというのが、標準レベルだと思って下さい。

断熱、気密、換気、暖房という
4つの基本的な知識と正しい施工技術を持っている住宅会社であれば、
性能面において先進国の世界的なスタンダードの家を建てることは可能なのです。

なぜ日本の家のレベルが低いかと言えば、
先ほど挙げた2社以外の大手ハウスメーカーのレベルが低すぎるということと、
都会においては不動産会社が土地を仕入れて区画割し、
そこに外注の施工会社に丸投げし、安い家を建てさせるという建売住宅が、
日本における住宅供給のスタンダードだからです。

都会の不動産会社や下請け建築業者の中で、
建築の性能面について正しい知識を持っている割合は限りなく低いです。

皆、コストを下げることしか考えていない。

また、知識を持っている会社でも、
正しい施工方法を知らなかったり、現場における段取りが非常に悪かったりして、
素晴らしい商材を採用しながら誤った施工をし、
結果、本来出せるべき性能を出せていない住宅会社もあります。

電気業者、大工、設備、断熱業者などを含め、
さまざまな工事をする業者のレベルも低いケースも多々、あります。

東海圏や日本海側の新潟~福井、それから東北、北海道、南九州では
良い住宅会社が多々あるのと比較して、
首都圏や関西圏は本当に少ないのが現状です。

日本の住宅のレベルを変えたいという思いを持っている、
首都圏や関西圏の住宅会社がもし、おられたとしたら、
何らかのお力になれれば、とこっそり思っていたりします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【2188回】 エイベックスの松浦社長の発言

2016年12月26日 | 住宅コンサルタントとして
エイベックスの松浦社長の12月22日に更新されたブログが、注目されています。

そのブログの内容は、以下の通り。

「労働基準監督署は昔の法律のまま、
今の働き方を無視する様な取り締まりを行っていると言わざるを得ない。
例えば去年9ヶ月間で労働基準監督署が監督指導をした事業場8,500のうち
法令違反があると指摘された事業場はどのくらいあるか分かるだろうか。
その数は6,500事業場にも及んで、75%以上が何かしらの違反とみなされている状況。
そもそも法律が現状と全く合っていないのではないか」

「それぞれの業界にはそれぞれ特殊な事情がある。
労働時間だけに縛られていたら為替のディーラーの人達は仕事にならなくなる。
病院で働いている人は労働時間と治療とどちらを優先するべきか。
美容師の人達、学校の先生、、、自分の夢を持ってその業界に好きで入った人たちは
好きで働いているのに仕事を切り上げて帰らなければならないようなことになる」

「望まない長時間労働を抑制する事はもちろん大事だ。
ただ、好きで仕事をやっている人に対しての労働時間だけの抑制は絶対に望まない。
好きで仕事をやっている人は仕事と遊びの境目なんてない。
僕らの業界はそういう人の「夢中」から世の中を感動させるものが生まれる。
それを否定して欲しくない。
だから時代に合わない労基法なんて早く改正してほしいし、
そもそも今のキャンペーンは労基法の是正が遅れているにも関わらず、
とりあえず場当たり的にやっつけちまえ的な不公平な是正勧告に見えてならない。

労基法の改正は、長時間労働の抑制だけじゃなく、元々議論されているように
その改正が働き方の多様性に対応するものであってほしいと願う。
形ばかり国民のためを思って行っている事だとしたら、好きで仕事をやっている人の制限をし、
日本企業の海外競争力を弱める事にもつながる」

以上、原文のまま。

個人的にはこの意見に120%賛成です。

仕事が好きで好きでたまらない人もいれば、
仕事よりもプライベートを楽しみたい人もおられるでしょう。

人それぞれ、個性があるのです。

長時間労働を義務として押し付ける企業は問題があるかと思いますが、
労働時間のみで違法という杓子定規的な労働基準監督署の判断は、違和感を感じます。

私、社会人になって最初に働かせていただいたメーカーで、
早く一人前になりたく、トップ営業マンにもなりたく、稼ぎたかったため、
夜9時頃まで営業し、毎日深夜1時、2時まで働いていました。

それを苦痛と思ったことはありませんでした。

ただ、社会人になって8年目に「e21」というキャンペーンが組まれ、
夜21時には事務所を出なくてはならないルールになったのです。

それが苦痛で苦痛で、自分自身はもっと仕事がしたいのに、
自主性に任せてもらえず、一方的に会社を追い出された訳です。

それがつらく、もっと若い間に量稽古をやっておかないと40代、50代になったとき、
仕事が出来ないオッサンになってしまうと思い込んでいたこともあり、
もっと自分を成長させられる企業に転職しようと思ったのです。

それも1つのきっかけとなり、コンサル会社に転職しました。

ただ、前職の会社も、労働時間は相当厳しくなったみたいで、
以前のように会社に泊まり込んで仕事をさせてもらえなくなった、ということを
風のうわさで耳にしました。

良かった、独立して(笑)!
今、好きなだけ仕事をしても、誰にも何も言われませんもの(笑)!

