鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3744回】 外に出て、いろんなことを学ばせていただいてナンボ

2021年03月31日 | 住宅コンサルタントとして

経営者やマーケティング担当者は、

オフィスや自宅にこもって、机の上でウンウンうなっているだけでは、

絶対に発想力が減少していきます。

 

だから積極的に自分で時間をつくって、

とにかくいろんなところに行って、

街並みや看板のデザインを見たり、

人が集まっているスポットに自分も行ってみたり、

評判のお店の接客を受けたりと、

とにかく自身の体験量を増やす必要があります。

 

出不精だと、まずいです。

 

異業種からヒントを頂けるケースは、メチャ多いのです。

 

また同業他社さんで成功されている会社さんから、

実際のいろんなやり方を教えていただく、ということも

定期的に必ずやった方が良いと思います。

 

自分たちのやり方が最も効率的で良い手法である、

ということをトップが思っていたとしたら、

それが傲慢でしかありません。

 

素晴らしい会社さんは多々、ある訳で、

その方たちから謙虚に学ばせていただく、

という姿勢を忘れてはいけません。

 

昨日、お伺いしていたクライアント様も、

先日、弊社のクライアント様にお伺いして、

非常に刺激をいただき、

更には多くのことを学ばせていただいたようで、

とにかく役員さんの表情や姿勢が

とても良くなっておられました。

 

業績がこれから上がっていく手応えを

私自身も非常に感じました。

 

レベルが高く、人間的にも素晴らしい住宅会社。

 

弊社のクライアント様は、本当に素晴らしい会社さんばかりで、

このネットワークは断トツ日本一だなぁ、と改めて感じております。

 

これからも各社様、いろんな問題にぶつかるでしょうが、

素晴らしい仲間に教わり、学ばせていただき、

皆で乗り越えていけると確信しています。

 

皆で一流を目指して参りましょう!

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【第3743回】 正解が無い問題を考える力

2021年03月30日 | 住宅コンサルタントとして

ビジネスの世界では、正解の無い問題が多々、発生します。

 

来場数が下がっている。

契約率が下降気味。

断熱性能に関して、どのレベルにしておくと良いのか?

販売価格はどれくらいだと、お得感があるのか?

 

これらの問題について、算数のように答えは一つではありません。

 

というか、正解も決まっていません。

 

その問題に対して、自分たちなりに考え、

 

「これがベストなのではないか?」

 

という仮説の下に取り組んでいくしかないのです。

 

いろんなクライアント様のスタッフさんとお話をさせていただく中で、

日本人は正解の無い問題を考えるのが苦手な人種だな、と

つくづく感じます。

 

特に真面目で素直な方ほど、そういう傾向が強いです。

 

答えが無いことを考えさせる、ということをやっていない、

日本の教育制度が諸悪の根源です(←きっぱり!)。

 

私、個人的には、国語が大の苦手でした。

 

というのは、

 

「作者や主人公はこの時、どう感じたのか?」

 

という問題に関して、自分の主観がどうしても入ってしまうからです。

 

よく国語の先生に、「お前の感想はどうでも良いねん」と注意されました。

 

だって、何かのシーンを見て、どう感じるかは、人それぞれですよね?

 

それを日本の教育は、正解を一つにしたがる訳です。

 

学校の勉強の国語が、全く苦手だった私は、

大学受験に失敗しまくる訳ですが、

こうして3500日以上(前職時代のを含めると4500日以上)、

長文のブログを書き続けることが出来ているのですが・・・。

 

繰り返しますが、ビジネスにおいて、正解は無いのです。

 

この答えが無い問題に関して、どうすべきかを考える力が、

ビジネスで成功する上で不可欠です。

 

皆さんは、答えが無い問題に対して、

日頃からいろんな視点で分析して、

自分なりの答えを出すトレーニングをしていますか?

