鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【2252回】 「お客様を大切にする」という言葉の定義

2017年02月28日 | 住宅コンサルタントとして
真面目な経営者が経営する会社であれば、

「お客様を大切に考え、行動する」

ということを常日頃、スタッフさんに発信しているでしょう。

では質問です。

「お客様を大切にする」ということは、具体的にどういうことですか?
貴社では具体的にどういうことに取り組んでいますか?



明確に答えられましたか?


昨日、お伺いしていたクライアント様は、
もうお付き合いさせていただいて10年近くになるのですが、
本当に商売の王道を突き進んでおられます。

都会に店舗があるにも関わらず、
イベントを開催するとOB様が100組以上、来場されるのです。

都会に店舗がありますから、皆、忙しい訳です。
何かと休日にやることは多々、あるし、
見どころあるスポットは周辺に数えきれないほどあるのです。

でも、OB様が多々、来場される。

1月に大きなイベントをされて、4月にもまたイベントをされますが、
そのイベント、折り込みチラシは一切打たないのです。

その分の経費を全て、
来場されたOB様が楽しめるようなさまざまな仕掛けに使われます。

もうその姿勢、価値観に、本当に感動してしまいます。


良い家をつくるのは当たり前。
お客様満足度の向上に取り組むのも当たり前。

そのためにマニュアルやしくみをつくり、それを回していくのですが、
その根底にお客様に対する会社の基本的な愛が無ければ、
本当に満足していただけませんし、お客様と血の通った関係にならないと思います。

「お客様を大切にする」大前提として、
何かをする前に、まずはお客様に対する感謝と愛が根底にあることこそ、
もっとも重要だと個人的に思っています。

そういう会社が、本当にお客様に応援されていくのです。
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【2251回】 人間力を高めようと取り組み続けている会社は強い

2017年02月27日 | 住宅コンサルタントとして
夜に寝付けない時や、夜中に目が完璧に覚めた時、
ネットサーフィンをしていろんな住宅会社を調べることが多いです。

一時的に業績を高めはしたものの、
その後、組織が崩壊したり、経営者の感覚が市場のお客様とズレ、
業績が下降線を描く会社も結構存在する中、
10年以上、ずっと成果を出し続けている会社もあります。

以前、ちょっと調査をした会社。
当時の接客も本当に素晴らしかったのを明確に覚えていますが、
10年以上、ずっとトップを維持し、年商も35億を超えるようになっていました。

しかも1店舗で・・・。

とにかく社員さんの人間力を高めることに会社として本気で取り組んでおられます。
そして良い商品を磨こうと、ずっと継続して取り組み続けておられます。
そうした本質の追求以外のちょっと変わったことなどせず、
愚直に住宅の道を突き進んでおられることがHPを拝見して分かりました。

県内2位の会社とは差がつくばかり。

本業に愚直に取り組み、社員さんの人間力向上に本気で挑み続けることが、
商売の王道なのだと改めて実感しました。

新しいことにチャレンジすることは、とても大切だし素晴らしいこと。
でも、どんな時でも王道を忘れてはいけません。

商売の王道を追求して参りましょう。
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【2250回】 自らの足で稼いだ情報こそ・・・

2017年02月26日 | 住宅コンサルタントとして
昨日から東京に来ています。

今回の目的も、とにかく市場調査、繁盛店調査です。

ある業態を徹底的に調査しまくっているのですが、
首都圏のモデル店舗2店の調査、
それからお洒落な雑貨屋さんのディスプレイ、ファサードの調査、
更にはリノベの展開についての調査。

全て自分で歩き、自ら体験しなければ、
説得力が伴わないと常々感じております。

昨年までは、徹底的に住宅会社の調査に行っていましたが、
今年からは全く違う視点で全国を調査しようと思っています。

2月は札幌と東京。
3月はまた別のエリア。

1年を通じて、調査の日程も組んでおかないと、
目標とした調査件数を達成できないのです。

何度も言ってますが、住宅業界は本当に変わらなくてはならない。
でないと、お客様から見向きもされなくなってしまいます。

どう進化すれば、お客様が相談に行きたいと思うようになるのか?
そのヒントとなる情報を自分の足で稼ぎまくりたいと思っています。
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【2249回】 地域ダントツを目指せる会社

