鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第2466回】 人の上に立つ者として・・・

2017年09月30日 | 住宅コンサルタントとして
これからの企業は、役員や上司となるスタッフを人選する際の基準を
能力主義から人間力主義に切り替えた方が絶対に良いと個人的に思っています。

どれだけ素晴らしい設計ができようと、
どれだけ現場管理、利益管理能力が優れていようとも、
どれだけ営業力が高かろうと、
人としての常識が無い人を上に上げるのは、組織全体にとってはマイナスだと思います。

まず上司の立場、役員の立場の人間が、
個人的感情を職場で出しまくるのは、あってはならないことです。

感情の起伏が激しい上司の下では、部下が伸び伸び育ちません。
約束を守らない上司、会社で決定したことを平気で破る上司がいれば、
組織の中に規律が生まれる訳もありません。

能力が今はまだ不十分だけど、人としては一流のスタッフさんがいたとします。
また、能力は抜群で仕事で素晴らしい結果を出しているものの、
個人の感情を職場で出しまくり、更には約束を守らないスタッフ。

この場合、前者の人を上に上げるべきなのです。

これからの時代は、信用経済の時代です。

上司であろうと、代表取締役であろうと、
スタッフさんや取引先などあらゆる方から信用されない人の下に
人は集まって来ないのです。

だからこそ、能力よりも人間性重視でスタッフさんを採用し、
リーダーや役員もそういう視点で選んでいくべき時代なのです。

皆さんの会社では、能力だけでリーダーを選んでないですか?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【第2465回】 業務改善のための最高の勉強法

2017年09月29日 | 住宅コンサルタントとして
昨日はとあるクライアント様の業務改善のために、
異なるエリアの素晴らしいクライアント様のもとを皆でお伺いし、
受注してからお引渡しまでの業務のまわし方、管理の仕方、
更には社員さんの育成方法など、
詳細な部分に至るまで教えていただく、ということを実施していました。

両クライアント様共に、本当にお忙しい中、時間をつくってくださり、
本当にありがとうございました。

また幹部一同で親身になって対応して下さった、ホスト側のクライアント様には、
感謝の言葉をどれほど並べても足りないくらいの気持ちです。

人間力の高さ、与え好きな体質、どんなことからも学ぼうとされる姿勢など、
超一流になるためのポイントが全てあられる点を尊敬しています。

今月だけで2社のクライアント様で企画をさせていただきましたが、
もう本当に勉強になることばかりですし、
ホスト役をやって下さった2社共に人間力が高すぎることに、
もう何と言っていいやら、ただただ感謝の気持ちでいっぱいでございます。


実務の進め方、品質を維持するためのチェック体制など、
日々の業務を具体的に改善するのに最も効果的なのは、
モデルとなるクライアント様のもとに、別のクライアント様と共に伺い、
既にできている会社の実際のやり方を学ばせてもらい、
良いところをすなおに真似していくことだと思います。

これが最高の業務改善の学び方ではないか、と・・・。

これは私一人ではできないことで、
素晴らしいクライアント様のご協力のもとで、できる企画です。

各社様、本当に素晴らしい方ばかりで、
こういう企画ができることこそが、我が社の最大の強みではないか、
と個人的に思っています。

皆で進化成長していきたい。
そのために、私自身も精進あるのみです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【第2464回】 起業時の原点も必要とあらば変える

2017年09月28日 | 住宅コンサルタントとして
2011年1月4日に私は起業したのですが、
起業するにあたり、自分で決めたことがいくつかあります。

その中の1つが、「住宅業界以外のコンサルティングをしない」ということでした。

この住宅業界そのものをもっと良くしたい。
そのために、誰よりも深く研究し、将来を予測し、
時代の変化、顧客の変化にクライアント様が適応できるよう、
自分自身、学び続け、進化していく、ということを決めていました。

そして住宅業界で通用しなくなったり、
住宅会社からのオファーが無くなれば、あっさりと身を引くつもりでやってきました。

ただ、個人的に思うこと、というか、もうこれは絶対そうなるのでしょうが、
住宅業界という業界は無くなり、
ハウスメーカー、工務店という業態もお客様にとって何の魅力も無くなる。
そういう時代が来る、ということです。

例えば、お酒を買う時、いまや酒屋さんで買う人がどれくらいいるでしょう?
本を本屋さんで買う人、文房具を文房具屋さんで買う人、
服を服屋さんで買う人はドンドン減ってきています。

それと同じように、家をハウスメーカーで建てる人や工務店に相談に行く人が減っていき、
そのうちやっていけなくなる会社が続出するということです。

ですから、私自身が起業時に決めたことも変更しなくてはならなくなりました。


「我が社は、良い家、楽しい暮らしをお客様に提供しようとしている企業専門の
コンサルティング会社である。
この新業態以外のコンサルティングはおこなわない」

と来期の経営計画書から変更します。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【第2463回】 人を信じる力

2017年09月27日 | 住宅コンサルタントとして
「この人のためだったら、何でも出来ることをして差し上げたい」

と心から思える人って何人いますか?

「この人の言うことだったら、一度、素直に受け止めて、信じてやってみよう!」

と心から信じられる人って、ちゃんといますか?

自分のことをどれだけ信じてくれているか?
自分とどれだけ真剣に付き合ってくれているか?

人間ですから、そういうのって分かりますよね?

しかもレベルの高い人になればなるほど、そういうの、簡単に見抜きます。

人間の心理には、「してもらったらお返ししなきゃ」という返報性の法則がありますから、
信じて下さっている人のためには、何としてもお尽くししたいし、
出来ることは何でもして差し上げたいという気持ちになります。

人を信じ、メリットデメリットを超えた領域で付き合える人の下には
何故か良い情報が自然と集まったり、人が自然と集まったりするのです。


一方、人を信じることができない人って、
自分も距離を置かれたりしているのですが、
まあ自分のメリットのことしか考えていないので、
基本的に良い人が集まって来ないんですね。

引き寄せられないのです。

本気で人を信じられない人は、いざという時、本気で助けてくれる人がいないのです。

そして人が引き寄せられ、集まって来ないのです。

これからの企業経営の最大の課題は、スタッフを集められるかということ。
魅力的な会社をつくることができるかどうかです。

本気で人を信じることができず、人を大切にできない会社は、
残念ながら、浮上することはできないでしょう。

人を信じる力。
皆さんは持っていますか?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【第2462回】 プロなんだから・・・

2017年09月26日 | 住宅コンサルタントとして
個人的に思うのですが、仕事の対価としてお給料をもらう訳ですから、
お給料をいただいているビジネスパーソンは全員、プロであるべきだと思います。

プロとしてお金をいただく訳ですから、当然、結果を出さなくてはなりません。

結果を出すからこそ、お給料をもらえる訳であり、
ただ単に会社に属して職場に来ているだけでお給料をもらえる訳ではありません。

ただ、今の世の中の傾向は、正社員であれば、お給料をもらう権利を有していて、
しかも結果が出ようが出まいが、雇用契約内の労働時間しか働かせてはいけない、
という意見が大半ですよね。

イケてるビジネスパーソンをたくさんつくりたくないのかな?と
個人的に思ったりします。

この国を骨抜きにしたいのかな、と感じてしまいます。

もちろん、働いて下さっているスタッフさんを精神的に追い込んだり、
長時間、ぶっ通しで働かせるのは全く持ってダメだと思いますが、
権利の主張ばかりで義務や責任のことには全く触れられないことに、
違和感しかありません。

結果を出さなくてはならない、という、
プロとして当たり前の意識が無い人は、
もう猛烈に勉強していなくて、
そりゃ、この人から買いたいと思わないよな、
この人に質問したくないよな、と感じてしまいます。

しかも意識が低いから、周囲が教えてもメモも取らない。
研修に参加させても、寝ていたりしていますし、
物事を表面的にしか見なかったりするので、まあ成長しないのです。

労働者の権利を守ることはとても重要ですが、
権利と義務はセットであることもちゃんと報道して欲しいと思います。

結果を出さなくては、雇用してもらえない、という
アメリカのような緊張感も必要だと個人的には思っています。

プロなんだから、結果を出して当たり前。
結果を出せないのであれば、自分でコツコツと努力して、
考え方や行動を変えるようなビジネスパーソンの割合が増えて欲えると良いなぁ、と
個人的に思っています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【第2461回】 何度も足を運びたくなる場

2017年09月25日 | 住宅コンサルタントとして
昨年より、住宅会社はもちろん、いろんなお店、施設にも
時間をせっせと作っては調査に行っています。

住宅会社以外で、個人的に何年もかけて足を運んでいる場所をまとめると、

第一位は、ベラビスタ スパ&マリーナ尾道。
第二位は、京都。
第三位は、代官山~青山、表参道

という感じになります。

何故か、年に数回、行かないと落ち着きません。

混んでるところ、人ごみが嫌い。
でも、どれだけ混んでいても、行きたくなってしまう場所。
自分が行きたいと思うところ、結構混んでます。

で、何で自分が何度も行きたいと思うところって混んでるんだろう、と
自分なりに思っていたのですが、
その答えがキンコン西野さんの魔法のコンパスの中にありました。

魔法のコンパスの中で西野さんは、
なんばグランド花月と歌舞伎座が連日満員なのは、
「お客さんの1日をコーディネートできている」からだ、とおっしゃってます。

例えば、ルミネよしもと。
なんばグランド花月よりも立地も良く、売れている芸人さんが出ているにもかかわらず、
結構空席も目立つそうです(私、行ったことないので知りませんが・・・・)。

後、大分の別府温泉とか、一度行ってみたいと思った人は多いと思うのですが、
実際に行った人ってそれほど多く無いですよね?

でもなんばグランド花月だと、USJで遊んで、たこやき食べて、
よしもとの漫才や新喜劇を見て笑って、夜はお好み焼きを食べる、
というように、どう1日を過ごせばいいか、イメージが湧くでしょ、ということ。

そうか、そうやねん!
何で、自分が感覚的に分かっていることをシンプルに言葉で表現できるねん、西野さん!
って、ここ10日間くらい、ずっと感激しています。


私、個人的に何度も足を運ぶところ、
全て1日をどうやって過ごすのか、イメージが湧きますもん。

これが、人が自然と集まる法則だとすれば、
これからの企業、お店が何をしなければならないか、イメージ湧きませんか?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【第2460回】 キングコング西野さんにはまっております

2017年09月24日 | 住宅コンサルタントとして
自分自身、常にアンテナを張っているつもりです。

いろんなところから情報を得ていますが、
最近、最も多くのことを学ばせてもらったのが、お笑い芸人のキングコング西野さん。

西野さんのブログ、メチャメチャイケてます!

昔の数十倍の速さで世の中が変わっていますが、
西野さんご自身、その変化の本質を本当に理解されています。

私、本当に多くのことを学ばせていただいております。

直近のオススメの投稿をちょっとご紹介。

https://lineblog.me/nishino/archives/9299847.html

https://lineblog.me/nishino/archives/9299560.html

特にこの回の内容の濃さには、もう感激でした・・・。

https://lineblog.me/nishino/archives/9298711.html


住宅業界も同じ。

住宅会社のライバルは劇的に変わっていくでしょうし、
私が一部の感度抜群のクライアント様とやっていることが
数年先のスタンダードとなるでしょう。

近所にできた大型スーパーが、ウチのお客さんを奪いやがった・・・。
アマゾンのせいで、我々本屋の業界が大打撃を受けている・・・。
なんてことを言っている経営者はちょっと終わっていますが、
住宅業界でもこういうような考えをしてしまう、頭の古いオッサンは
もうこの先、難しいでしょうね・・・。

お客様の価値観、これからのマーケティングで何が重要になってくるのか?

西野さん、見事に分かりやすく教えて下さっています。

今、繰り返し読んでいるのが、この本

かなり前に、どうやらウチの奥さんが私に勧めてくれていたみたいですが、
私、全く記憶が無く、先日、

「この西野さんの本、猛烈にイケてる!」

と奥さんに興奮気味に言ったところ、

「だから、私、前に言うたやん!」

とドヤ顔で返されました。


西野さんのブログや書籍は、その辺の胡散臭いセミナーに参加するより、
数万倍、勉強になりますよ!

超オススメです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【第2459回】 歳を取れば取るほど・・・

2017年09月23日 | 住宅コンサルタントとして
今日でまた年齢が一つ増えました。

ちなみに私、アンジャッシュの渡部さんと全く生年月日が同じです。

常に危機感を感じて仕事をしているつもりですし、
自分の頭が硬直しないように気を付けているつもりですし、
常に新しい情報をインプットしようといろんな体験を積み重ねているつもりです。

でも、ちょっと自分を俯瞰してみたり、ちょっと気を許してしまうと、
自分の行動はパターン化しがちですし、
新しい出会いを求めての行動量や思いが不足したりと
思考や行動がオッサンになりがちなのです・・・。

昨日もあるクライアント様の社長のお話を聞かせていただいていて、
超一流の方に出会う努力を怠っているということを痛感しました。

いつの間にか、自分のつくった枠、しかもそれが居心地や良いとなればなおさらで、
その居心地の良い枠の中で満足してしまいがち・・・。

そうならないように、常に刺激を自分に与えなければなりません。

そのための時間とお金は、いくら突っ込んでも問題ないと思っています。

昨日、クライアント様の社長から教えていただいたのは、とある美容室。

といっても、そこのオーナーは美容師というよりも美容研究家という感じで、
1日1組限定で、思いっきり和モダンの世界観に溢れた自宅兼サロンで
カットや施術をしていただけるそうです。

そのオーナーの世界観、造詣の深さ、ホンモノ感などがハンパなく、
細部にまでこだわりが詰まっているそう・・・。

もちろん、料金もすごい金額なのですが、
ホンモノの方にいろんなことを教えていただいたり、学ばせていただくことを考えれば、
価値に対して金額は全然OKの範囲。

「40代のオッサンでも予約させていただけるのかどうか?」

をクライアント様の社長に確認していただいて、
もしOKなら2018年に一度、お世話になろうと思っています。


自分なんか、はるかに上を行かれている方に
どれだけお会いして、どれだけ学ばせていただくか?

人間力を高めるために、真のプロフェッショナルな方とお会いし続けたいと思っています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【第2458回】 戦略レベルのコンサルティングでなければ、業績に限界が・・・

2017年09月22日 | 住宅コンサルタントとして
この仕事の経験を通じて、実感していることがいくつかありますが、
その中の一つに、研修だけでは業績はすぐに頭打ちになる、ということです。

例えば、年間10棟売る力のある営業マンが居たとします。

営業研修を積み重ね、スキルをつけ、経験値も上がった。
でもこの人が15棟や20棟を売ることは可能かもしれませんが、
40棟、50棟と売れるようになることはないでしょう。

更に今の時代は住宅会社にとって、優秀な人材確保が課題ですが、
営業マンの能力が上がったことは、採用のしやすさに対して何の影響もないです。
もちろん、会社のブランドイメージが向上することにも関係がありません。

研修では50点の営業マンを70点に上げることは可能ですが、
50棟の会社を200棟の会社にすることは不可能なのです。

ゆえに、お付き合いがある程度継続する中で、
スタッフの皆さんがある程度、今の時流を押さえた商品を開発し、
今の時流に合ったブランディング、マーケティング、接客ができるようになると、
業績はある程度、上がります。

しかしながら、そこから更に飛躍しようとすると、
新たな業態にチャレンジしたり、新事業にチャレンジしたり、新規出店したりと、
戦略レベルでの取り組みをしていただく必要があるのです。

実際、5年、10年とお付き合いが継続する中で、
棟数が3倍~20倍と伸びられたクライアント様は、
戦略レベルで手を打っていただいている先ばかり・・・。

そして当然のことながら、戦略レベルの提案をさせていただいた場合、
決定権のある経営者が決断を下していただく必要があるのです。

その決断に沿って、現場が動き、行動を変えることで結果が変わる。

もちろん弊社の場合、ただ単に理想論を振りかざす無責任な提案では無く、
力相応でそのクライアント様にカスタマイズした提案をさせていただいています。

そしてこれからの時代、ますます戦略レベルでさまざまな手を打っていかなければ、
どんな会社でも成長していくことは出来なくなっていくのです。

研修レベルを受けていただいても、業績は頭打ち。

戦略レベルで手を打つ。

皆さんの会社では出来ていますか?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【第2457回】 自信を持って働ける環境をつくるのが経営者の役割

2017年09月21日 | 住宅コンサルタントとして
住宅を扱う住宅会社は、とても責任ある仕事をしていると言えます。

この世で最も高額で、
35年もの長期間、お客様は住宅ローンを支払い続けます。

本当に重いものを住宅業界に関わる人は扱っていると言えると思うのです。

真面目なビジネスパーソンは、その重さを感じながら日々、仕事をしています。

だから住宅会社の経営者は、良い家づくりに真剣に取り組み、自社のスタッフが

「自分たちは本当に良い家をつくっている」
「自分たちはお引渡し後、何か不具合があっても解決するまで徹底的に対応する」
「自分たちは常に学び、商品もサービスも進化成長している」

といったような、自信を持って働ける環境をつくることが使命だと個人的に思っています。

良い家づくりに自社が取り組んでいないとどうなるか?

スタッフさんも地元に住み、地元で暮らしています。

お施主様とスーパーや公演で会うこともあるでしょうし、
お子様の学校の行事で一緒になるかもしれません。

責任ある仕事を自社がしていなければ、
そういう時、社員さんは居心地が悪くなってしまうでしょう。

ということは、良い家づくりに真剣に取り組み、誠意ある対応をしていくことが、
自社の評判を高めると共に社員さんを守ることにつながっていくのです。

こういう重さを理解できずに、単に経営している経営者だと、
優秀なスタッフさんほど、仕事をしながら苦しんだり、悩んだりすることになります。

住宅を扱うということは本当に重いのです。


私が最初に勤めさせていただいた会社の創業者、潮田健次郎氏は

「住は聖職なり」

という言葉を残されていますが、この言葉の意味が40を超えてようやく理解できました。

そして、責任ある住宅を扱っている住宅会社さんをサポートする弊社も、
当然ながら責任ある仕事に携わっています。

弊社も正しい方向をしっかりと向いて、
責任を背負いながら仕事をしていかなくてはなりません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【第2456回】 効率良く業務を回せるようになるためには・・・

2017年09月20日 | 住宅コンサルタントとして
ポイントさえ押さえれば、正直、住宅会社の業績を高めることは難しくありません。

ゼロから新築事業をはじめて、3年目には20棟、4~5億の売上を達成される事例が
弊社のクライアント様の中にもかなり増えてきています。

ただ、業績が上がって社員さんの人数が増えていくと、
業務の流れの中でボトルネックができたり、
当初の予定どおりに利益が出なかったりと、さまざまな問題が噴出します。

ここで重要なのが、業務改善。

営業⇒設計⇒コーディネーター⇒積算⇒監督という流れで業務が回っていきますが、
そもそも業務が効率的に回っている会社、それから利益が十分確保できている会社が
どんな流れで、どういうしくみで業務を回しているのか?

その核心部分を知って、素直に真似をしていくことが、最善の業務改善かと思っています。

昨日はモデルハウスをオープンしてわずか2年で地域を代表するようになった、
ある地域のクライアント様と共に、
これまたうまく業務が回って地域ダントツの住宅会社となられている
別の地域のクライアント様にお伺いしておりました。

業務のまわし方を完璧にマスターしていただくためです。

ここでポイントとなるのが、講師役の会社さんが、
本当に社内の全ての事例やノウハウを提供してくれるかということ。

弊社のクライアント様、皆さん本当に人間力が高いので、
そのあたりの事例やノウハウ、社内のコアな部分の情報まで、
全てを包み隠さず教えて下さいます。

昨日も「ここまで出してくれるの?」というくらい、
本当にコアなノウハウまでご提示いただきました。

人間力や感度が高い社員さんは、おそらく感激されたかと思います。

自分たちの業務を止めて、懇切丁寧に教えて下さる。
そのやさしさ、人としての愛情に、本当に心打たれます。

こうしたクライアント様同士、包み隠さず教え合い、
皆で成長していける空気感が、弊社の最大の強みだなぁ、と改めて実感した1日でした。

今月、もう1社、あるクライアント様のお力をお借りして、同じことを実施します

皆で進化成長して参りましょう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【第2455回】 仕事運だけは・・・

2017年09月19日 | 住宅コンサルタントとして
この3連休、日本を襲った台風18号。

この台風の影響で、飛行機や鉄道がかなり運休になりました。

私はこの3連休の予定は、
16日、新潟で仕事後、飛行機で福岡に移動し、福岡に宿泊。
17日の朝、博多から佐世保まで電車で移動し、
仕事終了後、長崎空港まで送っていただき、
伊丹まで飛行機で移動し、帰宅、という感じでした。

16日、新潟から福岡まで飛行機で着陸した後、
ヤフーニュースで「17日、朝からJR九州 運休予定」と知り、
当初の予定では佐世保まで移動できないことが分かりました。

すぐに福岡のホテルをキャンセルし、佐世保まで移動しなくては・・・。

運よく、佐世保のホテルで禁煙部屋が空いているホテルを発見し、
すぐにホテルを予約。
で、JRで移動しようと思ったら、既に16日の夕方から電車の本数を減らしたり、
特急を運休したりしてるではないか・・・(汗)。

ということで、高速バスの座席をネットですぐに手配し、
福岡空港から佐世保まで、16日のうちに移動しました。

16日の16時に新潟のクライアント様を出発し、
佐世保のホテルに到着したのが夜0時。

45歳のオッサンには、あまりにもハードな8時間の移動でしたが、
でも台風が迫っている佐世保に無事、到着できました。

で17日、朝にクライアント様のところに行くと、

「今日は来れないだろうと思ってました」

とビックリされました。

そして17日のお昼には、長崎空港発の飛行機の欠航の連絡が・・・。

JRも止まっていたのですが、バスだけは福岡まで動いてくれていたので、
またまたバスに乗って福岡まで移動し、福岡に宿泊。

そして昨日の朝、福岡から自宅に帰り、到着後すぐにジムに行って筋トレをし、
夜には自宅を出て金沢まで移動しました。

この3連休、家で1泊もしてへんやん・・・。


これまで台風、地震などさまざまなことがありましたが、
この仕事をさせていただいて12年、
クライアント様のところに到着できなかったのは、10年前の1回のみ。

のべ3500日以上、どこかに行っていますが、
本当に毎回、何か見えない力に守っていただいて、
日々、仕事をさせていただくことができております。

仕事の運だけは本当に強いのです。

自分は勝手に仕事の神様に守っていただいているんだ、と思っていますが、
こうした強運に感謝をし、今日も全力で仕事をしてきたいと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【第2454回】 戦う土俵を変えたり、ルールを変える発想

2017年09月18日 | 住宅コンサルタントとして
あるクライアント様の社長に薦めていただいて、「失敗の本質」という本を読んでいます。

第二次世界大戦で日本軍が敗れた原因を中心に、
戦略の本質を学べるよう、とても分かりやすく書かれています。

この本の中で私が思いっきり共感してしまうのが、
日本人は決められたルールの中で戦うことや
今ある商品を磨いて品質を高め、性能を上げていくことは得意なのに、
戦う土俵を変えたり、ルールを変える発想が苦手、ということ。

例えば、第二次世界大戦初期では無敵を誇った零戦が
途中からなぜ勝てなくなったのか?

それは空中戦のルールを変えるようにアメリカ軍が作戦を変え、
更にはその作戦に適した戦闘機を開発したから、ということらしいです。

今の商品を改良することや、今の業種の中で新商品を開発することは得意な日本人。

ゆえにいつもアメリカのつくったルールに振り回されているような気がします。

スポーツなんかでも、
スキーのジャンプで日本が長野オリンピックの頃、世界を席巻しましたが、
その後、スキー板の長さについて、身長+何センチというように規制がかかりました。
その結果、日本のジャンプは長く、苦戦することとなるのですが、
まあ自分が有利になるように、ルールを変えたり土俵を変えるということは、
欧米の人の方が得意なんですね。

住宅業界も、やれデザインを良くしたり、性能を高めたり、
という従来の発想で商品を考えたり、
モデルハウスや見学会、SNSやHPを強化する、といった従来の発想をいったん捨て、
全く新しい土俵をつくってみると面白いかもしれませんね。

って、弊社はそこを目指しています。

従来の枠組みで物事を考えるのではなく、
まったく新しい土俵で、ルールで戦うことは出来ないでしょうか?

こういう発想をたまにはやっておきたいものですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【第2453回】 経営者やマーケティング担当者が心がけるべきこと

2017年09月17日 | 住宅コンサルタントとして
昨今、「自分が好きなことだけやればいい」という考え方を持っている人が多いと感じます。

どんな考えであろうが、人様、社会に迷惑をかけないのであれば、個人の自由です。
自分が好きなこと、やりたいことに専念しても全く問題ありません。

しかしながら、ことビジネスに関して言えば、
結局はお客様や市場から必要とされるか?
欲しいと思ってもらえるか?
という部分が全てなのです。

自分が好きなことをビジネスのネタにするのは良いのですが、
それがお客様や市場から求められていなければ、全く持って無駄なのです。

ですから経営者やマーケティング担当者は、
自分が好きなことを追求するだけでなく、
自社の商品やサービスのターゲットとなる層の方が好きなこと、関心があることに
自分の関心を持っていく必要があります。

自分はお洒落に興味が無いから、服装なんてどうでも良い。
工務のユニフォームや営業スタッフのファッションは何でも良い。
例えば、こんな考え方は、これからの住宅業界においてとても危険な考え方です。

雑貨屋さんやカフェを見ても何も感じないから行かない。
お花や器に興味が無いから、事務所や自宅の中も殺風景。
人ごみが苦手だから、話題のスポットにも行かない。

こういう価値観の方は、経営者やマーケティング担当者には向きません。
というか、営業にも向かない時代です。

お客様は何を求めているのか?
お客様が好きなものは何か?

こういうことに興味を持つことが欠かせないのです。

自分の好みよりもお客様の好みを優先することができていますか?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【第2452回】 見学会にお客様が来なくなった理由

2017年09月16日 | 住宅コンサルタントとして
「見学会の来場が落ちてるんです。
どうやったら、見学会の来場が増えますか?」

という相談をされることがあります。

全国的に見て、見学会の来場は減少傾向ではあります。

見学会の来場数はなぜ、減少傾向なのか?
その理由はずばり、「見学会」というイベントに価値が無くなっているからです。

「何をするか?」ということが重要なのではなく、
「どの会社がするイベントなのか?」が重要だ、ということです。


例えば家具屋さんの「閉店セール」「最大90%オフ」という情報を知って、
皆さんは家具屋さんに行こうと思いますか?

私、思いません。

どうせ、なんっちゃって閉店なんだろ、とか、
リニューアルするための在庫をさばくためのセールだろ、と思ってしまうのです。

だからリニューアル後も売れる商品、魅力的な商品はセール対象外だったりするのです。

「全品とちゃうんかい!」とツッコミたくなりますよね?

アウトレットにも私、行きません。

だって、旬のデザインでちょうど良いサイズのモノってほぼ無いですよね?
まあ、アウトレットなので当然なのですが、
結局、自分が欲しい服はアウトレットには無い、というふうに思っているので、
アウトレットにはここ10年、行っていません。

「閉店セール」「アウトレット」ということを個人的に信じていないのです。


一方、常に魅力的な商品をお店に置いていて、
最高のサービスをしてくれるお店が何かイベントをしていると
近くに行った時には必ず寄らせていただいています。

結局、今はいろんなイベントが、住宅業界以外にも目白押しですし、
エンドユーザーからすれば、選択肢があり過ぎる時代なのです。

だから「何をするか?」ではなく、「どのお店がしているのか?」の方がはるかに重要。

すなわち、市場から信用されているか、ということが全てなのです。

信用されている会社の見学会には、お客様がちゃんと来場されるのに対し、
信用されるような情報発信を日頃からせず、
信用されるような家づくりをしていない住宅会社の見学会は閑古鳥がないている、
というのが現状なのです。

だから、

「どんなことをすれば、見学会の来場が増えますか?」
「やっぱりHPとSNS強化をしないと難しいですよね?」

と手段のことばかり訊いてくる経営者は、ピントがずれてるな、と思います。

皆さんの会社は、市場から信用されていますか?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする