鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4565回】 楽しそうに見えるか?

2023年06月30日 | 住宅コンサルタントとして

お客様の来場が好調な会社。

スタッフの採用にそれほど困っていない会社。

 

こういう会社に共通するポイントは何か?

 

結論から言うと、

スタッフが仲良さそうで、楽しそうに働いているシーンを

動画や写真でどれだけ発信できているか、

ということがポイントとなります。

 

例えば、YouTubeやTikTok、Instagramリールで

建物のルームツアーの動画を発信する、

ということはどの会社もやっていますが、

その動画を見ると、スタッフ同士が仲が良いか、

それから楽しそうに参加しているか、ということが

視聴者側からは一発で分かるのですね。

 

楽しそうに見える会社だと、

お客様は安心しますし、好感を持ってくれるのです。

 

ところが、やらされ感が動画から見えたり、

スタッフ同士があまり仲良さそうに見えないと

好感度ポイントは下がってしまうのです。

 

動画を通じて、スタッフさんが楽しそうに

建物を案内している会社には、

自然とお客様の足が向く時代。

 

ということは、良い会社に自然とお客様が集まる、

ということなのです。

 

皆さんの会社は良い会社でしょうか?

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【4564回】 右脳で直感的に感じたことを言語化する力

2023年06月29日 | 住宅コンサルタントとして

昨日、お伺いしていたクライアント様で、

コンサル終了後、最新のモデルハウスを見学させていただき、

社長自ら説明をして下さいました。

 

現状、営業は社長一人でされていて、

来期分の15棟と再来期分も9棟、決まっている、

非常に生産性の高い工務店さんです。

(営業・設計・コーディネーター・工事1名ずつの会社です)

 

経営者自ら営業している場合、

当然ながら自分の人生を賭けて営業されているので、

圧倒的に営業力は高くなります。

 

にしても、営業に関する決定率が(一般的な営業マンに比べ)高い、

と私は感じておりました。

 

その理由が昨日、分かりました。

 

結論から言うと、モデルハウスを見て私が直感で感じたことを

その社長は、非常に分かりやすく解説して下さるのですが、

それが何とも言えないくらい、心地よいのですね。

 

もちろん、社長の人柄もあるのですが、

それだけではない心地良さがあるのです。

 

そのポイントは、社長の言語化能力の高さにあるのです。

 

人間、右脳の方が圧倒的に情報処理スピードが高く、

建物を見た時に右脳がいろんなことを感じます。

 

何か素敵、とか、何とも言えない味があるなぁ、とか、

ちょっとここ狭いよなぁ、とか・・・。

 

その右脳が感じた瞬間的に感じたことを

普通の方はなかなか言語化できないのですが、

右脳が感じたことをさりげなく言語化して差し上げた時、

人は「なるほど!」と深く納得するのです。

 

このクライアント様の社長のモデルハウス案内が

まさにそういうスタイルだったのですね。

 

リビングのチェアに座って窓から外の風景を見た時、

私、「なんかメッチャ居心地よいなぁ」と感じたのですが、

そう感じる理由を簡潔に社長が説明して下さるのです。

 

設計士の設計コンセプトであったり、

こういう風景を見て欲しいので、この位置に窓を設けたとか、

更にはここからキッチンの方を見た際に

奥行き感を非常に感じるが、それが空間的な広さを感じるとか、

それはもう見事に心地よかったです。

 

お客様が直感的に感じたことを言語化して差し上げると、

お客様は非常に心地が良くなるのです。

 

皆さんはこういう接客ができているでしょうか?

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【4563回】 解決策提案や提案力では差がつかない時代

2023年06月28日 | 住宅コンサルタントとして

YouTubeやInstagramの普及により、

とても素敵な建物の動画や画像に

皆、簡単にアプローチできるようになりました。

 

更には住宅系ユーチューバーが

家の性能の大切さであったり、

C値が悪い建物を建てると起こる弊害などを

非常に分かりやすく解説してくれていたりするので、

お客様は本当にいろんな知識を武装されています。

 

ひと昔前は、営業マンに必要なスキルは、

お客様が抱える問題を理解し、

その解決のための提案力であった訳ですが、

ぶっちゃけ、この提案力ではあまり差が開かない時代になりました。

 

収納の大切さ、動線の重要性はどの会社も分かっているし、

性能もここにきて業界全体がグッと上がっています。

 

なので解決策提案に関して、

いろんな会社と自社の差はあまり出ない、と

考えておいた方が良いでしょう。

 

ではどこで差が出るのか?

 

それは、お客様自身も気づかれていない、

お客様の潜在意識の中にある要望や不満に

どこまで我々が気づくことができるのか、ということ。

 

そこを理解している営業マンの提案と

そこを理解していない営業マンの提案では、

天と地ほどの差が出るのです。

 

おそらくまともなプランナーがいる会社、

もしくはプランの勉強をしている営業マンがいる会社の場合、

同じお客様に対して、最終的にほぼ同じ間取りの提案になるのです。

 

そして金額の差も、100万以内でしょう。

 

金額でもプランでも差がつかない。

 

でもそのプランを提案する際に、

お客様の潜在意識の中にある要望や不満を理解している場合、

 

「玄関からの動線をなぜこのようにしたのか?」

「ここのスペースにこういうものを並べて、

休日、ご主人やお子様にこんな過ごし方をしてもらいたい」

 

というように、非常に具体的にお客様への暮らし方提案ができるのです。

 

そしてお客様はその提案に共感し、感動される。

 

ところが、お客様の潜在意識の要望や不満を引き出せていない場合、

提案そのものが具体的にならず、表面的になってしまうのです。

 

どちらかというと、暮らし方提案ではなく、

建築物説明になってしまうというか、モノ売りになるのです。

 

だからお客様の反応は悪くはないのですが、

共感も感動もないのです。

 

モノ売りにならないためには、

お客様の潜在意識の中の要望や不満を顕在化させることが欠かせない。

 

そのために何が必要かを今月、来月と

手を変え品を変え、理解していただけるよう、

私も伝え方を工夫していきたいと思います。

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【4562回】 これからの季節、注意したいこと

2023年06月27日 | 住宅コンサルタントとして

気温と湿度がドンドン上がっている今、

お客様との商談の前に注意したいことがあります。

 

それは、「におい」と「打合せルームの環境」です。

 

まずこの時期、特に男性はにおいに気を遣わなければなりません。

 

特に30代後半以降の年齢のオッサンは!

 

加齢臭に加え、汗くさいとなれば、

女性は生理的に受け付けてくれないでしょう。

 

そしてたばこを吸う方は、特に注意が必要です。

 

汗臭さ+加齢臭+タバコ臭いの三重奏は完全にアウトなので、

タバコのにおいが服や髪につかないように気をつけたいです。

 

見た目の清潔感とにおいに関しては、

これはもう生理的にOKかNGか、

お客様の判断は明確に分かれます。

 

奥様から見た目とにおいの点で生理的に受け付けられない、

と判断されては、圧倒的に不利になってしまうので、

ここはしっかりと対策を打ちたいところ。

 

朝、出勤前にシャワーに入る。

着る服のにおいもチェック。

爽やかな香水を軽くつける。

頭髪や服にたばこの臭いをつけない。

 

これらの工夫は必須です。

 

また、この時期からどの会社も冷房をかけると思うのですが、

お客様にとって快適な温度や湿度は、

一人ひとり異なるので、室内環境への気遣いも欠かせません。

 

この時期に冷房をつけはじめて、体調を崩す方も増えます。

(今、私がまさにそれです)

 

身体が冷房に慣れていないので、

喉や鼻の調子が悪くなる方もいます。

 

こういう時は、打合せルームの温度や湿度に関して、

お客様に寒くないかどうかを訊いたり、

ひざ掛けをご用意したり、

飲み物もあたたかいものも用意するなど、

こちら側の配慮も非常に重要になってくるのです。

 

そしてそういうことに自然と気が遣える会社が、

お客様から信頼され、契約をいただけるのです。

 

臭いチェックと打合せルームの室内環境に気を配りたいですね。

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【4561回】 ワンオペ育児

2023年06月26日 | 住宅コンサルタントとして

日経新聞の中にあった記事にちょっと考えさせられました。

 

「人間の育児はワンオペに向いていない」

 

という生物学者の高橋祥子氏の言葉について、

いろんな考察がなされたいたのです。

 

生物学的に言うと、人間の赤ちゃんは

おそらく全生物の中でも最弱レベルに弱いです。

 

泣く事しかできない。

移動すらできない。

首すら座っていない。

 

よほど頑張って育てなければ、

生物的には絶滅する種である、とのこと。

 

そんな中でも人間が人口を増やせたのは、

集団で育児をしてきたからだ、と記事にあったが、

まさしくその通りだと思いました。

 

子どもさんを生んでも、

自分たちだけでなく、

近所にどちらの親も住んでいて、

自分たち+ジジババ4名の計6人の大人で

子どもさんの面倒を見たり、見守ったりできたのです。

 

ところが核家族が多くなり、

自分たち2人だけで子どもさんの面倒を見なくてはならない。

 

そういうこともお子さんを1人産んで、

2人目をつくられない、ということにつながっているのかも、

と今更ながらに気づきました。

 

私自身、大阪生まれ大阪育ちですが、

社会に出て9年半、北海道に住んでいましたし、

その間、仕事ばかりしていたので、

家内はワンオペで子育てをよくやってくれたなぁ、と

今更ながら感謝の気持ちが湧いてきます。

 

しかも家事は一切やらない、

仕事しかしていなかったのですが、

文句ひとつ言われたことがありません。

 

少子化の解決のために、

日本はいろんな手を打っていかなければならないと感じますが、

一つは親元近くに住み、で大人4~6名で子どもを育てるか、

もしくは社会全体でお子さんの面倒を見るようなしくみがあると、

ちょっと変わってくるかもしれませんね。

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【4560回】 気分が乗らない時の過ごし方

2023年06月25日 | 住宅コンサルタントとして

コンサルタントに転職して以来、

ずっと言っていることですが、

私の趣味は仕事です。

 

オフの時にいろんなところに行って、

さまざまな情報をインプットしている時も、

 

「これって、あのクライアント様の問題解決に

メチャ役立つんとちゃう???」

 

と何でも仕事につなげてしまうくらい、

仕事のことばかり考えています。

 

自宅に帰っても、時間があるとパソコンを立ち上げ、

いろんなサイトにチェックしたり、

溜まっていた日経MJを読んだり、

アマゾンで頼みまくっていた本に目を通したり、と

仕事をしている感覚はありませんが、

いろんな情報をインプットしまくっています。

 

でも、本当に1年に数回なのですが、

全くインプットしたくないし、

パソコンも見たくない、という気分になることがあります。

 

仕事を嫌いになった訳では無いのですが、

インプットもしたくない、考えたくもない時が、

たまに突然やってくるのです。

 

頭のキャパがオーバーフローしている訳でも無いのですが、

本当に稀に突然、やってくるのです。

 

こういう時、どう対処するか?

 

私の場合、もう完全に仕事をボイコットします。

 

もう本当に何もしない。

 

更に1年に1~2回しか電源を入れない

プレステを立ち上げて、ゲームをするのです。

 

とても人様に見せられない、だらしない恰好で、

ゲームをするのですね。

 

この時間が、おそらく頭の中が空っぽになるのだと思います。

 

そうして気分が乗らない時は、トコトン仕事をしない。

 

自分の頭を空っぽにして、無になる。

 

すると、翌日には猛烈な危機感を感じ、

やる気スイッチが入って、仕事が一気に進むのです。

 

LPのラフだったり、チラシのラフだったり、

動画構成を考えたりと、特にクリエイティブな仕事の場合、

気分が乗らない時にやっても、本当にアイデアが出てこないのです。

 

なのでこういう時はいったん、頭を休め、気分転換をすると

24時間以内にやる気が戻ってくる、と経験則で分かっているので、

ちょっと頭を休めます。

 

それでクライアント様にご迷惑をおかけすることもあるのですが・・・。

 

そして気分転換が終わった私は、今、

猛烈に仕事をしたいモードになっているのです。

 

自分なりの切り替え方を習得しておくと良いですね。

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【4559回】 絶妙な距離感と心地良さ

2023年06月24日 | 住宅コンサルタントとして

住宅業界で今、起こっていることは、

どの会社も性能を一気に上げてきている、ということ。

 

ほんの2年前、大半の会社は、

気密性能の重要性について理解できてなく、

かつ断熱性能に関してもZEHレベルでOK、

というレベルの考えでした。

 

ところが、2023年に入り、一気にいろんな会社が

HEAT20G2をクリアしてきましたし、

C値についてもその重要性に気づいて、

C値を高めるために基礎断熱を採用する会社が増えるなど、

ここにきて建物性能はカタログ表記上では上がっています。

 

これはYouTubeの影響が大きく、

松尾設計室の松尾さんやせやま大学の瀬山さんなどの

性能の重要性を語ってくれている方の功績だと思います。

 

ということで、性能面において、住宅業界では

ライバルに差をつけるのが難しくなってくると思います。

(まあ厳密にいうと、高性能住宅になるほど、

気密工事と換気システムの施工精度が

非常に重要になるのですが、

そこを理解できている住宅会社はまだまだ少ない)

 

なのでこの先、住宅業界における勝ち負けは、

営業マンの接客レベルで勝負がつく時代となるでしょう。

 

なので営業力の強化が必要だよなぁ、と感じているので、

ここ最近は営業のことについての発信が多くなっています。

 

営業マンの接客レベルを高めるために重要なのは、

もちろん建築知識の向上であったり、

基本的なコミュニケーションスキルであったりする訳ですが、

それ以外にも重要な要素はあると思います。

 

それはお客様との距離感の取り方であったり、

商談中の心地良さだったりするのです。

 

誰しも経験があるかと思うのですが、

例えば服屋さんに行って、

店員さんの言葉遣いは丁寧だし、

お店もきれいだし、何の問題も一見ないのですが、

何故か居心地が良くなかったり、

店員さんを話をしていても心地良く無かったり・・・。

 

その一方で、もう本当にちょうどよい距離感で、

心地良い接客をしてくれる店員さんもいると思うのです。

 

これは数値化するのが非常に難しいのですが、

レベルの高い接客が自然とでき、

話をしていて心地良い営業マンが選ばれる時代になると思っています。

 

この心地良さをお客様に提供する上で、何が大切なのか?

 

個人的に思うのは、一流の心地良い接客を

営業マンが日頃からどれくらい体感しているか、

ということが非常に重要になってくると思います。

 

これ、自分が経験していないと

その重要性も理解できないし、

理解できていないことをお客様に再現するなんて

まずできないからです。

 

本当に心地良い接客ができる、天才的な店員さんは、

いろんな地域に存在していると思いますが、

ある程度の規模のお店で、個人技ではなく、

システムとして心地良い接客ができているお店は、

実はそんなに多くないような気がしています。

 

実際、私も1店しか知らないのですが、

このお店の接客のレベル感としくみを

一流のクライアント様には体感してもらいたいなぁ、と

個人的に考えております。

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【4558回】 人に関心が無い・好奇心が低い営業マンが売れにくい理由

2023年06月23日 | 住宅コンサルタントとして

住宅業界において、売れる営業マンの特徴の一つは、

とにかく人に関心があり、好奇心が高いということ。

 

その理由について、自分なりに分析ができたので、

ちょっとまとめたいと思います。

 

住宅業界において、ここ1年の間に

各社、性能を非常に高めましたし、

InstagramやYouTubeにより、

イケてる写真や動画を誰でも見ることができるようになった。

 

結果、デザイン面でも性能面でも、

商品の差がつきにくくなっているのです。

(厳密に言うと、プロが見たら一発で分かりますが、

素人目線でいうと、商品の差の見分けがつかない)

 

結果、商品で差がつきづらいので、

お客様を対応する営業のウエイトが大きくなっています。

 

では、どんな営業担当者にお客様は頼みたくなるのか?

 

個人的に思うのは、お客様が、

 

「あの営業さんは、私たちのこと、とても分かってくれる」

「おの営業さんと話をしていると、

自分たちのやりたいことを気づかせてくれる」

 

というように感じる接客ができる営業です。

 

では、お客様はどういう時に

「分かってくれる」「気づかせてくれる」という感情を

営業マンに持つのか?

 

それは、自分の潜在意識の中にある要望や不満を

気づかせてくれる時なのです。

 

この潜在意識の中にある要望や不満・不安に

気づいてもらうために重要なのが、

 

「いろんなお客様の事例を雑談の中で楽しくお伝えする」

 

ということなのですが、

人に関心がある、好奇心旺盛の営業マンって、

とにかくいろんな人のいろんな事例が

自身の中にドンドン溜まっていくのです。

 

というのは、好奇心が旺盛で人に関心があるので・・・。

 

私自身、そのタイプなのですが、

話をした方の出身地や趣味であったり、

いろんなエピソードを一度聞いたら忘れないのです。

 

ところが、人に関心が無い営業、好奇心が低い営業は、

他の人の話に関心が低いので、記憶されづらいのです。

 

結果、事例の引き出し数が増えない。

 

なので、お客様からいただいた質問には回答できるのですが、

お客様の潜在意識の中にある要望や不安・不満を

顕在化させることが難しいのです。

 

だから人に関心が無い営業は売れにくいのです。

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【4557回】 「高いと売れない」という呪縛

2023年06月22日 | 住宅コンサルタントとして

大半の日本人のビジネスパーソンは、

 

「高いと売れない」

「安い=善、高い=悪」

「ライバルより安くしないと買ってもらえない」

 

というような考えに支配されているような気がします。

 

それは住宅業界も同じ。

 

弊社のクライアント様の中で、

最もコスト競争力がある住宅会社は、

もうそれは非常に価格が安いのです。

 

今の時代、あり得ない価格設定であり、

それでもしっかりと利益を得ることができている。

 

でもその会社でも、売れない営業マンは何て言っているかというと、

 

「我が社の商品は高い」

「ライバル会社の商品の方が売りやすい」

 

なんてことを言っていたりするのです。

 

おそらく、この会社の商品を

弊社の他のクライアント様の営業マンに

扱ってもらったりしたら、

 

「こんなに安くて仕様も高くてメチャ、売りやすい」

 

って声しか出ないと思うのですが・・・。

 

私自身、建材メーカーの営業マン時代、

どれだけ安い見積を提示しても

お客様から高いとしか言われなかったです。

 

で、高いから買っていただけないかというと、

そういう訳でもない。

 

価格以外の価値を理解して下さったり、

私のことを可愛がってくださるお客様は

全然買って下さったのですね。

 

だから私には、

 

「安くしないと買っていただけない」

 

という考えはゼロなのです。

 

そして自分自身、お客様側になった時も、

高い安いという価格だけで判断することはありません。

 

5年10年というスパンで考えて、

お得で納得できる方を購入します。

 

自分がそういう価値観だから、

私の周囲には、価格だけを追求する方がいないのです。

 

類は友を呼ぶ、ということです。

 

すなわち、

 

「安くしなければ売れない」

 

という呪縛に縛られている営業マンの周囲には、

そういうお客様しか集まらなくなるのです。

 

なのでその呪縛から自身を解放してあげるのが一番ですね。

 

そのために、私は一流のお店の接客サービスを

定期的に受けることを推奨しているのですが・・・。

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【4556回】 はじめてのホテル、はじめてのレストラン

2023年06月21日 | 住宅コンサルタントとして

昨日はとあるエリアで仕事をした後、

伊丹空港に夜、戻ってきて、

本日は朝7時に伊丹発の飛行機で、

これまたあるエリアに向かわなくてはならない予定でした。

 

伊丹空港から自宅に帰ったとしても、

15時間程度しか滞在できないので、

伊丹空港近くのホテルに泊まることにしました。

 

またTikTokを見ていたら、

大阪に非常にコスパの良いお寿司屋さんを発見したので、

そこにも行きたいなぁ、と思っていたら、

なんとそのお寿司屋さんの目の前が、

サウナ付きの非常に評判の良いホテルが・・・。

 

ということで、伊丹空港から近いエリアにある、

そのサウナ付きホテルとお寿司屋さんを予約し、

昨日、行ってきた訳です。

 

で、昨日、私が感じたことをまとめると、

 

・日頃、利用させてもらっている、カンデオやドーミーインの

レベルの高さが改めて理解できた

 

・味やコスパは確かに大切だけれど、

料理人に所作や表現力、品格が無いと

楽しくないし、客層も微妙になる

 

という点です。

 

まず、サウナ付きのホテルですが、

サウナ単体は悪くなかったんです。

 

何がまずいかというと、ロッカーなんですね。

 

お風呂やサウナに来た人にとって

使いやすいロッカーって、間口が広いことなんです。

 

