鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第176回】 臨界点を超える

2011年06月25日 | 住宅コンサルタントとして
昨日は、とある住宅会社でのコンサルティング。

そのエリア全体では、昨年よりも大幅に着工棟数が減少していますが、
地域の大手の中で唯一、クライアントだけが業績が上がっている状況です。

そんな中、ここ半年ほど好調が継続している営業マンがいます。

今月も2棟、来月は4棟の契約見込・・・。

業績は絶好調と言っていいでしょう。

しかしながら、今年の前半は、実はものすごく不調だったのです。

3か月連続で、受注出来なかったのです。

そこから驚異的な巻き返しを図っています。

これは、営業マンとしての能力・実力が急激に上がったからではありません。
逆に言えば、受注を獲得し続けることが出来るか否かは、実力だけではない、ということです。

では、結果を左右するものとして、能力以外にどんなポイントがあるのでしょう?

私が思うに、その人の精神状態がとても大きく左右していると思います。

今、絶好調な営業マンというのは、とにかく多くの見込み客に囲まれています。
目の前のこのお客様とご縁が無かったとしても、
次にお話できるお客様がたくさん存在するのです。

そうして、目の前のお客様との商談に、精神的余裕を持って挑めている訳です。

たくさんのお客様を抱え、その管理ややらなければならないことが多々あって
時間が思いっきり不足するかと思いますが、こういう状況を維持することが大切なのです。

ある臨界点を超えた状態になると、努力の結果が驚くほど成果となって現れるのです。

逆にこうした好調な状況の中で、「一旦リセットしたいです」ということを考え、
それをしてしまうと、またその臨界点を超えた状態になるまではなかなか結果が出ないのです。

目から火が出るくらい、忙しい状態を維持しておくことが、
最終的にいい結果につながるのです。

ちょっと忙しくなってきたから、という理由で、仕事を詰め込みすぎないようにしてしまう人は、
いつまでたっても一流になれないのだと思います。

自分の限界を超える仕事量に、皆さんは挑戦していますか?
コメント
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