2017年02月25日 | 住宅コンサルタントとして
昨日はお付き合いをさせていただいてちょうど8か月になるクライアント様のところへ・・・。

4月にモデルハウスが完成しますが、ここから一気にブレイクされることでしょう。

もともと住宅をされているのですが、社長をはじめスタッフの皆様が本当に素直。
そして人間性も素晴らしい方ばかり。
更にはセンスも十二分におありなのです。

お付き合いをスタートさせていただいてから、正直、
絶対に地域で一番店になれる、と感じておりました。

そして「我が社は地域一番店になりますよ!」と言い続けてきたのですが、
とにかく皆さんが謙虚なので、あまり実感が無い様子なのです。

でも、ここから一気に成長曲線に入っていくと確信しています。

その理由は、とにかく素直なところと
社長ご自身の商売に関する価値観が、伸びる経営者と同じだからです。

お客様とスタッフをまず大切に考える。
業績をただ伸ばせばよい、ということは考えていなく、
OB様や建築中のお客様のことが最優先。
そして他の素晴らしい企業から学ぼうという姿勢もしっかりとお持ちなのです。

そんな社長との出会いは、弊社のHPに直接お問い合わせをいただいたことがきっかけでした。

以前からHPをつくっていたのですが、
初代のHPはインパクトはあったのですが、
正直、価値観が合わない企業からしか問い合わせが無かったのです。

ですので、今の二代目のHPは非常に本質的なことしか発信せず、
小手先を求める経営者、簡単に業績を上げたいと軽く考えている経営者からは
絶対に反響が無いようにつくっていただいたのです。

非常に目立たない、インパクトも無いHPですが、
社長自ら探し出して下さって、お問い合わせをいただいたのです。

本当にご縁としか言いようがありません。

そして本当に価値観が合う、素敵な住宅会社様と出会えたことに、
やっぱWEB、大事やなぁ、と思ったことを思い出します。


いずれにしても、3年で地域一番店になっていただけるメンバーが揃っている、
本当に素晴らしいクライアント様です。

こういう出会いに本当に感謝です。
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【2248回】 お客様が魅力を感じる業態とセンスで勝負する

2017年02月24日 | 住宅コンサルタントとして
以前のブログでも書いておりますが、
これからの時代、住宅会社で最も必要な発想は、
お客様が行きたくなったり、相談したくなるような業態をつくる、
ということに集約できます。

どんなに素敵な家を建てられる力があったとしても、
お客様が行きたくなる、相談したくなる業態をつくることが出来なければ、
新しいお客様との出会いが年々、減少していく時代です。

そしてお客さまから見て魅力的な業態をつくりあげたとして、
それらを市場のお客様に知っていただくために、
当然ながら情報発信力も高めておく必要があります。

この情報発信も非常に重要で、
特にお子様を持つ若い世代の女性に共感していただける内容でなくてはなりません。

女性が共感する内容を理解できず、
ただ単に自社に起こったことや売り手発想の情報をどれだけ発信しても、
見向きもされない時代になってきています。

一言で言えばセンスが重要ということですが、
業態づくりも情報発信も、センスが問われるのです。

センスが無い会社は、外部の力を積極的に取り入れなくてはなりません。

今、居酒屋さんにしても美容院にしても、店舗センスがダサく、
魅力的なお店づくりができていないところは本当に苦戦しています。
(稀に地方都市で、店舗はダサいのに本当に美味しい味を提供していて
長蛇の列をつくっているお店もありますが、厳しい見方をすれば、
ライバルのレベルが低いだけだったりします)

事務所、モデルハウス、ショールームなどが魅力的か?
そこにお客様が行きたくなる業態をつくることができているのか?
更にはロゴや名刺、スタッフのファッション、車などにもセンスが感じられるか?