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【第3742回】 数字に弱い経営者は、会社を滅ぼす

2021年03月29日 | 住宅コンサルタントとして

経営者や経営幹部として、数字に強いかどうかは、

1分話しただけで、大抵分かります。

 

数字に強いビジネスパーソンは、

キーとなる数字を質問した際に、

即答できるのです。

 

住宅会社で言えば、

販管費、

粗利益率、

新規集客数

接客契約率、

営業マン一人当たりのパーヘッド、

社員さん一人当たりのパーヘッドなど。

 

小売業で言えば、

同じく販管費、

損益分岐点、

1日や1月あたりの客数

客単価、

アイテム数など。

 

しかも点だけでなく、線でも数字を読むことができ、

更に数字の変化から自社の問題点が何なのかも、

ちゃんと理解できているのです。

 

一方、数字に弱い経営者・経営幹部は、

重要な数字を全く把握できていないのです。

 

現実を数字で捉えずに、自分の感覚で捉えてしまうのです。

 

そして、大抵その感覚は外れていて、

自社の現実を正しく理解できてなく、

結果としてボトルネックや問題点は放置された状態になり、

業績が悪化していくのです。

 

更には数字を理解できるようになったとしても、

点でしか数字を見れないために、

傾向、流れを読むことが出来ないケースも多いです。

 

では、数字に強くなるためには、どうすれば良いか?

 

答えは簡単で、自分で毎日、数字を集計し、

数字を読み込むトレーニングをすれば良いのです。

 

そして住宅会社であれば、月単位で、

小売業であれば日単位で、

なぜ重要な数字が変化したのか、

原因もセットで考えると、数字の把握が上手になります。

 

私自身で言うと、最初に勤めさせていただいた会社で、

毎月、自分の数字をまとめて分析していました。

 

結構頑張って、売上を上げつつ、値引きをほぼしなかったとしても、

利益率が下がっていることがあったのです。

 

その原因を分析すると、

粗利益率の低いサッシやローコスト住設が売れて、

粗利益率の高いアルミ部材やエクステリア商品の売上が少ないと、

利益率が下がることが見えてきた。

 

そこで、ローコスト住設を販売する際には、

エクステリア商材や内装建具もセットで販売するようにすると、

利益率が改善していったのです。

 

どういう行動を取れば、どの数字が変化するのか?

 

それを掴めれば、経営力が間違いなく上がります。

 

皆さんは、数字に強いですか?

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【第3741回】 最終的には人で選ぶ時代になる

2021年03月28日 | 住宅コンサルタントとして

私たち夫婦は、とにかく器が大好きで、

定期的に唐津や有田、伊万里、波佐見などにお伺いして、

器を購入しております。

 

我が家の自宅の大半の器は、唐津の作家さんのもので、

いつもお店ではなく、直接、作家さんのギャラリーにお伺いして、

いろんなお話を聴かせていただきながら、

購入をさせていただいているのです。

 

どういう技法を採用し、

どの部分にこだわって焼いたのか、など、

器が完成するまでのプロセスを聞きながら、

その器に何を盛るのかを考えたりして、

最終的に購入を決断します。

 

で、そんな買い方をやっていると、

お店に並べられている器に

価値を感じなくなっていることに気づきました。

 

「欲しい」という感情が湧いてこないのです。

 

作家さんのお人柄を知り、

家族のことなどもお互い、知ったりすると、

もう作家さんのことを好きになってしまうのです。

 

で、その作家さんから直接買わせていただきたくなるのです。

 

作品が出来上がるまでのエピソードも、

作り手の方も知らない器は、単なる器。

 

でも作家さんのことを知り、

好きになった作家さんの器は、思い出の品になるのです。

 

実際、家で料理を盛り付ける時も、

器を選ぶ際、作家さんの顔が浮かんできて、

何だか心があたたかくなるのですね。

 

器も、それから家も、

最終的には人で売れる時代になるよなぁ、と

個人的にメチャメチャ思っています。

 

単なるモノとしての家が欲しいお客様も当然、おられます。

 

こういう方は、コストやコスパなどの物質的な価値で選びますが、

人で選ぶお客様も確実に増えていくでしょう。

 

こういうお客様は、情緒的な価値を重視するのです。

 

すなわち、人で選ぶのです。

 

この、人で選ぶというお客様をメインターゲットとしたマーケティング。

 