人の個性を認めず、何でも杓子定規的に強制させるのは、個人的に反対です。

なかなか言いにくいことをはっきりとおっしゃって下さった松浦社長。
思いっきり共感します。

長時間労働を強制したり、セクハラ、パワハラは絶対に反対ですが、
働きたい人を強制的に働かせないということに関しては、
もっと慎重に議論を重ねて欲しいと思っています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【2187回】 業界の基準を変えていくのは、新規参入企業&若い経営者

2016年12月25日 | 住宅コンサルタントとして
2017年以降、これまでの住宅業界で成功したビジネスモデルは、
急激に通用しなくなっていくことでしょう。

単独のモデルハウスを持っていて、それをただ単に公開しているだけ。
何の変哲もない完成現場見学会を開催しているだけ。
住宅雑誌に自社を掲載しているだけ。
TVでCMを流しているだけ。
web上でリスティングに経費をかけて、web対策を徹底しているだけ。

こうしたことは、事業を継続していく上で必要不可欠なのですが、
これだけやっていても市場のユーザーの間で評判が広まっていくかといえば、
なかなか広まらなかったり、時間がとてもかかってしまうことでしょう。

地域によっては、住宅会社、工務店のレベルが著しく低く、
単にちょっとイケてるモデルハウスを建てるだけで地域で評判になるケースもまだありますが、
その地域にイケてる住宅会社が数社、出来ると一気にお客様が感化され、
モデルハウス(=家)の良さだけしか伝えようとしていない住宅会社は、
一気にお客様の来場が少なくなるのです。

私自身、こういう展開をすれば、お客様に自分たちの世界観を理解していただけ、
そのお客様が家を建てたくなった時、必ず相談をいただける環境をつくれるだろう、
という発想が固まっています。

これは住宅業界だけの発想、経験では絶対に出てこないアイデアですが、
住宅業界の基準が変わっていくことでしょう。


すでに展開していただいているクライアント様、
更にはこれから更にアイデアを進化させた形で取り組んでいただけるクライアント様がいますが、
こうしたことに取り組んでいただける住宅会社様とは、
そもそもずっと以前から住宅会社だった訳ではありません。

ほぼゼロからスタートした会社ばかりなのです。
しかも経営者の感性が若い。

2020年までに住宅業界を取り巻く環境も、
お客様の感性も大きく変わっていくことでしょう。

業界の基準を変えていくのは、新規参入組&若い経営者なのです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【2186回】 好きで好きでたまらない気持ちが大切

2016年12月24日 | 住宅コンサルタントとして
個人的に住宅業界に特化したコンサルティングという、
今の仕事が好きで好きで仕方ありません。

もうすぐ11年と5か月になりますが、
未だにまったく飽きとか慣れという気持ちが皆無です。

毎日、新鮮な気持ちでお仕事に向き合えますし、
クライアント様のところに移動している間も、結構ニヤニヤしています(←気持ち悪い・・・)。

住宅業界の変化のスピードはハンパなく、
これまでのやり方がドンドン通用しなくなっていますので、
クライアント様が市場のユーザー様から必要とされる企業になるために、
どんなことに取り組んでいただかなければならないか?

こうしたことを常に考えている中で、危機感はハンパありません。

でも、この仕事、大好きなんです。

おかげさまでこの大仕事をさせていただいて11年と5か月になりますが、
長い期間、ご縁を頂戴しているクライアント様が本当に多くて、感謝の気持ちでいっぱいです。

個人的な考えですが、今の仕事に感謝し、今の仕事が大好きな人を
一般的な人は応援したくなると思うのです。

いやいや仕事をしている人を応援したくなる人って、おそらくいませんよね?

