鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4262回】 目の前の相手を気持ちよくすることができない営業マンは、三流である

2022年08月31日 | 住宅コンサルタントとして

この仕事をさせていただいて17年。

 

おそらく住宅会社の営業マンに対し、

研修をさせていただいた数でいうと、

誰にも負けないくらいの経験を

させていただいたと思います。

 

そんな私が感じていることを

述べたいと思います。

 

お客様に支持され、ファンが増えていく。

年々、紹介が増えていき、

業績が安定する一流の営業マンに共通するのは、

とにかく目の前の相手を気持ちよくさせる対応を

自然にできるのです。

 

相手が気持ちよく話せるような質問をし、

気持ちよく話をしてもらえるような聴き方ができる。

 

うなづいて欲しいタイミングでうなづく。

聴く際の姿勢や表情の作り方も完璧なんです。

 

そうすると、相手の方は嬉しくなり、

よりいろんなものをその営業マンに与えたくなります。

 

そしてその営業さんから購入するだけでなく、

ファンになっていくのです。

 

自分の都合より、目の前の相手を気持ちよくさせる、

ということが自然にできる営業マンが一流です。

 

一方、三流営業マンは、

自分のことしか考えていません。

 

相手に気持ちよくなってもらうよりも、

自分の欲を優先します。

 

「契約を勝ち取りたい」

「あれもこれも伝えたい」

「今、会議の時間だけど、

俺はこの仕事、やっておこう」

(←自分がちゃんと参加していないことが

ばれていないと思っているのです、三流なので)

 

ちょっと頭の回転が速く、それなりに機転も利くので、

若いうちはそれなりに売れたりもするのですが、

年齢が40歳を超えてきたあたりから、

ボロが出まくってくるのですね。

 

そして自分のことしか考えていないこともばれて、

応援してくれるお客様も増えていかないので、

いつまで経っても売れやすくなっていかないのです。

 

私自身、いろんな営業マンの前で

お話をさせていただきますが。

まあどのクライアント様でも共通するのは、

一流の営業マン・ビジネスパーソンは、

聴く姿勢が素晴らしく、こっちもドンドン乗ってしまいます。

 

個人的に友人であり、

日本一の営業さんだと思っている、

あのハウスメーカーの営業マンも

その昔、勉強会に参加されていた時の聴く姿勢が、

もうそれは見事でした。

 

目の前の人を気持ちよくさせる聴き方が、

皆さんはできているでしょうか?

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【4261回】 非常時に経営者の器が出る

2022年08月30日 | 住宅コンサルタントとして

コロナの影響で、中国の製造や物流が

まだ完全に機能していないことと、

ロシアがウクライナに侵攻したことによる、

エネルギー価格の高騰の端を発した、

世界的なインフレにより、

日本も少なからず影響を受けています。

 

住宅業界を俯瞰して見ている私としては、

高度な機器を製造する製造業従事者が多数いるエリアが

材料の供給が不十分なため、

残業ゼロとなり、収入が減った。

 

結果、そういうエリアで家づくりを進めようという方が

減っていると感じています。

 

こうしたエリアにおける住宅会社の大半は、

お客様の来場がかなり減っています。

 

ですから、少ないお客様を巡って、

各社、必死で営業をかけているかと思います。

 

そのエリアで展開している住宅会社にとって、

現状の市場環境は非常にしんどく、

非常事態宣言を出さなければいけない状況です。

 

そのエリアに弊社のクライアント様も複数、おられますが、

この事態を打破するために、これから打つ戦略、

それからトップとしての決意がもうかっこ良すぎで、

私、ちょっと仕事を忘れて引き込まれてしまいました。

 

その内容はここではもちろん書けませんが、

改めて思ったのは、

トップの器は非常時に明確になる、ということ。

 

非常時にトップが不安がって、そわそわしていると、

現場で戦ってくれているスタッフさんの士気にも関わる。

 

トップが腹を決めて、明確な方針を示し、

現場が仕事をしやすいような環境を整える。

 

