鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4809回】 良識あるスタッフを採用する

2024年02月29日 | 住宅コンサルタントとして

個人的に、能力よりも人格・人間性重視で採用をすべき、

ということをクライアント様にはいつもお伝えしております。

 

嘘をつく。

時間を守らない。

約束を守れない。

 

こういう人は常識が欠けているので、

企業としては採用してはいけません。

 

チームの都合よりも自分個人の考えを優先する。

組織のルールを守らず、自分に都合の良いように解釈する。

常にマウントを取りたがる。

 

こういう人がいると和が乱れ、

チーム内の空気が悪くなってしまいますので

やはり採用すべきではないです。

 

また人として、気が利く人であったり、

やさしさや思いやりがある方ばかりでチーム編成ができると、

本当に良い空気感のあるチームとなります。

 

例えば、会社に電話がかかってくるとします。

 

事務スタッフさんが籍を外していたり、

他の電話に出ていたりしたとします。

 

良識ある人だと、当然ながら自分が出れるのであれば、

電話に出て要件をお聞きすると思うのですが、

気が利かない人や、そもそも思いやりが無い人の場合、

電話に出るのは自分の仕事ではない、と思うのだそうです。

(クライアント様の社長に教えていただきました)

 

こういう気が利かない人、というか良識に欠ける人は、

能力が高くとも、やはり採用すべきではないと思うのです。

 

自社にアプローチして下さる方は、全てお客様。

 

そして一緒に仕事をしているスタッフが困っていたり、

手がふさがっていたらサポートする。

 

こういう当たり前のことが理解できていない、

気が利かない人も多々、存在するようなのです。

 

能力は経験を積めば、高まります。

でも気が利くか否かは、なかなか会社で教えて

どうにかなるものでもないのです。

 

良識ある人を採用したいですね。

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【4808回】 若い経営者によくあるパターン

2024年02月28日 | 住宅コンサルタントとして

この仕事を19年近くさせていただいていますと、

経営者には、何パターンかの傾向がある、

ということが見えてきます。

 

特に若い経営者に多いパターンは、

 

1.経営者や事業責任者に成り立ての頃は、

右も左も分からないので、とにかくすなおに

周囲の方(私を含む)の意見に耳を傾ける

 

2.すなおに取り組んだ結果、成果が出て、

周囲から賞賛されるようになる

 

3.結果を出し続ける中、

次第に自分のこだわりが強くなり、

周囲の人の意見に耳を貸さなくなる

(自分と同意見の人の声にしか耳を傾けない)

 

4.自分のこだわりが強すぎて、

市場や顧客の変化に徐々に合わなくなり、

結果が出にくくなり、業績が下がり始める

 

という感じ。

 

4の段階をほぼ全ての若い経営者は経て、

再びすなおさや謙虚さを取り戻すか、

それとも自分の我が強いままで

自分に耳の痛いことを言う人を遠ざけてしまうので、

周囲にYESマンしかいなくなり、

業績が取返しのつかないところまで行ってしまうか・・・。

 

経営者は、常に謙虚ですなおでなくてはなりません。

 

自分一人の力など、たかが知れているからです。

 

いろんな方のお力を貸していただいたり、

支えていただいたり、

ついて来て下さるスタッフさんや取引先さんのおかげで

結果が出ているのです。

 

なのに、自分の経営者としての力で

成功したような気になってしまう、

勘違い甚だしい経営者や自己顕示欲の塊のような方が

それなりに存在するのですね。

 

謙虚さやすなおさを取り戻せるか、

勘違いが続くかの境目は、

経営者が40歳前後のタイミングで訪れます。

 

そこで謙虚さやすなおさを取り戻した経営者は、

その先も上手に乗り越えていけることでしょう。

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【4807回】 知識と経験では売れず、熱量やお客様への思いで売れる

2024年02月27日 | 住宅コンサルタントとして

本日、言いたいことは、このタイトルの通りです。

 

今、売りまくっている住宅営業マンに共通するのは、

お客様に対する強い思いや熱量が圧倒的である、ということ。

 

結果が出ていない営業マンほど、

知識が足りない、経験が不足しているなど、

キャリア不足のせいに考えてしまうのですが、

実際、キャリア不足でも売れまくっている営業マンは存在します。

 

知識と経験は、目の前の仕事を一所懸命やっていく中で、

後から必ずついてきます。

 

それよりも、自分一人では仕事ができないということや、

住宅を完成させるためにはいろんな方の力を借りなくてはいけない、

ということを正しく理解し、

いろんな方に協力をお願いしながら、

チームで最高の住宅をお客様のために建築できる、

ということを熱量全開でお伝えしていくことが重要です。

 

更には、会社がいろいろと取り組んでいることの本質を理解する。

 

そしてさまざまな取り組みの「意味」「理由」をしっかりとお伝えする。

 

自分は大したことないけれど、

ウチの会社に任せていただければ、

絶対に良い家をおつくりできます、ということを

胸を張って言えることが重要なのです。

 

結果がでていないのは、知識不足やキャリア不足のせいではないのです。

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【4806回】 料理人さんと良い関係が構築できる理由

2024年02月26日 | 住宅コンサルタントとして

自分で言うのも何ですが、私、グルメです。

 

そして大抵の場合、初めて行ったお店で

大将と良い関係が構築できます。

(カウンタータイプの和食やお鮨屋さんの場合)

 

その最大のポイントは、

この料理が完成するまでの料理人さんの努力や手間を

何となく想像できるようになり、

そこに最大限の敬意を払えることや、

このお店の空間やしつらえを完成させるまでの

お店側の努力も想像できるようになったことかな、と思います。

 

要するに料理の面、しつらえの面で、

感動したことをすなおにお伝えすることで、

おそらく料理人さん側も喜んで下さるのではないか、

と思うのです。

 

なので、一度の来店で覚えていただける。

(本当に感動したお店に限りますが・・・)

 

後はそもそもオーバーリアクション芸人なので、

料理を頂いた際のリアクションが大きく、

そこも料理人さんに覚えていただけるのかもしれません。

 

更には、本当にファンになったお店だと、

すぐ予約を入れさせていただきますし、

場合によっては手土産も持参させていただきます。

 

これは、本当に感謝の気持ちを込めて実施していますが、

一流の料理人さんほど、こういう行為を覚えて下さっていて、

必ずどこかでお返しして下さるのです。

 

こうして、全国のいろんなお店の大将と

良い関係を築かせていただいているのだと思います。

 

すなわち、良い人間関係を構築するポイントは、

相手の理解と敬意にあるのではないか、と

個人的に思うのです。

 

この年齢で、仕事も子育ても本当に頑張っておられる、

このご夫婦が幸せに毎日を過ごしていただける、

最高の提案を絶対にするぞ!

というような意気込みであったり、

年配のお客様であれば、

こんな立派なお子様たちを成人させ、

なおかつ献身的にご主人を支えてこられた奥様に、

最大限の敬意を払いつつ、奥様のゆとりの時間を生むための

さまざまなご提案をさせていただく、

というようなスタンスが重要なのではないか、と思うのです。

 

提案内容ももちろん、重要ですが、

お客様に対しての理解や敬意も同じくらい重要かな、と思います。

 

これが出来るようになると、

お客様との良好な関係が比較的早く構築できるようになる。

 

営業マンがおさえておきたいポイントです。

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【4805回】 日本最高レベルの宿

2024年02月25日 | 住宅コンサルタントとして

一昨日から、熊本の天草にある、

とある宿に来ておりました。

 

絶景のオーシャンビューの客室やレストラン。

 

部屋には内風呂・露天風呂があり、

その2つとも源泉かけ流し。

 

更には客室にサウナがあり(スイートのみ)。

水風呂までちゃんとある。

 

天空の船、竜宮を経営する会社が満を持して完成させた宿。

 

それが「天ノ寂」という宿でした。

 

建築中の段階から気になっていて、

絶対に来ようと思っていたのですが、

予約が取れる日かつ自分の日程が空いている日が

一昨日だった、という訳です。

 

天ノ寂に着いて、まずは受付のカウンターであったり、

吹抜けにある照明のセンスにやられました。

 

木をふんだんにつかったあたたかい空間で、

かつモダンで洗練されている。

 

非日常の世界に来たような感覚です。

 

そしてチェックインを済ませ、お部屋に案内されましたが、

部屋のドアは自動ドアでした。

 

インテリアは黒とグレー、木目を使った、

モダンで落ち着いた空間で、個人的に好み。

 

更に照明が完璧で、ちょっと暗めなのですが、

必要なところにピンポイントで照明が当たる感じで、

これだと夜、私の脳でも副交感神経にうまく切り替われるかな、

と思いました。

 