だからすべてのビジネスパーソンは、
今の仕事を好きで好きでたまらない気持ちになることが大切かと思います。

会社や上司、同僚とのご縁。
お客様とのご縁。
今の環境。
こうしたことに感謝し、ポジティブに楽しく仕事をしている人は、
いろんな方から応援していただけるようになるのです。

好きで好きでたまらない。
仕事にこうした気持ちを持つことが出来ていますか?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【2185回】 営業マンの人格とお客様の人間性は比例する

2016年12月23日 | 住宅コンサルタントとして
「良いお客様になかなか出会えない」
「最近のお客様、予算が無い方ばかり・・・」
「とにかく値引き交渉が多いお客様が増えている」
「本当に競合が多いんですよ・・・」

と、良いお客様と出会えない、とか、良いお客様が減少している、という営業マンがいます。

でもこれには原因があるのです。

要は営業マン自身から良い波動が出ていない。
営業マン自身に魅力が無い。
思考がネガティブ、マイナス思考。
自分自身を磨く努力をしていない。

ただ、それだけの話。

先日、日本一の住宅会社様にお伺いしていた時の話ですが、
同じ支店で同じ商品を売っているのにもかかわらず、
競合がほとんどなく、値引きもほぼ無い営業マンもいれば、
なぜか毎回競合が多く、値引きばかりしている営業マンもいるのです。

同じ商圏で、同じ商品を同じ価格で販売している。
その支店でお客様を平等に担当するようになっているのに、
営業マンによって競合がほとんどない営業マンと、
値引きをしないと契約できない営業マンがいるのです。

競合がほとんどない営業マンは、自分自身がお客様の立場の際、
価格だけで判断せず、値引き交渉もしない人が多いと感じています。
それよりも、担当して下さるスタッフさんの対応力や人間性を判断し、
「この人から買いたい」と思える人なのです。

自分自身、価格が全てでは無いという価値観を持っている人なんですね。

こういう感性を持っているので、自分が営業マンの立場の時は、

「どういう営業マンになれば、お客様は自分から買いたいと思って下さるのかな?」

と考え、自分自身の姿勢やファッション、話し方などを
レベルアップしようと日々、努力されているのです。

一方、毎回の商談で必ず競合が発生する営業マン。
値引き要請ばかりお客様から依頼される営業マン。
クロージング時にまだ競合が土俵に残っている営業マンに共通するのは、
お金や値引きにおける損得や、性能における勝ち負けなどが商談時の話題の中心である、
ということなのです。

その根本的な原因は、営業マン自身の価値観、人格にあるのです。


良いお客様に恵まれない、という営業マンは、
自分自身の価値観を変え、自分を磨く努力をし、
素晴らしい人の考え方や習慣を学び、真似するべきなんです。

人格を変えなくては、良いお客様から必要とされないのですね。

だから弊社では、営業マンの研修をさせていただく際、
とにかく人間性を向上させるよう、学び、経験して下さい、
ということをしつこくお願いするのです。

営業マンである以上、自分を磨き続けるしかないのです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【2184回】 TBSが面白い

2016年12月22日 | 住宅コンサルタントとして
今から10年くらい前まで、テレビ局で圧倒的に強かったのはフジテレビでした。

自宅のテレビもほぼ、フジテレビ。
朝はめざましテレビを見ていましたし、
他局で見たいテレビ番組が無いときは、
ほぼフジテレビ(関西では関西テレビ)の8チャンネルをつけていたと思います。

でも今、我が家でフジテレビ系の番組を見るのは、
「ボクらの時代」「競馬中継」だけになってしまいました。

特に朝、めざましテレビは全く見なくなりました。

朝からやかましいし、内容的にも深く無いことが多く、
どうも自分たちにフィットしませんでした。

で、今我が家の朝は、TBS系の「あさチャン」が流れています。

夏目三久アナウンサーのさわやかな声。
それから何と言っても、石井アナのスポーツコーナーがとにかく時間たっぷりで、
しかも取材もかなり深堀してくれているので、本当に楽しみにしています。

特にテニスの大会で錦織圭選手が出ている試合の解説に関しては、
石井アナと沢松奈生子さんのトークが盛り上がり、
相撲では夏目アナも結構熱くなっているところとかが本当に楽しいのです。

また先日終了した「逃げ恥」しかり、ちょっと前の「半沢直樹」しかり、
TBSの番組、魅力的になってきていると思います。

10年前とかは、TBS系がどん底で、テレビ東京も認知度が低く、
日本テレビがガンガン来ていて、テレビ朝日の個性がちょっと目立ちだしたくらいだったと
自分なりに記憶しています(←間違っていたらごめんなさい)。

ただ、そこからテレビ朝日やテレビ東京は個性的な番組を多々、制作し、コアなファンを掴み、
TBSもここに来て、朝の情報番組なのに伝える情報を絞り、
そこをかなり深く伝えるようなりました。

恐らく、もうちょっとしたらTBSはもっと上位に行くのではないかと思います。

ただ、これだけ思い切って変われたのは、どん底を味わったからではないか、とも思うのです。

どんな企業も、業績が好調のうちに、大幅な改革はなかなか出来ないですよね?