カンデオにしてもドーミーにしても、

ロッカーは横に12列以上はあって、

8~10人は同時に服を脱いだりタオルで体を拭いたりできますが、

昨日のホテル、横3列しかないんですね。

 

で、服を脱ぐ人、お風呂から出てきて体を拭きたい人で

脱衣室に列ができていたのですね。

 

こんな使いにくい設計をした設計士と

それを受け入れたホテル側の感性は、非常にまずいですね。

 

また水風呂も無いのです。

 

宿泊サイトの評価は高かったですが、

私の評価はかなり悪いです。

 

そう考えると、カンデオやドーミーのサウナって

やっぱストレスがそんなになく利用させてもらえるので、

非常にありがたいなぁ、と感じました。

 

またTikTokでバズっている大阪のお寿司屋さんですが、

結論、コスパは確かに最強でした。

 

またお寿司の味も非常に高く、美味しかったです。

 

でも、料理人さんに華が無いんですね。

 

話し方が、ベタベタの大将と、

人は良さそうなのですが、活舌が悪いナンバー2の料理人さん。

 

特にナンバー2の方が料理の説明をして下さるのですが、

何を言っているのか、聞き取れないのと、

そもそも髪型や服装、それから所作が美しくないので、

料理の価値を下げてしまっているような気がするのです。

(でも味は美味しいんです)

 

ホールのスタッフさんの接客レベルは高いのですが、

厨房の中の料理人さんの所作・言葉の遣い方・見た目が

残念なレベルなのですね・・・。

 

日頃、私たちが通わせていただいているレストランの

料理以外の面でのレベルの高さを改めて感じました。

 

今度、お伺いした際に、各レストランさんにお礼、言わないと・・・。

 

で、私自身、非常に反省したのですが、

私たちは経験を積んでいくと、

ついつい居心地の良い、間違いのない選択ばかりしてしまい、

新しいことにチャレンジしなくなる、ということ。

 

イマイチの宿泊施設、イマイチのレストランに行くことで、

商売やおもてなしで何が大切なのか、ということを

改めて学ぶことができるのです。

 

自分のパターン化された行動がまずいなぁ、と

痛感した1日となりました。

 

経験したことが無いことを定期的にやらないと、

感動しない体質になってしまいますね。

 

気をつけないと・・・。

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【4555回】 優秀なスタッフが次々に集まってくる会社

2023年06月20日 | 住宅コンサルタントとして

この仕事をさせていただく中で、

いろんな経営者の方とお会いさせていただく訳ですが、

定期的に非常に優秀なスタッフさんが

集まってくる会社がある一方で、

常に募集をかけているけれども

優秀なスタッフさんが集まってこない会社もあります。

 

この差は一体、どこにあるのか?

 

そのポイントは3点あると思っています。

 

まず1点目ですが、

経営者が会っている人の数が圧倒的に違う、ということ。

 

2点目が、経営者に理念とビジョンがあり、

しかもその内容が共感を得られること。

 

3点目は経営者だけがリクルーティングしているのではなく、

会社の幹部もリクルーティングを積極的に行っている、ということ。

 

それぞれ解説していきます。

 

まずは経営者が会っている人の数が違う、ということですが、

実務ばかりやって外に出ていろんな方と会わない経営者、

また性格が内攻的で意識が外に向いていない経営者は、

いつも同じ人としか顔を合わせていないので、

人のネットワークが広がっていかないのです。

 

当然ながら、人が集まってくる訳、無いですよね?

 

一方、人が集まってくる経営者というのは、

とにかく外に出て、経営者やクリエイター、職人さんなど、

いろんな方に会いまくっていて、

そこで自社の理念やビジョンを語りまくっているのですね。

 

更に人が好き。

好奇心旺盛。

ポジティブ。

 

経営者自身、そしてその理念やビジョンに共感した方が、

いろんな方を紹介してくれるようになるのです。

 

そして経営者以外の幹部もリクルーティングに積極的、

というケースについてですが、

これは日頃から透明性ある経営をしていて、

トップが自らの考えを発信し、

理念とビジョンを繰り返し社員に語っている会社に

見られる現象です。

 

こういう透明性があり、かつ理念とビジョンが明確な会社の場合、

 

「ウチの社長についていく」

「ウチの社長を支えたい」

「ウチの会社、大好き」

 

と経営者が人として魅力的であれば、

社員さんが思うようになっていくのです。

 

そして会社と自分の人生を重ね合わせて考えるようになるスタッフさんが

結構増えていくのですね。

 

そうなると、「会社=自分事」となるので、

幹部やリーダー自ら自分の友人知人で良い人が居れば、

積極的にリクルートをしてくれるようになるのです。

 

こうして、優秀なスタッフさんが定期的に集まる会社ができるのです。

 

こういうことが理解できない経営者の会社が、

多額のお金を人材会社に支払って募集をかけたり、

ヘッドハンターに多額のお金を払ったとして、

なかなか人が集まってこない会社となるのです。

 

経営者にとって自らの人間性を磨きつつ、

外に出ていろんな方と会いまくって、

自社の理念やビジョンを語り、

ファンを増やしていくことが、大切な仕事なのです。

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【4554回】 シミ取りのその後

2023年06月19日 | 人として

先々週の土曜日に、シミを取るために美容形成外科に行った、

というお話をしたと思います。

 

誰も私の顔にあるシミなど、興味ないでしょうが、

私自身はzoomでの打ち合わせ時に

自分の顔をマジマジと見た際に気になっていたのですね。

 

無事、レーザーでのシミ取りの施術が終わり、

その日からもともとあったシミがかなりはっきりと

黒みがかった赤みのあるシミとなりました。

 

それは決してかさぶたを取ってはならない、

と看護師さんに言われていたので取っていなかったのですが、

先週金曜日の朝にサウナに入って、水風呂につかって、

ということを繰り返しているうちに、

なんと勝手にはがれてしまっていたのです。

 

金曜日の朝にかさぶたが取れ、金・土と過ごしていく中で、

シミがあった場所ってどこやったっけ?

というくらい、自分でも分からなくなりました。

 

今のところは、キレイにシミは取れています。

 

ただ、日焼けしてはいけない、とのことなので、

早速日焼け止めを買ってきて、塗っております。

 

日焼け止めなんて、海に行く時以外、

したことが無かったのですが、

ここから半年が非常に重要とのことですので、

キレイに取れた後にまたシミができないよう、

しっかりと対策を打ちたいと思います。

 

ところで、シミ取りをするまで、

私は自分の顔の左半分の肌にシミがあるのに対し、

右半分はキレイだと勝手に思っていました。

 

ところが、左半分のシミが、現状は取れている状態で見ると、

今度は自分の右半分の方の肌が汚いなぁ、と思うのです。

 

家の中の一部分のクロスを貼り変えると、

それまでキレイだと思っていた部分のクロスが、

逆に汚く見えるようになってしまう時と全く同じです。

 

いつか顔の右半分もシミ取りしようかな・・・、

と個人的に考え始めました。

 

この後、レーザー脱毛に入っていきます。

 

オッサン、美容に頑張ります。

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【4553回】 緊急事態の手の打ち方

2023年06月18日 | 住宅コンサルタントとして

住宅会社の経営において難しいのは、

マーケティングとセールスだけやっておけば、

確かに受注は上がるのですが、

受注してから完成までの工程管理・品質管理はもちろん、

工事に携わる全ての方たちの教育やモチベーションの維持など、

本当に企画・マーケティング・製造・物流・品質管理と

全てを自社でやらなくてはならない、

製造小売業だからです。

 

受注が上がると、今度は

受注後のオペレーションに問題が発生したり、

特定スタッフに業務負荷がかかり疲弊したり、

仕事を請けて下さる協力業者様の発掘が必要となったり、

後工程のスタッフを採用したりと

仕事が終わることが無いのですね。

 

更に人が増えると、そこで人の問題が起きたりと、

バックヤードの改善に経営陣は入ったりするのですが、

そうすると今度は来場が下がってきたり、

ライバルが凄い商品を出してきて、

結果、受注に影響が出たりする。

 

すなわち、マーケティングやセールスがうまくいくと、

バックヤードに問題が発生し、

バックヤード改善に入るとマーケティングに問題が発生する。

 

まあ本当に難しい業種だと思います。

 

だからこそ、やりがいは非常にありますし、

利益もいただくことができるのです。

 

で、バックヤード改革の真っ最中に、

受注が下がってきた場合、どうすべきか?

