多くのビジネスパーソンは、
可能な限り楽をしたいとか、
自分に甘い部分を持っているかと思います。
私自身も特に若かりし頃は、
如何にして楽をして効率的に仕事をして、
出来れば面倒なことを避けたいと思っていました。
というのは、最初に勤めさせていただいた当時、
自分の周囲には、サラリーマンとして優秀な人しか
存在していなかったからです。
大きな会社の枠組みの中で
成果を出し、評価をされる人しか見えていなかった。
20代前半から半ばまでの自分に見えていた世界は、
今から思い返せば、本当に小さな世界でした。
当時、とにかくその大きな組織の中で、
営業マンとしてトップに立ちたいと思い、
勉強のために本を買い、読み始めていく中で、
世の中にはすごい人たちがたくさんいて、
そんな方たちに近づきたいと徐々に思うようになりました。
本当の意味で出来る人というのは、
週休2日で仕事をしている人なんて誰もいない。
とにかく圧倒的な量をやり切っていて、
その量をやり切る中でそれが質に転換し、
質の高い仕事を圧倒的な量こなすから、
もの凄い成果を出せるし、そういうレベルの人同士がつながって
人脈というものが広がっていくのだ、
ということを学べたのです。
そして自分もそんなビジネスパーソンになりたい、
と思い、ある時点でスイッチを入れたのです。
休日に仕事に行くのなんて、絶対に嫌だ、
とそれまで思っていましたが、
スイッチが入ってからは、こういう時に差をつけるチャンスだ、
と前向きに休日に仕事が出来るようになりました。
夜遅くまで仕事をやっている際も、
ここまでやり切れば、自分自身、もう少し上のレベルに行ける、
と辛さが無くなっていきました。
結果、圧倒的な量の仕事をこなす中で、
自分がやりたい仕事が一営業マンでは実現できないことを悟り、
天職を20代後半で決意したのですね。
そしてコンサルに転職し、
師匠の下で修業をさせていただき、
起業して今に至る訳ですが、
あの時、スイッチを入れて本当に良かったと心から思います。
弊社のクライアント様の中には、
20代の当時の自分と比較して、
能力的にも人間性の面でも非常に優秀な方がたくさんいます。
優秀で素晴らしい方が多いのですが、
自分自身にスイッチを入れて、
圧倒的な量の仕事をできている方は、まだ一握り。
非常にもったいない、と思うのです。
スイッチを入れられるのは、自分しかいない。
そしてスイッチをいれていざ、仕事に全集中してしまえば、
こんなに面白い世界があったのか、と気づくでしょう。
自分自身のスイッチを入れられるかどうかだけなのです。
私自身、この先の人生の中で、
若くて未来ある若手ビジネスパーソンの方たちの
スイッチをどれだけの数、オンにできるかに
挑戦したいと思っています。