これは住宅会社でも同じで、今、受注が順調ではない、
もしくは組織内がしっくりきていない時こそ
大改革する良い機会なのです。

今、順調なことが、将来の禍のきっかけともなりかねないし、
今、不調なことが、将来の飛躍の源になるかもしれません。

そう、「人間万事塞翁が馬」なのです。

というわけで、まだ「あさチャン」を見られていない方は
一度、朝チャンを見られてはどうでしょう?

夏目三久アナのさわやかな声と石井アナのスポーツコーナーがおすすめです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【2183回】 紹介が多い会社と少ない会社の違い

2016年12月21日 | 住宅コンサルタントとして
「類は友を呼ぶ」という言葉があります。

似通ったもの同士、自然と集まるということです。

「自分の周囲に良い人がいない」と言っている男性、女性がいますが、
このことわざからすれば、単純に自分に魅力が無いだけの話です。

周囲のせいにしていても、何にもならない。

また住宅会社でも紹介が多い会社と少ない会社があります。

紹介の多い会社の特徴とは、まず素直でポジティブ。
自分たちもいろんな方にいろんな人を紹介するのが大好き。
要するに、お世話好きな体質の会社が多いです。

周囲から何か言われたりされるのを待っている感じでは無く、
自分から積極的に動くタイプの会社なのです。

日頃から周囲に困っている方がいたら、その人のために何かして差し上げるような会社は、
やはりいろんな方から紹介をしてもらっているなぁ、と感じます。


一方、紹介が極端に少ない会社はどうか?

周囲にも人にも関心が無い。
基本的に素直ではなく、ネガティブ。

「どうせそんなことやっても、成果につながらないでしょ!」
「めんどくせぇ」

というような感じで、現状を変えようとせず、楽して成果を求める体質の会社が多いです。

人に何かをしてあげるのも、面倒くさがったりします。

こういう体質の会社は、やはり紹介が非常に少ないのですね。


自分の身に起こっていることには、必ずその原因があります。

人脈の輪が広がっていかない。
紹介の輪が広がっていかない。
それには、必ず理由があるのです。

紹介が多い会社になりたいですよね?

そのためには、自分たちは何を変えなくてはならないと思いますか?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【2182回】 住宅業界の営業マンの法則

2016年12月20日 | 住宅コンサルタントとして
個人的に、住宅業界の営業マンには法則が存在すると思っています。

20代は、一生懸命仕事に取り組むことでお客様から可愛がられ、結果、選んでいただけます。
30代は、家を建てるお客様と同じ世代なので、お客様の気持ちがよく分かります。
「あの営業マン、私たちのこと、よく分かってくれている」ということが評価され、
結果、お客様に選んでいただけることが多いのです。

20代、30代半ばまでは、追い風が吹いている中で仕事をさせていただいているようなものです。

営業マンの真の実力は、30代後半から40代、50代で出るのです。

家を建てるお客様の気持ちが30代前半の頃のように共感できない。
だからこそ、自身の実力のみでお客様の対応をしなくてはなりません。

自身の人間力を磨いていない営業マンは、お客様から

「なんか、あの人のこと好きになれない」
「自分が言いたいことばっか、言ってくるよね」
「ちょっと上から目線というか、エラそうに聞こえるよね」

と思われがちなのです。

自分自身に謙虚さや人間的にかわいらしさが無ければ、
普通に話をしているだけでお客様には
「この人、自分が思う方に話を持っていってる」と
思われてしまったりするのです。

特に40代になって、損得の話、キャンペーンや値引きの話だけでしか
お客様と会話できないような営業マンは、何の価値もありません。

そうならないためにも、自分自身の考え方、姿勢、人間性を高めておかなくてはならないのです。

そのために、いろんな方の考え方を学ぶ。
知らないことを知ろうとする。
いろんなことに関心を持つ。
本を読む。
一つのことを深堀して考える。
常に謙虚な気持ちで、周囲の方に感謝して生きる。

こうしたことを若い間にしっかりとやっておかなければ、
40代になって苦労する。

住宅業界の営業マンの法則です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【2181回】 素敵なデザイン×高性能住宅に住むと・・・

2016年12月19日 | 住宅コンサルタントとして
自宅兼事務所を新築して、引っ越ししてから1年ちょっと経過しました。

デザインにもこだわり抜き、性能にもこだわった我が家。

入居して1年が経過して暮らしがどうなったのか・・・?