それこそが、弊社がクライアント様とやっていきたいことなのです。

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【第3740回】 住宅会社として最高のマーケティング

2021年03月27日 | 住宅コンサルタントとして

弊社のクライアント様の中で、

今、最高レベルのマーケティングを

実践できているクライアント様に昨日、

お伺いしておりました。

 

業績で言うと、先月、今月、来月と

目先、かなり良い感じで推移しておられますが、

外部から俯瞰して見させていただくと、

長期にわたって安定成長していける手応えが抜群なのです。

 

今、住宅会社にとって最高の誉め言葉は、

 

「あなたの会社で働きたい」

「スタッフの皆さん、メチャ楽しそうですね!」

 

と言われることです。

 

そして住宅会社として最高のマーケティングは、

来場前からお客様が会社のことや

スタッフさんのことを理解していて、

既にファンになった状態で来場していただけることです。

 

このクライアント様は、見事にその状態になっているのです。

 

この環境をつくることができると、

未経験の方でも良い経験が積めるようになるので、

成長しやすくなり、組織として力をつけていけるのですね。

 

この雰囲気をつくることができるかどうかは、

実はトップの器の大きさと、

スタッフさんを子どものように思える父性・母性がポイントだと、

個人的に思っております。

 

弊社のクライアント様で、

こういう空気感を持っておられる会社さんが、

10社ほどおられますが、

こういう会社は打つ手打つ手がほぼ、ヒットします。

 

その最大の理由は、かかわるすべての方がファンとなられ、

多くの方から応援されてビジネスが展開するからなのです。

 

この最高のマーケティングを学ぶ視察勉強会が、

いよいよ4月5日に開催されます。

(クライアント様限定です)

 

その事前打合せをさせていただいたのですが、

もうテキストは完璧で、参加された会社さんは、

きっと大満足されることでしょう。

 

この視察勉強会、ご期待下さい!

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【第3739回】 20棟を超えるあたりから、必要となるもの

2021年03月26日 | 住宅コンサルタントとして

どんな企業でもそうですが、

企業として成長していく上で、

各段階で強化すべきポイントは変わってきます。

 

例えば子どものスポーツの才能を伸ばす際に、

幼少期はいろんなスポーツをさせて、

バランス良くいろんなことを身につけさせる。

 

成長期には無理させずのびのび育てながら、

基本的な部分を徹底的にマスターさせる。

 

高校生くらいか個人の強みを活かして、

何らかのスペシャリストとして専門分野を強化する。

 

そして成人になって体が出来上がったら、

筋力をつけてパワーをUPする。

 

これ、例えば幼少期に筋トレをしまくると、

体が全体的にバランス良く成長しないでしょうし、

プロになってから子どものようにいろんな競技に取り組むのも、

ちょっと違うのは分かりますよね?

 

住宅会社も成長段階で、強化すべきことが異なるのです。

 

年間10~20棟くらいまでは、

会社として少人数で可能なので、

組織としてマネジメントできていなくとも、

しくみがなくとも、個々の戦闘力を高めることで、

業績というものは上がっていきます。

 

ところが30棟~50棟くらいを目指すようになると、

スタッフさんの数を少し増やさなければ回らなくなります。

 

ここで業務の標準化ができていないと、

引継ぎの際に問題が発生したりします。

 

また、スタッフさんの個々の能力や理解力の差があるので、

しくみをつくってそれを順守させないと、

品質のバラつきが出たり、ミスが続出したりするのです。

 

更にこのしくみなのですが、

しくみがあれば良いというのではなく、

ある一定のレベルの人であれば、

使いこなせるレベルでつくる必要がありますし、

生産性を著しく落とすようなしくみであれば、

かえって成長の妨げとなることもあるのです。

 

例えば、ある特殊能力がある、

外部の方の協力が無ければ、回らないとか、

お客様との仕様打合せが、

全10回もかかるようなしくみではダメだ、ということです。

 

そしてこのタイミングで人事評価制度も必要になってきますし、

教育育成システムも構築しておかなくてはなりません。

 

こうした制度を整えることができてはじめて、

100棟を狙える体制になっていくのです。

 

20棟前後のタイミングで、

こうしたしくみをつくった会社が、

次のステージに進めるのです。

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【第3738回】 定期的にベンチマークするからこそ、流れが掴める

2021年03月25日 | 住宅コンサルタントとして

個人的に心掛けていることは、

ベンチマークすべき住宅会社や繁盛店、施設などを

一度調査しただけで判断しない、ということです。

 

モデル企業は、数年毎に必ず調査に行くようにしています。

 

その最大の理由は、

優秀な企業やお店の変化の傾向を見ることで、

どちらの方向に進むべきなのかが見えてくるからです。

 

例えば住宅業界で言えば、

10年前の成功企業の大半が頭打ちとなっている中、

ここ数年で伸びてきている会社があります。

 

ただ、その会社の今のビジネスモデルだけを見てしまうと、

見誤るリスクが高くなるような気がしています。

 

大切なことは、流れ・傾向を見ること。

 

これはトレンドを読む時も、

数字を見る時も、とても大切なことです。

 

また、継続して見続けることで、

これまで見えなかったことに気づくことも多々、あるのです。

 

モデル企業やライバル企業の調査を

皆さんの会社では継続して出来ているでしょうか?

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【第3737回】 「自分はズレているかも・・・」という謙虚さを経営陣は持つ

2021年03月24日 | 住宅コンサルタントとして

業績が悪化する会社に共通して言えることは、

お客様が求めている商品を開発できていなかったり、

お客様が価値を感じる情報を届けることができていなかったり、

お客様が満足される接客ができていないことです。

 

すなわち、お客様と自社の商品・マーケティング・接客がズレているのです。

 

なぜズレるのかというと、中小住宅会社の場合、

経営トップがズレているからです。

 

10年前に業績が好調だったのにも関わらず、

今、業績不振で苦しんでいる会社に共通するのは、

10年前も今も、トップが全てを決定していて、

有望なスタッフさんに任せて育成してこなかった、ということ。

 

おそらく、今でも自分はズレていない、と思っていて、

過去の成功パターンを忘れることができていないのでしょう。

 

経営者に必要なことの一つは、

 

「自分はズレているかもしれない」

 

という謙虚さを持つことだと、つくづく思います。

 

自分はズレているかも、という謙虚さのおかげで、

他の人から学ぶことができたり、

いろんなところに足を運んで学ぶ、という行動を起こせます。

 

特に若いうちに成功を収めてしまった経営者・経営幹部ほど

注意が必要だと個人的に思っています。

 

過去、自分のセンスが市場ニーズにピタッとハマって、

成功をおさめたのですが、

今は自分も歳を重ね、センスが市場ニーズとズレていたり、

一つひとつの仕事のスピードや決断が遅いため、

組織の中で業務を止めるボトルネックになっている、

という事例もあります。

 

しかも、面白くないことを言われると、

すぐに顔や態度に出てしまいがちな経営者や幹部の場合、

本人がズレていることを、誰も何も言えなかったりするのです。

 

自分自身の感性はズレていないだろうか?

 

自分自身の仕事のスピードは、

組織のボトルネックになっていないだろうか?

 

自分自身の言動のせいで、

周囲のスタッフさんは仕事がやりにくくなっていないだろうか?

 

経営陣が謙虚な会社は、

変化に適応できるので、安定成長していけます。

 

経営陣が謙虚でない会社は、

経営者の感性が市場とズレてから数年後、

一気に業績が下がってしまう・・・。

 

そうならないよう、経営陣こそ、常に謙虚でありたいですね。

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【第3736回】 電話を掛けてくる会社、ホテル、お店、営業マン

2021年03月23日 | 住宅コンサルタントとして

これは仕事が出来る人共通の感覚だと思うのですが、

メールやLINEで済むことなのに、

わざわざ電話を掛けてくる人は、

基本、仕事ができないということです。

 

電話を掛けると、相手の方は、

何かをやっている途中でも中断しなくてはなりません。

 

相手の時間を奪っているということを自覚しなくてはなりません。

 

弊社のクライアント様で、稀に電話を掛けて下さる社長は、

ショートメールやLINEで

 

「いつだったら都合良いですか?」

 