その姿勢に、現場のスタッフも覚悟を決めて

本気で仕事に打ち込めるのです。

 

緊急時にブレずに決断できるよう、

日頃から学び続けると同時に

胆力を高めておきたいものです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【4260回】 将来、やりたいこと

2022年08月29日 | 人として

個人的なことですが、趣味は仕事です。

 

というと聞こえは良いかもしれませんが、

単純に遊ぶことが下手で、

多くの人がハマるゴルフも釣りも、

自分からはやりたいと思いません。

(子どもたちに誘われると付き合います)

 

パチンコとかも一切、興味ありませんし、

映画や音楽もメチャ疎いです。

 

すなわち、仕事を取れば、単なるクズでポンコツなんです。

 

唯一の趣味は料理と旅行ですが、

特に旅行は家内と一緒でないと楽しめない、

という、これまたポンコツ具合です。

 

そんな私、リタイヤ後の自分の暮らしが

正直、イメージできておりませんでした。

 

ところが、ついにやりたいと思えることが見つかったのです。

 

それは、野菜&ハーブづくり。

そして自宅にサウナ&水風呂。

 

この2つをイメージすると、

何かワクワクできるのですね。

 

仕事と海外旅行以外、

ワクワクできることがあまり無かった私にとって、

もう本当にありがたいことです。

 

人間、目標が無ければ、

やる気も出にくいし、モチベーションもあがりにくい。

 

素晴らしいクライアント様とのご縁のおかげで、

仕事面に関してモチベーションは常に高いのですが、

仕事以外に関して、本当に目標を設定できていなかったのです。

 

それが、サバンナ高橋さんと藤森慎吾さんのYouTubeのおかげで、

自宅にサウナをつくりたいと思えました。

 

個人的にサウナ施設に行くと、

多数のオッサンに囲まれるのが好きでないのと、

外気浴の際のイスで良い感じのものが少なく、

頭の中を真っ白にするには個室サウナしかないな、

と思っていたのです。

 

自宅にサウナを後付けできるとは知らなかったのですが、

高橋さんも藤森さんも自宅にサウナをつくられ、

しかもとても良い感じなのですね。

 

長男と次男が完全に自立して、

彼らの荷物が無くなれば、

自宅に6坪の余白ができるので、

そこにサウナと水風呂、

そして製氷機を置けば(夏の水風呂に氷は不可欠)、

年中理想の環境のサウナとなります。

 

そして外気浴ですが、

自宅の2階バルコニーからは、琵琶湖が一望できるので、

これまた最高の外気浴ができるのです。

 

自宅に理想のサウナをつくりたい。

 

2年以内に、その環境が整うので、

そろそろ具体的に進めていきたいと思っています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【4259回】 やっとこの状況まできました・・・

2022年08月28日 | 住宅コンサルタントとして

ようやく日本も、入国前の陰性証明が必要なくなります。

(ワクチン接種証明書が必須ではありますが・・・)

 

これにより、海外に行くハードルがグッと下がり、

日本人がより海外に行きやすくなると思います。

(相変わらず、外国人の入国に関しては、

仕事や留学を除くと旅行代理店を受け入れ責任者に限る、

という、建前だけの無駄で変な規制がありますが・・・)

 

経済が、これでまた少し、回ります。

 

そもそも、今年のGW以降、2回海外に行きましたが、

現地で陰性証明を取るための検査に、

大体1万円前後、かかるのですね。

 

これって、例えば学生さんからすれば、

もの凄い痛い出費だと思います。

 

しかも、現地の病院に行かなくてはならないですし、

陽性反応が出た場合、日本に帰ることができない。

 

更に大半の医療機関は、陰性証明書を自国の言語で発行しますが、

さすがは日本、外国語の陰性証明は英語しか認めず、

 

「日本語か英語でもらってください」

 

という、謎の指示をMY SOSのアプリで出してくるのです。

 