1.とにかく嫁さんが掃除をマメにするようになり、いつもキレイになった
2.キッチンの高さがピッタリで、腰に負担がかからないせいか、明らかに料理の品数が増えた
3.窓の結露が無いので、ストレスが溜まらない
4.家じゅう温度差がほぼ無いので、冬でも洗濯物がよく乾く
5.収納と動線が抜群なので、家が散らからない
6.冬なのに足元が寒くない
7.お風呂の温度が冷めないので、朝、追い炊きが2分以内で完了する
8.雨が降っているのが家の中にいると分からない

などなど、数えきれないくらい、生活が変わりました。

人間、環境に左右される生き物です。

家が洗練されていると、そこで暮らす人も洗練されます。

お洒落になり、いつもきれいにしようとするので、掃除や片付けの習慣が身に着くのです。

そしてキッチンの高さは92センチに設定しているのですが、
これが腰に負担がかからないのですね。

私も休日は料理をしますが、明らかに料理をしていて楽しいのです。
だからレパートリーが増えました。

正直、食事をしていても美味しいので、ついつい食べ過ぎてしまい、飲み過ぎてしまう・・・。
だから体重が増えてしまったのです。

ゆえに、今、禁酒することになったのですが・・・。

夏も冬も快適で、本当に日々の暮らしが変わりました。
良い家に住むと、そこに住む人の人生は素晴らしいものに変わるのです。

自分自身、本当にそれを体感できました。

だからこそ、日本の住宅の基準を変えていきたい!
性能面、デザイン面で、もっとレベルを上げていきたいと思っています。

そのためにも、もっと勉強していかなくては!
2017年も精進します。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【2180回】 新たなビジネスモデルをつくっていく

2016年12月18日 | 住宅コンサルタントとして
まだ詳しいことは一部のクライアント様にしか言えませんが、
ちょっと住宅会社の新しい形がイメージできました。

年末に来て、ちょっとアンテナの感度が上がっているのかな・・・?

ただ家をつくるだけではダメ。

デザイン面も素敵。
性能は申し分なし。
そして手の届く価格を実現する。

これができている住宅会社は、今はまだ勝負できます。

しかしながら、ショボイ住宅会社が淘汰され、
イケてる会社同士の戦いになったとき、
スタッフさんの人間力に加え、もう一つ二つ、欲しいのです。

そのヒントが、一昨日の夜中、降りてきたんです(笑)。

2017年~2018年にかけて、このスタイルを実現させ、
地域のお客様に喜んでいただき、無くてはならない企業になる。

恐らく実現できると思うのです。

新たなビジネスモデルをクライアント様と共につくっていきたいと思っています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【2179回】 基準を変える会社

2016年12月17日 | 住宅コンサルタントとして
昨日は4年前に新築事業に新規参入されたクライアント様のところへ・・・。

圧倒的な地域一番店になられ、更に来年はそのポジションが盤石になる手応えです。

来期への繰り越し物件は過去最多であり、
更に11月、12月の見学会の集客も非常に良く、
年末年始にお返事を頂戴できるお客様も多数、おられます。

粗利益率も理想的な数値まであと一歩のところまで来ています。

昨日、受注分析をしていたのですが、
新築事業に新規参入してまだ4年なのにもかかわらず、
OB様紹介がメチャメチャ多いのです。

商売を続ければ続けるほど、商売がやりやすくなっていく、
という流れになっていっています。

商売の王道のど真ん中を進んでいただいている感じです。

でも、そういう状況になるのには、当たり前のことを徹底的にされているから、
というのは言うまでもありません。

一つ例を言えば、商談中のお客様のお子様のお名前を皆で共有化する。
お子様連れのお客様が来場される際のお子様の対応に関して、
事前に万全の対策を打っているのです。

当然、二度目の来場からは、お客様のお子様をお名前で
スタッフ全員、当たり前のように呼ぶのです。

良い家を建てるのは当たり前。
そこにプラスして、お客様ご家族に家づくりを楽しんでいただくための体制を
スタッフ全員で取っているのです。

家づくりをしている間、お子様が「早くおうちに帰りたい!」など言ったりすると、
ご夫婦は家づくりを楽しむことが難しくなりますよね?

ごうならないよう、しっかりと準備し、お客様に楽しんでいただくのです。

住宅会社というジャンルで言えば、日本最高レベルのおもてなしを
さらっと組織全体で出来てしまうレベル。

もちろん、現状で満足せず、もっと高みを目指しておられます。

スタッフさんの人間性も高く、どこまで進化されるのか、個人的に楽しみです。

こういう会社が、業界の基準を変えていくのです。


皆さんの会社は、ちょっとかっこいい家を建てるだけの会社ですか?
それとも、家づくりをお客様に楽しんでもらうことまで目指している会社ですか?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする