鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【2374回】 困った時は、商売の原点に帰る

2017年06月30日 | 住宅コンサルタントとして
真剣に仕事に取り組んでいても、必ず好不調の波は来ます。

仕事に対する姿勢も、真剣さも、そして仕事量も変わっていない。
商品の品質も下がっていない。

でも、売れない。
受注に苦しむ。
お客様が来ない。

こういう底の状況は、望まなくとも来ることがあるのです。

その時にどう考え、どう行動するか?
経営者であれば、どう考え、どう決断するか?

答えは簡単で、商売の原点に帰るということだと思います。


では商売の原点とは何か?

良い商品をつくる。
その商品をお客様が見てワクワクするように、売り場をキレイに飾りつけする。
店内、モデルハウス、敷地を徹底的に掃除する。
お客様、働く仲間に心から感謝をする。
お客様、働く仲間に喜んでもらえるような対応をする。

こうした基本を誰にもできないくらいレベルで努力をすることです。

ブレてはいけません。

良い商品、良い接客、皆が気持ちよく働ける空気をつくる。

経営者はそれを徹底することです。

更に自分のこれまでの成功体験や過去の実績をいったん横に置いて、
素直な気持ちで今、繁盛されている企業やお店を素直な心で見ることです。

自分の感性は間違っているかもしれない。
お客様や従業員さんの気持ちとズレているかもしれない。
こうした謙虚な気持ちで、会社、組織、商品をゼロからつくりあげるつもりで
真面目に仕事に取り組むことです。

そうすれば、トップの言動に一貫性が出てきます。

トップの言動に一貫性があるということは、社員さんに信用してもらえるということです。

企業にとって最悪なのは、トップや会社を社員さんが信用できなくなること。

そうなれば、社員さんはお客様に胸を張って向き合えなくなるのです。

それが働く人にとって、最もつらいことです。

社員さんに信用してもらえる会社をつくり、社員さんに信用してもらえる経営者になること。
そのために、真面目に愚直に仕事に向き合い、お客様の声に耳を傾け、
現場に出まくって走りまわることです。

会議ばかりしていて、何も改善されないですし、社員さんに信用してもらえません。


私自身、仕事で不調になった時こそ、量にこだわるということを徹底しています。

仕事を入れまくり、現場に足を運びまくり、いろんな本を読みまくり、繁盛店に足を運びまくる。

ひたすら行動量を上げるのと同時に、自分の過去の成功体験をリセットするのです。

学歴、人脈やコネ、家柄など、何もない自分が唯一勝負できることが、仕事量を誰よりもこなせる、
ということですから、その原点に帰る訳です。

すると、不思議と調子が戻るような気がします。


困った時には、必ず原点に帰る。

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【2373回】 どんな経営者だと社員さんはついていきたいと思うのか?

2017年06月29日 | 住宅コンサルタントとして
社内の一体化をはかる。
社員さんのモチベーションを高める。

こうしたことを実現していく上でも、マーケティング発想が非常に重要になってきていると
個人的には感じます。

「こういう会社の家、一度、見てみたい」
「こういう会社に一度、相談してみたい」

とお客様に思っていただけるような情報発信がマーケティングですから、

「こういう会社で働いきたい」
「一度、話を聞いてみたい」

というようなモチベーションアップや採用は、今やマーケティング力が無いと難しい時代です。

私が従業員さんの立場だとすれば、こういう経営者についていきたいなぁ、と思います。

・良い商品、良いサービスを市場に提供し、お客様に喜んでいただくことに本気
・話している内容が具体的で分かりやすい
・社員が働きやすい環境をつくることに本気
・社員に対して、愛がある
・数年後の自社のイメージが明確に持てるよう、日頃からビジョンや戦略を具体的に発信してくれる
・社員をえこひいきしない

ドラゴン桜の作者、三田紀房さん原作の漫画で、「マネーの拳」という作品があります。

主人公はボクシングの元世界チャンピオンで、引退後、企業経営に乗り出すのです。
飲食店経営からスタートし、最終的にTシャツ専門店の業態を開発し、
そのお店を繁盛店に導いていくのですが、
成長していく過程でさまざまな試練が襲います。

その時に主人公が社員さんに対して言う数々の名言。
更には何かを決断する際の根拠。

こういう経営者に社員さんはついていきたいと思うでしょう。

逆についていけないと思ったら、社員さんは辞めていくのです。

社員さんがついていきたいと思う会社をつくり、
社員さんがついていきたいと思う経営をし、
社員さんがついていきたいと思う人格を持つ。

これからの時代、最も重要なポイントだと思います。
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【2372回】 これからの展開で欠かせない方との出会い

2017年06月28日 | 住宅コンサルタントとして
昨日はとあるエリアのクライアント様にお伺いしていたのですが、
そこで予期せぬサプライズが・・・。

これからの住宅業界に革命を起こすであろう、あるアイデアに欠かせない方を
昨日、お伺いしていたクライアント様の社長がお招きされていて、
ご丁寧に紹介をしていただきました。

某全国ネットのTVにもかなり出演されている社長です。

お昼をご一緒しながら、いろんなことを教えていただきました。

さすがに一つの分野を究められた方だけあって、
お話は面白いですし、感性も鋭いのです。

そして一つはっきりと言えるのは、その方はやはり素晴らしい経営者で、
しっかりと経営されていました。

経営を知らない経営者が多々、いる中で、
やはり企業経営で成功するには、経営者がしっかりと経営しなくてはなりません。

「ウチのスタッフ、実は組織を□□□□にしたら、劇的に良くなったんですよ」

というような、スタッフのモチベーションを高めるポイントなど、
本当に参考になる具体的な話、聞かせていただいて、本当に貴重な時間でした。

近いうちに一度、お会いしてじっくりと打合せをさせていただきたい、
ということをお話すると、気さくにご自身の携帯番号を教えて下さいました。

素敵なコラボが出来ると面白いし、
何よりいろんな方がワクワクし、幸せにつながっていくことでしょう。

私、何もできませんが、本当に不思議と素晴らしい方とご縁をいただけることが多いんですね。

ツイていることに感謝すると共に、
アイデアをカタチにし、新しいビジネスモデルにチャレンジしていただき、
必ず結果につなげていただきたいと思っています。

そのためにも、日々精進あるのみです。
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【2371回】 他社の事例を知った時、どう感じるか?

2017年06月27日 | 住宅コンサルタントとして
どれだけ市場が縮小しようが、景気が悪かろうが、
世の中、成功している企業やお店は必ず存在します。

厳しい時代に成功している企業の事例を知った時、
どう感じるかでその人の素直さが明確に分かります。

業種が違おうが、商売しているエリアが異なろうが、
素直にその企業やお店を素晴らしいと感じ、良い部分を真似したいと思ったり、
何かヒントにできる部分は無いか、と感じられるビジネスパーソンは大丈夫です。

逆に

「あの業種は、我々の業種と違って景気良いから・・・」
「あのエリアとウチのエリアでは景気も人口も違うから・・・」
「あの企業は、優秀なスタッフがたまたまいたから・・・」

というようにしか感じられないビジネスパーソンは、伸びしろがないです。

業績が良い、ということは、お客様に支持されているということ。

その事実を素直に見たり受け入れることができないというのは、
ちょっと心がおかしいのです。

素直でないビジネスパーソンの周囲には、良い波動を持っている人は寄ってきません。

むしろ離れていくのです。

だからトップが素直で無くなった企業は大変です。

良いスタッフから去っていくからです。

しかもどんな情報を提供しても、素直に受け取っていただけないので、
そのうち情報提供者がゼロになってしまうのですね。

素直になれなくなったら、ビジネスパーソンとして終わりです。

あるがままをすなおに受け入れる。

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【2370回】 GINZA SIX

2017年06月26日 | 住宅コンサルタントとして
この週末、東京の気になるスポット、お店を自分なりに調査していました。

話題のインテリアショップ、雑貨店も数店舗、見て調査をしましたが、
今回の調査、当然ながら、その中心となったのは、GINZA SIXです。

全ての店舗を見て、どういうお店に人が集まるのか?
お客様の流れはどうなっているのか?
何が売れているのか?
などなど、いろんな点をチェックしていました。

個人的に感じたのは、恐らくですがこの中のかなりの店舗が入れ替わるんだろうな、
ということです。

地下2階の食品売り場で人気のお店、特に石屋製菓さんなどは盤石だと思いますが、
試食には人が並ぶものの、ちょっとプライシングが間違っていると感じたお店では
実際に購入している人がおられなかったりして、
人件費と家賃を賄えない店舗も結構多いのではないか、と感じました。

また、食品と雑貨、カフェはそれなりに人が入っているのですが、
ファッションフロアに関しては、「本当に土日?」と思うほど、人が入っていませんでした。

ラグジュアリーブランドも日本人はあまりいなくて、
中国系の方の比率が圧倒的に高かった、という印象です。

まあ、芸能人とか売れっ子ホストの方たちが購入されるのでしょうが、
ちょっと品揃え的には、どうかな、と感じました。

実際、服を購入する人はどこに行っているのかな、と
周辺を調査してみると、日本の方はルミネとかにたくさんおられました。

今年、スペインのマドリードに行って感じたのですが、
洗練されていてなおかつ価格もお求めやすい品揃えをしているセレクトショップで
現地の方が買い物をされていて、
逆にメジャーなブランドショップにはアジア系の観光客しかいない、という感じでしたが、
東京も完全にそうなっていくのでしょう。

高級な服飾品の所有欲は薄れていき、
それよりも豊かな時間や暮らしに価値を感じる方が増えているのでしょうね。

実際、雑貨ショップは人が殺到していました。

こういう人の動きを肌感覚で感じておくことが、私の仕事上、本当に重要です。

住宅会社がどういう方向に進むべきか、大きなヒントを得た2日間でした。
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【2369回】 一流に触れる

2017年06月25日 | 住宅コンサルタントとして
先日、個人的に大好きな、「銀座小十」さんに2年ぶりに行ってきました。

昨年は時間が確保できず、来ることが出来なかったので、
久しぶりの奥田さんとの対面です。

一流の料理人さんのお料理をいただく、ということは、
もう本当にいろんなことを勉強させていただいている感覚なのですが、
昨日もたくさんの刺激を頂戴し、自分の未熟さを実感しておりました。

まず驚いたのは、器がガラッと変わっていたこと。

その器をとても丁寧にしまわれていて、お料理を出す前に丁寧に出してこられ、
あたたかいお料理の前にはしっかりと器をあたためておく。

器自体、それから盛り付けでしっかりと季節感を感じていただける工夫をする。

こうした細部へのこだわりが、本当に感動します。

最初のお料理から6品出て、それぞれのお料理の食材がどの産地で、
なぜそこのモノを使うのか、ということもちゃんと理由があるのです。

お料理、もちろん最高なのですが、その考え方やこだわりが、更に料理をおいしくしてくれる。

いろんなお店で食事をいただきますが、
この造詣の深さや人としての魅力に関して、個人的に店主の奥田さんに猛烈に魅かれます。

そしてメインの鮎料理となる訳ですが。
鮎を50分かけて、焼き担当のスタッフさんがずっと焼いて下さっている訳です。

生きた鮎を串に刺すところから拝見しておりましたが、
数えきれないくらい、ひっくり返し、焼く部位を変えたりと、
本当に手間をかけて下さいました。

鮎料理の前に、

「ここまでのお料理が前菜です。
ウチのメインは、この鮎です」

「頭の方は、揚げたような触感となるよう、
そしてしっぽの方に進むにつれ、鮎の旨味が凝縮された、言ってみれば干物に近い感覚になるように、
計算して焼いています。
またこの鮎には、ヱビスの黒が抜群に合いますから、是非ご一緒に」

と説明して、出して下さいました。

実際、いただいてみると、頭はカリカリで、まるで揚げた天ぷらのような食感。

そしてしっぽに近づくにつれ、鮎のうまみが詰まっていて、本当に美味しかったです。

ヱビスの黒との相性は、ビックリするくらいバッチリで、一気に食べてしまいました。

「鮎を出すお店はいろいろとあるでしょうが、
それをどんな風に召し上がっていただきたいか、
そのためにどう調理するのか、というところが、ちょっとウチは違うんです」

という奥田さんの言葉に、感動していました。


料理って素材の良さと調理方法によって差がつくと思われがちですが、
結局のところ、料理人さんの考え方や人間性が料理に色濃く出るので、
最も大切なのは、料理人の人間性だよな、
それって、営業も経営も同じだよな、っていうことを感じながら、鮎をいただいていたのです。

更にお味噌汁に使う味噌も、季節によって配合を変えているそうですよ。

お味噌屋さんの資料なんかも見せていただき、
いかにしてお客様をおもてなしするか、ということをとにかく徹底して考え、取り組んでいる。

その姿勢こそ一流であり、一流の方のレベルに触れると、自分の未熟さを感じずにはいられません。

一流店に行ったり、一流の方と接すると、本当にレベルの差を感じます。
自分に何が欠けているのか、何が不足しているのかも理解できます。

だから定期的に、一流に触れる機会を持ち続けたいと思います。
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【2368回】 生命の重さ

2017年06月24日 | 住宅コンサルタントとして
小林真央さんがお亡くなりになりました。

海老蔵さんやお二人のお子さん、それから小林麻耶さんやご両親など、
本当につらくて悲しいお気持ちだと思います。

小林真央さんが恋のから騒ぎに出ておられた頃、
恋のから騒ぎをバリバリ見ていた私。

小林真央さんをテレビで初めて見たときのことなど、
結構鮮明に覚えています。

当時から品があって、美しくて、才色兼備でした。

本当にご冥福をお祈りしたいと思います。


女性に関しては、本当に乳がんの可能性があります。

私の学生時代の先輩の奥様も若くして乳がんでお亡くなりになりました。

私、医療のことはそんなに詳しく無いのですが、
特に女性は、若い頃からがん検診を毎年、受診された方が良いのでは、
と個人的に思っています。

家内の父もガンで12年前に亡くなりましたし、
私の母もガンを発症しました(まだ生きています)。

ですから私たち夫婦は、2008年から毎年、人間ドックを受けています。

ガンの可能性が高いと思っているので、できる限りの手を尽くしておきたい。

そして万が一、何かあった時に、

「あの時、こうしておけば・・・」

ということを思いたくないので、やれることをやっておこうと昔から思っていました。

過去を変えることはできません。
だから今、やっておいた方が良いと思えることはやっておかないと、と思っています。

人間、命を与えてもらっていますから、
生きていられることに感謝し、自分がやるべきことに向き合い、
一所懸命、生きないと、と思います。
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【2367回】 何を目指しているのか、深く語れるように訓練する

2017年06月23日 | 住宅コンサルタントとして
皆さんの会社は、家づくりを通して、何を目指していますか?

お客様に提供したいのは、何ですか?

こうした問いに、全社員さんが明確に答えることができる会社は、
非常に優秀であり、同業他社とは明らかに異なるレベルで仕事ができていることでしょう。

ついつい、商品レベルで自社がどれだけ優れているのか、ということばかりに目がいきがちですが、
胎教的に見ると、商品というのはあくまで手段としかなり得ないのです。

手段の上のレベルに、目的があります。

この目的を達成するために手段がある訳で、目的を理解できていない会社、
目的を理解できていないビジネスパーソンが多数、存在しています。

私、いろんなお客様を接客する際に、商品説明だけをしないようにしています。

「家づくりを通して、建てていただいたお客様にこんな暮らしを過ごしていただきたい」
「だから我が社は、こうしたところにこだわった家づくりをしています」

というように、まずは目的、そしてその目的を実現するための商品、というようにお話しています。

不調な会社、不調な営業マンほど、この目的を伝えず
(というか、目的をそもそも理解していない)
商品説明にばかり特化する。

もしくは目的を伝えているつもりなのですが、
その言っている内容が薄すぎて、お客様の心に届いていない。

皆さんは、自社が家づくりを通して、何を目指しているのか、深いレベルで伝えられているでしょうか?
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【2366回】 成長の過程で、トップが実務から離れないと・・・

2017年06月22日 | 住宅コンサルタントとして
ありがたいことに、
ほぼ新築をセロから立ち上げられたクライアント様の業績が本当に順調です。

ただ、各社さんに共通しているのが、トップが実務に思いっきり携わっている、ということ。

あるクライアント様では、トップがバリバリのクローザーであり、
このトップが営業の現場から離れると業績がかなり落ち込むでしょう。

あるクライアント様では、トップがバリバリ図面を描いて、積算をして、ということをやっていて、
トップが実務を放棄すると、家づくりを自社でご決断いただいたお客様にご迷惑がかかる・・・。

すなわち、トップが実務をバリバリやっているおかげで業績が上がっている、という感じ。

事業立ち上げの頃は、当然ながらトップが実務に絡むのは全然アリです。

トップが実務に精通していることは、会社が大きく成長していく上でも、
結構プラスに作用することが多い。

ただ、業績が向上していくに連れ、スタッフが増えていく。
人が増えていくとルールをつくったり、仕事内容をチェックしたり、
スタッフを教育したり、ということも必要。

会社のブランディングに本気で取り組んだり、出店計画を組んだり、
新事業のことを考えたりする時間も必要。

当然ながら、実務をしている時間をこうした経営の時間に充てなければ、
未来に対しての一手を打つことが出来なくなるのです。

現状維持が精いっぱい、という会社の未来はありません。

だからどこかのタイミングで、実務をグッと減らしていかなくてはならないのですが、
これがなかなか難しいのですね。

でも、ここにチャレンジしなければ、人ばかり増えて、業務は効率化しない。
生産性が下がり、スタッフは不要な仕事をするようになってしまうのです。

ある段階に来たら、トップは実務を離れなくてはならない。

みなさんの会社ではそれが出来ていますか?

出来ていない場合、いつから実務を手放しますか?
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【2365回】 商品説明だけでは売れない

2017年06月21日 | 住宅コンサルタントとして
住宅の営業マンとして、あまり売れない人に共通するポイントは、
とにかく説明ばかりする人です。

説明で売れる訳ないのですが、ここがあまり分かっていないのですね。

更に説明といっても、商品の説明ばかり・・・。

お客様は商品説明を聞いているようで、
実は商品説明をする営業マンのスタンスや覚悟を見ているのですが、
その部分も気づいていないのですね。

で、売れないと自社の商品や会社に魅力が無いからだ、と考えたりする訳です。

正直、ズレまくっていますよね。

その逆に、売れまくっている営業マンは結局のところ、
商品ではなく自分を売っているのです。

もうちょっと分解して考えますと、自分のプライベートや好きなこと、自分の過去の経験、
自分がこの仕事を通じて何をしたいのか、というようなことをお客様にお伝えし、
お客様から人として認められ、受け入れられる。

その自分が良いと確信いている商品であったり、自分が好きで働いているこの会社であったり、
とにかく自分を売り込んで信じていただける関係がある上での商品や会社なのです。

そして最終的に、自分も商品も会社も全て受け入れてもらい、
お客様が払っていける予算の中でベストな提案をすることで納得してもらって、
契約というところに行きつくわけですね。

営業マンである以上、まずは自分を売り込まなくてはならない。

自分を売り込むために、どの部分を強化し、どのトークを磨くのか?
自分なりのシナリオをつくらなくてはなりません。

商品は大切。
会社のブランドイメージや実績・歴史も重要。

でももっと大切なのは、営業マンである自分をお客様に受け入れてもらうこと。

そんな自分が推す商品であり、そんな自分が大好きな会社だから、
最終的にお客様が契約して下さる。

それが住宅営業の本質だと思っています。
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【2364回】 地域密着の理想系

2017年06月20日 | 住宅コンサルタントとして
北海道の函館市に、すごいハンバーガー屋さんがあります。

その店名は、「ラッキーピエロ」さんといいます。

函館市内に17店舗展開しており、とにかく地元の方に大人気。

函館市内にはマクドナルドが5店舗、ロッテリア1店舗、モスバーガー1店舗と、
大手チェーン店が束になってかかっても、ラッキーピエロさんにはかなわないのです。

私、過去に函館に調査で訪れたことがありますが、
ラッキーピエロさんを4店舗回ったのに、どこも満員で、
オーダーしてから出てくるまで数時間はかかることが明らかであったため、
結果として断念しました。

ゆえにまだ一度も食べることができていないのですが・・・。

で、来ているお客様はほぼ、地元の方で観光客では無いのです。

過去、いろんな地域に行って、ご当地の名物を食べようとした際、
長蛇の列を構成している人の大半が観光客、というお店は多々、知っていますが、
とにもかくにも地元に17店舗もあるのに、どこも満員というお店は、
ラッキーピエロさんしか知りません。

それくらい、地元でラッキーピエロさんは愛されているのです。

また、自社の信者客の巻き込み方も非常に上手で、
大手ではできないことを徹底的にやっておられるのです。

こうした取り組みは、地元密着で商売をやらなくてはならない住宅会社にとって、
本当に、本当に参考になることばかりです。

もう地域密着の理想系なのです。

お客様に愛され、応援される。
ここになくては困る、と地元の方に思っていただいている。

そんな会社、理想だとは思いませんか?
自分たちもそうなりたい、と思いませんか?