と、確認を取って下さいます。

 

極力相手にご迷惑にならない時間に電話を掛け、

しかも手短に過ごすことこそが、心遣いだと個人的に思っています。

 

もちろん、緊急事態はいきなり相手に電話を掛けることはあるでしょう。

 

その重要度の物差しが同じレベルの人としか、

つながることはできないと思った方が良いです。

 

今回、コロナの影響で、飛行機がかなり欠航しました。

 

もともと航空券を手配していた区間で、

陸路に変更せざるを得ない場合、

航空券との差額は負担してもらえるのですが、

その手続きは、航空会社の電話対応窓口の方たちと

全て電話でやり取りして確認しなくてはなりません。

 

そしてANAやJALの方と電話でお話をし、

指定された日に指定された空港カウンターに行くと、

見事に事前に打合せした内容が伝わっていなくて、

また一から説明しなくてはならず、

更には領収書を提示してもその裏を確認されたりして、

本当に何時間も時間を取られてしまいました。

 

レストランでも、事前にWEBで予約して、

更には予約時にクレジットカードで引き落としまでされ、

キャンセル無料期間を超えると、

キャンセル料を取られるサイトが出来ましたが、

これってお店側にもお客様側にもメリットがあるよなぁ、と思います。

 

お互いの時間を奪わないからです。

 

電話を掛けることがお客様のため、と

思っているサービス提供者がいるとすれば、

それは一部のお年寄りの方にとって良いだけで、

大半の方にとっては迷惑な時代なのです。

 

そのことを自覚しましょう。

 

営業マンは、お客様とやり取りをしなくてはなりませんが、

お客様がストレスを感じない形で

コミュニケーションを取らなくてはなりません。

 

そのことを理解できているでしょうか?

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【第3735回】 数字からメッセージを読む力を身につける

2021年03月22日 | 住宅コンサルタントとして

経営者や経営幹部は、

常に数字に関心を持っていなくてはなりません。

 

もちろん、感性やセンスを磨くこと、

そしてそれらを売り場に落とし込むことも重要ですが、

組織が大きくなっていけばなるほど、

数字で現状をしっかりと押さえなくてはならないのです。

 

数字はさまざまなことを経営者に教えてくれます。

 

優秀な経営者になると、

数字の変化から何か問題が起こっていることを見抜く力が、

現場のスタッフさんよりも早い、というケースもあるでしょう。

 

例えば小売業で、客単価が下がっていた場合を想定します。

 

その要因を分析したら、

高額単価の商品が売れなくなっていて、

逆に主力商品や低額商品は販売減となっていなかったら、

 

・客数を増やす施策を打つ

・高額品が売れなくなった要因を把握するため、ライバルの店舗を調査する

・高額価格帯の品揃えを変えてみる

 

などの施策を打って、

実行→検証→改善というサイクルを回さなくてはなりません。

 

客数が減少していたら、

売り場や接客、価格をチェックして、

ライバル店の調査もおこなって、

何が原因で客数が下がっていて、

改善策を出して片っ端から実行して、

検証、改善とやっていかなくてはならないのです。

 

現状がうまくいっていないことがある場合、

数字を分析し、何を変えるべきなのかを

数字から読み取る力が経営者や経営幹部には必要です。

 

ただ1プレーヤーとして優秀だったとしても、

こうした数字の分析や改善策を立てることが苦手な方は、

経営陣には不向きなのです。

 

経営者・経営幹部は、

数字からさまざまなメッセージを読み取る力を身につけることが

必須なのです。

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【第3734回】 赤字決算となってしまったら

2021年03月21日 | 住宅コンサルタントとして

経営者や経営幹部となれば、

ぶっちゃけ結果だけが求められます。

 

どれだけ自分が頑張って仕事しようが、

休みなく長時間労働していようが、

結果が伴わなければ、何の価値もないのです。

 

逆にトップや役員が年中遊びまくっていても、

会社の収益性が高まって、かつ組織も順調に回っているのであれば、

そちらの方が経営者としては、よほど優秀です。

 

まあ、トップが遊びまくって、

社員さんがついてきてくれるかは甚だ疑問ですが・・・。

 

そして、真剣に仕事に向き合っていたとしても、

やれることをすべてやりきったとしても、

決算が赤字になってしまう年もあるでしょう。

 

もし、決算が赤字となってしまったら、どうすべきか?

 

まずは経営者自ら、

赤字は許されないことであるという、自覚を持つことが重要です。

 

そして、赤字となってしまったら、

真っ先に手をつけるのは、役員報酬の削減、

次に無駄な販管費の削減です。

 

これは、無駄な広告宣伝費や、

各部署を見回した際に、明らかな余剰人員が居たとしたら、

そこにメスを入れる、ということです。

 

赤字ということは、売上に対して人が多すぎるか、

事業で稼ぐ粗利益額が少なすぎるということなので、

まずは無駄を徹底的にあぶり出して削減する、

ということを真っ先にやらなくてはならないのです。

 

それをやらずに、

前期と同じ感覚で経営しているというのは、

経営陣の怠慢でしかありません。

 

赤字を出してしまったという事実を

受け入れていないのも同然なのです。

 

そして粗利益額をより多く稼ぐために、

新たな事業・新たな顧客の創造をしたり、

新商品・新サービスを開発したりと、

打つべき手は多々、あるのです。

 

その打つべき手をスピードを上げて打たなければ、

会社は赤字体質となり、

数年先には倒産の危機を迎えることになるでしょう。

 

うまくいかなかった時には、

すぐに打つべき手を打っていくスピード感が重要で、

このスピード感がない会社が、没落していくことを

経営者や経営幹部は知っておかなくてはなりませんね。

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【第3733回】 業者決定のスピード化

2021年03月20日 | 住宅コンサルタントとして

住宅会社がダイレクトに情報を発信できる今、

お客様は気になった会社があると、

その会社の情報をあらゆる手段を使って収集します。

 

会社の雰囲気が良い。

スタッフ同士の仲が良い。

何だか皆、楽しそうに仕事をしている。

動画を見ているだけで楽しい気分になる。

 

お客様が情報を収集する段階で、

気になった住宅会社からこのような印象を持った場合、

来場してからの契約が本当に早くなりました。

 

1か月以内に決断する方の比率は確実に高まっています。

 

また、来場数からの契約率も、

発信が上手な会社は確実に高まってきています。

 

基本的には、来場からの契約率は20%以上が適正値です。

 

これを下回っている住宅会社は、

発信が上手でないか、接客・対応がピントがズレているか、です。

(大半の会社の場合、発信が下手なのですが・・)

 

発信すべき内容なのですが、

やはり、接客するスタッフのキャラ付けが、最も重要です。

 

これが出来ている会社は、

もう本当に来場された時点で、お客様がファンになって下さっていて、

すぐに本音でコミュニケーションが取れる状態になっているのです。

 

これが、業者決定のスピード化につながるのです。

 

住宅会社の営業マンは、自分自身をキャラ付け出来ているでしょうか?

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【第3732回】 オフザボールの動きが大切

2021年03月19日 | 住宅コンサルタントとして

ここ最近、ビジネスをサッカーに例えてお話することが多いのですが、

サッカーに関心が無いクライアント様にはその表現が刺さらず、

ちょっと悲しい鬼山です。

 

サッカーにおいては、ボールを持っていない選手の動きが

実は非常に重要なのですが、

ビジネスの世界も同じだと個人的に感じています。

 

お客様をまさに今、担当しているスタッフさんが、

商談においては重要なのは間違いありませんが、

お客様を担当していないけれど、その場にいるスタッフの動きが、

実は非常に重要になっている時代なのです。

 

例えば、自分がお客様だとして、目の前の営業マンは、

自分たちに誠心誠意、対応してくれているのですが、

その背後のスタッフさんたちが、私語しまくっていたり、

煙草を吸いながら品の無い声で馬鹿笑いをしていたとしたら、

お客様はどういう評価をするでしょうか?

 

「営業さんは良い人っぽいけれど、

会社としては一流ではないよな」

 

と思われることでしょう。

 

そして一流の対応をしてくれる会社があったとしたら、

そちらの会社の方に気持ちが傾くことでしょう。

 

逆に商談中に、目の前の営業マン以外のスタッフさんが、

 

「おいしいお飲み物をご用意していますので、

いつでもオーダーしてくださいね!」

 

「キッズコーナーに新しいおもちゃが入りましたから、

お子様に楽しんでいただけるかと思います」

 

などと、感じの良い言葉を掛けてくれたとしたら、

お客様はとても嬉しいかと思います。

 

このように、住宅ビジネスはチーム戦で戦う時代になったのです。

 

このことを理解できていない経営者や営業部長は、

正直、ピントがズレてきていると思った方が良いでしょう。

 

弊社のクライアント様の中で、

この辺りのことがしっかりと出来ている会社の

来場契約率は驚異的な数値を出しています。

 

オフザボールの動きが重要なのです。

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【第3731回】 発想力は一次情報量の多さに比例する

2021年03月18日 | 住宅コンサルタントとして

昨年は、弊社のクライアント様に、

いろんなことを見たり、体感していただくイベントが、

全くできませんでした。

 

いや、実際には企画をしたのですが、

直前にコロナの大流行があって、

2回とも中止せざるを得なかったのです。

 

地元を離れ、外に出て、いろんなモノを見る。

地元では体験できない体験をする。

素晴らしい実績を出している方にお会いして、

直接、いろんなお話を聴かせていただく。

 

こういう一次情報の枯渇は、

自身の発想力を奪い、思考の硬直化を生みます。

 

ただでさえ、年齢を重ねていくと、

思考が凝り固まりやすいのに、

それに拍車をかけてしまうのです。

 

そうならないように、経営者やマーケティング担当者は、

一次情報の収集量にはこだわった方が良いのです。

 

という訳で、今年、弊社はかなりいろんな企画を実行します。

 

これは特定のクライアント様限定ですが、

4月5日に第一回目。

 

そして全クライアント様対象の企画は、

6月15日に決定しています。

 

秋には第三弾のイベントを実施いたします。

 

三密対策をしっかりと行いながら、

各社様が一次情報をたくさん取得していただけるよう、

有益な企画をやっていきたいと思います。

 

6月15日は、日程を空けていただければ。

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【第3730回】 新事業・新商品・新サービスを常に考える

2021年03月17日 | 住宅コンサルタントとして

今、成功しているからといって、

その成功が永遠に続く訳はありません。

 

常に市場は動いています。

 

今と同じお客様に、今と同じ商品を売り続けるということは、

売上が今以上に上がることは無く、現状維持か下がるのみです。

 

だから企業の経営者や経営幹部の仕事は、

新事業、新商品、新サービスを開発するために、

いろんなところに出向いて、

いろんなことを学んだり体感したりすることが重要です。

 

そして新事業に数年ごとにチャレンジしたり、

新商品や新サービスを毎年、開発していくことです。

 

このことを理解できていない中小企業は、

衰退を待つのみとなってしまうことを自覚しなくてはなりません。

 

なぜなら、日本は人口が減少し続け、

市場が縮小し続ける運命だからです。

 

でも、会社の売上が下がるのは、

市場のせいでも国のせいでもありません。

 

新事業・新商品・新サービスの開発に取り組まなかった、

経営陣の怠慢のせいなのです。

 

ちなみに、新事業を考える時に重要なのは、

今の自分たちが扱っている商品やサービスを

今、販売していない客層に販売するか、

今の客層に対し、今、自社が扱っていない

商品やサービスを販売するかのいずれかにすること。

 

お付き合いをしたことが無い客層に、

扱ったことがない商品やサービスを提供することは、

中小企業にとってリスクが大きすぎるので、

この発想で新事業を考えると良いかと思います。

 

ちなみに弊社の場合、

弊社が新事業のアイデアを考える時間があれば、

クライアント様の新事業・新商品・新サービスを考えるために

自分の時間を使ってしまうのです。

 

という訳で、我が社自体は、全く新事業を考えられてはいません。

 

私自身は出来ていませんが、

クライアント様には新事業・新商品・新サービスの開発を

求めていきたいと思います(←ホンマにすみません)。

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