昨日から、とあるエリアに調査に来ています。
業界でもそれなりに名の通った会社や、
出店フォーマットが面白い会社さんなど、
3社の調査を受けているのですが、
改めてこうした会社の接客を受けてみて思うのは、
正直、古いよな、ということ。
お客様にお見せする建物のクオリティや
建物内で発信している情報も、それからツール類も、
前近代的な感じということ。
更には接客手法も10年前のやり方ですし、
建物の性能値も4~5年前のままでした。
とあるエリアで結構、
先頭を走っている会社さんを中心に回ったのですが、
思いっきり遅れていました。
住宅業界は、エリアごとに相当格差がついている、
と改めて実感いたしました。
さて、実際に接客を受けて、
私が改めて感じたことをまとめます。
・建物説明は、ほぼ不要な時代となった
・会社の説明も、HP上でしっかりとやっておくべきことで、
改めてお客様から質問があった際にやるべきである
・価格と仕様・性能に関しては、明確に提示できる体制を取るべき
・移動型モデルの場合、初回接客をするスタッフが1名になりがちて、
これはかなりマイナスに作用する
気になった会社のモデルハウスや見学会場に関しては、
感度の高いお客様はほぼ、予習をしてくる時代。
すでに予習で理解してきたことを
スキルが不十分の営業マンに説明されることは、
お客様にとっては拷問に近い。
だから建物の説明は、
お客様に聞かれたことだけを説明できればよいのです。
(もちろん、営業マンとして、きちんと案内できるスキルは必要)
また会社説明も同じことで、
我が社はココが違う、というポイントは、
モデルハウス内や見学会場にパネル化しておく必要はありますが、
それを口頭で営業マンがガッツリ話すと嫌われます。
(もちろん、営業マンがしっかりと伝えるトレーニングは必要)
そして最大の衝撃は、
とにかく価格と仕様と性能が一目瞭然で分かる状況を
全ての会社がやっていなかったこと。
ここが究極的に遅れているところで、
弊社のクライアント様がこのエリアで展開すると、
一気に市場シェアを取れるよなぁ、と思ってしまいました。
そして移動型モデルハウスに関して言えば、
営業マン一人を派遣することが多いと思いますが、
チームで接客できないことを考えた上で、
お客様にどのような動線をお引きするのがよいか、
検討した方が良いでしょう。
いずれにしても、現地に足を運び、
実際の接客を受けると、見えてくることがあります。
一次情報を可能な限り集めることから、
自社の改善点が見えてくるでしょう。