サウナも95℃前後の温度で、

外気浴は絶景の海を眺めながらできてしまう。

 

サウナ好きにはたまらないお宿でした。

 

個人的にいくつか温めているビジネスアイデアの実現のために、

こういう高級宿や高級レストランのデザインは

しっかりと調査研究しておかなくてはなりません。

 

そういう意味で天ノ寂は本当に参考になりました。

 

おそらく今の日本のお宿の中でも

間違いなくトップクラスだと思います。

 

2泊したのですが、もう何度サウナや露天風呂に入ったか、

覚えてないくらい満喫しておりました。

 

そして忘れてはならないのは食事ですが、

それはもう素晴らしかったです。

 

伊勢海老やカワハギなどの一流の素材、

メニュー構成、器、盛り付け、しつらえなど、

宿の中ではトップレベルでした。

 

既に土曜の夜は、

半年先まで予約が取れなくなっているようです。

 

最高レベルのレストランやホテル、宿を

お客様の立場で利用させていただくことで、

住宅の接客にも活かせる学びが必ずあります。

 

今年も定期的にいろんなところに行こうと思います。

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【4804回】 厳しい時間をどこかで設けたい

2024年02月24日 | 住宅コンサルタントとして

個人的に長きにわたって一流の成績を残している方を

心から尊敬しています。

 

私が大好きな方はイチローさん、武豊さんなどですが、

先日、たまたまYouTubeで

 

「もしもイチローが社長だったら!?」

 

という動画を見つけ、思わず最後まで見てしまいました。

 

その動画は、イチローさんが社長になったら、という前提で

インタビュアーがイチローさんにいろんな質問をして、

それに対しイチローさんが答えていく、という流れでした。

 

私が共感したのは、

 

「仕事と休みのバランスっていうのも、

若い子はすごいそれを意識している人が多いですけど・・・」

 

という質問に対し、イチローさんが

 

「怖いですね」

 

と一言。

 

そして

 

「厳しい時間をどこかで設けたい」

 

とおっしゃっていました。

 

もう本当にその通りなんですね。

 

どの世界を見ても、一流の結果を長期間、出している人って、

必ず圧倒的な量をこなし続けている人なんです。

 

オンとオフ。

仕事とプライベート。

 

これらをしっかりと分けたい、と考えるのは当然です。

 

ただ、まだ自分に力が無い状態で、

1日7~8時間の仕事量をやっていたとしたら、

それなりのところにしか行けないでしょう。

 

自分に力が圧倒的に足りない時は、

オフの時間、プライベートの時間をどう過ごすのか、

もしくはどれだけそれらを少なくするのか、ということを

真剣に考えて決定しないといけないと思います。

 

私の場合、24歳~45歳くらいまで、

特に転職した33歳~40歳頃まで、

かなりのハードワークをしていたと思います。

 

あの頃、本当に体力がありましたし、

何より危機感しか無かったですから

圧倒的な量をこなしていたと思います。

 

結果、50代になっても仕事を楽めていますし、

素敵なクライアント様とご縁を頂戴できています。

 

若いうちに、厳しい時間をどこかで設ける。

 

皆さんは設けられていますか?

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【4803回】 「やってみせる」の復活

2024年02月23日 | 住宅コンサルタントとして

この仕事をさせていただいて初期の頃は、

経営面における提案やアドバイスができる経験が無かったため、

とにかくチラシのラフを考えたり、

現場で実際に接客・営業をさせていただいたり、と

現場に近いお仕事をさせていただいておりました。

 

当時はクライアント様のスタッフさんの人数も少なく、

こうした形でサポートをさせていただくことは、

クライアント様にも喜んでいただけたのでは、と思っています。

 

ところが、各クライアント様の成長に伴い、

スタッフさんの数も増えていった中、

私が現場に出ると、クライアント様の打席を奪うことになるなぁ、

と気づいたので、現場に出ることを控えていきました。

 

結果、ここ最近は実際の現場で使える営業トークとかではなく、

結果が出ている営業マンの傾向であったり、

このハウスメーカーと競合した際は、

こういう方向性で商談を進めていくと良いですよ、

という感じのお話が多かったように思います。

 

しかしながら、先日、あるクライアント様で

久しぶりに理想の間取りをプロジェクターに映して、

自分だったらこういう案内をします、と

実際の案内トークをやってみたところ、

クライアント様のスタッフさんたちの表情が

みるみる変わっていったのです。

 

「こういうトークをすればいいんだ」

「実際にこのトークをお客様に言ってみたいです」

 

などなど、予想外の反応だったのですね。

 

というか、大昔は本当に実際のトークを

クライアント様のスタッフさんたちを前にして、

スマホで撮影していただいたり、ということも

結構やっていたと思うのですが、

このスタイルの需要もまだあるのかも、と思いました。

 

ここ何年もクライアント様の現場に立たせていただく、

ということはやっておりませんが、

ニーズがあれば、もちろんそれも喜んで対応させていただきますし、

営業研修の場でも実際のトークを私がやってお見せする、

ということも復活していこうと思います。

 

私を何なりとご活用下さいね。

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【4802回】 久しぶりの講演

2024年02月22日 | 住宅コンサルタントとして

日頃はクライアント様にお伺いし、

経営幹部やリーダーの皆様と

いろんなお話をさせていただくことが中心なので、

多数の方に集まっていただいての講演は、

クライアント様からの依頼でしか対応していません。

 

昨日は、とある県で、

久しぶりに講演をさせていただいたのですが、

どうも話をする際の出力のコントロールがうまくできていなくて、

講演終了後、それから帰りの電車の中で、

酸欠状態になっておりました。

 

2時間程度、お話しただけで、この疲労感。

 

コンサルになったばかりの頃は、

1日4時間以上、話す講演やセミナーを

毎月1~2本、やれていたのですが、

今、多分無理ですね、体力的に・・・。

 

さて昨日、お話をさせていただいた内容ですが、

何年も前からクライアント様にはお伝えさせていただいている、

当たり前のことばかりをお伝えさせていただきました。

 

最も重要なのは、

家を建てようと考え始めたお客様が知りたい情報を

自宅でスマホを使って収集できるよう、

自分たちがweb上で発信しておくことです。

 

これができていなければ、

お客様は皆さんの会社を訪れてはくれないし、

興味すら持ってもらえない、ということなのです。

 

ところが、多くの住宅会社・工務店は

このお客様が求めていることができていない。

 

ちなみに、昨日参加された各社のHPを

事前にチェックさせていただいたのですが、

基準を超えているのは、ほんの一握り。

 

まだまだ当たり前のことができていない会社が

住宅業界には多いのです。

 

だからこそ、やるべきことをやっていれば、

まだまだ勝ち組に入れる業界でもあります。

 

お客様の視点で常に考え、

お客様が求めている情報を発信していきましょう。

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【4801回】 営業スキルと知識・経験だけでは売れない時代になった

2024年02月21日 | 住宅コンサルタントとして

競合に対し、優位性を維持するための差別化トーク。

 

応酬話法や推定承諾話法、二者択一話法、第三者話法。

 

断熱性能や耐震性能、気密性能を高めるためのポイントを

分かりやすくお客様にお伝えする話術。

 

土地情報や建築法規に精通していること。

 

これらは当然ながら、住宅営業マンにとって

あれば良いスキルや知識なのですが、

ここ最近、弊社のクライアント様で売れている営業マン、

更にはここ数年で間違いなくブレイクする営業マンは、

これらのスキル・知識以上に、ある要素が圧倒的に強いのです。

 

それは、お客様と本気でお付き合いする覚悟、

お客様に寄り添う姿勢です。

 

更には、自社の会社の家づくりに誇りを持ち、

自社の社長や上司を尊敬し、

自社の職人さんたちの仕事っぷりや技術に惚れ込んでいるのです。

 

そして何より、人として素晴らしい。

 

私個人的に、人として惚れてしまうような人間性を有しています。

 

こういう営業マンが、圧倒的に売れているのですね。

 

先日、あるクライアント様で、

全くの未経験で入社して1年強が経過した、

とある営業マン。

 

御妊娠中のお客様とのお打合せを

もともとはそのクライアント様が出店しているイベント会場で

設定していたのですが、

会場が混んでいることもあって、

会場のロビーで打合せをすることになったそうです。

 

お客様に飲み物を用意しておこうと思った、

そのクライアント様の社長の奥様は、

ノンカフェインのお飲み物を用意していたのですが、

未経験入社の営業マンは、

呑んカフェインのあたたかいものと冷たいものを4種類購入し、

お客様の到着を待っていたそうです。

 

そしてその気遣いに、「かなわないなぁ」と思われたそう。

 

「なぜ4種類も用意したのですか?」

 

とわたしが質問したところ、その営業マンは、

お客様の好みが分からなかったので、

選択肢が多ければ、お客様が飲みたいものがあるのでは、

と思い、あたたかいものと冷たい飲み物を用意したとのこと。

 

こういう気遣いが自然にできる営業マンに対し、

お客様は全幅の信頼を持つようになるのですね。

 

マニュアルどおりにしか、対応しない。

仕事とプライベートを完全に分ける。

仕事を仕事と割り切っている。

自分の権利ばかり主張し、

お客様や仲間のために、という気持ちが極めて薄い。

 

こういう働き方をするかしないかは、本人の自由ですが、

こういう人から買いたいと思うお客様はいないでしょう。

 

そしてこういうビジネスパーソンを応援したい、

と思う方も皆無だと思います。

 

知識やスキルよりも大切なことがある。

 

そのことを改めて教えていただきました。

 

感謝です。

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【4800回】 良い関係性を構築するには・・・

2024年02月20日 | 人として

私の場合、月曜日に自宅を出て、

週末に帰ってくることが多く、

私の帰宅後、大量の洗濯物が発生します。

 

更に土日は夫婦で調査に行くことが多く、

調査が無い時はジムに行ったり

ロードバイクに乗ったりするので

土日も洗濯物が結構出るのです。

 

長男もたまに帰ってきますが、

その時は洗濯物を大量に持って帰宅しますし、

次男のバイトの制服も洗濯の必要があります。

 

そんな中、出張に行く日の朝には、

1週間分の服やハンカチがちゃんと用意されています。

 

食事をつくって後片付けをした後、

洗濯物を畳んだり、アイロン掛けをしてくれているのです。

 

その大変さをここ最近、ようやく理解できるようになりました。

 

もう家内には感謝しかありません。

 

家の中には常に花が飾られていますし、

お茶とお菓子を出してくれる時は

とても素敵な器にきれいに盛って出してくれます。

 

仕事に専念できているのも、

出張から帰ってきて自宅でリラックスできるのも、

全て家内のおかげだな、と思っています。

 

今は感謝の気持ちを持っていますが、

結婚当初からここ数年前までは、

こんな気持ちになってはいなかったと思います。

 

できているところよりもできていない部分に目がいってしまう。

 

やってもらって当たり前、という感覚。

 

「こっちは仕事でテンパってんねん」という、器の小ささ。

 

自分自身の能力の無さと器の小ささが原因で、

感謝の気持ちを今ほど持てていなかったのです。

 

そんな中、よくぞ私を捨てずに支えてくれた、

ということに、感謝の気持ちしかありません。

 

結婚して25年が過ぎましたが、

私の中では今が最も仲が良いというか、

良い関係だと思っています。

 

家内はどう思っているか、知りませんが・・・。

 

夫婦関係も家族関係も、

それから会社の人間関係も、

何事も当たり前と思わず、

感謝の気持ちをもつところから

良い関係性が生まれるのだと思います。

 

皆さんは、身近な方たちに

感謝の気持ちを持つことができていますか?

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【4799回】 メリットがあるか無いかで付き合う人を決めてきた経営者の末路

2024年02月19日 | 住宅コンサルタントとして

とあるエリアの工務店の話。

 

ノウハウ収集が大好きで、

あるとあらゆるFCやVCに加盟しまくり、

そこのノウハウを吸収し、

過疎化のエリアで30棟前後を少人数でやっていました。

 

集客力・マーケティング力・営業力は高く、

生産性も非常に高いのですが、

とにかくいろんなノウハウを買いまくるため、

利益がほとんど出ない体質でした。

 

更には、取引業者さんであったり、

お付き合いする人もメリットがあるか無いかで判断する経営者で、

人を大切にしないタイプの経営者だったのです。

 

経営者自身が40代の頃はまだ通用していたのですが、

50代、60代と歳を重ねるにつれ、

耳の痛いことを言ってくれる人もいなくなり、

結果、自分の考えが正しいと思うようになっていきます。

 

自身の息子が会社に入るも、

父の独裁体制や自分の意見が絶対という姿勢に反発し、

息子さんは会社を出ていきました。

 

そして経営者が高齢となるにつれ、仕事が激減し、

更には若くて優秀なスタッフが次々と退職していく。

 

かつては過疎エリアで30棟以上やっていたので、

業者さん同士を競争させ、仕入れも非常に安かったのですが、

今、仕事が激減した上に財務内容もひどいので、

取引先から足元を見られ、

非常に高い金額でしか仕入れが出来なくなりました。

 

結局15年以上もお付き合いしている方たちの中で、

この工務店の社長を応援したいと思う取引先や

この社長が困っていたら力を貸してあげたい、と思う人が

1社もいなかった、ということなのです。

 

これが、メリットデメリットで付き合う人を決める方の末路だな、

ということを目のあたりにしました。

 

もちろん、ビジネスですから、

財務内容が悪い会社に売りたいと思う取引先はいないです。

 

でもそれ以上に、

人として取引先や社員さんを大切にしてこない経営者からは

ちょっと落ち目になるとこんなにも人は離れていくのです。

 

先日、私が大好きな見城徹さんがYouTubeの番組で、

楽天の三木谷さんのことをお話されていました。

 

「あいつの一番の特徴は、恩義を忘れる。

だから積み重ならないの」

 

「でもあいつは全部その場その場だから、

積み重ならないんですよ」

 

人を大切にしない方、義理・人情・恩を忘れる方の典型的な特徴ですが、

まさにこの工務店の社長も同じタイプなんだと思います。

 

人を大切にする。

義理・人情・恩を忘れない。

 

こういう生き方を大切にしていきたいと思いました。

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【4798回】 40代からが、総合力の世界

2024年02月18日 | 住宅コンサルタントとして

住宅業界あるあるなのですが、

20代~30代で売れまくっていた営業マンが

40代の途中から徐々に売れなくなっていき、

50手前でかつてのスターがダメダメ営業マンになる、

ということがよくあります。

 

もしくは、若くして独立した工務店の社長が、

40代半ばから仕事が取れなくなってくる、とか・・・。

 

この理由は単純で、住宅を建てるお客様は、

25歳~45歳の方が全体の90%以上を占めるからです。

 

お客様と同じくらいの年齢や年齢が近い場合、

お客様が抱える問題点やお客様の気持ちが分かり、

更には雑談もはずむのでお客様から

 

「あの営業マン、すごく話が合うよね」

「あの営業さんと話をしていると楽しい」

 

と思っていただけ、選んでいただける確率が上がります。

 

ところが、自身が40歳を超えたあたりから、

お子様が大きくなり、子育ての大変さを忘れがちになったり、

世間話をしていても、お客様と感覚がズレたりするようになり、

話が合いづらくなっていきます。

 

なので、お客様に「あの営業マンと話が合う」と思っていただきづらい。

 

では40代以降、何が重要になっていくのか?

 

これは単純で、お客様から見て

 

「あの人、すごく素敵な生き方をしているな」

「あの営業マン、かっこいいな!」

「あの人、すごく教養があり、しかも品格もあるので素敵」

 

という感じで思っていただけるかどうかです。

 

ここを理解できていない営業マンがある一定数、おられます。

 

素敵な生き方をしている、かっこいい、教養や品格がある、と

お客様から思っていただけるようになるには、

20代30代からいろんな本を読んだり、いろいろ学び続け、

自身の教養を高めておくことが大切です。

 

40代、50代でかっこいいと思える方は、

大抵読書家であったり、

コツコツと何かを継続できる力があったりすることが多いのです。

 

だから営業マンとして長く活躍しようと思うのであれば、

20代30代のうちから学び続けることが重要ですし、

イケてる年上の方とお付き合いをさせていただくことも大事です。

 

40代からは人間としての総合力が問われるのです。

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【4797回】 クライアント様のリーダーたちと本音で語り合う

2024年02月17日 | 住宅コンサルタントとして

先日、クライアント様の役員さんと

現場のリーダーの方たちと食事をさせていただきました。

 

日々、仕事が終わった後、

次のクライアント様のところに移動するので、

クライアント様の社長とですら、

なかなか食事をご一緒する機会も無いのですが、

今回は数か月前から日程を調整させていただいて、

役員(社長の弟さん)と現場リーダーと

お酒を飲みながら本音でお話をさせていただきました。

 

社長や役員さんから報告していただくことと、

現場のリーダーから教えていただくことは、

立場が違いますし、視点も異なるため、

ちょっと違うこともあります。

 

いろんな方からいろんなことを教えていただくことで、

クライアント様の現状の問題点であったり、

組織の改善点が発想できたりするのです。

 

私自身がこのクライアント様の課題かな、

と思っていたことをリーダーたちも感じてくれていて、

とても安心しました。

 

会長・社長が参加されないことで、

リーダーたちも本音で話しやすくなると思いますが、

このクライアント様のリーダーたちは本当にレベルが高く、

人としても素晴らしかったです。

 

本音でお話をさせていただくことで、

ますます各リーダーの皆さんのことが好きになりました。

 

良い仕事をするには、お客様を好きになる、

ということが欠かせないかと思いますが、

経営者や役員さんだけでなく、

リーダーやスタッフさんのことも好きになれば、

より思いを込めていろんなことをお伝えできるかと思います。

 

このクライアント様、

エリアの新築市場に最後発で進出され、

すでに地域一番店ですが、

二番手以下に圧倒的な差をつけていくことでしょう。

 

とても素敵な幹部の皆様と

お客様から必要とされ、

社員さんからすれば働き甲斐があって楽しい、

取引業者さんにとってもなくてはならない、

そんな会社を目指していければと思っています。

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【4796回】 商品開発力・ブランディングと同じくらい重要になる、採用力を強化する

2024年02月16日 | 住宅コンサルタントとして

2024年の今ですら、採用は難しいですが、

2030年頃になるともっと採用の難易度は高まります。

 

今、新卒でも中途でも、採用できていない会社が、

2030年以降、社員さんを採用できる訳がない。

 

中期的視点で、採用力を強化しておかなくてはならない、

と個人的に思っています。

 

これまで採用というと、マイナビやリクナビなどを活用する、

というパターンが一般的でしたが、

皆が利用するプラットフォームは大手であったり、

知名度が高い会社ほど有利だったりするのです。

 

そして就職活動をする学生さんの数は年々、減っていきます。

 

中小企業が新卒を採用するのに、

従来のやり方をやっていても、

採用できない時代となってきているのです。

 

なので、学生さんに対し、

全く違うアプローチをしてコミュニケーションを取り、

自社の魅力や自社の仕事のやりがいを

直接お伝えする時代になってきていると思います。

 

今、弊社がクライアント様にご提案している、

ある事業があるのですが、これらをうまく活用し、

学生さんに直接アプローチできるしくみを

構築できないかなぁ、と妄想しています。

 

更には福利厚生をメチャクチャ充実させ、

 

「この会社で働いたら、毎日楽しそうだなぁ」

 

と思っていただけるような環境をつくることも

採用力強化につながると思うのです。

 

住宅会社として、商品開発力やブランディングも非常に重要ですが、

採用力強化が今後を考えると欠かせなくなります。

 

採用力を高めるための取り組みを

各クライアント様と加速させたいと思っています。

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【4795回】 当たり前のことができていないのは、上司のせい

2024年02月15日 | 住宅コンサルタントとして

どの業界でも、仕事をする上で絶対にやっておくべき、

超基本的なことってあると思います。

 

例えばお客様商売であれば、

お客様が目にされる部分やお客様をお通しする部屋は

徹底的にキレイにしておく、とか

お客様を見たら足を止めてお客様の方におへそを向けて

ご挨拶をするなどが、超基本的なことです。

 

住宅営業の世界であれば、

建物案内の後、必ず着座していただくことや

着座後、必ず自社の説明や他社との違いをお伝えする、

ということが超基本的なことです。

 

自社のこだわりや他社との違いを

接客の初期の段階でお客様に理解していただいておかなければ、

その先の商談で有利な状況をつくれないからです。

 

ただ、こういう当たり前のことが

できていない営業マンがいます。

 

この場合、部下に問題がある、と考えてはいけません。

 

そんな当たり前のことをやれていないのは、

上司である自分の原因である、と考えられる上司が

成長していくのです。

 

「ちゃんとやるように指導しているんですが・・・」

 

と、どれだけ注意しても、やっていないのは

上司である自分の責任なのです。

 

自分の子どもが何かをやらかしたとして、親が

 

「日頃からそういうことをやってはいけない、

と躾をしているんですが・・・」

 

と言ったところで、許される訳ありませんし、

その責任を取るのは親ですよね?

 

上司として成長する人は、

自分の子どもにかける愛情に近しいものを

自分の部下にも注げる人なのです。

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