鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4950回】 ハウツーにしか興味が無い経営者・リーダーの下では伸びる訳がない

2024年07月19日 | 住宅コンサルタントとして
個人的にですが、
コンサルタントにできることなんて、
たかだか知れている、と年々、強く感じています。

クライアント様により良い会社になっていただくために、
自分にできる全てのことをやる、と個人的に決めていますので、
各クライアント様が抱える課題を乗り越えるために、
最適な手段を選択し、ご提案させていただきます。

そんな私がここ最近、特にやっていることは、
あるクライアント様の課題をクリアする上で、
その課題が得意な別のクライアント様に
学びに行っていただくこと。

これは昔からやっていますが、
特に近年はその頻度は爆上がりです。

そんな中、視察に行っていただいた方に
必ず聞くことがあります。

「(視察に行っていただいた会社さんの)
どの部分を取り入れたいと思われましたか?」

「(視察に行っていただいた)あの会社の
業績が良い理由はどこにあると思います?」

という質問をさせていただくのですね。

この質問をすることで、
視察をさせてもらった会社さんの
本質を見る目が分かるのです。

そしてこうした問いに対し、
ハウツー、やり方、手法のことしか言及しない方に関しては、
正直、がっかりしてしまいます。

「いやいや、見て欲しいところってそこじゃ無いんやけど・・・」
「本質が全然見えてないやん」

と感じてしまうのです。

今、伸びている優秀な会社の経営者・リーダーは、
もちろんハウツー・手法もしっかりと学ばれますが、
それ以上に視察させていただいた会社が
なぜ多くのお客様から支持を集めるのか、
その本質をちゃんと見ています。

お客様に対する思いとか、
人様に対する気遣いとか、
スタッフさん全体から品格と教養の高さを感じるとか、
とにかくオフィスやトイレがピカピカであるとか、
スタッフさんの挨拶が素晴らしいとか・・・。

ハウツーだけで業績が上がらない、
結局、今家を建てる方は人で選ぶ、
ということが分かっているのです。

ところが、こういう本質が分かっていない経営者・リーダーは、
ノウハウ・ハウツーで売れると未だに思っていて、
視察に行っても見るポイントがズレてしまっている。

こういう見方しかできない経営者・リーダーが率いる組織は、
残念ながら業績が上がることはありません。

厳しいですが、それが現実です。

今、家を建てようと思っている方は、成功している方。

そういう方は、商品や営業手法ももちろん見ますが、
最も見るのは人そのものなんです。

それが理解できない時点で、正直、イタいのです。
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【4949回】 全く売れなかった営業マンが売れ始めるようになった訳

2024年07月18日 | 住宅コンサルタントとして
弊社のクライアント様の営業マンは皆、優秀です。

でも能力は高いのに売れていない営業マンもそれなりにいます。

ここ半年で、売れていなかった営業マンが、
急に売れ始めた理由をまとめると、
結論、お客様が満足できるレベルで
お客様が求める提案や対応が出来るようになった、
ということなのです。

まず1つめの事例は、
お客様の要望をヒヤリングした際、
プラン提案を次回にするのではなく、
その場でやるようにした、ということ。

今、家を建てようと動かれているお客様は、
皆、忙しくて時間がそれほどないのです。

なので今日できることは、今日やって欲しいし、
何なら今、目の前でやって欲しいと思っています。

CADソフトやFPソフトをお客様の目の前で使い、
テンポ良くお客様の要望に応えていくと
売れやすくなっていくのです。

次の事例は、全面降伏をした、ということ。

それまでの自分の人生では、
何をやってもそれなりのレベル以上で出来てきた、
という若いスタッフさんの場合、
すなおに諸先輩の教えてくれることを取り入れられない方もいます。

ところが数年経過しても、自分のやり方では通用せず、
成果が全く上がらなかった方で、
高森勇旗さんの言葉を借りれば「全面降伏」し、
すなおに諸先輩の真似をするようになったら売れ出した、
という方もいます。

3つ目の事例は、お伺いした際にお伝えさせていただきます。

いずれにしても、売れなかった営業マンが
急に売れるようになることは実際にあります。

今、調子が出ていない営業マンこそ、全面降伏あるのみです。
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【4948回】 何を変えるのか?

