鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1887回】 「この人に頼みたい!」と思う理由

2016年02月29日 | 住宅コンサルタントとして
ジムに行くようになってから利用する回数はかなり減ったのですが、
私自身は極度の肩こり症で、マッサージ店をよく利用します。

ひどい時には月に5万円以上、マッサージにお金を使っていました。
そうでないと、本当に体がもたなかったのです。

そして起業して2年目の今頃の時期に腰痛でどうしようもなくなって、
ジムに通いだし、腹筋と背筋を鍛え、腰痛はかなり解消されました。

しかしながら、今でも月に2~3回程度はマッサージを利用しないと
やはり体的にきついです。

以前は行きたいときに自分が宿泊しているホテルの近くのお店を利用したり、
家の近くのマッサージ店を転々としていたのですが、
今は基本的に一人の方にお願いしています。
というか、その人が出勤している時にしか予約をしない感じです。

なぜその人にしか頼みたくないのか?

私自身、マッサージをしてもらうと、10分もしないうちに寝てしまいます。

しばらく寝た後、ふと目が覚めた時、大抵のマッサージ師さんが
こっちが寝ていることをいいことにかなり手を抜いていることが多かったのですね。

こちらも大人ですから、手を抜かれたことにいちいちクレームをつけませんが、

「この人には頼みたくないなぁ」

と思ってしまう方が結構多かったのです。

で今、私がお願いしているマッサージ師さんは、
私が爆睡していようが、最後まで手を抜くことなくいつも全力でやって下さるのです。

その一所懸命さ、献身的な姿勢に魅かれてしまい、
そのマッサージ師さんにとにかくやってもらいたい、という気持ちになりました。

技術よりも人柄、姿勢に魅かれるのです。

こうした素晴らしい人と関わっていくようになると、
素晴らしい影響を多々、受けます。

自分のことよりも周囲のこと、自社のことよりもお客様を優先する。
見られていないところで手を抜かない。

自分自身も仕事に対して、こうしたスタンスで取り組んでいきたいです。
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【第1886回】 常に刺激を受ける

2016年02月28日 | 住宅コンサルタントとして
いつも同じ道を通って通勤する。
仕事が終わった後、いつも通りの道を通り、帰宅。
家に帰ってからもいつも通りのパターンで行動し、寝る。
休日の過ごし方もワンパターン。

こんな生活を続けていると、おそらく人間は猛烈に老けてしまうと思います。
見た目も考え方も習慣も、何もかもオッサンになってしまう・・・。

そして何よりもまずいのは、そういう生活パターンを自分がやっていると
自分の子どもにまで影響が及んでしまうということ。

だから常に新しいことにチャレンジしたり、
行ったことが無いところに行ったり、
時間の過ごし方をいろいろと工夫し、
思考や習慣が凝り固まらないようにしておく必要があると思うのです。

個人的には日々、いろんなところにアンテナを張っているつもりなのですが、
ここ最近の市場の変化、顧客の嗜好の変化のスピードに
自分自身がついていけているのかどうか?
自分自身の考え方や感じ方が偏っていないか?
オッサンになっていないか?(←いや、もう手遅れ!)
などなど、危機感ありまくりなので、
時間ができると人に会ったりいろんなお店に行っております。

ということで、昨日も東京に朝から行って、
たくさんの刺激をし、調査をし、下準備もしてきました。

常にいろんな刺激を受け、凝り固まらない。
柔軟な発想ができ、多様な価値観を持つ。

経営者なら、事業責任者なら、こうした意識が必要だと思います。
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【第1885回】 デザインに対する感性を高める努力

2016年02月27日 | 住宅コンサルタントとして
高額な注文住宅がメインであっても、
結構なローコストをメインに扱っていても、
住宅会社にとって必要なのは、デザインに対する感性を高めることです。

会社全体にしても営業マンにしても設計にしても、皆同じです。

プロとして感性を高める努力をしなければなりません。

プロとして、というところがポイントで、
プロ意識が欠けている設計やコーディネーターは、

「俺、こういうの、好きじゃないんだよね・・・」
「私はこういう感じが好きなんだけど・・・」

と個人の好き嫌いを全面に出してくるのですが、

「お前の好き嫌いなんかどうでもええわ!
お客様が何を求めてるかが全てだろ!!!」

と突っ込みたくなります。

こういうレベルの低い(=プロになり切れていない)価値観を持たないようにしましょう。

デザインの感性を高めるためには、とにかくいろんなものを見まくることです。

店舗、建築物、写真など、外観や内観をとにかく見て見て見まくる。

継続して見ているとトレンドというか、流れが見えてくるのです。

そしてそうした感じを再現するためには、
どういう部分に気を付ければ良いのか、どういう材料を使えばいいのかを考える。
そして実行してみる。

この繰り返しです。

住宅業界で長くお客様や会社から必要とされるためには、
謙虚な姿勢、高い人間力に加え、感性を磨き続けることが欠かせません。

そのためにも、休日やちょっと時間が空いた時の時間の使い方が重要になります。

家でゴロゴロしたり、パチンコに行ったりといった時間の使い方をしていてはいけないのです。

イケてる場所に行き、イケてるモノを多々見て、
自分の感性を常に磨き続けなくてはならないのです。
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【第1884回】 能力だけではダメ

2016年02月26日 | 住宅コンサルタントとして
建築の知識。
設計のセンス。
トークのうまさ。
見た目の華やかさ。

これら4つがあれば、多くのお客様から選んでいただけるかというと、
そういう訳でもなかったりします。

上記を全て満たしていたとしても、
ベースとなる人間性、考え方がスキルを上回っていないと、
「実力と受注が比例しないよな~」
といろんな営業マンを見ていて思います。

そういう営業マンって、正直、損をしていますよね?

根本、自分を律することができていないというか、
基本的な部分で大人になりきれていないというか、
ベースの部分でお客様を大事にするという気持ちが欠けていたり、
社会人としてのマナーを十分に理解できていない、という感じがします。

マナーが不十分だから、自分の感情を職場に持ち込んでいたり、
人の話を聴くときの姿勢になっていなかったりするんですね。

自分の言葉遣いや態度が、周囲の方にどんな影響を与えているのか、
そこまで気が回っていないということなのかもしれません。

根本の人間力、人への気配りや思いやりが欠けている営業マンは、
どこまでいっても並みのレベル、もしくは並み以下で終わるのです。

そういう営業マンに限って、
「お客様の前ではちゃんとやっています!」
とか言うんですが、結局それがお客様に伝わってしまっているんです。

だからいつもお客様に飢えている。
応援してくれるお客様が増えていかない。
人間力の高いお客様に恵まれないのです。

で、自分の業績がイマイチなのを「集客が良くないから・・・」と集客のせい、
もっと言うと会社のせいにしていたりするのです。

実力があるのに、こうした部分がイマイチな方を見ると
もったいないと思う今日この頃。

能力を高めるだけでは片手落ちということを理解しておきたいものです。
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【第1883回】 社会人としての常識

2016年02月25日 | 住宅コンサルタントとして
社会人である以上、プロなはずです。

仕事の対価としてお金をもらう訳です。

お金をもらう以上、結果を出さなくてはなりませんし、お客様に必要とされなくてはなりません。

成果を出して、初めて会社に対して要求をすべきだと個人的に思っていますし、
そもそもプロの視点で言えば、当たり前のことです。

しかしながら、成果を出せていないのに、自分の要求ばかりする。
権利ばかり主張する。

こういう人ばかりだと、企業も国もおかしくなりますよね?

責任を果たさず、自分の主張ばかり繰り返す。
組織の和を考えない人は、組織に属してはいけない、と思います。


また、会社で働かせていただいているのに、会社の方針に従おうとしない。

「俺のやり方はこうです!」
「自分はこうします!」

と自分の我を通そうとする訳です。

会社で働いているのであれば、方針には従わなければまず常識論としてダメですし、
周囲の他のスタッフさんにも迷惑がかかってしまう。

ひどい奴だと、ある一定のポジションにいるのに、
新人や若手に会社の批判を言いまくって、若い方を染めてしまったりするのです。

本人は自分のことばかり考えているのです。
こういう輩も組織に属してはいけないのです。


基本的に会社で働かせてもらっている、お給料をもらっている、という感謝の気持ちが無く、
大した成果も出さずに自分のことばかり考えている輩が結構多いような気がするのです。

そして組織で働く上で、やってはいけないことを年齢を重ねているのに分かっていない。

どんな組織も、どんな人でも完璧な人などいないのです。
長所と短所、両方含んでいます。

だから自分と考え方や方針が違う人のことも
悪いことや非常識でないことの範囲であれば認めなくてはならないのです。

その上で自分には何ができるか、ということを考えて仕事をしなくては、
本当に周囲に迷惑をかけ、毒を撒いていることになるのです。

批判しか出来ない人は、組織を去るべきです。
感謝の気持ちが無い人も、組織にいるべきではないと思います。

社会人としての常識を押さえておきたいものですね。
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【第1882回】 広告宣伝費0円で年間の受注が決まる会社

2016年02月24日 | 住宅コンサルタントとして
昨日はとあるクライアント様で社長と幹部の方と
今後の経営のこと全般に対して打ち合わせをさせていただいておりました。

一般の社員さんとの面談や打ち合わせ、研修は無く、
ずっと経営について、今後についての打ち合わせ。

その中で、幹部の方がおっしゃった、

「売ることを目的としてお客様の前に出ない」
「まずは建てて下さったお客様の幸せを心から願って対応する」
「お客様の困っていることを解決するのが先決」

という言葉に、家づくりの原点を思い出させていただきました。

そういえば、こういう根本的な考え方について、
自分も最近発信できていないよな、と反省。

何のために自分たちはこういう家づくりをしているのか?
それは全て建てて下さったお客様のその後の人生の幸せな生活のためである。
そのために、材料にこだわり、家づくりの進め方にこだわり、施工にこだわる。
そうした自分たちの姿勢を理解・共感して下さったお客様が自分のお客様である。

というような打ち合わせをさせていただいておりました。

この幹部の方が過去、お手伝いをさせていただいていたお客様は、
皆さんとても素直で真面目、高い人間力を持った方なのだそうです。

駆け引きが強い方、自分のメリットばかりを考える方は
商談を進める中で勝手に離れていってくれるそうです。

そしてそういう素晴らしいOB様の数がある一定に達すると
本当にいろんなところから紹介が生まれ、お客様に困らなくなるのです。
(10年単位での取り組みが必要ですが・・・)

もちろん、競合も無くなるのです。

最終的に、広告宣伝費ゼロで、年間の仕事が埋まるようになることも可能になるでしょう。

自分自身、経営コンサルタントとして8年前に同じことを考えたことを思い出しました。

当時、とにかくセミナーを乱発して仕事を取りに行こうとしている人が多く、
無理して受注し、結果途中で契約が終わり、しかも回収でトラブル、ということが多かった。

そして仕事に困っている方が非常に多かったのです。

自分自身、コンサルタントとして重要なのは

「新しいクライアント様をどう探すのか?」

ではなく、

「ご縁を頂戴したクライアント様により良い会社になっていただくこと」

だと。

そこを目指し、最終的に広告宣伝やセミナーなしで年間のスケジュールが埋まるようになろう、
と決断しました。

価値観が同じ経営者とお付き合いをさせていただく。
クライアント様の将来の理想イメージし、そうなるためには何が足りないかをトコトン考える。
クライアント様がいろんな刺激を受けていただける企画を定期的に開催する。
自分自身、一次情報力を高め、事実に基づいた情報を発信していく。

などなど取り組んだ結果、理想の形で経営できています。

今年の弊社の広告宣伝費は0円。
クライアント様のお役に立てれば、ということでセミナーは実施しますが、
新規の会社様と出会うための仕掛けは0です。

でも、いろんな方からのご紹介や新規の住宅会社様からのお問合せは、定期的にあるのです。

住宅会社も目指すべきは広告宣伝費0円。
そこにかけていたお金をOB様のメンテナンスやイベントに使える会社を目指したいですね。
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【第1881回】 右肩上がり時代の成功パターンが成立しない時代

2016年02月23日 | 住宅コンサルタントとして
昨日の日経MJに掲載されていましたが、

「時給1500円の足かせ」「人が足りない」「チェーン経営に試練」

という時代に日本も突入しました。

首都圏の平均時給は1000円を超え、
求人サイトなどでは時給1500円も珍しくないそうです。

高い時給で有名な例では、コストコの時給が最低1200円からで、
1000時間働くごとに上昇し、最大1800円になるとか・・・。

それだけ高い時給を払ったとしても離職率は高く、
外食や小売業のアルバイトを3年以内に退職した方を対象に調査すると、
1年以上継続して働いた人の割合は25%前後だとか・・・。

こうした事実を知ると、これからの企業の最大の問題は
人材の採用になってくるというのは、誰でも想像がつくと思います。

その問題を回避するために、自社のどこを変えていきますか?

ピントがずれている経営者は、新卒の採用頑張る、とか、
中途入社のスタッフを採用するためWEBでの採用を強化するというような発想になりがち。

でもこれは全くもって本質からズレていると思います。

素晴らしい会社、お店は、採用に実は困っていないのが現状で、
特に地方都市だと本当に良い会社にしておくと、応募が殺到したりします。

「どう採用するか?」よりも大切なのは、「良い会社をつくっておく」ということ。

能力の高い方を採用するには、それなりの原資がいるので、
まずは本業の収益性を高めることです。

そして働く中でも社員さんのモチベーションが得られるような未来をイメージ出来たり、
社員さん同士の仲が良くなったり良い社風になるような働きかけをおこなうなど、
いろんなことに手を打つ必要があるのです。

そういう意味で、経営者や店長の能力が問われる時代。

良い会社の取り組みをトコトン学んで、良い部分を自社に取り入れていかなくてはなりませんね。
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【第1880回】 感動の涙を流すと疲れが取れる

2016年02月22日 | 住宅コンサルタントとして
先週は日ごろの自分の仕事の流れとはちょっと異なる1週間で、
移動時間を長く、心身ともに疲労感がたまっていました。

しかしながら、昨日は昨年からチケットを手配していた、
劇団キャラメルボックスの舞台、「きみがいた時間 ぼくがいく時間」を見に行く予定。

体は「家でゆっくりしたい・・・」と言っておりましたが、
家内と朝から大阪に移動し、行って参りました。

で、劇場に着き、舞台を見ている中でもう会場全員が
主人公の愛に感動してボロボロ泣いてしまうほどで、
私も今年一年分の涙が出たのではないか、というくらい号泣してしまいました。

いや~、会場全体、一体感があったよなぁ・・・。

で、もう感動しまくって会場を出たのですが、
朝から舞台が始まる前まで全身に漂っていた疲労感が全く無くなっていたのです。

涙を流すくらい、感動すると、血の巡りが良くなるのか、
本当に心身ともにすっきりしていたのです。

こういう感覚、自分でも初めてで、ちょっとビックリしました。

普段、舞台を見に行くことは無いのですが、
初めてのことにチャレンジすることで、またいろんな刺激を体や心にもらえるのです。

仕事だけでなく、いろんなことにトライして、
刺激を与え続けることが心身共に良い、ということが分かりました。

それにしても、キャラメルボックスさんの舞台は感動しますし、
終わった後、とてもほっこりした気持ちになれます。

今回は撮影OKタイムというものがあって、
写真を撮ってブログやSNSで宣伝して下さい、というお願いが
代表の加藤昌史さんからありましたので、写真を公開。



もう、メッチャ良い雰囲気でしょ???



役者さんの人間力の高さが伝わってきますよね。

どんなに素晴らしい舞台であったとしても、
そこの劇団の皆さんの人間性やおもてなしがイマイチだったら、
こんなにキャラメルボックスを応援する人って増えないと思うのです。

劇団も住宅会社も経営コンサルタントも皆、同じ。

人としての魅力を磨き、感性を磨き、
ご縁のあった方に気持ち良く、あたたかくなっていただけるような
対応をすることが大切なんです。

ということで、是非是非機会があれば、皆さんもキャラメルボックスの舞台を見に行きましょう!
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【第1879回】 主観が共感を呼び、信頼を生む

2016年02月21日 | 住宅コンサルタントとして
今、「投資は『きれいごと』で成功する」という本を読んでいます。

鎌倉投信さんのファンドマネージャーである、新井和宏氏の著書なのですが、
本来、鎌倉投信さんのことをより広く理解していただこうという目的で書かれたのだと思います。

鎌倉投信さんの考え、姿勢にも共感しますが、
営業マンなら理解しておかなくてはならないことも新井氏は書いて下さっています。

本の中に「主観が共感を呼び、信頼を生む」と書かれてあるのですが、
営業マンはここをしっかりと読み込む必要があるかと思います。

人は漫画や小説には没頭できます。
思いっきり感情移入ができます。
しかしながら教科書や論文を読んでいると眠くなります。

客観的で論理的に書かれてある教科書や論文には納得ができるけれども、
そこに共感は生まれないのですよね。

営業マンとお客様の関係もそれと同じだと思うのです。

数値やデータを駆使して、非常に論理的にお客様に説明ができる。
お客様も納得はしている。

それでも最後の最後に競合にひっくり返されることが多い人は、
お客様に共感してもらっていないのかもしれません。

もっと言うと、営業マンの感情・主観がお客様に伝わっていないのかもしれません。

「僕は絶対にこれが良いと思っています!」
「こうした色の使い方、素材の使い方をするとメチャメチャかっこいいと思うんです!」
「ウチに任せていただいたら、全力でお引き渡しまで工事をし、
その後もトコトンお付き合いさせていただきます!」
「ぜひ、当社に、私に任せて下さい!」

主観、感情丸出しの、あなたの熱いハートがお客様に伝わっていますか?

お客様は建築の素人です。
本当に設計や性能、材料の細かな部分を理解している方は5%もおられません。

最後の最後、信頼できるかどうかで決めるかたが大半です。

だから住宅の営業マンはもっと自分の感情丸出しでいきましょう!
熱いハートをぶつけましょう!
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【第1878回】 態度やメールの文章にもその人の人間性があらわれる

2016年02月20日 | 住宅コンサルタントとして
ここ数日、普段接点がない方の対応に、
いろんな意味で衝撃を受けています。

逆に言うと、日頃からご縁を頂戴しているクライアント様の気持ちの良い対応、
細やかな気配りが本当に素晴らしい、ということ。

普段の自分の環境が当たり前だと思ってはいけない。
もっとありがたみを感じなくてはならない、ということを教えて下さっているのだと思います。

そして改めていろんな方に対する態度、
それからメールのやり取りにも思いやりや配慮が必要だと思います。

人が一所懸命、話してくれている際の、話を聴く態度。

姿勢が斜めになって、足を組んで、携帯をずっといじりながら、
人の話を聴いていると言われても信じられないですよね?

それって人の話を聴く態度では無いと思いますし、
相手に対して失礼だと個人的には思います。

また、メールでのやり取りでも、文章の節々に思いやりの配慮が欠け、
自分のことだけを一方的に述べてくるメールを送ってくる人がいて、
正直、唖然としてしまいました。

今、ある企画をしているのですが、
その企画を実行する上で会場を借りたり、昼食の準備をしなければならず、
更には備品を借りたりテキストをつくったりしなければならないので、
参加される方には参加費を設定させていただいています。

もちろん、その企画は強制でもなんでもありません。
自由に各社様が参加するかしないかを判断いただければ良いのですが、
参加を申し込まれていながら

「参加費は必要ですか?」
「自分たちの指定された時間だけ参加すればいいですか?」

と、自分たちのことしか考えていないメールを送られてくるのです。

参加費は最初から明記されています。
そして会場に何十社といる中で、自分たちの用が済んだらとっとと帰る、
という感じだと、周囲の方にどんな影響を与えるかどうかなんて全く考えられないのでしょう。

ここ数日、本当に貴重な経験をしました。

自分自身、いろんなクライアント様と接する時に態度や姿勢はちゃんとしているのか?
またメールや電話のやり取りの際も、相手の方への配慮が十分足りているのか?

もう一度、しっかりとチェックし、気持ちの良い対応を心がけていきたいと思います。
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【第1877回】 企画力・段取り力がまだまだ・・・

2016年02月19日 | 住宅コンサルタントとして
昨日、それから3日前と、今週2回、あるクライアント様にご協力いただき、
ある地域の住宅会社、工務店の方に視察に来ていただいておりました。

猛烈に忙しい中、
視察を受け入れて下さったクライアント様は時間を空けて下さって、
遠方から来られる工務店さんのために準備や後片付けをし、
更に心のこもったおもてなしをして下さいました。

この視察を受け入れるのに使った時間分、
自分たちの仕事ができない訳で、
後々、それが自分たちに跳ね返ってきます。
そのことを考えると本当に申訳なく思いますし、
心から感謝の気持ちでいっぱいです。

ただ、残念なこともありました。

視察を受け入れて下さっている会社さんが、
お忙しい中、お時間を空けて下さって、自分たちの対応をして下さっている、
ということに対し、あまり何も思われないのか、
見せてもらえるのが当たり前であるかのような感じの方も
悲しいことですが、おられました。

ご厚意で視察を受け入れて下さっている会社さんの良いところを評価し、
その良いところを真似させて下さい、というスタンスで見るのが常識なのに、
ダメなところや自社の方が優れているところに目が行ったりするケースも感じられ、
正直、かなり悲しくなりました。

もちろん、素晴らしいスタンスで見学されている会社さんも
多々あったのはうれしいことですが、
基本、全社の全スタッフさんがそういうスタンスで視察されるべきだと思うのです。

そうなっていないのは、自分の企画力の無さ、段取り力の至らなさが原因だと反省しています。

振り返ってみると、やれるべきことはあったはずなのに、
その部分に対し、十分な配慮や予測が出来ていなかったということ。

まだまだ企画力、段取り力が未熟だということに気づきました。

先を予測し、事が起こる前に手を打っておく。
企画、段取りの力を上げることで、さまざまな企画のクオリティーをもっと上げることができるのです。

今回の反省を活かし、また次の企画のクオリティーアップにつなげたいと思います。
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【第1876回】 自社そのもの、自社の商品やサービスに本気で惚れる

2016年02月18日 | 住宅コンサルタントとして
売れる営業マンに共通しているのは、
自社が扱っている商品やサービス、更には自社そのものに愛着と誇りを持ち、
感情移入してお客様にその良さを伝えられる、ということです。

日本一の住宅営業マン、それから生産性っが日本一の住宅会社のトップ営業マンなど、
数多くの優秀な営業マンの方を知っていますが、
とにかく自分の会社、自分たちが扱っている家、
自分たちの家をつくってくれている職人さんたちに誇りを持っているのです。

自分たちの家づくりの細かな部分まで語らせたら、
半日でも1日でも熱く語れるくらい、自社の良いところを理解しています。

もちろん、完璧な会社などこの世に存在しない訳です。
当然、どんな会社にもイケてないところ、他社よりも劣っているところはあります。

ただ、そうした短所ではなく、自社の素晴らしいところに目が自然と向いて、
自信と誇りをもってイキイキとお客様と接している。

ゆえにお客様も「この会社、この営業マンに任せて大丈夫だろう」と安心されるのです。

私自身、前々職時代は建材メーカーの営業マンでしたが、
当時、他社との価格比較しかしないお客様には、

「ウチは他の会社と違います。
貴社の業績が上がり、貴社がより良い会社になるための情報やサービスを提供できます。
ただ単に商品をつくって販売するだけのメーカーとは違うんです!」

「万がの時、当社の方が絶対に安心です。
例えば20年前に販売していた引き戸の戸車やクレセントなど、
こんなパーツまでパーツセンターで保管しているのです。
こういうところに会社の姿勢が出ます。
ウチから買っていただいた場合、10年後、20年後に差を実感していただけます」

「価格は他社さんの方が安いかもしれませんが、
価格以外に会社、それから私自身の対応力が他社とは雲泥の差です。
お引き渡し後、何かあったら私にいつでもご連絡下さい。
夜中だろうが、日曜日だろうが、私にできることは何でも対応させていただきます。
私、どうしても貴社にウチの商品を買っていただきたいんです。
買っていただけたら、きっと良さをご理解いただけます。
私を信じて買って下さい」

などなど、今考えるとかなりゴリゴリの営業をしていましたが、
本気で自分が所属していた会社に惚れていましたし、自信満々でした。

もちろん、こうした話ができるようになるまでは数えきれないくらい失敗をしましたが、
それらが糧となり、トークに磨きがかかっていったと思います。

結果、先輩が開拓できなかった新規先をガンガン開拓することができていました。

営業マンの基本は、まず自社の商品やサービス、
それから自社そのものに惚れること。

皆さんはできていますか?
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【第1875回】 施工レベルを本気で上げる

2016年02月17日 | 住宅コンサルタントとして
住宅会社で最も重要なことは何か?
ここを真剣に考えたことはありますか?

私が思うに、

「一生に一度の大きな決断をして下さったお客様に、
この会社に本当に頼んで良かった、と思っていただける仕事をする」

ということに尽きると思います。

そのために重要なのは、施工品質や施工精度の高さ、アフター対応、細かな気配りです。

基本、住宅会社は製造小売業(SPA)だと私は思っています。

メーカーなのです。

なので施工品質を高めないうちに、
マーケティングやブランディング、セールスばかりに力を入れて業績を伸ばし、
無責任な家を多々、つくっていくというのは本当に間違いだと思うのです。

施工力を高めることを忘れてはいけません。

施工品質を高めるためには、
前もって職人さんにどんな材料をどういうレベルで施工して欲しい、ということを指示していて、
かつ材料や施工図が事前に現場にあることが大前提。

まずはその状況をつくることが重要です。
契約してから着工までのしくみづくりですね。

それが出来れば、後は職人さんに指示するこちら側の内容が
分かりやすいかどうかを確認する。
指示を出す時期も問題ないか確認する。
後は指示した通りに現場で施工されているか、しっかりと自社でチェックする。

こういう一連のルーティーンがまず回る体制をつくることです。

そして職人さんたちと定期的な勉強会を開催し、
基礎、木工事、外壁やサッシ、屋根、塗装、設備電気など
各分野のレベルを上げていくことです。

こうした施工レベルの向上にゴールは無く、また近道もありません。

経営トップが本気で施工レベルを高めようと決意し、行動するかどうかです。

また、監督さんの人間力向上も大きな問題です。

お客様の立場に立って仕事ができるか?
ビジネスの常識を理解できているか?
職人さんの気持ちも理解できるか?

監督さんが人間的にイケてると職人さんたちもついてきます。
だから監督さんのレベル向上も本気で取り組まなくてはなりません。

この部分も、私自身、クライアント様のお力に少しでもなれるよう、
研修カリキュラムを構築しようと思っています。

胸を張って「わが社は良い家をつくっています!」と
クライアント様の営業さんが言えるような環境をつくっていきたいです。
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【第1874回】 一定以上の大きさの組織に必要なこと

2016年02月16日 | 住宅コンサルタントとして
組織がある一定の規模になると、
やり方論やテクニックだけでは業績は上がりません。

組織というのは実に不思議で、
スタッフさんがある一定の数以上になると
誰もさぼろうとしていないのに無駄な仕事を増やしたり、
妬み嫉みの目で他部署を見るようになったり、
勝手にモチベーションが下がったりと
非効率的な方向になりがちです。

そしてそういう環境がしばらく続くと社員さんの離職が発生し、
結果組織として大きくなっていかないのです。

経営者のマーケティングセンスがダントツで、頭が切れるのに、
会社の成長が中途半端で止まっている会社は
トップがこうしたことを理解できていないのです。

ある一定の組織になった時、重要なのは
組織を構成する各ユニットの連動性を高めたり、
スタッフさん一人ひとりのモチベーションや愛社精神を高めたりするための取り組みです。

連動性を高めるためには
トップがいろんな会社の効率的な連動のパターンを知っておく必要があります。
だから同業種だけでなく異業種も含め、いろんな会社の視察を積極的におこない
効率的に仕事をしている企業から多くを学び自社に取り入れることです。

またスタッフさんのモチベーションを高めるためには、
全社員が必ず1対1の対話の時間を持つことです。

もちろん、社長が全ての社員さんとする時間が取れなくなってきますので、
そうした場合はマインドの高いマネージャーを複数名、育てておく必要があるのです。

組織が一定以上の大きさになると、本当に経営者の器、経営力が試されるようになります。

だからトップは経営を学ばなければならないのです。

そこが出来ていない住宅会社が本当に多いのが現状。
そこを変えていく仕事をしていきたいと思っています。
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【第1873回】 「治療」では無く、「予防」が重要

2016年02月16日 | 住宅コンサルタントとして
企業経営においても、自分の体に関しても
病気になってしまってからいろいろと慌てても遅いです。

重要なのは、どう治療するのかではなく、如何に病気にならないか、です。

何よりも予防が重要なのです。

社員さんの退社がここ最近、立て続けに起こっているとします。

「どうすれば、社員の退社を防ぐことができますか?」

という思考を経営者がしていてはまずいのです。

常日頃から社員さんがやりがいをもって働ける環境をつくり、
社員さんとのコミュニケーションをしっかりと取り、
愛社精神を持ってもらえるようにしておくことです。

業績が下がってから手を打つのではなく、
業績が下がらないように日頃から手を打っておく。

今、稼いでくれている社員さんの世代交代直前で慌てて採用するのではなく、
何年も前から世代交代に備え、準備しておく。

予防のベースは、「こうなるかもしれない」という、先を予測する力です。

近い将来、自社が苦しむことが無いよう、予測できる事態を想定し、
しっかりと事前に手を打っておきたいものです。
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