改めて自分がクライアント様と目指すべき方向が明確になりました。

精進して目指していきましょう。
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【2363回】 父の日だったんですね・・・

2017年06月19日 | 住宅コンサルタントとして
昨日、朝に次男からLINEが届きました。

「いつもお仕事お疲れ様です。
後、2年くらいしか家にいないけど、よろしく!」

というような感じの・・・。

で、昨日、家に帰ると、長男が

「お仕事、頑張ってくれてありがとうございます」

というようなことを言ってきたので、
「何かあったのか?」と思っていたら、
昨日、父の日だったんですね。

家内に言われるまで、全く気づきませんでした。

あっ、ちなみに私は自分の父に、おいしい焼酎をかなり前に送っていますよ!

いつもそういった重要な日を忘れるので、今年はとっとと送っておきました。


子どもが素直に育つために、そして日々、仕事に全力で打ち込める環境をつくるためには、
やはり良い家庭を築くことが欠かせないと個人的に思っています。

良い家庭を築く第一歩は、夫婦仲が良いこと。
では夫婦仲を良くするためには、お互いがお互いを認め、支え合うことだと思うのです。

我が家では、家内が私が留守の間も、子どもたちに

「今の暮らしがあるのは、お父さんのおかげ」

ということを言ってくれているようですし、私は子どもたちの前で、

「ウチのお母さんを普通と思ったら大間違い。
ウチのお母さんのように、人に尽くすのが好きな女性は、滅多にいない。
もし、嫁さんを選ぶとしたら、絶対に自己中の女性じゃなく、
人に尽くすのが好きな人がオススメだよ!」

ということを言っています。

長男は来年の3月いっぱいでこの家を出て行ってしまいますが、
特に今年に入ってから、家族の仲は本当に良い感じです。

夫婦がお互いに感謝し、支え合う。
子どもに愛情をたっぷりとそそぐ。
これが家庭という組織を良くする唯一の方法だとすれば、
会社という組織を良くする方法も、おそらく同じですよね。

会社は社員さんに感謝し、社員さんを支える。
そして愛情をたっぷりとそそぐ。

役員同士、社員さん同士、感謝の気持ちを持って接する。

すると社員さんも仕事やお客様に感謝するようになると思うんです。

組織は変われど、組織を良くする方法は同じ。
皆さんの家庭や会社という組織は、良い方向に進んでいますか?
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【2362回】 マニュアルやしくみよりも、意義を理解してもらうことが基本

2017年06月18日 | 住宅コンサルタントとして
マニュアルやツールはとても大切です。

特に住宅のように、複雑で分かりにくい商品の伝え方を
スタッフさん個々の自由に任せていては、なかなか正確にお客様に伝えることは難しい。

住宅会社の成長と共に、スタッフさんの数が増えていくからこそ、
マニュアルやツールは整備していかなくてはなりません。

ただ、マニュアルをつくり、ツールを整備し、ロープレを定期的にしっかりとやっても、
それだけでは一流住宅会社の営業体制としては不十分です。

マニュアル、ツールなどのしくみよりももっと大切なもの。
それは、自分たちの信念や理念をスタッフさんに理解してもらうこと。

なぜ住宅事業に取り組んでいるのか?
自社のこだわりは何か?
なぜその部分に我々がこだわっているのか?
家づくりを通して、お客様に提供したいものは何なのか?
なぜ、このような商品を扱っているのか?

