鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4474回】 自分の心の状態をどう持っていくのか?

2023年03月31日 | 人として

これはありがたいことなのですが、

いろんなクライアント様から、

 

「いつもニコニコしていますね」

「いつもポジティブでプラスのオーラが出てますね」

 

と言っていただけます。

 

自分では特に意識している訳ではないのですが、

単純にクライアント様とお会いした瞬間、

何だか嬉しくなってしまうのです。

 

また、こんな私のために、

お忙しい中、お時間をつくって下さったり、

お迎えに来て下さったりすることが、

もう本当にありがたい、と思っています。

 

そういう感謝の気持ちは、

無意識に心の奥底(=潜在意識)にあるような気がします。

 

もともと、普通の会社員だった私が、

中谷彰宏さんや斎藤一人さん、

稲盛和夫さんなどが書かれた本に出会い、

自分の考え方や行動が変わっていき、

今の仕事に就くことができました。

 

ですからこれらの著者の方や本にも感謝しております。

 

そして仕事に没頭し、家のことや子育てのことを

全て家内に任せてしまいましたが、

そんな中、一言も文句を言わずに

私が仕事する環境をつくってくれた家内にも

感謝の気持ちしかありません。

 

自分なんて何か見えない力に導いていただいて

今の恵まれた環境がある、ということも

日々、思っています。

 

そしてこういう感謝の気持ちを

自然と持てるようになった頃から、

いろんなことが好転していったような気が、

今、振り返るとするのです。

 

自分の心をどんな状態に持っていくのか?

 

この辺りのことについては、

3月、4月のコンサルティング時に

各クライアント様にお伝えさせていただきますが、

仕事も人生もうまくいくポイントの1つは、

心の状態をどう持っていくのかが重要だと思っています。

 

自分の周囲のいろんなことに

感謝の気持ちを持てているでしょうか?

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【4473回】 ビジネスにおいて筋力を鍛えるとは・・・

2023年03月30日 | 住宅コンサルタントとして

弊社のクライアント様には居ませんが、

住宅業界の中には、

未だに集客に苦戦したり、受注が落ちてくると、

何らかのFCやVCに加盟して、

新しい商品や新しいノウハウを買い漁る経営者が存在します。

 

もしくは問題を解決するために、

外部のコンサルタントに依頼し、

コンサルに依頼することが問題解決の方策であるかのように、

外部のコンサルに過度の期待をしてしまうのですね。

 

新しい商品、新しいノウハウ、新しい手法。

 

それらはもちろん、重要なのですが、

それらで自社の厳しい現状を解決できるほど、

経営は簡単では無いのです。

 

私自身、もう本当につくづく感じておりますが、

経営におけるさまざまな問題の原因は、

新しいノウハウや商品が無いことではなく、

は経営者のベースの考え方がズレているか、

組織内部の空気感に問題がある方が圧倒的に多いのです。

 

新しい商品やノウハウを導入しても、

業績が順調でない原因はそこにはないので、

根本的な解決にはつながらないのですね。

 

そしてこれは昔から、私が言い続けていることですが、

手法やノウハウを完璧に使いこなすには、

自分たちに根本的なビジネス筋力が無ければ、

使いこなせないのです。

 

高度な武器を使いこなすのに、

自分に筋力が無ければ、

武器を意のままに操れないのと同じですね。

 

このビジネスにおける筋力とは、

 

「決定したことが実行される」

「ルールや約束を守る」

「他責で考えず、自責で捉える」

「お客様や働くスタッフへの利他の精神」

「勉強好き すなお プラス発想」

 

などが組織内に定着していることです。

 

これらが組織内に定着しているからこそ、

新しい高度なノウハウを使いこなせるようになる。

 

これが業績を高める上での本質である、

と個人的に思っています。

 

皆さんの会社には、ビジネス筋力がありますか?

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【4472回】 仕事の神様

2023年03月29日 | 住宅コンサルタントとして

私個人の話ですが、仕事面に関して、

何か見えない力に守っていただいているような気が、

ここ10年くらい、ずっとしております。

 

「仕事の神様」だと私は思っているのですが、

神様に守っていただいているような気がしてなりません。

 

例えば私自身、コンサルに転職して18年間で

年300日程度、全国を移動しまくっておりますが、

これまで目的にたどり着けなかったのは

わずか2回しかありません。

(2023年1月に、大雪の影響で

新幹線で最寄りの駅まで行けたのですが、

在来線と道路がストップしてたどりつけませんでした)

 

台風や大雪、地震など、飛行機や電車が止まることが

しょっちゅうある日本で、

5400日の中でたった2回だけしか目的地に到着できなかった、

逆に言うと5400日中5398回は目的地に到着できた、

というのは奇跡だと思います。

(目的地到着率99.96%)

 

またありがたいことに、ここ15年ほど、

年間スケジュールが全て埋まっているのですが、

そんな中、魅力的な住宅会社様との出会いがあり、

オファーをいただくことがあるのですね。

 

ただ、日程が本当に1日も空きが無いので、

 

「今、ご縁を頂戴しているクライアント様が卒業され、

日程が空いたらお受けできます」

 

という形で返答させていただくのですが、

そのオファーをいただいた当日とか2日後とかに、

クライアント様からキャンセルの依頼などが入り、

見事に枠が空くのです。

 

2年前は、ご紹介をいただいた住宅会社さんにお伺いする当日、

目的地の空港に飛行機が着陸して、

飛行機から降りた瞬間にお電話がかかってきて、

「コンサルをキャンセルしたい」

と言われました。

 

そしてつい3日前の日曜日に、

これまたクライアント様のご紹介で

とある県の住宅会社さんの社長とお会いしていたのですが、

 

「ぜひ、お願いします」

 

とオファーをいただくも、日程に空きが無いので

お受けできないとお答えしていたのですが、

クライアント様の社長より、

 

「卒業したい」

 

という連絡を昨日、いただきまして、

もともとそのクライアント様の日程で組んでいた日程で、

新しくオファーをいただいた住宅会社さんのコンサルティングを

開始させていただくことになりました。

 

3日前の日曜日に、この流れになるかも、と

自分がイメージしていた通りになったのです。

 

本当に何か見えない力に守っていただいているなぁ、と

個人的に感じることが起こるのです。

 

クライアント様がより良い会社になられ、

良質な住宅が日本にもっと広がっていくよう、

私自身、仕事に真剣に向きあっていかなければ、

と思うのです。

 

なぜこんなにツイているのか、自分でも分かりませんが、

とにかく日々学び続け、

クライアント様に有益な情報をお届けできるよう、

精進していきたいと思います。

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【4471回】 引き際を間違えない

2023年03月28日 | 住宅コンサルタントとして

一代で会社を飛躍的に成長させた経営者は、

引き際を間違えてはいけないなぁ、と

個人的に思います。

 

お客様もライバル会社も常に変化するので、

会社も経営者も常に進化し続けなくてはならない、

ということが、経営で絶対に外せないことです。

 

ところが、謙虚さの欠けたカリスマ経営者に対し、

意見を言える方は、社内にはいないでしょう。

 

そして謙虚さの欠けるカリスマ経営者に対し、

周辺の部下や外部の方も、

意見を言った後のことを想像し、

そんなリスクを冒してまで、

その経営者に対し、異なる意見を言う人などいないのです。

 

カリスマ経営者の同意できる部分は同意し、

あまりにも間違ったことを言おうものなら、

距離を取って終わりです。

 

謙虚さがあって、愛されているかどうかは、

そのカリスマ経営者のプライベート面を見れて、

一撃で分かります。

 

本音で話し合える友人がいないのです。

 

謙虚さの欠けるカリスマ経営者には、

ビジネスでつながっている人しかいません。

 

誰に対してもマウントを自然と取ってしまうので、

利害関係がある方以外からは煙たがられてしまう。

 

要するに、仕事を取ってしまったら、

何も残らないのですね。

 

なので自分の頭が固くなり、

変化についていけていないのにも関わらず、

プライベート面で居場所が無いので

会社に最期までしがみつくしかないのです。

 

でもその行為が、若かりし頃に築いてきた

数々の名声や実績を台無しにしてしまうのです。

 

ある一定の年齢を超えると人間、

謙虚さを無くしてしまうのですが、

その自覚すら無くなってしまい、

挙句の果てに、

 

「俺は謙虚で素直だ」

 

みたいなことを言い出す始末。

 

引き際を間違えなければ、

若かりし頃の実績は伝説となり、

経営者として名声を得て引退となるのですが、

引き際を間違えると、過去の実績を帳消しにし、

何なら悪い評価を得ての引退となるのです。

 

60歳を超えたら、いやひょっとしたら50代になったら、

引き際を間違えないように、

自分なりに引き際を間違えないようにしないとですね。

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【4470回】 YouTubeルームツアーの注意点

2023年03月27日 | 住宅コンサルタントとして

住宅会社のマーケティングで欠かせない、

YouTubeのルームツアー。

 

このルームツアーで視聴者にウケるポイントも、

3年前とかと比較すると劇的に変わってきています。

 

ただただ建物の素敵な部分をカッコよく撮影編集し、

イイ感じのBGMを流せばよかった時代から、

カメラマンをお客様に見立てて、

建物を本当に案内するように撮影し、編集するようになりました。

 

そして今の主流は、ルームツアーを見ている視聴者の方が

建物を見て都度、知りたいと思うことを

その視聴者に成り代わってカメラマンが質問し、

案内役の人がその質問に答える、というもの。

 

ポイントは、視聴者が知りたいこと、疑問に思うことを

建物案内が進んでいく中で、

リアルタイムに質問し、回答できるか、ということ。

 

お客様の気持ちや思考を

どこまで撮影編集側が理解できているかが、

非常にポイントとなってくるのです。

 

すなわち、マーケティングセンスがポイントとなるのです。

 

このポイント、

もちろん各クライアント様にお伝えしているのですが、

これを実際に撮影の中で実践することって、

案外難しいのかもしれません。

 

先日、私が音声のみで出演している、

あるクライアント様のYouTubeが、

それまで全くバズらなかったのですが、

1か月で5万回以上再生となりました。

 

チャンネル登録者数も一気に増えました。

 

私がお伺いするタイミングで撮影の段取りを取ってもらえれば、

撮影時間2時間程度でイイ感じものが撮影できるかと思います。

 

そしてお客様にウケる動画は、

そのまま研修にも使える動画となりますので、

皆さんの会社にとって、非常に価値あるものになるでしょう。

 

各クライアント様は、上手に私をご活用下さいませ~。

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【4469回】 決断時点で正解が無いのが経営

2023年03月26日 | 住宅コンサルタントとして

経営者は常にあらゆる面で決断を迫られます。

 

今の事業をどこまで成長させ、

新しい事業をいつから始めるか?

 

新商品をいつから開発するか?

現状の主力商品の改良はどの方向性で行うか?

 

今の自社の問題点を解決するために、

新しい部署を立ち上げるのか?

それとも外部の力を借りるのか?

 

経営判断には、学校のテストのように正解はありません。

 

AかBか?

それとも撤退するか?

 

それらを決定した時点で、

それは正解でも不正解でもありません。

 

決断したことを数年先、振り返った時に

 

「あの時の決断が正解だった」

 

と思えるよう、決断したことを正解にするための実行力が

経営者には欠かせないのです。

 

でもこれは、経営だけでなく、人生も同じこと。

 

例えば私、

最初に勤めさせていただいた会社を9年で退社し、

コンサルタントに転職をしました。

 

転職後、数年して前職に勤めている方とお会いしたりした際、

いろんなことを質問されましたが、その度に

 

「君は本当に一番良い時に転職したね」

「転職して正解だったね」

 

と言われたのです。

 

でもそれは、転職が正解か不正解、ということではなく、

私が転職して順調にいっていたから、出てきた言葉なのです。

 

逆にうまくいっていなかったら、

 

「だから安定しているメーカーの方がいいと

俺は思っていたんだよ」

 

という方が大量発生していたと思います。

 

自分の決断を正解にする行動力が、

経営者にもビジネスパーソンにも必要なのです。

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【4468回】 弊社の長年のクライアント様の地力

2023年03月25日 | 住宅コンサルタントとして

これは以前から何度も言っておりますが、

コンサルができることなど、たかが知れています。

 

戦略は確かに大切なのですが、

戦略を考えることは、それほど難しいことではありません。

 

それを日々の仕事の中で実践するなど、

要するに行動が重要なのです。

 

所詮、コンサルは提案までしかできません。

 

そのことが分かっているので、

弊社ではクライアント様の行動レベルを

変えていただくことが必要だと感じた際、

他の優秀なクライアント様に行っていただき、

そこで実際に何日か行動を共にしていただいて、

一流の行動レベルを体感していただく、

ということをやっていただいております。

 

ありがたいことに、クライアント様が皆、一流で

他のクライアント様を快く受け入れて下さるので、

そのご厚意に思いっきり甘えさせていただいております。

 

先日もあるクライアント様のリーダーに、

別のクライアント様に行っていただいたのですが、

そこで多くのことに気づいていただいたようです。

 

会議や商談の前には、

その場で使う資料は事前にセットされていたり、

もしくはデータが事前に配布されていることが

当たり前にできていることや、

机の配置であったり、

お客様がお帰りの際のお土産であったり、

それらは全て前日までに完璧にセッティングされている、

ということが当たり前だと思うのですが、

それが出来ていない会社さんもまだまだあるかもしれません。

 

朝礼や清掃にも、その会社の地力が出ます。

 

会議の時の姿勢や、日々の報告連絡相談にも、

その会社の地力が出ます。

 

本当にいろんなシーンで、

一流の会社の地力を肌で感じていただけたようで、

本当に良かったと思います。

 

そしてなぜ、弊社のクライアント様が

他のクライアント様を快く受け入れて下さるかというと、

受け入れて下さるクライアント様もその昔、

他のクライアント様に修業に行っていただいたりして、

とにかくいろんな会社から学ばせていただいたおかげで、

今の自分たちがある、という、謙虚なお気持ちを

皆様、お持ちだからです。

 

すなわち、弊社のクライアント様は皆、一流なのです。

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【4467回】 売れている人が売れ続け易い理由

2023年03月24日 | 住宅コンサルタントとして

会社(お店)でも個人でも同じなのですが、

売れているお店、売れている営業マンが売れ続け、

売れていないお店、売れていない営業マンが苦戦する、

という傾向は、今も昔も変わらないと思います。

 

それは何故か?

 

営業マンに例えて言うと、

売れている営業マンは当然、多くのお客様を担当しています。

 

多くのお客様を担当すれば、

お客様のいろんな要望に応えるために、

さまざまなことを調べなくてはなりません。

 

その中で確実に自分の知識が上がり、

多くのお客様の事例が自分にインプットされる。

 

多くのお客様を担当している中で

成長のスピードが変わるのです。

 

結果、売れていない営業マンと比較すると、

進化成長が圧倒的にできるので、

お客様の目には魅力的に映るのですね。

 

更に多くのお客様と対応する中で、

自分と価値観や波動が合うお客様が増えていきます。

 

自分と価値観や波動が合うお客様のために、

自分ができることをやる。

 

それをお客様は感謝して下さる。

 

結果、仕事に対するモチベーションが上がる。

 

ますます成長し、魅力的になり、

多くの事例を自分のものにできる。

 

こうやって、魅力と知識、事例、そしてモチベーションが上がるので、

売れ続け易くなる、という訳です。

 

一方、売れていない営業マンは、

お客様をなかなか与えてもらえないので、

調べる機会も増えず、

お客様に喜んでいただいて

自分のモチベーションUPにつなげる機会も少なく、

成長しづらい環境になっていくのです。

 

営業マンは、お客様からいろんなことを学ばせていただき、

更にお客様に満足していただくことでモチベーションが上がる。

 

この機会をいかに多く作れるかがポイントとなるのですが、

結果が出ていない営業マンに

多くのお客様を与える会社はありません。

 

だからいろんなことを学び、成長して

お客様から選ばれるようになってきたら、

そこで満足せずに徹底的に量をこなすようにした方が、

良い成長ができ、魅力も増し、モチベーションも上がるのです。

 

ビジネスパーソンは、お客様から学ばせていただき、

かつお客様にモチベーションを上げてもらっているのです。

 

だからちょっと結果が出た時点で量を求めないというのは、

非常にもったいないなぁと感じてしまいます。

 

結果が出始めた時に、量を求めるか否かが、

その人の伸びしろを決めるのです。

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【4466回】 ライバル会社より、商品面で負けていても、買っていただくには・・・

2023年03月23日 | 営業マンとして

最初に勤めさせていただいた住宅資材メーカーで、

私、キッチンやバスを売る部署に配属されました。

 

2000年頃、北海道ではバスに関しては、

江本工業(って、この会社名、知ってる人いないですよね?)が

最大のシェアを握っていて、

しかもユニットバス底面の断熱材の施工に関して、

大工さんが仕事しやすい工夫もされていて、

知名度、価格、現場の職方さんがやりやすい、

という点で圧倒的に負けておりました。

 

更にその後、バリアフリーという概念が一気に広がり、

その中で松下電工(今のパナソニック)が

ハーティーという商品を出してきたのです。

 

これが脱衣室との段差2センチを実現し、

更に価格が私たちの商品より5万円安い。

 

これまた知名度、価格、商品力において、

圧倒的に負けておりました。

 

更にキッチンに関しては、

タカラスタンダードさんのホーロー製で、

しかもキッチン前のパネルまでホーロー製なので、

熱にも傷にも強く、磁石でいろんなものがつけられる、

という部分であったり、

ショールームが北海道各地にあったりもして、

施主様がショールームで現物確認できる、

という点でも圧倒的に負けておりました。

 

キッチンに関しても、

商品力、価格面、ショールームという点で

圧倒的に負けておりました。

 

そんな中でも私たちの部署は、

キッチンやバスなどを販売しなくてはならない。

 

当初、私は商品力で圧倒的に負けているので、

売れる訳ない、と思っていて、

更に上司であったり商品開発部に対しても

売れない理由を見つけては、

売れない理由を商品や商品開発力のせいにしていたのです。

 

そんな中、私の当時の上司は、

 

「商品も良くて、価格もライバルより安かったら、

高いお給料を払って、営業マンなんて雇う必要無いんだよ、会社は。

 

条件的に負けている商品を売るために、

会社は高い給料を払って、俺たちを雇ってんだよ!」

 

と教えてくれました。

 

そして、こうした環境の中でも

売りまくっている先輩のやり方を学ばせていただき、

どうすればお客様は買いたくなるのかを

徹底的に20代の頃、学ばせていただいたのです。

 

この経験、私にとって宝物です。

 

結論、商品面で負けているので、

それ以外の部分で圧倒的に差をつければ、

お客様は買って下さったのですね。

 

例えば、営業マンが商品決定権を持っている会社の場合、

その営業マンの愚痴を聞いて共感したり、

その営業マンのお役に立つ情報を集めて届けたり・・・。

 

社長が決定権者の場合、

その社長が喜ぶことをコツコツとやったり・・・。

 

社長が飼われているワンちゃんのお散歩に行ったり、

お昼にお弁当を持って社長のご自宅に行き、

社長と一緒にご飯を食べたり・・・。

 

社長一家が、昼食後、お昼寝をする習慣がある会社に関しては、

ご家族と一緒に居間でお昼寝をご一緒させていただいたりもしました。

 

で、「こいつ、かわいいな」と思っていただけると、

買ってあげたいな、と感じて下さるお客様もおられる、

ということを理解できたのですね。

 

要はお客様の困っていることや求めていることの解決のために、

一所懸命取り組む。

 

お客様に可愛がっていただけるよう、行動する。

 

もちろん、そういう手法が通用せず、

ドライに価格だけを見るお客様も多々、おられました。

 

そういう会社は、安売り他メーカーに任せておけば良いのです。

 

情に厚く、人で買うというお客様は、必ずいます。

 

そういうお客様に選んでいただければ良い、と腹をくくることができました。

 

で入社4年目から、毎期表彰していただける結果を出せたのです。

 

商品面、価格面で負けているからといって、

勝てる方法を真剣に探すことを放棄していませんか?

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【4465回】 周囲の方や、目の前の相手への配慮やリスペクトがあるか?

2023年03月22日 | 住宅コンサルタントとして

お客様や取引先様と商談している時に、

自分の携帯電話が鳴ったら、どんな対応をされますか?

 

外部の取引先様と打合せをしている際、

先方から提案されたことに対し、

どのようなリアクションを取られますか?

 

弊社のクライアント様で、

人として一流だなぁと思う方であったり、

一流の躾を受けている方の場合、

そもそも打合せの前に、

 

「打合せ中にひょっとしたら、

どうしても対応しなくてはならない案件の相手先から

電話がかかってくるかもしれません。

 

その際は、ちょっと失礼させていただきます」

 

とご説明があったり、

 

「ちょっと失礼します」

 

と一言おっしゃってから席を立ち、

周囲に迷惑をかけないように電話に出られたりします。

 

また、どんな提案をさせていただいたとしても、

決して頭から否定されることなく、

屁理屈もおっしゃらず、

素直に受け止められ、

また共感して下さったり、感謝して下さいます。

 

要するに、周囲に対する配慮を自然とされていて、

目の前の方へのリスペクトもある訳です。

 

こういうビジネスパーソンは、

当然ながら関わる方皆が気持ち良いので、

応援して下さる方がドンドン増えていくのです。

 

ところが、稀にですが、

こうした周囲への配慮ができない方がおられます。

 

打合せ中に大きな着信音が鳴るわ、

周囲への気遣いもゼロで、

コミュニケーション真っ只中でいきなり電話に出るわ、

自身の行動が場の空気に水を差していることも気づかない。

 

自分のことしか考えていないのですね。

 

また、いろんな事例をご紹介しても、

 

「それは、都会の話であって、

ウチの地方には当てはまらないよね」

 

と単に事例として知っていただければ、

と思ってお伝えしているのに、否定されたり、

かなりの上から目線で、

 

「まあ、この人がこう言っているんだから、

それ、やってみたらいいんじゃない。

 

成功するんでしょ、多分・・・」

 

というようなリアクションを取られたり・・・。

 

周囲の方を不快な気分にさせたり、

社員さんに無用な気を遣わせたりするのですね。

 

相手へのリスペクトがあるかどうかは、

電話が鳴った時とか、

相手の方が提案をして下さった際のリアクションに

実はあらわれたりするのです。

 

こうした行動を皆の前で取ってしまう経営者は、

周囲のスタッフさんがハラハラしていることに

気が付かないのかなぁ、とちょっと心配します。

 

そしてもし一流のお客様であれば、

こうした行為をした瞬間に

 

「この人に頼みたくない」

 

と秒で思われることでしょう。

 

一流のお客様は、こうした言動から相手の人間性を

一瞬で見抜く力を持っていますし、

紳士なので笑顔でその場から去っていきます。

 

そしてこういう経営者の周囲には、

一流の方たちが寄り付かなくなり、

結果、業績は低迷するのです。

 

自らの行動や態度が、全ての負の要因を引き寄せるのです。

 

皆さんは、周囲の方や目の前の相手に対し、

配慮やリスペクトを持つことができているでしょうか?

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【4464回】 労働観が低いビジネスパーソンは、40代以降、居場所が無くなる

2023年03月21日 | 住宅コンサルタントとして

自分がいただくお給料以上に会社に貢献していなければ、

会社からは不要と言われても仕方がない、

と若かりし頃からずっと思っていました。

 

自分がいただくお給料は、

お客様がお支払いいただく代金から

商品原価や経費を除いた利益から出ている、

ということも会計の勉強をする前から思っていました。

 

個人的には、それが普通というか、

一般常識であるというくらい、

誰もが当たり前に知っていることだと思っていました。

 

ところが、世の中にはそういう思考が全く働かず、

ただ会社の就業規則の時間に従い、会社に来て

言われたことだけをやっていれば、

お給料が当たり前にもらえる、と思っている方もいます。

 

もっとひどいビジネスパーソンだと、

会社としてこういうことをやって欲しいと指示を出しても

出来ない理由を見つけることに一所懸命となり、

会社の方針に対し、反対意見ばかりを言いながら、

生産性は驚くほど低く、無駄な仕事をしては

自分は仕事を頑張っている、という

勘違い甚だしい人、ちょっとイタイ人もいます。

 

仕事に対する意識、意義、

すなわち労働観が低いビジネスパーソンが、

残念ながらある一定数、存在します。

 

というか、日本人の中には結構多いような気がしています。

 

ただ、世の中は因果応報。

 

自分がやったことが、必ず自分に帰ってくるようになっています。

 

会社やチームの皆に貢献できていなかったり、

ネガティブなオーラを出している人は、

それなりの報いを受けるのが真理。

 

そういう人は、40代を超えてから急激に必要とされなくなり、

居場所が無くなってしまいます。

 

義務は果たさず、権利ばかり主張する。

 

お給料はどこから出ているのか、理解しようとすらしない。

 

自分のことしか考えない。

 

こういう方の居場所が無くなるのは当然です。

 

そういう定説を自分の子どもであったり、

自社に入社してきた若い方に伝えていくことは、

とても大切なことだよな、と思っています。

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【4463回】 自社の今の商品やサービスの需要が激減したとしたら・・・

2023年03月20日 | 住宅コンサルタントとして

東京で7年連続ミシュラン三ツ星を獲得されていたお店が、

東京を離れ移転したのですが、

そのお店がなかなか予約が取れないという噂の中、

昨日、電話したら半年先の予約がすんなり取れて、

私、テンションが爆上がり中でございます。

 

さて昨日のがっちりマンデーで、

ピンチに陥った老舗企業を立て直した事例が

放映されていました。

 

取り上げられていたのは、

ミシン製造会社、

金属製のバケツ製造会社、

そして着物の染色会社。

 

ミシン製造会社は、ミシンの売上が激減する中、

子どもが遊び感覚でできる子ども用ミシン、

そして機能を絞った子育てママ専用ミシンを開発し、

それらがスマッシュヒットしてV字回復。

 

更にお洒落な男性用ミシンの販売を強化していくそう。

 

金属製バケツをつくっていた会社は、

安い海外製のプラスティック製バケツに市場を取られていたが、

インテリア用品として、それから米びつとして

デザインを少し変え、異なる用途の提案をすることで

これまた売上を回復。

 

着物の染色会社は、

着物からジーンズや洋服を黒に染めなおすサービスを開発し、

これが非常にウケて業績回復したそう。

 

昨日のがっちりマンデーを見て、

どの企業やお店も、自社の商品やサービスの需要が激減し、

売上が大幅に下がった時にどうするのかを考えておく必要がある、

と個人的に感じておりました。

 

変化のスピードが加速する中、

いつ、自社のビジネスモデルが通用しなくなるかもしれません。

 

昨日の3社に共通することは、

これまでのビジネスで培ってきた自社の強みは変えずに、

自社の強みを活かす新たな市場をつくったり、

自社の強みを他のターゲットに合うようにカスタマイズした、

ということ。

 

そうなんです。

 

昨日、取り上げられていた企業がV字回復できたのは、

そもそも本業における技術力・強みがあったから、

その強みを別に活かすことが可能だったのです。

 

これ、本業における技術力が並みだったら、

やっぱり難しかったと思います。

 

業態転換に成功する必要条件として、

今の本業に真摯に取り組み、

技術力や接客力など、本質的な強みを磨いておく、

ということが必要でしょう。

 

今の本業のレベルが中途半端なレベルだと、

市場が変わった時に淘汰されるだけなのです。

 

自社の強みを日頃から磨いておきましょう。

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【4462回】 「イイ男」限定イベント

2023年03月19日 | 住宅コンサルタントとして

弊社のクライアント様のスタッフさんの中には、

本当にイイ男が多いなぁ、と感じます。

 

勉強好きですなお。

 

常にポジティブで、笑顔が素敵。

 

コツコツと努力を継続ができますし、

会話をさせていただいた時の受け応えが

もうそれは本当に爽やかで気持ちが良いのです。

 

そしてイイ男は、かっこいいのですね。

 

こういうビジネスパーソンは、

当然ながらお客様からも好かれ、頼りにされ、

圧倒的な支持を受け、

ダントツの結果を出されているのです。

 

イイ男は、おそらくですが

自分以外のイイ男と会って会話し、

食事を共にすると、共鳴しあって

更にイイ男になるような気がしています。

 

という訳で、イイ男同志が集まって、共に食事をし、

他社のイイ男と話をして刺激を受ける、

そんな食事会を個人的に開催したいなぁ、と思っています。

 

平日の昼は日程が取れないため、

水曜日か木曜日の夜に全国から東京に集まっていただき、

翌日の朝一に移動して何食わぬ顔をして会社に出社していただく。

 

そんな企画をしてみたいと思っています。

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【4461回】 「なぜ」を追求する

2023年03月18日 | 営業マンとして

優秀な営業マンは、説得力があります。

 

お客様に伝える言葉一つひとつに重みがあり、

営業マンのトークにお客様は聞き入られ、

 

「なるほど~」

「分かります!」

 

と深く理解したり、共感されたりします。

 

そして説得力を構成する要素は、

いくつかあると個人的に思っています。

 

1つめは、インプットしている知識量。

 

日頃から学び続け、

10のインプット量を持っている営業マンが、

それを1に圧縮して伝えることで、説得力は増します。

 

だから日々、学び続けることは、営業マンには欠かせません。

 

そしてもう1つの要素は、

「なぜ」を追求すること。

 

自社が取り組んでいるさまざまなことに対し、

なぜそれをやっているのかということを

自分なりに深く理解し、

その理由をお客様に伝えられるようになることです。

 

なぜ、基礎断熱を採用しているのか?

なぜ、全棟気密測定をやっているのか?

なぜ、新卒を採用し続けているのか?

なぜ、社員教育に力を入れているのか?

 

商品面であったり、品質管理面であったり、

会社の組織面であったり、育成面に関して、

会社が取り組んでいる、さまざまなことには、

ちゃんとした理由があるのです。

 

こうした理由を理解し、

自分の言葉で伝えられるように、

何度も反芻して自社の取り組みの本質を理解することが、

自身の説得力の向上につながるのです。

 

「なぜ我が社は○○を大切にしているかと申しますと・・・」

 

というトークをしっかりと練習したいものです。

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【4460回】 どんな心で仕事をし、どんな心で人と会うか?

2023年03月17日 | 住宅コンサルタントとして

弊社がクライアント様にご提案させていただくことは、

そのクライアント様の規模や現状のレベルによって、

各社ごとに差は多少、ありますが、

提案内容の基本的な方向は全て同じです。

 

目先のことしか考えない、狩猟的な提案はせず、

中長期で見た際、確実に商売がやりやすくなっている、

本質的に会社の信頼度を高め、良い評判が広がっていく、

そういう提案しかしておりません。

 

毎月、市場のニーズや時流に合った提案を

させていただいているのですが、

クライアント様ごとに結果の差が出るのです。

 

何を提案させていただいても、

結果がしっかりと出るクライアント様もあれば、

提案がなかなか結果につながらないクライアント様もいるのです。

 

この差は、どこから来るのか?

 

ご提言したことをどれだけ愚直に実践して下さるか?

 

私は、実際に行動に移していただく度合いで

結果の差が出ると思っておりました。

 

私の提言を実践していただけないクライアント様は、

当然ながら行動が変わらないから結果も変わらない。

 

「信じてすぐに行動しよう」と思っていただけない、

私の人間力や伝え方に問題がある訳です。

 

ところが、実践していただいているクライアント様でも

結果の差はやはり出るのですね。

 

「この差は一体、何が原因なのか?」

 

ということをずっと考えてきたのですが、

最近、この原因が分かりました。

 

それは、「どんな心」で実践するか、という

「心の状態」の差である、ということ。

 

スタッフ一人ひとりが、いつも笑顔で、

常に感謝の気持ちを持って仕事をしている会社。

 

こういう会社からは、ネガティブな空気感は全く感じられません。

 

動画なんかを見ても、

スタッフ一人ひとりから感じられるものが、

とても好感が持て、楽しそうなのです。

 

一方、社内の空気感があまり良くない会社。

 

スタッフさんからのネガティブな発言も耳にすることもあるし、

社内の他部署との仲もあまり良くない。

 

こういう会社は、提案を実践していただいても、

結果が出ないことが非常に多いのです。

 

そして私、YouTubeでひすいこたろうさんの動画を発見して、

自分の中で確信が持てたのです。

 

それはひすいこたろうさんの、

 

「どんな心」で「何をする」か、イコール「成果」というもの。

 

会社全体の心の状態が良くないと、

何をやっても成果が出ない、ということです。

 

すなわち、会社の業績を良くしたいのであれば、

「何をするか?」も大事なんだけど、

それと同時に会社内の空気を良くしなければ、

結果が出にくい、ということなのですね。

 

仕事をする時も、お客様や友人知人に会う時も、

どんな心の状態でいるのかは、とても重要なのです。

 

小林正観さんは、

 

「不平不満・愚痴・泣き言・悪口・文句を言わない」

 

ということと、

 

「ありがとう」

 

という言葉を言うことが大切である、ということを

我々に教えて下さっています。

 

心の状態を常にポジティブにしておきたいですね。

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