もう、ホンマに頭が悪くて無駄なことをルール化しているのです。

 

また、ツアーを組んで行っていたとしても、

ツアー客の中で陽性と判断された方が出た場合、

その人を残して帰国しなくてはならず、

ツアーそのものも組みづらい、ということがあったと思います。

 

それが撤廃されただけでも、一歩前進ですね。

 

海外に行く日本人が増えることで、

コロナ脳に未だになってしまっている人が多いという

この国の現状の異常性に気づく人が増えれば、

ちょっとはマシになるのかなぁ、と個人的に期待しています。

 

海外に行くことで、本当に自国の良いところと悪いところが

肌感覚として実感できます。

 

ビジネス面においても、

やはり刺激をたくさん受けますから、

新しい発想のヒントも多々、得られます。

 

いろいろ動いて、たくさんのインプットをすることで、

質の高いアウトプットができるようになる。

 

日本人にとっては、本当に海外に行きやすくなります。

 

質の高いインプットをしたい方は、

是非、いろんなところに足を運んで

一次情報をたくさん得ていきましょう!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【4258回】 紹介が起きるには・・・

2022年08月27日 | 住宅コンサルタントとして

どんな商売でも共通するのは、

今、自分たちとお付き合いをして下さっているお客様から

支持され、応援していただけていると

商売がやり易くなる、ということ。

 

支持され、応援していただいていることで、

市場内で良い評判が起こって、

その評判を聞いた方たちが、次々と来店してくれる。

 

こうしていつもお客様でにぎわうお店(企業)ができるのです。

 

そしてどの住宅会社でも、

経営者や店長が考えることは、

 

「紹介をもっと増やしたい」

 

ということ。

 

OB様だったり協力業者さんであったり、

社員さんからの紹介は、本当にありがたいものです。

 

ところが、どうやったらもっと紹介を

いろんな方からしていただけるようになるのか、ということを

真剣に考え、行動している会社や営業マンは、

あまり多くないと個人的に思っています。

 

どういうメカニズムで紹介が発生するのか、

そのことを真剣に分析し、

自分たちが取るべき行動ができていない会社も

かなり多いような気がしています。

 

私の周囲の方たちの中で、

とにかくたくさんの紹介を得ている方に共通するのは、

困っている方たちにいろんな方を紹介し、

その困っている方たちのお役に立っている、

ということ。

 

別の言い方をすると、

困っている方がいたとしたら、

とにかく何らかの形でお役に立ちたいと思って

それを解決する人を紹介できるネットワークを持っている、

ということです。

 

自分はいろんな人を紹介しないのに、

自分にはいろんな方を紹介して欲しい、というのは、

ちょっと違いますよね?

 

とにかく、紹介をたくさんいただける人というのは、

日頃からいろんな方のお役に立てれば、

というマインドを持っていて、

人のお役に立つことが好きなのです。

 

一方、いろんな方のお役に立てるような

立ち振る舞いが自然とできない方は、

お客様満足度が低くなくとも

紹介が発生していないような気がしています。

 

紹介を得たいと思うのであれば、

自分がまずはいろんな方を紹介して、

困っている方のお役に立つ。

 

いろんな方を紹介できるように、

自分自身の能力と人間性を磨き、

日頃から良いお付き合いをいろんな方としておく。

 

皆さんの会社は、

紹介をたくさんいただくことができているでしょうか?

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【4257回】 かみ合わない接客

2022年08月26日 | 住宅コンサルタントとして

我が家の家電は、今年から来年にかけて、

かなり買い替える必要性が出ています。

 

まずはテレビ。

 

これは外れにあたったと思うのですが、

7年が経過して、画面の4分の1~半分が

黒ずんでキレイに映らなくなってしまいました。

 

そして洗濯機。

 

脱水の際に異音が出ます。

 

冷蔵庫も洗濯機と同じ時期に購入したので、

そろそろ寿命かな、と・・・。

 

で、テレビは買い換えました。

 

後は洗濯機、ということで、

先日、新潟駅前のビッグカメラで

洗濯機を見ておりました。

 

ある程度、機種は絞っているのですが、

私が検討している商品にラインアップが5つほどあって、

上級グレードから普及グレードまで存在します。

 

で私は、その洗濯機の前で、

お互いのグレード見ながらその機能の差は何なのかを

考えておりました。

 

すると店員さんが来て、

いろいろ質問したいと思っていたのですが、

 

「カタログ、必要ですか?」

 

と聞かれ、必要と回答すると、

カタログを私に渡した後、その場を離れたのです。

 

あまり接客向きの感じのスタッフさんでは無かったのですが、

どう考えても真剣に洗濯機をみているお客様に対し、

カタログだけ渡す、というのは、ピントずれてるなぁ、と

個人的に思っておりました。

 

で、しばらくすると、先ほどのスタッフさんが、

男性のベテラン店員さんを連れて戻ってきました。

 

私、ようやく自分の疑問を解決できる、と

その店員さんに質問しようとしたら、

 

「洗濯機をお求めですか?」

「これ、人気のシリーズなので、

在庫あるか、すぐに調べますね」

 

と、こちらに寄り添うような対応ではなく、

購入させるために外堀を埋めるかのような対応をしたのです。

 

この瞬間に、私は絶対にこのお店で買わない、

ということを決断することができました。

 

洗濯機を比較しながら見ているお客様が、

どんな対応を求めているのか、ということすら、

分からないのですね。

 

自分が求めていることとズレた対応をされると、

こんなにも心地悪いものなのか、と改めて実感しました。

 

そして改めて思ったのですが、

住宅会社の営業マンでも、

このような対応をしている営業マンが

まだまだ多いのではないか、と感じました。

 

お客様が求めていることではなく、

自分が言いたいことを一方的に伝える。

 

お客様に関心がない。

 

お客様の質問に対し、

ズレた回答をしてしまう。

(例:「御社の建物のUA値は?」という質問に対し、

「当社の建物、断熱性能は良いです」という回答)

 

お客様に寄り添い、

お客様が求めていることをまずは提供する。

 

この基本的なことができているでしょうか?

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【4256回】 有益なコンテンツを生まず、広告に頼っている会社は終わる

2022年08月25日 | 住宅コンサルタントとして

集客に関しても、採用に関しても、

マーケティングのセンスが欠けている

住宅業界の経営者やマーケティング担当者が考え方なのが、

広告の力を使って、お客様や入社希望者を集めようとすること。

 

しかしながら、広告で伝えられる情報には限りがあり、

お客様や転職希望者を動かすことはできません。

広告は、あくまでもきっかけでしかないのです。

 

広告で入って来て下さった方に

自社の商品やスタッフさんの魅力を

伝えられるコンテンツを用意しておかなくては、

理解していただけずに離脱されてしまう。

 

しかも、今の若い方はテキストや写真ではなく、

動画で情報を収集する習慣をお持ちなのです。

 

すなわち、有益で面白い動画コンテンツを

定期的に自分たちでつくって発信しておかなければ、

広告の効果がドンドン薄れていく時代ともいえるでしょう。

 

このことが分かって、

有益なコンテンツを生み続けている会社と、

コンテンツを生む重要性を理解できていない会社は、

後2年で圧倒的に差がつくことでしょう。

 

これは逆転不可能なくらいの差だと思っています。

 

その実現のために、

自社に広報マーケティング専任者を配置することは

もう不可欠な時代となっています。

 

未だに広報専任者を配置する必要性を理解できていない会社。

広告でお客様が動くと思っている広告会社や制作会社。

 

こうした会社は、間もなく退場となるだろうなぁ、と

個人的に思っています。

 

広告も大切ですが、

その前に有益なコンテンツを

ストックできる体制を取る必要があるのです。

 

皆さんの会社は、このことを理解できているでしょうか?

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【4255回】 自社と他社の違いをまずは自分たちが理解できているか?

2022年08月24日 | 住宅コンサルタントとして

住宅会社として成長していくと、

マーケティング専任者も採用できるので、

情報の発信において、質も量も高まります。

 

結果、より多くのお客様に

ご来場いただけるようになります。

 

発信力が十分ではなかった頃に

来場して下さったお客様は、

数少ない発信の中、自社を見つけて下さり、

少ない情報を読み込まれて、

ファンになった状態で来場して下さった。

 

だから、こちら側としても対応がとてもやり易かった。

 

ところが、会社として成長し、

発信量が増えていくことで認知度が高まる。

 

その結果、

 

・自社のファンになった状態で来場して下さるお客様

・それなりに地元でやっている会社だから、

とりあえず見ておかなくては、と来場されるお客様

 

というように、自社のファンに

なっていただいてない状態のお客様も

来場されるようになるのです。

 

他社に家づくりの相談を既にされていて、

それなりに進んでいるお客様も来場されるのです。

 

他社と話を進めているお客様。

自社だけでなく、他社に関心があるお客様。

自社のファンになり切っていないお客様。

 

こうしたお客様に、どのように対応する必要があるのか?

 

それは、自社と他の住宅会社の差を理解していただき、

 

自社で家づくりを進めたいのか?

家づくりや業者選定において何を重視したいのか?

 

を明確にしていただくことです。

 

その上で、そのお客様にとって、

どの会社で家づくりを進めるのが良いのかを

一緒に考えて差し上げる、ということが重要です。

 

そして、小規模の住宅会社がやってはいけないことは、

自社の価値観やスタイルに共感いただいていない状態で

プランニングに入ったり、

土地紹介をしてはいけない、ということ。

 

予習が十分ではないお客様に、

共感していただく上で重要なのは、

他社と自社の違いを明確に自分たちが理解しておくことです。

 

共感していただいた上で、

商談を進めていくことで、

成約率が高まるのです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【4254回】 能力や経験値を超えた任せ方

2022年08月23日 | 住宅コンサルタントとして

業界未経験の、優秀なスタッフさんが入社された。

 

入社して半年で、受注も順調に増え始めた。

 

「ようやく、我が社にも期待の星が・・・」

と経営陣は期待し、ドンドンお客様を

そのスタッフさんに担当させたいと思うでしょうが、

ここで気を付けなくてはならないことがあります。

 

それは、「力相応」というワードです。

 

その方の力に相応した任せ方をしなければ、

そのスタッフさんが業務量で潰れてしまったり、

モチベーションが折れてしまったりすることもある、ということ。

 

能力の他にも、精神面のタフさなど、

いろんな部分を鑑みて、どこまで任せるかを決定しなければ、

素晴らしい素材の方を潰しかねない、ということを

経営者やマネージャーは知っておく必要があるでしょう。

 

弊社のクライアント様で、

昨年4月に入社された、超優秀新人さんがおられます。

 

能力も人間力ももの凄いレベルで、

とにかく人の話を聴くときの姿勢が素晴らしく、

私もそのスタッフさんの成長を楽しみにしています。

 

非常に優秀なので、営業に出て即、結果も出て、

あっと言う間に受注ストックができた。

 

そして契約済のお客様の対応も増えていったのです。

 

そういう環境の中で、上司が下した決断は、

配置転換でした。

 

このままいくと、

受注したお客様の業務をこなしていくよりも、

受注残がドンドン増えていって、

業務に追われ、仕事そのものを楽しめなくなる可能性もある。

 

それは、そのスタッフさんが優秀すぎるからなのですが、

能力が高くとも、まだ実務の経験値が足りないので、

実務力を超える受注残を抱えさせることは

そのスタッフさんにとってマイナスになりかねない、

と判断されたのですね。

 

一旦、今契約させていただいたお客様の

着工からお引渡しまでを担当してもらって、

お客様に満足していただく、ということを経験してもらう、

ということで、仕事を好きになっていただいたり、

成功体験を積んでいただいた方が、

そのスタッフさんにとって良い、という判断をされたわけです。

 

これが、力相応に仕事を任せる、ということです。

 

こういうマネージャーの下で仕事ができると、

どのスタッフさんも幸せですよね。

 

能力・人間力に加え、実務力も加味した上で、

力相応でスタッフさんに仕事を任せることが

皆さんの会社ではできているでしょうか?

