鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1339回】 ブランド力があっても、油断するとあっという間に・・・

2014年08月31日 | 住宅コンサルタントとして
イタリアから戻ってきて、初めての休日。
という訳で、本日は思いっきり京都散策を家内と楽しんできました。

私の最大の目的は、包丁やフライパンといった調理器具を購入すること。
家内の目的は、錦市場での食べ歩き。

先週のクライアント様の感謝祭で、
メッチャ切れる包丁とメッチャ使いやすいフライパンを使わせていただき、

「調理器具が良いと、料理ってもっと楽しいやん!」

と気づいてしまったため、どうしても調理器具が欲しくなったのです。

調理器具を買いに行けるということでテンションが高くなった私。
朝からどうしても料理がしたくなって、冷蔵庫をあさっていると、
しめじのあまりとハム、そしてイタリアで買ってきたパルミジャーノ・レッジャーノを発見。
更に野菜室には玉ねぎとにんにくが・・・。
カウンターの上には、これまたイタリアで買ってきたオリーブオイルと塩が・・・。

「これはリゾットしか、ないっしょ(←北海道弁)!」

ということで、朝からリゾットをつくっておりました。

その後、京都に行き、新京極や寺町、およびその路地をプラプラ、
そして錦市場をブラブラ。

で、百貨店で調理器具を見ていて、最終的に決めたのは
フィスラーというドイツのフライパンと京セラの包丁でした。

フィスラーの28センチのフライパンを購入しようと思ったのですが、
たまたま欠品していてお取り寄せしなくてはならない、ということでしたので、
価格.COMでフィスラーのフライパンを検索してみました。

すると、百貨店の価格より1万円安く売られているお店があったのです。

ついでに京セラの包丁も、ネットの方が全然安いのです。

ショールーミングという行為は、個人的にはあまりしたくは無かったのですが、
これだけの価格差があれば、やはり考えてしまいますよね?

で、結局フライパンも包丁もネットで購入しました。

これだけの価格差、そりゃ、百貨店が苦戦する訳です。
ご年配の方は店頭で買うかもしれませんが、
若い方はその場で調べて、安い方で購入するでしょうね。

老舗百貨店でも、1万円高いとお客様に選んでもらえない、ということを改めて感じました。

企業としてブランド力を磨いていくことは大切です。
しかしながら、そこに胡坐をかいては、あっと今に足元をすくわれるのです。

お客様から選ばれ続けるために、どんなことに取り組まなくてはならないか?
常に考え、行動するようにしたいものですね。
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【第1338回】 ニュースレターの目的

2014年08月30日 | 住宅コンサルタントとして
いろんな会社がニュースレターが必要だと感じていますし、
いろんな住宅FC本部、いろんなコンサルタント、いろんな業務請負会社が
ニュースレターの必要性を説いています。

でも、ニュースレターの目的って、一体何なのでしょう?

ニュースレターと一緒に見学会やセミナーの案内が同封されていることが多いですが、
届いたら必ず開封し、「このイベント、行きたいな~」と思う会社、お店と、
届いた瞬間にごみ箱行きのニュースレターと明確に分かれます。

この差って一体何だと思いますか?

昨日、お伺いしていたクライアント様は、リフォーム事業を展開されていますが、
毎月、ニュースレターを作成し、OB様に発送しています。

そのニュースレターが、地域密着型の展開をしていくにあたり、
非常に理想的な内容になっているのです。
また、私が日本一だと思っている住宅会社のクライアント様も毎月、
ニュースレター(というか、雑誌に近い)を発送されていますが、
それも非常に素晴らしい内容になっていて、毎月、私もお伺いした際にいただいています。

ニュースレターの最大の目的は何か?

私は、

「その会社の人となりがお客様に伝わって、好感を持っていただけるようになること」

だと考えます。

この2社のニュースレターは、ちゃんとそうなっているのです。

例えば、昨日お伺いしていたクライアント様の最新のニュースレターは、
社員さんとそのご家族にご参加いただいた懇親会がメインコンテンツになっていました。

その中で、今年入社の新人さんとそのお母様が社長の隣に座られて、いろいろとお話をされたこと、
更にはお母様が自分の娘さんがこのクライアント様で働くことになったことを近所の方に言ったところ、

「良い会社に入ったね!」

と言っていただいたこと、そして社長ご自身がこのことを聞いて、

「是非とも当社に入って良かった」

と思っていただける会社をつくっていきたいと思っているということなどが描かれていました。

また、社長の奥様が懇親会の前にネックレスを買ってこられ、
社員さんの奥様か、もしくは自社の女性社員さんとじゃんけん大会をして
最後まで勝ち残った方にプレゼントしたい、というエピソードも紹介されていました。

それを読ませていただき、私も何となく心があったかくなりました。

スタッフの皆様や会社としての人となりが伝わり、
お客様に「良い会社だなぁ」と思っていただける情報をお届けすることが、
今後の商売のやり易さにつながっていくと思います。

そういうニュースレターであれば、やる意義がありますし、
そうでなければゴミ箱直行となってしまいます。

皆さんの会社のニュースレターは、どちらのタイプのニュースレターですか?
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【第1337回】 自分より、はるか先を行っている方から刺激をいただく

2014年08月29日 | 住宅コンサルタントとして
イタリアから帰ってきて、まだお休みが1日も無いので料理をする時間が取れず、
料理をしたくてうずうずしている鬼山住宅コンサルティングの鬼山です。

料理をしている時って、もう本当にそれだけに集中できるんですね。
それが結構、気分転換になるので、たまに料理をしたくてしょうがなくなります。

皆さんの気分転換手法は何ですか?

さて、昨日は今期も絶好調のクライアント様にお伺いしておりました。

業績は相変わらず好調で、今期の決算はすごいことになりそうです。

お付き合いをさせていただいて5年になりますが、
確か当時の年商は30億ちょっと、従業員さんも40名くらいだったと思います。

それが今期はグループ全体で、年商150億近くまでいくでしょう。
従業員さんもグループ全員で350名程度になる予定。
更に住宅事業以外の事業も立上げられ、海外でも事業をスタートされています。
(もちろん、私がお手伝いをさせていただいているのは住宅関連のみです)

この5年で、私の周りにおられる方の中で、圧倒的に飛躍されました。

社長とお話をさせていただいていると、本当にたくさんの刺激をいただけます。
と同時に、「自分の発想は小さくなっていないか?」と自分を振り返るきっかけをいただけます。

海外で事業を経営する際の注意点やメリットなど、
かなり具体的に教えていただきました。

自分よりはるか先を行っている方とお話をさせていただくことで
自分が目指している方向やスピードは適正か?という検証をする機会を得られます

また、自分がまだまだだ、ということを気づかせていただけます。

こんなところでとどまらず、もっと高いところを目指して精進したいと思います。
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【第1336回】 与えたものが自分に返ってくるという法則

2014年08月28日 | 住宅コンサルタントとして
今さらながら、スピッツの歌にはまっている鬼山住宅コンサルティングの鬼山です。

大学生の頃にはまってましたが、今、再び自分の中で旬になっております。

さて、

「ウチの社員は、会社のために働いてくれない」
「ウチは紹介えおしてくれるOBさんや協力業者さんが少ない」
「何をやってもお客様がなかなか来てくれない」

など、会社を経営していると、困ったことが多々、出てきます。

でも、そういう時こそ原理原則に立ち戻るべきか、と・・・。

原理原則の1つに、「与えたものが自分に返ってくる」というのがあります。

「ウチの社員は、会社のために働いてくれない」と思う経営者は、
「そもそも会社は、それから社長自身は社員さんのために何をしたのか?」と考えてみるのです。

紹介が少ないと悩んでいる人は、
自分自身が周囲の方のお役に立つような紹介が十分出来ていなかったりします。

お客様が来てくれないと悩んでいる方は大抵、
自分から積極的にお客様の方に足を運んだり、いろんな方のお誘いに参加するということを
積極的にやっていなかったりするのです。

会社、社員さんのために一所懸命仕事をしている経営者が経営している会社で
従業員さんが心を込めて働いていない、というのを私は見たことがありません。

いろんな問題が日々、起こるのが経営ですが、
その根本は全て自分自身にあると思うのです。

普段から自分がして欲しいことを周囲の方にして差し上げる習慣が身についている人は
周囲のことに対してあまり悩んでいたりしないものです。

そういう生き方を目指したいですね。
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【第1335回】 お客様の気持ちやニーズを経営者が分かっているか?

2014年08月27日 | 住宅コンサルタントとして
これは厳密に言えば、経営者に求められる要素ではないかもしれません。

特に大きな企業になればなるほど、大して必要ではないかもしれません。

でも、中小企業にとって、経営者に欠かせない要素であります。

それは、「お客様の気持ちやニーズを経営者が分かっているか?」ということです。

イケてる会社の経営者は、やはり自社のお客様が何を求めているのかをよく分かっています。

これは経営者だけではなく、ビジネスパーソンも同じなのですが・・・。

とにかくイケてない経営者、イケてないビジネスパーソンは、自分の主観でしか物事を考えられないですし、
イケてる経営者、イケてるビジネスパーソンは、お客様の気持ちやニーズを分かっているのです。

だから戦略も的を外さないのです。

経営の原理原則は、

「変転する市場と顧客の要求を見極め、これに合わせてわが社をつくりかえることである」

という、一倉定先生の言葉が表している通りです。

その変転する市場、更には顧客の要求を社内の誰かが、もしくは外部の誰かが理解して、
それをベースに経営判断をしなければ、経営は正しい方向に向かっていかないと思います。

自分が理解出来なければ、そこが分かる人の意見を素直に受け入れる心を持っているかどうかが、
イケてる経営者かどうかの分かれ目だと思います。

イケてる経営者は、そこを分かっていないことをよく理解していて、
その部分に長けたスタッフを必ず幹部に加えています。

一方、イケてない経営者は自分の主観でしか判断しないのですね。
自分が顧客の要求を見極められていると思いこんでいたりします。

皆さんの会社は、変転する市場を把握し、お客様の要求を見極めることが出来ていますか?
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【第1334回】 戦略を現場のスタッフに伝え、理解してもらう努力

2014年08月26日 | 住宅コンサルタントとして
どれだけ素晴らしい他社の事例を学んだとしても、
どれだけ優れている営業テクニックを学んだとしても、
現場のスタッフがお客様に対して、実際に実行しなければ結果は変わりません。

これ、当たり前のことなのですが、ここを分かっていない経営者は非常に多いです。

そういう経営者は、全社的な物事の考え方ややり方を具体的に社員さんに示さず、

「とにかく頑張れ!」
「コストを下げろ!」
「受注、とってこい!」
「とにかく集客!」

などなど、とても抽象的で精神論的な指示を出したりします。

まったく具体的でないので、社員さんは聞いているフリをしていますが、
実は何をいつまでにどうすればいいのか、全く分かっていません。

この辺の感覚は、仕事が出来る上司、仕事が全く出来ない上司など、
いろんな上司の下で働いてきたビジネスパーソンだとよく分かっていただけるかと思うのですが、
まあ仕事が出来ない上司ほど、具体的な指示を出せないですし、何が言いたいが分からないのです。
更に言っていることに一貫性が無かったりします。

だから、どちらの方向に進んでいけばいいのか、現場のスタッフさんは分からなかったりします。

一方、出来る経営者は、とにかく具体的に何をいつまでにどうすればいいのかを発信します。
やるべきことを絞って指示を出すので、現場のスタッフさんが混乱しないのです。

「目標を達成するための全社的なやり方・考え方・知恵・手法」が戦略の定義です。

戦略に具体的な頻度や回数が数字で明記されると、スタッフさんにとってとにかく分かりやすいのです。

今、ご縁を頂戴しているクライアント様に対して、とにかく具体的な戦略を立てて
現場のスタッフさんにお伝えするようにお願いしています。

そうすることで、現場で働くスタッフさんが迷わずに済みますからね・・・。

業績が何年も堅調に推移している会社ほど、具体的な戦略を社員さんに発信し、
更にはそれがちゃんと実行されているものです。

皆さんの会社は、どうですか?
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【第1333回】 「準備中」という看板を掲げているのに、お客様が来場するモデルハウス

2014年08月25日 | 住宅コンサルタントとして
昨日は、今年の9月に新築事業に新規参入するクライアント様にお伺いしておりました。

私がご提案した、あるVCに加盟され、そのモデルハウスも建物と外構の工事は終わり、
後は中の作り込みと接客レベルを高めるという段階で、一所懸命準備をしていただいております。

そんな中、とても貴重な情報をいただきました。

「私たち、まだ『準備中』の看板しか掲げていないのですが、
もう既にかなりのお客様がご来場されてるんです」

ということなのですね。

で、昨日のコンサルティング中も、クライアント様のお友達が1組と、
「前から気になってたんだよー」という60代の女性がご来場。

看板を「公開中」と変えると、どれくらいお客様が来るのか、正直怖いです・・・。

モデルハウスOPENイベントも、市場全域に告知しても対応が出来ないので、
エリアを分割して何度かに分けて告知していくことになりました。

賢明な選択ですね。

住宅業界にどっぷりと浸かった人の目には、あり得ない住宅に見えるかもしれませんが、
今の感性を持ったお客様のウケは抜群なのです。

来場には困らないモデルハウス。
今、なかなか無いですが、ちゃんと存在しているのです。

モデルハウスである以上、長年にわたりお客様が来場してくれる方がいいですよね?

そういうモデルハウスにするには、ある法則があるのです。

その法則って、何だと思いますか?
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【第1332回】 OB様とのつながり

2014年08月24日 | 住宅コンサルタントとして
昨日は新築事業を立ち上げて2年弱になる、あるクライアント様で
OB施主様に集まっていただいての感謝祭のお手伝いにお伺いしておりました。

ご招待したOB様の70%以上の方がご参加していただけるという、驚愕の参加率。
来場されるOB様のお子様の名前をスタッフの皆さんが普通に呼ばれていたり、
OB様が差し入れを持って来ていただけたりと、素晴らしいOB様とのつながりです。

まあ、住宅会社・建設会社が開催している感謝祭ではなくて、
むしろイベント会社が開催しているような、そんな雰囲気が会場から出まくっていました。

私はただ、参加するだけではなく、料理担当でシェフとして参加させていただきました。

えっ、何をつくったかって?

今回は、ボンゴレ・ビアンコです。

その役割が決まっていたこともあり、お盆にイタリアに行った際、
地元の方に人気のレストランに行きまくって、ボンゴレを食べまくっていたのです。

あさりから出る旨みとオリーブオイル、パスタのゆで汁を
如何に乳化させて美味しいソースに仕上げるか。
それとパスタのゆで具合が重要なのです。
お世辞もあるでしょうが、本当に皆さん、「美味しい!」と召し上がって下さいました。

その他にも焼き立てピザをふるまったり、
人気のオーガニック野菜レストランのケータリングを頼んでいたりと
本当に参加させていただいて楽しい1日でした。

こういう世界観を発信できる住宅会社が、私のクライアント様に現在、5社ありますが、
実は過去からこの業界にどっぷりと浸かっている方よりも
新規参入組の方が、こうしたおもてなしが得意だったりします。

良い家を建てることは当たり前です。
それだけでなく、お客様と良いお付き合いが出来る。
更にお客様を心から楽しませることが出来る。
こういう風に変わっていかなくてはならないのですが、
頭の固い住宅会社の経営者には分からないのです。

ですので、後から参入してきた会社があっという間に追い抜いていくことになるのですが・・・。

この9月に新規参入される2社のクライアント様は、共にこういうおもてなしが得意!
しかもこの感謝祭を開催したクライアント様に丁稚奉公してもらったので
おそらく1年後、2年後には出来るでしょう。

お客様が求めていることを提供出来るように、自分達が常に進化・成長したいですね。

追伸 感謝祭でシェフをお求めの方、いつでもお声を掛けて下さいませ。
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【第1331回】 顧客接触時間を最大に!

2014年08月23日 | 住宅コンサルタントとして
あるクライアント様で、昨年から取り組んでいただいていることがあります。

それは「契約前のお客様とどれだけお会いしてコミュニケーションを取っているか?」ということを
営業スタッフさん一人ずつが時間を測り、記録し続ける、ということです。

私の師匠はこの時間のことを「顧客接触時間」と呼んでいましたので、
私も使わせていただいておりますが、要はこの顧客接触時間と業績は比例するのです。

今年、ブレイクしている入社3年目の営業さんは、月間30~40時間程度、
契約前のお客様とコミュニケーションを取っているとのことです。

これくらいの時間、お客様と会い続けられるよう、
自分の時間の使い方を考えるのが、売れる営業マンです。

逆にいろんな理由をつけて、お客様と会う時間を確保しないと
業績は絶対についてこないのです。

時間は誰にでも平等。
1日24時間しかありません。

個人的な考え方ですが、ある程度、成果が出せる人は皆、優秀なのです。
でも、能力以上に結果の差が出るのは、時間の使い方が非常に大きいのです。

例えば会議。
優秀な会社の会議は、始まる時間と終わる時間が決まっています。
そして議題も決まっています。

会議に参加する前に必要な資料は全て参加者全員に送られていて、
それらの資料に目を通した状態で会議に皆、参加する。
で、会議の目的は「決定すること」なので、議題に関して何をやって何をやめるかの結論がすぐに出る。

とまあ、こんな感じです。

会議の時間、打ち合わせの時間もなるだけ短くし、
とにかくお客様にお会いする時間を最大化することが、業績向上の近道です。

皆さんの会社は出来ていますか?
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【第1330回】 過去、自社の取り組みで良かったことを再度、復活させる

2014年08月22日 | 住宅コンサルタントとして
ありがたいことに、クライアント様の90%近くは、
本当に長いお付き合いをさせていただいております。

私自身、記憶力はかなり強い方だと思います。
当然、クライアント様が以前、どんな取り組みをされていたのか、ということについては
結構鮮明に記憶していたります。

で、たまたまですが、お付き合いの長いクライアント様のある数値が落ちてきていることに対し、

「以前、されていた○○○(そのクライアント様の取り組み)って、今もされているんですか?」

と質問をさせていただいたところ、

「今、やってませんね・・・」

ということが、今週だけで2社のクライアント様にあったのですね。

以前、取り組まれていた素晴らしいことをAとします。
Aに取り組んでいたことにより、ある要素Bに関して非常に素晴らしい成果を出されていた。
でも、それ以外に別の問題点が発生したので、その問題点に対応すべく、
これまでやってきたAはやめて、Cに取り組み続けた。
その結果、Bのパフォーマンスが落ちた、という感じですね。

野球選手でもよくあることですが、外角が苦手の選手が、外角打ちの特訓をやり続け、
外角打ちが非常に上手になったけれども、逆に内角への対応が悪くなった、というような感じです。

時期によって、また組織が変わっていくことによって、
最優先で取り組むべきことは変わってきます。
ですから、意識して取り組むべき重点テーマは変わって当然なのです。

ただ人間とは、新しいことにチャレンジすることは得意なのですが、
以前、取り組んでいたことを思い出すことは結構苦手だったりします。

「現状の課題の解決するために何をすべきか?」ということを考える際に
過去、自社が取り組んでいた素晴らしいことがブレストの際に出てきにくかったりするのですね。

過去、取り組んでいただいていた素晴らしいことも含めて、
クライアント様の現状の問題点解決のためにベストな提案をさせていただくことが私の役割。

企業の問題点・課題の優先順位は状況に応じてめまぐるしく変わります。
常にベストな提案が出来るよう、日頃から準備をしていたいと思います。

皆さんの会社で、「過去、取り組んでいたけど今はその取り組みをやめた」ということで、
今、再び取り組むと成果につながりそうなことってありますか?
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【第1329回】 業績が伸びない理由は・・・

2014年08月21日 | 住宅コンサルタントとして
経営コンサルタントというお仕事を長年させていただく中で、日々、勉強勉強の毎日なのですが、
どういう企業が努力と比例して伸びて、逆にどういう企業が努力している割に伸びないか、
その理由が分かるようになりました。

頑張っていない会社はそんなに多くはないと思います。

どうせ頑張るなら、結果が出るようにしたいですよね?

で、結果が出ない会社のポイントを挙げるとすると

・お客様や取引業者様に応援されていない
・会社としての戦略が無い
・過去の成功体験に酔いしれていて、今の消費者が求めることに適応できていない
・戦略やしくみが形式上、存在するが、それが全く社員に浸透せず、絵に描いた餅になっている

ということに集約できるのではないか、と思います。
(もちろん、細かな点をいえば、もっとあるのですが・・・)

お客様や取引業者様に応援されていないというのは、商売上、根本的にアウトです。
こういう状況は、砂漠や荒れ地で作物を栽培したり、ひたすら狩りをするようなことと近く、
永遠に商売がやりやすくなっていかないことにつながります。

次に戦略が無いと、要するに個人商店の延長戦になりがちで、
経営者の器以上に、売上も組織も会社が大きくならないことにつながります。
人の考え方や受け取り方は千差万別であり、そこを分かっていれば口頭で社員さんに戦略を伝えるより、
紙に書いて伝えた方が100倍速いし伝わるということが分かると思います。

過去の成功体験に酔いしれる、というのは、15年、20年前に業績が抜群に良かった、
今60歳前後の会社の経営者にありがちなことです。
その当時は、競合相手のレベルも低く、
お客様の求める品質が今ほど高くなかったから商売がやり易かっただけで、
決して当時の経営レベルや社員さんの質が高かった、とは思わない方が良いのですが・・・。

そして最後の戦略やしくみがあるのにもかかわらず、
それを現場で社員さんが実行しないということですが、
これが最も深刻なことだと思います。

組織がこういう状態だと、どんなに良いことに取り組んだとしても全く成果が出ないのです。

どれだけ素晴らしいノウハウを注入されたとしても、それが浸透しない。
その理由は、「組織になっていないから・・・」ということです。

トップが決定したことが現場の最先端でお客様に対し、実行できる組織が一流です。
トップが決定したことが現場で全く実行できない組織は、組織とは言えないのです。
単なる個人の集合体といいます。

組織として一流になるためには、まずはこのレベルを卒業しなくてはなりません。

皆さんの会社は、組織になっていますか?
会社の決定事項が現場でちゃんとお客様に対し、実行できていますか?
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【第1328回】 感覚に頼らず、科学的な営業を!

2014年08月20日 | 住宅コンサルタントとして
前々職の時代、私は純粋な営業マンでした。

その会社で営業の基礎を徹底的に教えていただいたのですが、
本当に良かったのは、とにかく報告書を書く機会をたくさんいただけたことです。

その報告書の中で、PDCAサイクルがしっかりと回っていないと、
更には感覚値ではなく具体的な数値が入っていないと、厳しく指導をしていただけました。

それを面倒くさいと思っていた営業マンもいたかと思いますが、
私は本当に勉強になるし、何より自分の頭の整理になると思っていたので、
報告書や資料作成に関して、手を抜いたことはありませんでした。

当時、本当に良い上司に恵まれていたこともあり、
報告書を発表して、褒めていただくことがとても嬉しかった、ということもありますが・・・。
(←子どもです)