2024年07月17日 | 住宅コンサルタントとして
昨日、無事に半年以上前から企画をしていたセミナーを
開催させていただくことができました。

全国からたくさんのクライアント様にお集まりいただき、
参加された皆様、大満足の内容だったかと思います。
(一参加者として、私自身、
私の講演したパート以外、本当に大満足でした)

セミナーや勉強会、更には企業視察に参加した際、
「何を学んだのか?」ということも大切ですが、
それよりも大切なことがあります。

それは、「何を変えるのか?」ということ。

学ばせていただいたことの中で、
これまでの自分がやってこなかったことを新たにやるとか、
これまでAという考えをしていたが、それをBに帰る、とか。

考え方を変え、行動を変え、習慣を変え、結果を変えていく。

これが重要だと個人的に思っています。

私自身、昨日のセミナーで変えようと思ったことは、

「意識して心理的に居心地の悪いところに身を置く」

という機会を増やす、ということです。

これまでいろんな経験をしてきて、
気づけば居心地の良いところばかりを選択していた、
と私自身、気づかされました。

居心地が良すぎると、自分を高めようとか、
この場から逃れよういう気持ちに、人間なりにくいのです。

なのでこれまで自分が行ったことが無いところにいくとか、
やったことが無いことにチャレンジするなど、
居心地がよくない、もしくは未経験なことを
必ず毎年行おうと決断しました。

まずは高森さんに教えていただいた、ある地に行きたいと思います。

昨日のセミナーに参加された皆様は、
何を変えようと決断されましたか?
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【4947回】 いよいよセミナー当日

2024年07月16日 | 住宅コンサルタントとして
本日、2024年7月16日は、
弊社が久しぶりにおこなうセミナーの開催日です。

講師には、2023年度、
弊社の全クライアント様の営業マンの中で、
昨対比で最も伸びた営業マンと、
名著「降伏論」の著者、高森勇旗様をお迎えしました。

多くの刺激と学びを得られる1日となります。

昨年10月に高森さんの著書「降伏論」を読み、
猛烈に共感・感動すると、
クライアント様のスタッフさんたちにもススメまくり、
かつ高森さんを講師に招いて、
クライアント様に直接、お話を聴く機会を設けたい、と
心から思いました。

こんな気持ちになった方は、過去、
世界的和紙デザイナーの堀木エリ子さん、
そしてABCクッキングスタジオの志村なるみさん以来です。

そして高森さんの連絡先を探しまくって何とか見つけ、
オファーを出させていただいて、日程調整させていただき、
本日の開催となった次第です。

申込を東大している皆様、どうぞお気をつけてお越しくださいませ。

東京国際フォーラムにてお待ちしております。
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【4946回】 自らが手本となれるよう・・・

2024年07月15日 | 住宅コンサルタントとして
コンサルタントの世界に入って私が矛盾に感じたことは、
本来、クライアント様の商売を繁盛するように導いていく、
コンサルタントの大半が仕事に困っている、ということでした。

仕事に困っているコンサルタントの原因の大半は、
企業からコンサルティングの依頼をいただいても、
契約満了期日の手前で解約されてしまっていたり、
契約満了後に継続の依頼をされていなかったのです。

更に既存のクライアント様からの満足度も低く、
紹介をいただくこともなければ、
むしろクレームをもらっていることが多かったのですね。

そして常に新しいお客様との出会いを求め、
内容の薄いセミナーを企画し、
その案内を大量のダイレクトメールを使って届ける、
ということをやっていました。

自ら繁盛していないコンサルタントに依頼したい企業は
この世に一社も存在しない、と思った私が決めたことは、
たった一つ。

「自らがお手本を示せるコンサルタントになる」
(=自分自身が繁盛していなければ説得力に欠ける)

ということ。

常に多くのオファーをいただいており、
年間のスケジュールがパンパンで、
売れまくっているコンサルにこそ依頼したい、
と自分が経営者だったら思うよな、と考え、
そんなコンサルになる、とまず決めました。

そのために何に取り組まなくてはならないか?

自分なりに考え、決めたことは、

「商売繁盛の本質を徹底的に学ぶ」

ということ。

そして学んだことを徹底して実践し、
改善を繰り返していく、ということしかできなかったのです。

本質的なことを学んでいく中で行きついたのが、

「商売繁盛の本質は、リピートである」
「リピーターが多いお店には、ファンがたくさんいる」
「ファンをつくっていくためには、継続した情報発信と
自らが提供する商品やサービスが、常に進化している」

ということでした。

そしてこれに気づいて始めたのが、
このブログであった訳です。

そして自ら提供する商品・サービスを磨くために
業種問わずファンがたくさんいる企業・お店を調査し、
そこから法則化したことを自らも取り入れ、
かつクライアント様にもご提案していく、ということでした。

クライアント様からよく言われるのが、

「なぜそんなに忙しいのに、
あちこち行く時間を取れるんですか?」

ということですが、
これは時間が空いたからあちこち行っている訳ではなく、
半年~1年前からそこに行く時間をつくっているので、
あちこちに行けているのです。

そして住宅業界で仕事をしている、
未来ある若いビジネスパーソンにお伝えしたいのは、
お客様を幸せにしたいのであれば、
まずは自らも幸せな家庭を築き、
お手本を示せるようになりましょう、ということ。

お手本を示せることで、説得力が増すのです。
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【4945回】 一流の宿から学ぶ

2024年07月14日 | 住宅コンサルタントとして
定期的に通わせていただいている飲食店は
全国に何店舗もありますが、
定期的に通わせていただいている宿は、
実はかなり少ないです。

多くの宿に泊まってきましたが、
建物のセンス、室内のしつらえ、接客、食事、料金と
これらのバランスが取れている宿は、
実は日本にはまだまだ少ない、というのが本音です。

そんな私たちが定期的に訪れたい、数少ない宿の1つが、
山梨にある「STAY366」さん。

クラフトビールとワインをつくっている企業が経営するお宿で、
もうほとんど宣伝もしていない隠れ家的お宿。

昨年、この宿にお伺いし、あまりに素敵だったので
何人かの方にご紹介をさせていただいたのですが、
もう既に皆さん、泊まりに来られています。

宿に着いて名前を言うと、
各スタッフさんから「お待ちしておりました」とのリアクション。

こういうのって基本だと思うのですが、
当日宿泊されるお客様の名前を憶えていない宿も多いのですね。

チェックインの手続きをした後、
すぐに絶景の景色を眺めながらクラフトビールをいただき、
その後、ワイナリーへと移動。

心地良い風を感じながらのワインと、
ゴルゴンゾーラのチーズケーキをいただき、
至極の時間を過ごしておりました。

ホテル棟でもワイナリーでも、
とにかくスタッフの皆さんの対応が素晴らしく、
本当にお話をしていて気持ちの良い方ばかり。

こういう気持ちにさせてくれる宿って、
本当にそんなに多くないんですね。

ベロベロに酔っぱらって部屋に戻って、
お香を焚いて浴槽にバスソルトを入れて入浴していたら、
あまりに心地良くてお風呂の中で寝ていました。
(←危険なのでおすすめしません)

そして夕食。

一品一品に合わせ、私はワインを
家内はティーをペアリングしていただき、
マリアージュを楽しませていただきました。

もちろん、料理も本当にレベルが高く、
最高の時間を過ごすことができました。

お部屋着も最高の着心地で、
夜もぐっすりと眠れました。

一流のレストランや宿からは、
本当にビジネスで何が大切か、ということが学べます。

自分たちが一流を体感することで、
何が足りないのかを学ぶことが出来るのです。

伸びる人は、収入に関係なく、
自分への投資だと思い、一流を体験しているのです。

皆さんは定期的に一流を体験することが出来ていますか?
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【4944回】 セミナーのテキスト配信

2024年07月13日 | 住宅コンサルタントとして
いよいよ7月16日のセミナーが近づいて参りました。

今回のセミナーは、時代の流れに合わせ、
テキストをデータ配信で行わせていただきました。

開催3日前である昨日に、
参加される各社の代表者の方に
セミナーテキストを送付させていただいております。

というのは、弊社のクライアント様の大半が
もうペーパーレス化となっているからです。

日々のコンサルにおけるテキストも
大半のクライアント様がタブレット上で
テキストデータをダウンロードされ、
そこに手書きで帰入する、という形が大半なのです。

なので、紙でご用意するのではなく、
今回は事前にデータ配信という形を取らせていただきました。

そして一昨日、
高森勇旗さんのテキストデータをいただいたのですが、
何とテキストが100ページ超えという量でした。

これ、我が社で全て印刷していたら、
紙の枚数が1万2000枚となり、
ぶっちゃけ紙の在庫数が全然足りなかったです。

そして事前にテキストデータを
参加メンバーの皆様に配布したことで、
何名かの方からテキストを読み込んだ結果、
もう楽しみでしょうがない、というメッセージもいただきました。

ということで、7月16日、東京でお会いしましょう!
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【4943回】 新卒や未経験者で組織をつくっていく重要性

2024年07月12日 | 住宅コンサルタントとして
住宅会社の守備範囲は本当に広いです。

商品を企画開発する。
自社の商品や会社のマーケティングを展開する。
自らお客様を集客し、販売する。
契約後、詳細打合せをおこない、図面を制作し、
図面どおりの建物となるよう、施工をおこなう。
お引渡し後のアフターメンテナンスもおこなう。

商品企画・マーケティング・営業・建築・品質管理・アフターと
それはもう本当に守備範囲が広い。

社内だと営業・設計・積算・コーディネーター・工事・
アフター・広報・総務経理などの部署の方たちと
協力して仕事をしなくてはならない。

外部の方だと例えば、
大工さん・基礎屋さん・設備屋さん・電気屋さん・
左官屋さん・板金屋さん・塗装屋さん・建具屋さん・
建材店さん・木材店さん・サッシ屋さん・仮説屋さんなど。
いろんな方たちと、連携を取ってつくらなくてはなりません。

業務の守備範囲の広さ、社内や外部の方たちとの連携など、
本当に 難易度が高いビジネスだと思います。

多くの方が関わるからこそ、重要なのが
住宅会社の組織力だと思っています。

経営理念や経営者の考えの下、
皆で同じ方向を向いて、協力し合って
はじめて良い家が建てられると思います。

これが

「俺は俺の仕事だけすればいいんだ」

というような考えのスタッフや業者さんがいると
家の品質も大きく下がっていくのです。

皆で協力し合って、ベクトルを一つにし、
「お客様のために」という気持ちでつくるからこそ、
良い家が出来るのです・

こうした心を一つにできる風土は、
基本、新卒や若手のすなおな未経験者で
構成された組織の方が持ちやすい、
と個人的に思っています。

実際、昨日お伺いしていたクライアント様も
今の店長の大半が新卒入社のプロパー社員さん。

本当に皆さん素直で良い感じなんですね。

お客様のために、そして会社のためにという気持ちが
店長の皆様から伝わってくるのです。

これはすなおな新卒入社の社員さんを
丁寧に育成していった賜物だと思います。

一方、お金の力で他社の優秀なスタッフをかき集めている、
私が日本で一番嫌いな住宅会社は、
こういう雰囲気には絶対にならないだろうと思います。

だから一時的に棟数が増えたとしても、
エリアで長い年月、家づくりをやっていく中で
皆の心が一つにならず、良い家もつくれず、
悪評が流れるようになっていくでしょう。

実際にいろんなエリアでそういう話を耳にします。

守備範囲がとにかく広く、
多くの方と協力して仕事をしなくてはならない住宅会社は
新卒や若手未経験者で組織をつくった方が、
長い目で見た時に強い会社になっていくのです。
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【4942回】 新社屋&ショールーム

2024年07月11日 | 住宅コンサルタントとして
昨日、お伺いしていたクライアント様は、
新社屋がこの7月に完成したばかり。

外観デザインや間取りに関しては、
図面で拝見していたのですが、
やはり実際に完成した建物を見るのは、
いつもテンションが上がります。

ということで、新社屋を見学させていただきました。

外観デザイン。
敷地内における配置。
植栽。

全てにおいて非常にセンス良く建てられていて、
見事に自分たちの世界観が表現されていました。

モデルハウスやショールームはもちろんのこと、
例えば打合せスペースやキッズコーナーなど
お客様の目に触れる部分には一貫性が必要です。

今、家を建てようという意思をお持ちのお客様は、
所得がある一定以上の方たちで、
そういう層のお客様は、
住宅会社のありとあらゆる部分から
その会社のセンスや世界観を感じ取っているのです。

皆さんの会社は、
社屋やショールーム、モデルハウスから
一貫性のある世界観を伝えることができていますか?
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【4941回】 顧客の要求に合わせて全てを変えていく

2024年07月10日 | 住宅コンサルタントとして
住宅業界の営業マンに今、求められることは何か?

その中の1つを挙げると、
お客様のやりたいことに共感でき、
更にそれを実現するためのプラン提案が
その場でできることです。

もちろん、お客様の予算内に収めながら。

今、家を建てようと考えているお客様は、
来場前にSNSやYouTubeを見まくって、
ある程度、自分たちがやりたいことが明確です。

自分たちがやりたいことを予算内で
この会社はやってくれる会社かどうか?

お客様はこんな思いで住宅会社を訪れる訳です。

ですから、営業マンに求められることは、

・まずはお客様が本音を話したくなるような、柔らかな対応ができる
・お客様がやりたいことを引き出すためのヒヤリング能力が高い
・お客様がやりたいことに対し、根拠ある概算の金額が提示できる
・プランニング能力がある

ということです。

弊社のクライアント様たちの営業さんを見ていて、
ここ数年、明らかに感じることは、
プランニング能力が高い営業さんが売れている、ということ。

プランニングのことを分かっている営業マンは、
ヒヤリング時により深いコミュニケーションが取れるのに対し、
プランニング能力が無い営業マンは、
ヒヤリング時のコミュニケーションが浅くなってしまうのでしょう。

ひと昔前は、お客様は具体的なプランイメージを持たずに
住宅会社を訪問してくれていたため、
プラン提案をその場でやる必要は無かったのですが、
今はお客様に目の前で描けた方が、
お客様のリアクションが全然良くなるのです。

すあわち何が言いたいかというと、
外部環境の変化やライバルの変化に合わせて、
お客様が求めるものは常に変わり続けるので、
それに対応し続けられるか否かが
会社の業績の分かれ目になる、ということです。

皆さんの会社の営業さんのプランニング能力は高いでしょうか?
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【4940回】 売り場が汚いと、絶対にうまくいかない

2024年07月09日 | 住宅コンサルタントとして
小売業であれば、売り場や店舗。

住宅会社で言えば、モデルハウスやショールーム。

このお客様をお迎えする場所が
清掃できていない、もしくは汚いと、
何をやってもうまくいきません。

敷地内の雑草が生えている。
ショールームやオフィスの街灯や照明の電球が切れている。
敷地内の駐車スペースの白線が剥げている。
敷地内のアスファルトがひび割れしている。
看板が汚れている。

こういう外回りの状態を通行する方に見せているということは、

「私たちは細かな部分まで気が回らない会社です!」
「私たちは、雑で利かないスタッフしかいない会社です!」

ということを地域の方たちに発信しているということなのです。

モデルハウスやショールームの清掃が甘いということは、
細かな部分でミスをする可能性が高いとか、
細かな部分まで配慮ができない、ということを
お客様にお伝えしているということです。

一流のお客様は、必ずこういう細かな部分を見ています。

そして、そういう細かな部分の清掃が建物内や敷地内で
徹底できていない会社には、
自宅の建築を依頼しようとは思わないのです。

では、敷地内やオフィスを
どのレベルまで掃除をすればよいのか?

それは一流と言われるお店や企業を自らの目で見ると
一瞬で理解できるかと思います。

そしてそういうレベルの方たちの店舗を見て、
一流と自分たちとのレベルの差を感じ取れるか?

自分たちの至らなさを感じ取れるか?

ここがとても大切になってくるかと思います。

そして経営者や役員は、
やはり定期的に自社の売り場や現場をチェックし、
敷地内の植栽や看板、のぼり、
もちろん建物内の清掃状況をチェックすべきでしょう。

自社の売り場が汚い場合、
その際集積には全てトップにあるのです。

皆さんの会社の売り場はキレイですか?
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【4939回】 高齢者の一票

2024年07月08日 | 住宅コンサルタントとして
今回、大注目を浴びていた、東京都知事選。

やはり高齢者の支持を集めた小池さんが勝ってしまいました。

大阪都構想の時も、
東京の都政が変わるかも、という今回も、
全て変化を止めるのは、高齢者だと思っています。

時代の変化についていけず、
世界がどう変化しており、
日本が今後、どうなっていかなくてはならないか、
ということに興味関心が無い。

日本の未来のことよりも、
未来がそんなにない自分たちのことを優先に考える。

下らないワイドショーや週刊文春をこよなく愛し、
リテラシーが低い。

そして人口数だけは異常に多い。

こんな高齢者が、日本の変化に対し、
ベルリンの壁のように立ちはだかるのです。

高齢者と若者、同じ1票で良いのか?

高齢者と支持団体の組織票を集めた、
無能な高齢者都知事が選ばれる現実に、
若い世代の方たちは将来に希望を持てるのか?

今回の都知事選を通じて、私が思った感想です。

高齢者の一票を若者の一票と同じ扱いをしている以上、
高齢者有利な政策となり、
ますます変化に適応できない日本となっていくでしょう。

私、自分が高齢になったら、
絶対に未来のことを考えている政治家に
一票を絶対に入れようと思います。

未来の日本をつくるのは、次の世代なのです。

高齢者は、とっとと引退しましょう。
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【4938回】 広告代理店や広告制作会社にお金を払うのではなく・・・

2024年07月07日 | 住宅コンサルタントとして
これまでの住宅会社の経営では、
とにかく自社の家を見ていただくことや
自社のモデルハウスや見学会場に来場していただくために
膨大な広告宣伝費を湯水のごとく使ってきました。

来場者数の確保のために、
来場するだけで1万円から3万円ほどの
来場プレゼントをお付けして、
更にその告知のために、莫大な広告費を使う。

単価が高い業界なので、
こうしたことをやってもまだ採算ラインに乗りますが、
他業種の方からすれば、頭がおかしいのでは、
と思われていることでしょう。

そして多額のプレゼント目当てで来場する方は、
思いっきりテイカーの方が多いので、
とにかく客層が悪くなってしまうのです。

テイカーとは、本来であれば敷地内にすら
入ってきてもらいたくない人種ですので、
関わらないようにしなくてはなりません。

ということで、大手ではない地域密着型の住宅会社は
どのようにお客様と出会っていくべきなのか?

もう本当にこの住宅業界の永遠の命題に
回答を出すときが来たのでは、と思っています。

結論は、現在、大量にお金を払っている
広告制作会社や広告代理店、プラットフォーマーではなく、
全く別のところにお金を使っていく、ということです。

これぞ、生きたお金に使い方ですし、
皆がハッピーになっていく手法なのです。

この秋からの販促費の使い道を
クライアントの皆様と共に一気に変えていきたいと思います。
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【4937回】 営業と経営は全く別である

2024年07月06日 | 住宅コンサルタントとして
営業マンとして超優秀だった方が店長に就任する。

店長として数名の店舗で目標を達成し続け、
会社から評価され、役員となって会社の経営に携わる。

住宅業界ではよくあるケースです。

ところが、1店舗の店長としては優秀なのに、
役員となり、会社全体で結果を出し続ける、という段階になると
これまでのように思うような成果が出ない。

自分としてはプレーヤーだった時代より、
より一所懸命に仕事をしているのにも関わらず、
会社の業績は停滞し、下がり始める。

こういうケースも住宅業界ではよくあるケースなのです。

なぜこういう事態が起こるのか?

もうこれは結論、

「営業することと経営することは、全く次元が異なる」

ということに尽きます。

頑張れば成果が出る営業と、
方向性や感度が異なれば、
どれだけ努力しても成果が出ない経営の違いです。

資金繰りや採用・育成といった、
経営にとって超重要なことは置いておいて、
経営で非常に重要なことは、
自社の商品やサービスが市場のニーズに合っているか?
それからライバルと比較して優位性を保てているか?

こういう部分です。

自社が提供している商品やサービスが
市場のお客様が求めることとズレていないかどうかを
どうやってチェックするのかというと、
これは外に見に行かなくてはならないのですね。

同業他社で成功している会社であったり、
異業種でも非常に成功している会社・店舗を視察し、
客観的な視点で自社の現状を押さえなくてはなりません。

役員や経営者になって、結果が出せないケースで多いのが
思いっきり内弁慶となり、自身が外を見なくなっている、ということ。

皆さんの会社は、外に学びに行くことができているでしょうか?

営業と経営は、全く別物である、ということを
未来の役員候補の優秀な営業マンほど理解しておきたいものです。
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【4936回】 広告が効かない時代の戦い方

2024年07月05日 | 住宅コンサルタントとして
もう私、さんざん言い続けておりますが、
広告の効果は年々激減し、
2030年頃にはほぼ効果が無くなると思っております。

このことを踏まえ、今から準備を着々と
クライアント様にしていただいている訳ですが、
昨日、本当に素晴らしい事例を
クライアント様に教えていただきました。

そして広告に頼らないやり方で
着実に商談できるお客様と出会っているのです。

これが2025年以降の本格的な戦い方だな、
と改めて思いました。

そもそも、コンサルタントの世界も完全にそうなっていて、
私自身は2007年頃から、
DMを大量にターゲット企業に送り付けて、
そこから見込みとなる企業を見つける、
という手法に疑問を感じ、
2008年頃からほぼ独自のやり方を
追求するようになっていました。

2024年現在、DMを送付したり、
WEB広告にお金を使いまくっているコンサル会社は、
もう本当に仕事に困っているのでしょう。

広告効果が無くなっているにも関わらず、
それ以外に企業との出会いをつくれないのでしょう。

住宅業界も間違いなくそうなっていくのです。

この時代、どういう戦い方をすべきなのか、ということを
昨日、お伺いしていたクライアント様の事例をもとに
今月、具体的にご提案させていただきますね。
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