 

もう答えはシンプルで、

とにかくどれだけコストをかけても、

打てる手を同時に打って、

一気に受注の問題を解決することです。

 

受注が無いこと、

その手前の集客がないと、話にならないのです。

 

そこの瞬発力、実行力、ブレない力がある会社が、

困難を乗り越え、次のステージに進むだけなのです。

 

緊急時には、打てる全ての手を最速で打つ。

 

答えはシンプルなのです。

 

そしてこういう時にコストを気にせず、

打ち手をガンガン打つためにも、

日頃から健全経営をして内部留保をある一定額、

貯めておかなくてはならないのです。

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【4552回】 当たり前にできていたことをやれなくなると・・・

2023年06月17日 | 住宅コンサルタントとして

半年前、1年前には業績が良かったのに、

直近の業績が芳しくない会社。

 

この原因は何なのか?

 

いろいろなケースがあるとは思いますが、

弊社のクライアント様を見てみると、

 

「過去、当たり前にできていたことが、

ここ最近、できなくなっている」

 

というケースが多いのです。

 

SNSでの発信。

 

もっと言えば、その前の撮影&編集、企画。

 

1年以上前は、しっかりとできていたのに、

ここ数か月、頻度は3分の1以下に低下したりしたり・・・。

 

また以前は現場も事務所も清掃が徹底されていたのに、

現場や事務所のトイレの清掃が不十分だったり・・・。

 

お客様が来場された際のお出迎えやお見送りが、

以前は心がこもっていたのに、

いつの間にかやらされ感がちょっと出ていたり・・・。

 

当たり前のことを当たり前にやり続けることの重要性を

トップやリーダーがどこまで理解し、

常にメンバーに発信し続けることができているか?

 

そして継続してチェックできているか?

 

もうここに尽きるかな、と思います。

 

当たり前のことを継続する重要性を説くのに、

自分自身が出来ていなければ、

何の説得力も持ちません。

 

なのでトップやリーダー自ら、

当たり前のこと、決めたことを愚直に継続することが、

絶対に欠かせないのです。

 

これまで出来ていたことを急にやれなくなると、

お客様的にはかなりがっかりされたり、

「この会社、レベルが下がったな・・・」と思われたりします。

 

良いことをやっても、気づいていただけるまでに時間はかかりますが、

レベルが下がったのは、一瞬にして気づかれる。

 

これが世の常です。

 

当たり前のことを継続する。

 

皆さんの会社、そして皆さん自身、できているでしょうか?

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【4551回】 モチベーションはお客様から・・・

2023年06月16日 | 営業マンとして

仕事を楽しんでいるビジネスパーソン。

仕事へのモチベーションが高いビジネスパーソン。

 

私自身も昔から

 

「なんでそんなに頑張れるんですか?」

 

といろんな方に質問されました。

 

なぜ仕事に対してモチベーションを高く保てるのか?

 

それは一重にお客様に喜んでいただけたり、

お客様から感謝の言葉をいただいたおかげです。

 

個人的に思うのは、

仕事に対するモチベーションの源は、お客様なのです。

 

逆に仕事のモチベーションが上がらないビジネスパーソンは、

ここ最近、お客様に満足していただけてなかったり、

「ありがとう」という言葉をいただけていないのかもしれません。

 

お役立ちの精神が弱くなっているのかもしれない。

 

お客様のためにやっていることが、

実は空回りしているのかもしれない。

 

でも評価はお客様がすることであり、

お客様の評価は100%正しいのです。

 

会社に入社して1~2年目の間、

なかなか仕事のモチベーションが上がらない、という新人さんは、

とにかく3年間、一所懸命仕事に打ち込み、

お客様に喜んでいただけるよう、

仕事のクオリティを高めることに尽力して欲しいと思っています。

 

一人のお客様に満足していただける仕事をし、

お客様に喜んでいただけた。

 

それでモチベーションが更に高まり、

もっと自分を磨き、また次のお客様にも満足していただけた。

 

こういうスパイラルに入ると、仕事にやり甲斐を感じ、

本当に仕事が楽しくなって、

自分自身も周囲の仲間も、そしてお客様も皆、

幸せになっていくのです。

 

お客様に満足していただける仕事ができるよう、

日々精進あるのみですね。

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