で、結果も出していたこともありますし、分かりやすい報告書を作成していたこともあり、
北海道から飛行機に乗って、東京の本社で役員を前にして発表する機会も
いただいておりました。

自分自身が報告書作成が結構得意で、帳票をつくるのも得意なので、
コンサルタントになった当初はいろんな帳票を作成し、クライアント様に提案していました。

ただこの業界、書式にまとめることや数値で管理することが苦手ですよね?
私自身の力不足もあり、なかなか提案しても実行していただけないことが続き、
私自身の中でも本当に記入が簡単な帳票で最低限のチェックしかしなくなってきていました。

しかしながら、昨日お伺いしていたクライアント様で、
お客様との商談をしっかりと報告書に記録し、
問題点を見える化しながら1回1回の商談をしっかりとやっていくように改革したところ、
格段に問題点が見え、商談が深くなった事例をご報告いただきました。

そのクライアント様の営業スタッフは皆、若手さんですので、
帳票にしっかりと商談記録をまとめることで、頭の中が整理されている様子。

その成果も数字にしっかりと表れています。
本当に素晴らしいことです。

家を建てるお客様は、人口減の影響を受けて、確実に減ってきます。
その中で、やはり商談の制度を高めなくてはなりません。

そのためにも、科学的な営業をやっていかなくてはなりません。

感覚に頼らず、科学的な営業をやっていきましょう!
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【第1327回】 「自分以外の方ならどう感じるのか?」を感じられるのが大人

2014年08月19日 | 住宅コンサルタントとして
子どもの大人の違い。
それは、「自分はこう思うけど、相手の方はどう思うのだろう?」と感じられるかどうかだと思います。

周囲のことなど考えず、「自分はこう思う」「こうしたい」と自分のことばかり考えるのが子ども。
相手の方、周囲の方のことも考え、それらと調和することを考えながら行動・発言することが大人。

今の日本には、年齢は大人だけれども発想や行動が子どもの方が非常に多いと思います。

ヨーロッパに行くといつも感じますし、現地で活躍されている方とお話をしても思うのですが、
日本人のように非常識な要求をお店や企業に要求する人ってほぼ、いないそうです
(アメリカは別かと思いますが・・・)

飛行機の中でCAさんに文句を言う奴も見たことありません。
(日本人で文句を言っている人を見たことは複数回あります)

お店で吠えている人も見たことがありません。

モンスターといわれるお客様や親は、見たことが無いと、現地に住んでいる方から教えていただきました。
ヨーロッパの方は、大人だなぁ、といつも感じてしまいます。
(観光で来ている中国人の団体などはひどいですが・・・)

会社で自分の感情を思いっきりさらけ出す。
周囲の方にどんな影響を与えているのかなんて考えない。
チームの和を考えられない人が、残念ながらいるのです。

また、自分がやったことがどう相手に受けとられるのかを全く考えられない方もいます。

伝えたことが重要なのではなく、「相手にどう伝わったかが重要」というのが
ビジネスの世界では常識的な考え方なのに、

「私はこういう思いで行動しました」

と自分のことばかり主張しても、何も生まれませんし何も変わらないのです。

更には、自分が思っている通りに世の中も周囲も動かないということが当たり前で、
その中でどうバランスを取って生きていくのか、仕事をしていくのかが重要なのに、
思い通りにいかないのは周囲が悪いからだ、というような危ない考えを持っている人もいたりします。

他の人の考え方や価値観を学ぶ、という謙虚な姿勢・考えで、
自分とは異なる考え方を学んでいくことで、大人になれます。

だからこそ、人間は一生、学ばなければならないのでしょう。

勉強嫌い、読書嫌いというのは、本当に損だよなぁ、と思う今日この頃。
皆さんは、自分と考え方や価値観が異なる方から学ぶことが出来ていますか?
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【第1326回】 経営者の仕事は「経営すること」

2014年08月18日 | 住宅コンサルタントとして
経営者が最もやらなくてはならない仕事は、当然ながら「経営すること」です。

これ、当たり前のように思えますが、理解出来ていない経営者が結構多いのです。

例えば、経営者の仕事は「仕事を受注してくること」と勘違いしている人もいます。

仕事を受注してくる人を一般的には「営業マン」と言います。
仕事を受注してくる人を「経営者」とは言いません。

社員さんの人数が少ない会社では、経営者が営業マンを兼ねるケースも少なくありませんが、
経営することの方が営業して受注を獲得することよりも100倍大事です。

では、具体的に「経営すること」とはどういうことなのでしょう?

エステー化学の会長である鈴木喬さんは、著書の「社長は少しバカがいい」の中で
「纏い持ち」みたいなもの、とおっしゃっています。

外部環境の変化、お客様の嗜好の変化を予測し、
そこに適応出来るよう、商品やサービスを、マーケティングを、営業手法を、
それからスタッフを変えていくことなのです。

それから、纏い持ちは自分自身で火消しをする訳ではありません。
実際に火消しをするのは他のメンバーなのです。

経営とは、スタッフさんに動いてもらい、結果を出してなんぼ、なのです。

だから伸びる経営者、成果を出せる経営者は、スタッフが育つ環境を用意し、
スタッフが伸びるのを徹底的に応援します。
どうやったら成果を出せるのかを考えに考えます。

スタッフが伸びないのは、自分の責任であってスタッフのせいにはしないのです。
成果が出ないのも、自分の責任だと考えます。
で、経営者として自分は何をすべきかを考えます。

でも頭の古い経営者は、伸びないのは全てスタッフのせいだと心の底では思っています。

「何でこういう動きが出来ないのか?」
「なぜ、仕事を取ってこないのか?」
というような発言をしたりするのですね。

更に優秀な経営者がどんな経営をやっているのかということに対し、
関心が無かったり、学ぼうとはしないのです。

経営者の仕事は経営することですから、何より経営について学ばなくてはなりません。
そのために効果的なのは、優秀な経営者の考え方を自分の中に取り入れることです。

営業本を読むのも良いですが、まずは経営者が経営について書かれた本から学ぶべきでは?
と個人的に思ったりします。

自分の役割を理解し、やるべきことがやれるように、しっかりと準備したいですね。
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【第1325回】 中期的なことを考える

2014年08月17日 | 住宅コンサルタントとして
個人的な話ですが、毎年、この時期から来年度のことを具体的に考えます。

構想を練り、それを年末に我が社の経営計画書に落とし込む感じです。

まあ、我が社の経営計画書といっても、
その8割は各クライアント様に中期的に取り組んでいただきたいこと、
更には現状の問題点の整理とその解消法などをまとめているのですが・・・。

2015年10月には、消費税は10%に上がるでしょうし、
エネルギーや食品の調達コストは上がり続けるでしょう。
更に社会保険料も上がります。

また、毎年日本を離れ、海外に行っているおかげで分かるのですが、
世界的に物価は上がり続けています。

日本だけ、ここ20年くらい、物価が上がっていないのです。

この世界の物価との乖離を埋める動きは出てくるでしょうから、
物価はやはり上がらざるを得ない訳です。

日本の人口は減り続け、空家は増え続けるでしょう。

そんな時代に、住宅会社として、また住宅資材を扱う会社としてどうあるべきか?
どんな家を世の中に提供していけば、世間は良くなっていくのか?

そんなことを考えている時間が楽しくもあり、苦しくもあります。

苦しいのは、自分の力不足もあり、
こちらの提案を素直に受け入れていただけないクライアント様もいるからです。

来年以降も変化のスピードを上げていただけなければ・・・。
年々、勝ち残れる住宅会社の数は減っていきます。

サッシ店・建材店・木材店など、建築資材を販売しているだけの企業は
間違いなく10年後、存続し得ないでしょう。

考えるだけなら誰にでも出来ますが、
実際に経営を通して実行していただき、成果に結びつけていただくことが私の使命。

そのために、私自身がもっと力をつけなければ・・・。
人間性を磨かなければ・・・。

課題、満載です(笑)。
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