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【4253回】 伸びている会社ほど実務で忙しく、余剰人員などいない中で商品開発をやっているという事実

2022年08月22日 | 住宅コンサルタントとして

新しいモデルハウスの設計であったり、

新たに出る店舗のデザイン、

更には商品開発や改良など、

住宅会社がやらなければならないことは、

多々、存在します。

 

未来を予測すれば、

今、確実に実行した方が良いことを

住宅会社さんに提案した際、

 

「いや、今、当社のスタッフはメチャ、忙しいので、

新商品開発をする時間の確保は、物理的に難しいです」

 

「当社は大手さんと異なり、

商品開発する部署がないんですよ」

 

と、できない理由を言う会社があります。

 

でも、そういう言い訳を言う会社に限って、

受注は順調ではなく、

その割に皆、忙しがっていたりするものです。

 

弊社のクライアント様の中には、

スタッフさんが少数精鋭で、しかも受注が好調、

とにかく全スタッフさんがお忙しそうにされている、

優秀なクライアント様が多々、おられますが、

そういう会社に限って、

 

「次回までに案を固めておきます」

 

とさらっとおっしゃったりするのです。

 

どの会社も、余剰人員なんていないのです。

 

皆、忙しいのです。

 

伸びている会社、成長する会社は、

忙しいだの時間が無いだのスタッフがいないだの、

そんな言い訳を一切せずに、

やるべきことを期日までにやるのです。

 

伸びない会社の経営者ほど、

できない理由を並び立てたり、

できない理由を社員さんの能力のせいにするのですが、

社員さんではなく、経営者やその組織TOPに問題がある。

 

それが現実です。

 

結論、業績が順調でなく、

大して忙しくない会社ほど、

できない理由を並び立てる、ということです。

 

皆さんの会社は、そうなってはいないでしょうか?

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【4252回】 常に新事業・新商品・新サービスを考える

2022年08月21日 | 住宅コンサルタントとして

世の中の変化のスピードは、

我々が思っている以上に速い。

 

今、自分たちがやっている事業、

自分たちが扱っている商品やサービスが

5年先必要とされているかなど、誰にも分からない。

 

だからこそ、経営者や経営幹部は、

新事業・新商品・新サービスの開発を

常に考えておく必要があるのです。

 

新事業を考える際は、

「誰が」「何を」必要としているのか、

ということから考えるように、私はしています。

 

更には自社の強みは何か?

自社が評価されていることは何か?

 

新事業を考える際には、

自分たちが扱っている商品・サービスを

新たな顧客に販売するか、

もしくは自分たちの顧客に

新しい商品やサービスを販売するかの

2パターンで考える必要があります。

(自分たちが扱ったことがない商品・サービスを

関係性のない顧客に販売することは、難易度が高い)

 

昨日、クライアント様の幹部に集まっていただいて、

5年先の新事業・新商品・新サービスを考える大切さについて、

お伝えをさせていただいておりました。

 

50のオッサンが結構過激な提案をさせていただいたのですが、

参加メンバーのレベルが非常に高く、

皆さん真剣に考えて下さっていたと思います。

 

皆さん何らかのヒントを掴んでくれてたとしたら嬉しいです。

 

5年先、10年先を見据えて皆さんの会社は、

新事業・新商品・新サービスについて、

考えることができているでしょうか?

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【4251回】 仕事を楽しいと思えるようになるには・・・

2022年08月20日 | 住宅コンサルタントとして

昨日は、夏期休暇明けの仕事初日でした。

 

結論から申し上げますと、

もう昨日はメチャ楽しかったです。

 

「俺、こんなに仕事、好きやったっけ?」

 

って改めて感じることができました。

 

1日、しゃべり倒しておりました。

 

社会に出ると、大半のビジネスパーソンにとって、

起きている時間の半分は仕事に費やすことになります。

(本当は生きてる時間の半分、と言いたいところですが、

昨今のクソ政策の働き方改革によって、

そのことが言いにくくなりました)

 

「仕事を楽しい」と思えるようになるには、何が必要か?

 

その答えは、仕事を通してお客様や共に働く仲間に

必要とされ、満足され、感謝していただけるようになることだと

個人的に思っています。

 

要するに、仕事で関わる人達に喜んでいただくことでしか

仕事を楽しいと思えない、ということです。

 

ではどうすれば、仕事で関わる方に喜んでいいただけるのか?

満足していただけるのか?

 

それは、圧倒的なパフォーマンスを出せるようになることです。

 

すなわち、オンもオフも学び続け、

仕事のパフォーマンスを高められた方しか、

仕事を楽しいと思えない、ということ。

 

逆の味方をすれば、

仕事を楽しいと思えないのであれば、

まだまだ自分がビジネスパーソンとして、

一流になり切れていない、ということかもしれません。

 

仕事を楽しむことができているでしょうか?

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【4250回】 良質な体験の量を増やすことが、質の高いアウトプットにつながる

2022年08月19日 | 住宅コンサルタントとして

質の高いアウトプットをするのであれば、

良質な体験の量を増やすことが不可欠です。

 

ビジネスの世界で成功し続けておられる方は、

この本質をよく理解されていて、

とにかく良質な体験をメチャされているのです。

 

毎度、例に出していますが、

一流の料理人さんは、

とにかく一流の店で食事をしまくっています。

 

一流のソムリエさんは、

収入の大半をワイン購入に充てており、

ワインをテイスティングしまくっています。

 

一流のデザイナーさんは、

一流の建築物を見まくっています。

 

一流の営業マンは、

一流の販売担当者や営業マンから

購入しまくっています。

 

上記のことをいつやっているのか、というと、

プライベートな時間を使ってやっておられるのです。

 

だからオフの日の時間の使い方を訊くと、

その方のビジネスパーソンとしてのレベルが見分けられる、

とも言えるでしょう。

 

休日にゲームばかりしている。

休日にゴロゴロ寝て、家にこもっている。

休日は、いつも同じ友人たちと呑んでいる。

 

毎回、同じパターンで休日を過ごしていることは、

もちろん、個人の自由なのですが、

そういう方は体験量が圧倒的に不足しているので、

ビジネスパーソンとしては一流ではないです。

 

説得力、言葉の重みに欠けるのです。

 

個人的に、そのことを20代で気づけたことは、

私にとって非常に大きかったです。

 

オフの日を利用して動きまくる、

ということを個人的にやり続けたいと思っています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【4249回】 まだこんなことをしているのか、この国は・・・

2022年08月18日 | 住宅コンサルタントとして

スペインから羽田空港に到着して、

もう衝撃を受けました。

 

我が国は、欧米各国で単なる風邪と

同じ扱いを受けている新型コロナに対し、

こんな無駄なことを

しかも莫大な人数をかけて、

空港で検疫をやっているのか、と

もうアホくさく、あきれてしまいました。

 

海外から日本に帰る際には、

海外の空港での航空券発行の際にも、

My SOSのアプリの事前登録をして、

更にそれがブルーの表示をされていなければ、

チケット発行してもらえないのです。

 

ちなみにMy SOSでブルー色にするには、

事前に体の症状を入力し、

更にワクチン3回接種証明を添付し、

更には現地の病院等での陰性証明書を添付し、

それを日本国内の担当者がチェックし、

全てクリアしていればブルーになる、という流れです。

 

飛行機に乗る前に、とにかくチェックが厳しいんですね。

 