などなど、根本の理念と信念を社員さんに深く理解してもらうことが大切であり、
自社で働く意義を社員さんに見出してもらえた会社が、やっぱ一流だと思うんです。

良い家に住むと、そこに住む家族の毎日が本当に変わります。

居心地の良いリビングダイニングでずっと過ごしてきましたから、
年頃になっても子どもたちはずっとダイニングやリビングにいます。

だから家族でしっかりとコミュニケーションが取れています。

特に次男は今でもダイニングでしか勉強せず、
こちらもダイニングに居れば、たくさん会話ができるんですね。

私と家内がベラベラしゃべっている中でも勉強しているうちに、
集中力もとても上がったと思います。

素敵な家に住むことで、お花や器、絵などにも興味を持てるようになり、
本当に暮らしが豊かになりました。

また洗濯物は室内ですぐに乾くので、冬も梅雨時期も花粉の時期もストレスなし。
使いやすい収納が動線上にあるので、片付ける習慣が身に付きます。

自然素材を使っているので、経年美化してきている感じ。

良い家に住むと、本当に暮らしが変わるのです。

数ある住宅会社の中から、自社を選んで下さったお客様に、
毎日楽しく過ごしていただきたいし、ずっと家を愛してもらいたい。

そのために、こんなこだわりを当社は持っています、というようなストーリーを
皆さんの会社のスタッフさんは語れるでしょうか?

マニュアルよりも大切なのは、信念や理念、意義なのです。
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【2361回】 過去、当たり前にやってきたことをいつの間にかやめていないか?

2017年06月17日 | 住宅コンサルタントとして
来場されたお客様にお礼状を出す。
来場されたお客様にこだわりのお飲み物を出す。
お客様がお帰りの際には、全員で見えなくなるまでお見送りする。
そもそも、来て下さるお客様が本当にありがたく、
基本的に感謝の気持ちがいっぱいで対応する。

事業を立ち上げた頃や新人の頃、当たり前にできていたことが
いつの間にかやめてしまっているってありませんか?

住宅会社は業績が上がってくると、どうしても仕事が増えてしまいます。
その増えた仕事をするために、スタッフさんを雇用します。

4~5人の頃は、無駄なく仕事が回っていたのに、
スタッフが増えていくことによってミスが増えたり、品質が下がったり、
人間関係の問題が起きたり、様々な問題が発生します。

スタッフ同士の仕事がダブったり、場合によっては伝達がうまくいかなく、
やり直しの仕事が発生したりと、ドンドン効率が悪くなっていく・・・。

組織が大きくなるということは、そういう可能性を秘めているのです。

そしていつの間にか、当たり前にできていたことをやれなくなる。
お客様最優先で仕事をしていたのが、自分たちの都合を優先してしまう。

企業が成長していくと、そういう可能性がある、ということを経営者は知っておいた方が良いです。

そういう状況にならないようにするために、どうすれば良いと思いますか?
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【2360回】 こういう工務店さんが近くにあるエリアの方は幸せ

2017年06月16日 | 住宅コンサルタントとして
昨日はとあるエリアの地元工務店さんに集まっていただいての勉強会。

この勉強会は少数精鋭で、一方的なインプットの場ではなく、
アウトプットもやっていただく場となっています。

各社様、学ぶスタンスが素晴らしく、更に人間力の向上の大切さもトップ自ら分かっておられ、
参加されている方の人間性が本当に素晴らしいんですね。

毎回、伝えたいことが山のようにあって、全力で3時間、話すので、
いつも終わってから脳が酸欠状態になって、
帰りの電車の中では完全に意識がぶっ飛ぶのですが・・・。

各社様、スタッフさんに「感謝の心を持とう」という社員教育を徹底されています。

お仕事を頂戴したお客様に対して。
自分たちの仕事を請けてやって下さる職人さんや納材業者さんに対して。
そして働く仲間に対して。

口先だけで「感謝の心を持とう!」というのは誰にでも言えますが、
トップの心がどこにあるのかは、社員さんは分かっています。

トップが言行一致で、いろんなところに感謝の気持ちを持って仕事に向き合っているか?
ということが大切なのですが、それが本当にできているメンバーなので、
まあ本当に素晴らしい雰囲気なのですね。

こういう人間性をお持ちの工務店さんばかりなので、
こうした工務店さんが近くにある地元の人は幸せだなぁ、と思います。

一つの仕事を絶対に丁寧に、心を込めてやってくれるんですよ。
しかも各社さん、物凄く勉強されていて、性能もデザインも本当に良いものを提供してくれる。

全国あちこち行っていますが、実は工務店さんはエリアによってのレベル差がひどいんですね。

こういう工務店さんが身近にいるエリアの方は、本当に幸せですね。
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