こうした業態とセンスで差がつく時代なのです。

皆さんの会社は、魅力的な業態をセンス良くつくることができていますか?
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【2247回】 誰もが知る住宅会社が危機的状況に・・・

2017年02月23日 | 住宅コンサルタントとして
某有名タレントさんをCMに起用していた、
全国展開している、某住宅会社ですが、
経営的には末期症状となっているようです。

ひょっとしたら、近いうちにどうにかなるのかもしれません。

3年連続で昨対比を割り、業績がただでさえ悪化している。
人材育成に取り組んでいないので、相変わらずの安売りしかできない。
営業マンが受注のために、お客様に口約束でいろんなことを言っているため、
その口約束の情報が工事監督に伝わってなく、クレームが続出。
結果、精神的に監督が追い詰められ、離職者も多いようです。

決算書上は営業利益を出していますが、
実際のところはどうなのでしょう?
最終利益は赤字が続いています。

それもそのはず、やっていることがもう最低なのですね。

地域で競合する会社の比較表をつくり、
その会社よりも仕様・グレードを高めた特別仕様の商品をつくり、
更にはその会社よりも安い価格設定をしているのです。

そしてその比較表をお客様に堂々と見せて、
「ウチの方が仕様が良くて、得ですから・・・」
「今、決めてくれれば、これだけサービスします」
という、誰にでもできる、単なる安売り営業を展開しているようです。

利益度外視。
とにかく、受注しなくては回らないからです。

これ、住宅会社として末期症状なんですよね。
数年後、どうにかなっているかもしれません。

自社を選んで下さったお客様のことなんかよりも、
自分たちの数字のことしか考えていない。
当然、お引渡し後のアフターのことなんて知らない。

だから無責任に思いっきり価格を下げてくる訳です。

しかしながら残念なことに、
こういう展開をしている会社がどういう状況なのかをイメージできず、
ただ目先が得だから、という理由で選んでしまうお客様も存在するのですね。

家って、使う商材、仕様だけで損得は判断できないんですよね。
工事がいい加減。
ミス工事や適当な工事をしていても、壁をふさいだら分からないこと、多々あります。

いろんな検査機関がありますが、
当然、施工中なんかはプロが全てチェックしている訳ではないので、
ぶっちゃけ、ごまかそうと思えば、ごまかすこともできるんです。

結局、その住宅会社の良心、誠実さが大切なのですが、
それを理解できない人が多々、存在するということなのです。
(これは飲食や小売りも同じなのですが・・・)

このブログを一般の方がどこまで見て下さっているのかは分からないのですが、
とにかく目先の損得で住宅会社を決めてはいけないのです。

損得で判断する人が、失敗するのです。

と同時に、やっぱり良い家づくりに愚直に取り組まれている住宅会社さんを
自分としてはトコトン応援していきたいと強く感じた1日でした。
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【2246回】 強い組織+社員さんが育つ環境をつくった会社が勝つ

2017年02月22日 | 住宅コンサルタントとして
近年、住宅業界で起こっていることの一つとして、
一時的に業績を高め、着工ランキング上位に入った会社が、
数年後には業績がかなり落ちているということが挙げられます。

勢いに乗って多店舗展開した会社が、結局うまくいかなくて撤退したり、
受注を高めた結果、設計や工事に負担がかかってしまい、
結果的にそれらのスタッフさんが退職し、組織が崩壊したり・・・。

マーケティング、営業、商品については、
これだけの情報化社会ですから、他社の情報は入りやすく、結果、真似はできます。
(とって言っても猿真似ですが・・・)

いざとなれば、キャンペーンを乱発し、競合すれば値引きをガンガン仕掛けたり、
土地を無理して買いまくったりすれば、一時的に業績を上げることは、そんなに難しくないのです。

ただ、10年、20年というスパンで考えた場合、
業績を高める上で大切なのは、やはり人なのです。

工事を理解し、品質の高い現場管理ができる監督を育て、
そういうスタッフに現場を管理してもらわなければ、
数年後にクレームの嵐となるでしょう。

ただ、今の時代、今のお客様に適応できる現場監督は本当に少ないのです。

キャリアがどれだけあろうが、日々進化する建築資材や工法を学ぼうとしなければ、
時代遅れの家しかつくれなくなりますし、
自分は完璧に仕事できたとしても、若手を指導できなければ、
会社の成長と共に自分のキャパを超え、業務が回らなくなってしまうのです。

スタッフを育成できないのに、無理して受注を取り、
現場の品質が非常にまずく、これから多くのお客様を泣かせるであろう住宅会社も
残念ながらまだまだ業界内には存在します。

自社がそうならないためにも、住宅会社はとにかく、
強い組織をつくり、人が育つ環境をつくっていくしかありません。

だからこそ、経営力が本当に必要になるのです。

自社には人が育つ環境がありますか?
社員さんを育てる重要性を理解できていますか?
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【2245回】 外部ブレーンの活かし方

2017年02月21日 | 住宅コンサルタントとして
レベルが高い競争を勝ち抜くために、
自社の経営力、営業力、マーケティング力などさまざまな要素のレベルを
高め続けなくてはなりません。

これらを高めていくために、全て自分たちで取り組む、というのも一つの方法ですし、
外部のブレーンの力を借りる、というのも一つの手です。

住宅会社様にとってみれば、弊社もその中の一社でしょうし、
例えば外注先の設計事務所、web制作会社などもそうでしょう。

これからの時代、全てを自社スタッフで対応していくというのは、
かなり難しいことだと思います。
よって、外部のスペシャリストの力をうまく借りながら、
自社のパフォーマンスを高めるというのが賢いやり方だと思います。

しかしながら、この外部のパートナーを上手に活かす会社もあれば、
全くもってうまく活用できない会社もあるのです。

その差は一体、どこだと思いますか?

私が個人的に思っているのは、外部パートナーさんを上手に活用されている会社は、

「自社がこうなりたい!」

というビジョンを明確に持っていて、
そのために自分たちでどういうことに取り組むのかまで落とし込めている会社です。

そしてその自分たちが取り組もうとしていることが正しいのか?
もっと良いやり方はあるのか?
どういう部分に注意して取り組めば良いのか?
こうしたことを質問されるのですね。

私の場合、クライアント様が進もうとされている方向が正しければ
それを積極的に後押しさせていただきますし、
間違った方向、考え方の場合、遠慮なく本音をお伝えさせていただきます。

もしくは本質的な部分をお伝えし、各論はクライアント様に考えていただいたりもします。


一方、外部のブレーンの方の能力をうまく活かせない会社のパターンは、決まっています。

それは「自分たちはどうなりたいのか?」というビジョンが無い。
更に一応ビジョンはあっても、それを実現するための実行方策が無い。
絵に描いた餅状態になっている会社です。

具体的に何をどうすればどうなるのか、ということがイメージできていない会社は、
外部ブレーンにほぼ丸投げ状態になってしまうのですが、
こういう会社はまず、上手に外部の力を活かすことができないのですね。

というのは、最終的に現場で実務をおこなうのも自分。
お客様に対応するのも自分。
その自分たちが主体性を持たず、ただ一般論的な正解を教えてもらって、
それでお客様に対応して、うまくいく訳がないのです。


外部の力をみなさんの会社は、上手に活かすことができる体質ですか?  
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【2244回】 M&A

2017年02月20日 | 住宅コンサルタントとして
ここに来て、建設業界、住宅業界でもM&Aが増えてきました。

建材店の場合、それから不動産会社の場合は、まだうまくいくのかもしれませんが、
住宅会社、特に注文住宅の場合、なかなか難しいのではないかと個人的に思うのです。

完成された商品を買っていただくビジネスの場合、
マニュアル化、パターン化はまだしやすいのですが、
注文住宅の場合、マニュアル化は本当に難しい。
(かといって、型を決めなくて良い、という訳ではありません。
型は大切ですが、型だけで買っていただくことは難しい、という意味です)

そして業界全体を見た際、いろんな住宅会社がレベルアップしている中で、
商品力だけでは差がつかなくなってきているのです。

お客様の言葉にできない要望を引出し、
それを現実化するための提案力。
商談中、気持ちよく打合せができ、
更にはお引渡しの際、感動していただけるようなおもてなし力。

飲食業界に置き換えてみると、こうした高レベルの仕事は、
チェーン店ではなかなか難しいことですよね。

オーナー自身がお店を切り盛りしている個のお店、
しかも感度抜群のオーナーが経営するお店でしかできないレベル。

今の住宅業界において、レベルが高い会社は、ここの領域で戦っているのが現実です。

チェーン店の理論が注文住宅事業では当てはまらないと思うのです。

ゆえに注文住宅会社では、
トップの感性を受け継いだ若手スタッフを育成できる会社が、
最終的に勝ち残っていくことでしょう。

注文住宅に関して、M&Aをして拠点数やスタッフさんの数を増やしても、
数年後にはうまくいかなくなると思っています。
(分譲系は別ですが・・・)

ということで、注文住宅をやっている会社が強化し続けなくてはならないのは、
自社の中に文化をつくり、組織が大きくなってもその文化が薄まらないようにしていくことでしょう。

そしてそのDNAを受け継いだ社員さんが育つ環境をつくることでしょう。

完成品を売る業界の経営者からしたら、本当に面倒だと思うのです。
実際、某家電量販店最大手がやっている注文住宅もパッとしませんし、
分譲系の大手が注文系を買収し、経営をしはじめていますが、
まあうまくいかないだろうな、と思っています。

注文住宅事業は、商品力だけでは難しい。
自社の文化を組織内に浸透し。一体化した組織をつくった会社が勝ち残る。

だから育成力で勝負が決まる、と個人的に思っています。
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【2243回】 「集客の方法について・・・」という発想を捨てる

2017年02月19日 | 住宅コンサルタントとして
未だに「集客手法」について、悩んでいる企業が多いです。

そしてその悩みを解決するために、どういうチラシをつくればよいか?
どんなHPにすればよいか?
SNSはやった方がいいのか?

なんて疑問を持っていたりするのですが、
「集客手法」なんて発想はもう捨てた方が良いと思います。

こうした話を何度しても、分からない住宅会社は分からないし、
理解できない経営者は理解できないのですが、
そういう企業、そういう経営者は残念ながら淘汰されていくだけなのです。

厳しい現実ですが、しょうがありません。

街の商店街の中に、すごく古い店舗で、あり得ない服をマネキンさんに着せたり、
色が紫外線で抜けきったポスターを平気で貼っている服屋さんってありますよね?

そういうお店がどんな素敵なチラシを折り込んだり、
どんな素敵なHPをつくっていたとして、そこで買いたいと思います?

思いませんよね?

逆にちょっと気になるお店、入ってみたくなるお店ってのも、
いろんなところを自分の足で歩いていれば、見つかるものです。

すなわち、まず最優先に考えるべきは、
外から見て気になる状態をつくっておく、ということであり、
販促物やWEBをどうするのか、というのはもっと先の話なのです。

正直、価値観が合い、感性が合うクライアント様は、
どこもお客様との出会いに困っておりません。

というか、対応できなくて困っている、というのが現状です。

「集客」という言葉は、完全に古いのです。
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【2242回】 20代の頃は、時間の使い方がうまくいかなくて当たり前

2017年02月18日 | 住宅コンサルタントとして
今から思い返すと、20代の頃は本当に時間の使い方が甘かったなぁ、と実感しています。

大して売上も無かったのですが、住宅の構造のことや、
家がどういう順序で建てられていくのかという順序、
更には細かな収まりのことなどが全く分かっていなかったので、
全ての業務を調べながら行わなければならず、
毎日、本当に夜遅くまで仕事をしていました。

日常の仕事を通じて少しずつ家づくりが分かってきて、
見積や発注、更にはお客様のところにいっての商談などもスムーズにいくようになったのが、
ちょうど20代の後半になったくらい。

ただ、商品知識やついて、業務をスムーズに回せるだけでは、
まだ自社の商品を使ってくれていないお客様になかなか入り込めない。

そこに気づき、今度は住宅会社で成功している企業がどんなことをやっているのか?
異業種で繁盛している企業はどんな取り組みをおこなっているのか?
こうしたことを学んだり、本を読む量が増えたりしていましたし、
何より新規のお客様を多数、開拓したことで業務の量が膨大となり、
仕事の時間は変わらないどころか、もっと帰宅時間は遅くなっていました。

子どもがまだ小さかったのですが、家内に任せっぱなし。
ひたすら仕事をしていた記憶があります。

30代になって、業務のまわし方も上司の使い方も上手になり、
お客様と経営的な部分まで突っ込んで話せるようになり、
売上の数字に対し、仕事が終わるスピードが格段に上がり、
結構な数字をやっていましたが、夜9時~10時くらいには帰宅できるようになりました。

しかしながら、ここで転職。

コンサルタントの世界にゼロから飛び込み、今度は家にすらあまり帰らなくなり、
徹夜で服も着替えず、お風呂も入らずに汚くて臭い体で仕事をしていました。

2005年の7月に転職したのですが、
自分の時間が持てるようになったのは、40歳を超えてからです。

今、ようやく時間の使い方がちょっとは上手くなってきたかな、と思うのですが、
そのベースにあるのは、20代、30代の猛烈に仕事をしたことであり、
そのことが完全に自分の筋力となっている感じです。

20代は熱意で評価され、
30代は結果で評価される。
そして40代では、仕事の成果に加え、これまで培ってきた人間力で評価される。

そんな気が、個人的にしています。

20代の頃、時間なんて効率良く使えなくて当たり前。
がむしゃらにやって、結果どんくさい時間の使い方をしても、全然オッケー。

その努力は、40代になったとき、報われるのです。

小さくまとまらず、仕事に猛烈に取り組みましょう!
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【2241回】 客観的にアドバイスをくれる人をつくる

2017年02月17日 | 住宅コンサルタントとして
気が付けば、私自身、今年45歳。
着々とアラフィフに向かっております。

40代を超えてきますと、正直、叱って下さる方、指導して下さる方が
自分の周囲から減っていませんか?

ビジネスの世界で、現場の主役は、完全に20代~30代です。
いろんな方がいろんなアドバイスをして下さり、指導して下さいますが、
40代ともなると、本当に少なくなっていくのです。

そうなると、可能性として大きくなっていくのは、「勘違い」です。

自分の考えが絶対に正しいと思い、
他の方のアドバイスや意見も自分の意見をかぶせて封じ込めてしまったり、ということも
いろんな企業であるのではないか、と思います。

そして50代、60代ともなると、
本当に自分のことを知ってくれている人は何も言ってくれなくなり、
変な胡散臭い集団の事例を信じ、変な詐欺師に引っかかったりする経営者も結構居たりします。

言いにくいことを言ってくれ、客観的に自分を評価してくれる人を
歳を取れば取るほど、身近につくっておかなくてはなりません。

おべんちゃらを言ったり、接待漬けを仕掛けてくる人を信じ、
身近で耳の痛いことを言ってくれる人を遠ざけるようになっては、
経営者としても人間としても終わりです。


私の場合、その言いにくいことを言ってくれ、客観的に自分を評価してくれるのは家内です。

基本的に天然なのですが、自分でも気づいていないことを端的に指摘してくれ、
自分の至らなさ、未熟さをズバズバ言ってくれるので、本当にありがたいです。

先日も、「結局、あなたが相性良い人って、こういう人やん!」と言ってくれたのですが、
そのことを私自身は全く気付いていなくて、指摘されて初めて気づいたのです。

まあ、よく見てくれているなぁ、とビックリしました。

そのくせ、私が本気で相談した時など、全く人の話を聞いてくれないのですが・・・。

年齢を重ねるほどに、耳の痛いことを指摘して下さる方を大切にしたいですね。
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【2240回】 意義ある勉強会

2017年02月16日 | 住宅コンサルタントとして
昨日はとあるエリアで地元工務店様に集まっていただいての勉強会を開催しておりました。

事前に課題を出させていただき、それをどこまで実行していただけたのか、
その進捗状況、および成果を皆で発表しあいました。

テーマは、「新規の見込客を4組つくる」ということ。

そのためにどう動き、結果がどうでその分析をし、改善内容をまとめていただく、という感じで、
新規客をつくるためにしっかりとPDCAを回す、ということを意識して行動していただく、
ということが私の狙いでした。

そしてメンバーの皆さまに活動内容を発表していただいたのですが、
その中の1社のメンバーが、本当に泥臭いことを徹底してやりきっておられました。

その徹底ぶりに、他のメンバーの皆さまは大きな刺激を受けられたと思います。
というか、私自身も非常に勉強をさせていただきました。

「ここまでやるか!」というくらい、物事を徹底しておられる方のお話は、
胸に刺さってきますよね。

これまで、地元工務店様に集まっていただいての勉強会は、
一方的にこちらが情報を発信するスタイルでした。

参加メンバーに発表してもらえるよう、課題をださせていただいたこともありますが、
なかなか取り組んでいただけないことも多かったのです。

しかしながら、昨日の勉強会のメンバーの皆様は、
かなりメンバーを絞って、レベルの高い地元工務店様にのみ参加していただいています。

こういうレベル感で、課題に取り組み、それを皆で共有する勉強会は、
意義があるなぁ、と改めて実感しました。

良いことを学んでも、実践しなくては意味がありません。

また皆で会える2か月後が楽しみです。
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【2239回】 新しいことを学ぶのが面倒になったら、ビジネスパーソンとして終わりである

2017年02月15日 | 住宅コンサルタントとして
スポーツの世界でも、料理の世界でも、もちろんビジネスの世界でも、
長きに渡り活躍し続ける人というのは、常に学び続けています。

今の自分の技術や能力に自信はあるものの、上には上がいる、
ということを理解されていて、常に高みを目指しています。

だから時間があれば、外部に積極的に学びに行きますし、
本も読めば、自分が体験したことが無いことにも挑戦したりします。

私、食べることが大好きで、料理の一流店に定期的におじゃましますが、
何より楽しいのが、一流の料理人さんの価値観に触れられることです。

なぜ料理の世界に入ったのか?
どんな厳しい修業をされてきたのか?
自分のレベルを高めるために、どんなことに取り組んでおられるのか?

食べることよりも、一流の料理人さんにいろんなことを教えていただくために、
一流店に通わせていただいているウエイトの方が高いような気もします。

一流の料理人さんは、きまって皆さん、オフの日を利用して
一流店に行き、美味しいものを食べたり、
道具やお店の手入れをされていたり、
器や食材を調査しに行っていたり、
英会話やフランス語を習いに行っていたりします。

休みの日にどっぷり休んでいる一流の料理人さんは、
私が知る限りおられません。

常に新しいことを取り入れようと、日々、真剣に生きておられます。

逆に新しいことを取り入れることを拒み、
現状で満足している人、
今よりも自分に負荷がかかることを拒否する人、
新たな知識を学ぼうとしない人は、
はっきり言って終わりです。

三流確定です。

絶対に成長しないですね。

料理店であれば、日に日にお客様が離れていくお店のオーナーシェフと同じです。
お客様から必要とされなくなるだけの話。

こうならないためにも、新しいことを学ぶことができる機会があれば、
是非積極的に勉強しに行った方が良いのです。

新しいことを学ぶことが面倒だと思ったりしていませんか?
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【2238回】 段取り力を高める方法

2017年02月14日 | 住宅コンサルタントとして
自分の時間をつくるためには、段取り力を高めなくてはなりません。

段取り力を高めるためにまず重要なのは、自分は段取りが悪い、ということを自覚し、
段取りの良い人になりたい、と強く思うことです。

そして周囲におられる段取りの良い仕事をしている人の仕事の進め方を盗ませてもらって、
まずはその人と同じレベルに成長することです。

私、前々職時代に2年先輩の方で、とても段取りが良い方がいました。

私よりも全然電話がかかってこない。
クレームがほぼ無い。
事務員さんへの仕事の依頼の仕方も非常に上手で、
売上をやっているのに私よりも早く帰る。

そういう先輩の仕事の進め方、お客様との打合せの仕方、
メモの取り方、他の人への仕事の依頼の仕方・・・。

こういうことを徹底して真似させていただきました。

すると、ミスは減る。
お客様と言った、言わないのもめごとは減る。
問い合わせの電話がかかってくることも減る。
時間と心に余裕ができるので、ターゲットとなるお客様の攻略のための戦略を考えられる。

正直、良いことづくめでした。

段取り力を高めるために、いろんな本や雑誌を買ったり、
セミナーに参加したりするのもありなのでしょうが、
身近な人から学べない人が、本から学べるとも思えないです。

必ず自分の周りに素晴らしい人って存在しますので、
そういう人に頭を下げて教えていただき、徹底的に真似をさせていただく。

何事も基本はまずはこれだと思うのです。

結局、すなおさ、謙虚さが大事、ということです。
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