その上で羽田空港に到着すると、

まず検疫を受ける手前にスタッフが何十人も配置されていて、

 

「MY SOSアプリをチェックしま~す」

 

とその何十人のスタッフが、何度もチェックするんです。

 

毎回、すれ違うスタッフさんに見せなくてはならないのです。

 

そして、検疫のところで再度、アプリを開き、

それをスタッフさんがいじってチェックし、

その上でなんかよくわからない紙を渡されます。

 

それを持って、再度、よくわからない人達にその紙を渡し、

その先に入国の判子を押してもらい、税関を通過します。

 

羽田空港内で、3キロ以上、歩かされます。

 

で、もの凄い人数の方たちに、

スマホを何度もチェックされる、という感じ。

 

この流れを考えた担当者に、ちょっと諸外国に行って、

他の先進国を見てこい、と言いたいです。

 

もうこんな無駄なことに税金メチャ使いまくりなの、

日本と中国だけですよ。

 

で、こんなの、海外の方に

 

「日本に来るな!」

 

と言っているのと同じでしょう。

 

保健所やPCR検査をやっている施設、

更には空港の無駄な検疫や隔離施設に、

今でもこれだけお金を使って、

そのお金を少子化対策とか、

河川の氾濫防止のための土木工事とかに使う方が、

この国にとって絶対に良いと思っています。

 

更には、世界戦で戦うためには、

もう民と官が一体となって取り組むべきなのに、

選挙で勝つための年寄が好む施策に

お金を回す、という年寄忖度政権な訳です。

 

国家100年の計は無いのか!

(完璧にないです)

 

海外に行くと、他国の政策と比較して、

日本という国を見ることができます。

 

ただ、この国の大半の方たちは、

この2年、海外に出ていないので、

その視点を持てていないかもしれません。

 

バレンシアも、マジョルカ島も、パリも、

それはもうコロナ前と同じでした。

 

パリから我が国行の飛行機は、ガラガラでした。

 

ヨーロッパでは、街中でマスクを着けている方は、

5%もいないです(おそらく医療関係者とかだけ)。

 

こうした現実を少しでも多くの方が知って、

私たちの子ども、孫の世代に、

少しでも良い状態でバトンタッチできるよう、

変わって欲しいと切に願います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【4248回】 日本に帰国します

2022年08月17日 | 親として

今回の夏期休暇は、スペインのバレンシアに4泊、

そしてマジョルカ島に2泊というスケジュールでした。

 

そもそも、次男のスペイン留学が9月までなので、

8月はリスクを冒してでもスペインに行こう、と

かなり以前から決めていたのです。

 

たまたまGW前に海外旅行における隔離処置が

かなり緩和されたことと、

ドバイ経由でマドリードまで安く行けることが分かったので、

GWにもスペインに来ていましたが、

GWのチケットよりもこの夏のチケットとホテルを

前に予約していたくらい、絶対に来たかったのです。

 

次男が通っている学校も、

次男が仲良くしてもらっている友人も見ることができ、

家内と共に親として幸せな気持ちになっておりました。

 

そしてやはり自分にとって、

家族が最も大切であり、

家族が幸せでいてくれることが、

自分の幸せであることも再認識。

 

家族が無事で元気に過ごしてくれているだけで、

もう本当にありがたいことなのです。

 

次男はこの1年で、

いろんな国籍の友達をたくさんつくっていて、

ヨーロッパ中、あちこち旅行しまくり、

貴重な日々を過ごせたようです。

 

次男の友達も世界を股にかけて

仕事をしていたりして、

本当に良い友人と縁をいただきました。

 

私自身、今年のGWとこの夏は、

完全にプライベートの旅でしたが、

来年以降は仕事の要素を増やして、

建築物やインテリア、店舗巡りをしたいと思っています。

 

まあ家内も私も、バカ親なので、

子どもがいるところに来ると、

もう子どもしか目に入っていないのです(汗)。

 

ということで、今日、フランス経由で日本に帰国します。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする