鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4504回】 航空会社選びは重要

2023年04月30日 | 住宅コンサルタントとして

海外にはこれまで数十回、行っておりますが、

利用する航空会社は、ANA・JALが中心で、

それ以外だとルフトハンザ・スカンジナビア・

KLMオランダ・ブリティッシュエアウェイズ・

エミレーツ航空、シンガポール航空しかありません。

(海外に行ってからだと、LCCが中心となり、

ライアンエアーやジェットスター、ブエリングなど、

多数の航空会社に乗りました)

 

今回、オーストラリアに行くのに選んだ航空会社は、

フィリピンエアーです。

 

直接、オーストラリアに行く便はかなり高額だったので、

比較的リーズナブルでいける航空会社で、

かつ中国を経由しないでいけるところを探して、

フィリピンエアーに行きつきました。

 

行きは成田→マニラ→シドニー、

帰りはシドニー→マニラ→羽田という経路。

 

成田空港では、予定時間を1時間近く過ぎてから搭乗手続きが始まり、

マニラに到着するのも遅くなりました。

 

更にマニラからシドニーに行く便は、

もっと大幅に遅れました。

 

そしてようやくシドニーに到着し、

ホテルにチェックインをしたのですが、

シャワーを浴びた後、メールをチェックすると、

HISさんからメールが届いておりました。

 

メールの内容はこうです。

 

・予約していた帰りの便、5月6日のシドニー発マニラ行きの

飛行機が欠航となったこと

・事前に往復で手配していて、往路を既に使ったため、

キャンセルとなった、シドニー発マニラ行きの便の代替は

航空会社とお客様が直接やり取りして欲しい、とのこと

・キャンセルとなったシドニー発マニラ着の返金に関して、

いくら返金できるか、現時点では不明とのこと

 

英語を全く話せない私は、フィリピン航空の担当者と

直接話をして、代替えの便を手配してもらうことなど不可能です。

 

家内はかなり焦っておりましたが、

私はすぐにパソコンを立ち上げ、

5月5日にメルボルンから日本に行ける便と

5月6日にシドニーから日本に行ける便を調べました。

 

結果、ANA便がシドニーから羽田までダイレクトに飛行予定で、

しかも空席があったのです。

 

更にマイルがかなり溜まっていたので、

それをANAスカイコインに変え、2席分、確保しました。

 

後はHISさんに交渉を頑張ってもらい、

フィリピン航空さんからの返金を待つのみです。

 

そして今回、改めて思ったのは、

しっかりとした航空会社を選ぶことが重要だなぁ、ということ。

 

基本、JALとANAは世界最高レベルで、

日本人としては少々高くとも、やはり安心できます。

 

仕事のこともあるので、

航空会社選びは次回以降、慎重にしたいと感じました。

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【4503回】 今年のゴールデンウィークは・・・

2023年04月29日 | 住宅コンサルタントとして

昨日でGW前の仕事は終わり。

 

ということで本日からGW休暇を取らせていただいております。

 

昨年は、コロナで国内はまだ大騒ぎ。

海外はかなり収束に向かっていたこともあり、

私たち夫婦は次男が留学していたスペインに行きました。

 

バレンシアとマドリードを散策し、

レアルマドリードの本拠地、サンティアゴ・ベルナベウで

レアルマドリードVSマンチェスターCの試合を観た感動は

今でも明確に覚えています。

(そのサンティアゴ・ベルナベウでコロナに感染し、

帰国後1週間、大阪のホテルで隔離されました・・・)

 

そして2023年の今年、私たちはGW休暇を

オーストラリアで過ごさせていただきます。

 

でも、元々はイタリアのヴェネツィアで過ごす予定でした。

 

KLMオランダ航空で、関西国際空港-ヴェネツィアを

予約させていただいていたのですが、

元来予約していた便をKLMが何と3回連続で

変更してきたのですね。

 

結果、3泊しかイタリアで過ごせない、と分かり、

それだと全然、ゆっくりできない、と感じ、

急遽、目的地を変更したのです。

 

航空券を手配した際、

対ユーロで、円は下落し続け、

ヨーロッパはかなり高くなっていました。

 

ということで、今年のGWは、

オーストラリアで過ごさせていただきます。

 

ベタなのですが、オーストラリアの

シドニーとメルボルンで、

特に目的も無く、ゆっくりする予定です。

 

オーストラリアの、特にメルボルンの街並みや

カフェやショップ巡りをしながら、

日本の住宅に取り入れられるヒントをつかめたら、

ラッキーかなぁ、と思っています。

 

今回は、フィリピン航空で、

マニラ経由にて行ってきます。

 

2023年、コロナは収束したとはいえ、

まだまだ国際線のダイヤは整っていません。

 

今年の年末に、ヨーロッパに行く予定なので、

その頃には完全にコロナ前に戻っていることを希望します。

 

今年の年末こそ、イタリアに行く予定。

 

とりあえず、海外の空気を吸って、

心身共にリフレッシュしてきます。

 

皆さんは今年のGW、どのように過ごす予定ですか?

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【4502回】 仕事を楽しいと思えるようになるには・・・

2023年04月28日 | 住宅コンサルタントとして

社会に出ると、大半の方は、

人生の半分近い時間を仕事に費やすことになります。

 

人生の大半を仕事に費やすのですから、

仕事を楽しいと思えるか、

それとも仕事はつらいもので

お金を稼ぐために嫌々取り組むべきものと思うのかは、

自分の人生をどう過ごすのか、

という命題に直結することかもしれません。

 

人生の大半の時間を仕事に費やすのですから、

仕事にやりがいを感じ、仕事を楽しめる方が、

個人的には幸せだと思っています。

 

そしてクライアント様の新人さんと出会う4~5月、

新人さんにお話をさせていただく機会があるのですが、

その時には、仕事にどう向き合うと良いのか、

という内容をお伝えさせていただくことが多いです。

 

個人的に思っていることは、

仕事を面白いと思えるかどうかの分水嶺は、

仕事で成果を出せるかどうか?

 

結果が出ると、仕事は面白いと思えるし、

結果が出なけば、仕事は辛くなる。

 

だから、仕事で成果が出せるくらい、

仕事に真剣に取り組むことが、

自分の人生に直結する、ということを

お伝えできれば、と思っていたりします。

 

結果が出ないと、中々楽しいと思えない。

 

そうすると、仕事はとても辛いものになります。

 

でも結果をコンスタントに出すことができ、

更にはお客様に喜んでいただくことがあったり、

共に働く仲間から「すごいね!」と言ってもらえたりすると

仕事そのものがとてもやり甲斐あるものになるのです。

 

若いうちにこの経験を積めるかどうかで、

自分の人生が決まるのです。

 

なので社会に出て最初の3年は、

がむしゃらに仕事に打ち込んでいただくことをお薦めしています。

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【4501回】 自分主体か、子どもや家族主体か?

2023年04月27日 | 人として

子どもさんがいるにも関わらず、

自分のメイクなおしを最優先したり、

スマホをずっとイジッている親もいます。

 

結婚して家庭ができたり、子どもができると、

自分がやりたいことができないから

結婚はしない、という方もいます。

 

人それぞれ、自分の人生です。

 

他の人や社会に迷惑をかけないのであれば、

好きに生きて問題ありません。

 

ただ、個人的に思うのは、

いつまでも自分主体でしか考えられない方、

自分がずっと主人公でいたい方の大半は、

魅力的ではないなぁ、ということ。

 

自分が楽しめることしか楽しめないか?

 

それとも、自分の子どもや友人が

楽しそうにしている姿を見て、

自分も心から楽しめるか?

 

自分よりも子どもや家族、友人のことを考えて、

立ち振る舞いが出来る方の方が魅力的だと

個人的に思っています。

 

そしてこれはビジネスでも同じ。

 

自分のこと、自分の利益しか考えていない会社、

自分のことしか考えていないビジネスパーソンを

応援してくれる人は誰ひとりいません。

 

お客様の期待を超える商品やサービスを提供し、

お客様に喜んでいただくことで、つながっていくのです。

 

自分主体でしか考えられない人は、子どもです。

 

精神的に大人になっていないのです。

 

そういう方は、公私共に、成功する確率は低いのです。

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【4500回】 業績の高め方の方法は1つではない

2023年04月26日 | 住宅コンサルタントとして

ゼロから住宅事業を立ち上げたクライアント様が、

弊社のクライアント様には結構あります。

 

ゼロから立ち上げる際は、右も左も分からないので、

こちらがご提案したことを素直に、愚直に取り組まれます。

 

また、弊社の他の先輩企業に研修に行っていただいたりして、

そのやり方を素直に学び、実践されるのです。

 

すると、結果が出ます。

 

結果が出て、実績と自信が積み重なっていくと、

次第に自分たちのこだわりが強くなってきて、

自分たちがやりたいことをやりたい会社と、

自分たちのこだわりよりは、

 

「お客様が求めていることが自分たちのやりたいこと」

 

という会社に分かれてきます。

 

この仕事をさせていただいて、18年。

 

「お客様が求めていることが自分たちのやりたいこと」

 

という会社さんの場合、

こちらが提案させていただいたことが着実に市場にフィットし、

業績が好調に推移するケースが非常に多いのです。

 

ところが、自分たちのこだわりがとにかく強い会社さんの場合、

自分たちが納得したことには猛烈な力を発揮されるのですが、

 

「今の市場のアッパーミドル層はこういう潜在ニーズをお持ちなので、

こういう取り組みをしていきましょう」

 

ということをご提言し、取り組んでいただいても、

成果につながることはほぼ無い、ということを

私自身、学ばせていただきました。

 

自分たちがやりたいこと以外だと、

ポテンシャルの20%程度の力しか入らない感じなのです。

 

こういう会社さんの場合、

具体的なやり方の提案よりも、

もっと手前の、考え方のベクトルを

正しい方向に向けていただくことが重要なのだ、

ということを痛感しました。

 

住宅会社さんの業績の高め方は、

いろんなルートがあるのです。

 

その会社さんの考え方や価値観に合わせた、

最適ルートを見つけ出しご提案することの大切さを

改めて痛感しました。

 

そしてこういう会社さん、

納得するやり方を選択した場合、

そのやり方がお客様のニーズとピントがあっている場合、

一気に業績が向上するのです。

 

市場内に存在する、自社のメインターゲットが求めていることと

クライアント様の経営陣がやりたいことの重なる部分を見つけ出し、

その部分に対して納得して取り組んでいただけるよう、持っていくことも

コンサルの仕事なのです。

 

日々、経験を積み続けても新しい発見がある。

 

だからこの仕事は面白いのです。

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【4499回】 「このまま建てたい!」と言われるモデルハウスを!

2023年04月25日 | 住宅コンサルタントとして

業績が下がり傾向にある住宅会社には、

当然ながら下がる理由があります。

 

その原因は、

 

・マーケティングのピントがズレている

・商品力がライバルに劣っている

 

ということもあるかもしれませんが、

住宅会社として特に注意すべき点なのに

忘れがちな部分としては、

 

「現状のモデルハウスと、

自社のメインターゲット層のお客様が求めているものが

デザイン面・間取り面・価格面・仕様面でズレている」

 

ということが挙げられるかと思います。

 

モデルハウスに関して言うと、

自社のモデルハウスが完成するまでは

社内のプロジェクトメンバーは真剣に取り組むのですが、

完成してオープン後、半年もしないうちに

そのモデルハウスに対する関心が薄くなり、

中のディスプレイやPOPなども変化を加えず、

更には清掃すらドンドン手を抜き始めたりして、

お客様が来場して見学しても

心がときめかないモデルハウスとなったりするのです。

 

そしてお客様の嗜好や流行りの間取りなども

年月が進むにつれ、ちょっとずつ変わっていきます。

 

気づけば、自社のモデルハウスが

お客様にまったく刺さらない建物になってしまうことも・・・。

 

そして自社のモデルハウスが、

ターゲット層のお客様にピタッとはまっているかどうかは、

初来場したお客様のリアクションであったり発言を聞けば

大体分かります。

 

「このまま建てたい!」

「このまま住みたい!」

「これ、いつから販売予定ですか?」

 

というようなリアクションを

感度の高いお客様から定期的にいただくことが

できているモデルハウスは問題ありません。

 

一方、お客様のリアクションが無難である場合、

それはやはりピントが少しズレているのです。

 

モデルハウスのピントがズレている場合、

ライバル会社のモデルハウスがドンピシャのデザインだったりすると、

自社がこれまで受注することができていたお客様を

失うきっかけになったりします。

 

「このまま建てたい!」というリアクションを

皆さんの会社のモデルハウスは

お客様からいただくことができているでしょうか?

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【4498回】 3人の子、8人の孫、6人のひ孫

2023年04月24日 | 人として

昨日は私の父母をお祝いするために、

鬼山家一族が大阪に集まってBBQをしておりました。

 

私の父母、3人の子と8人の孫、

そして6人のひ孫に恵まれております。

 

昨日も一族全員で25名が集まり、

父母の長寿を皆でお祝いしておりました。

 

父は今年、84歳ですが、

昔はあびるほど酒を呑んでいたのに、

最近は全然、呑まなくなったようです。

 

ところが昨日は皆、集まったのが嬉しいのか、

テンションがメチャ高く、歩けなくなるくらい、

ベロベロに酔っぱらっておりました。

 

孫や孫の婚約者の手を握り、

呂律が全く回っておりませんが、

とにかく嬉しくて楽しかったのでしょうね、

何を言っているか分かりませんが、

とにかく心の底から楽しんでいるのが伝わってきました。

 

父母の長寿を祝うイベントは、いつも私の姉が企画をしてくれます。

 

私が来れる日に合わせて企画を立ててくれるので、

私は当然ながら、絶対に参加しなくてはなりません。

 

ただ、この一族が集まるのを

姉の子どもや孫たちの大半、というかほぼ全員が、

メチャ楽しみにしているようなのですね。

 

で、皆、本当に仲が良くて本音で語り合える。

 

良い関係なのではないかなぁ、と思っています。

 

先日、姉の末っ子がバイクで事故を起こし、

顔を縫う手術をしたのですが、

その手術の後に、

 

「あれ、唇、事故の影響でたらこになったな!」(←と周囲)

 

「何でやねん!元からやがな!」(←と甥っ子)

 

皆、爆笑。

 

という、大阪以外のエリアの方には

ちょっと信じられないやり取りが普通に行われていました。

 

もちろん、私も昨日、甥っ子の唇をいじったのは、

言うまでもありません。

 

 

私たち夫婦も、長男が福井から帰ってきて、

家族6人(うち、ワンコ2名)が揃って、

一緒にご飯を食べたり会話をすることが、

何よりも楽しくて幸せです。

 

私の父母のお祝いごとには、子・孫・ひ孫、

それぞれの配偶者など総勢30名が集まるのです。

 

それはもう、本当に嬉しいだろうな、と思います。

 

これだけの人数に集まって、自分たちの節目を祝ってもらえる。

 

これって、お金で買えない価値であり、

心の底から嬉しいことだよな、と思います。

 

子・孫・ひ孫全員、家庭を持って、

皆、幸せに過ごしているのって、

本当に嬉しいことだと思うのです。

 

今年の夏には、父母がお金を出してくれて、

一族全員で旅行する、という一大イベントも予定しています。

(←私、何もしておりません)

 

皆が無事、健康で集まって、

その時も楽しい時間を一族で過ごせれば、

と思っています。

 

そして個人的には、こういう一族の集まりに、

嫌な顔一つせず、付き合ってくれる家内や子どもたちに

本当に感謝しています。

 

いつもありがとう。

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【4497回】 出店する姿勢に、その会社の本質が出る

2023年04月23日 | 住宅コンサルタントとして

私、大学を卒業後、

最初に勤めさせていただいた会社で

北海道の旭川に行くように命じられ、

以降、旭川と北見を9年間で計5回、転勤しました。

 

北見営業所時代の思い出と言えば、

素晴らしい上司・先輩と一緒に仕事ができたこと、

週に2~3回、網走から斜里へ続く、

オホーツク海沿いの国道(冬は流氷も見られる)を

車で走れたことと、

北見で大人気の回転寿司屋さんに月1回、

給料日の後に行ったことです。

 

この地元で大人気の回転寿司屋さん、

土日は行列が本当にすごくて、

北見市内にももっと店舗を出して欲しい、

という声や、札幌など他都市にも出店の要請が

かなりあった、ということを噂で聞いておりました。

 

ところが、この回転寿司屋さんを運営する会社、

なかなか出店されなかったのです。

 

これも噂で聞いた話ですが、

社員さんの接客や製造の技術がある一定以上のレベルになり、

お客様にご迷惑をおかけしない状態になってからでないと

新規に出店はしないという、会社の考え方とのこと。

 

もっと気軽にこのお店のお寿司を食べたいと思っていた私ですが、

この話を耳にした際、なんて素晴らしい考え方なんだ、

と20代ながら、個人的に思いました。

 

そしてこういう考え方こそ、商売の基本なのではないか、

とも個人的に感じたのです。

 

いたずらに規模を拡大せず、

今のお客様に満足していただくことを最優先に、

自分たちの商品やサービスを磨く。

 

そして新たに出店しても、問題ないレベルに到達してから、

新しいエリアに出店する。

 

ところが、これと逆を行っているケースが多いのが、

住宅業界です。

 

近年、急速に全国展開している某メーカー。

 

ヘッドハンターに依頼し、

出店するエリアでそれなりの実績のある会社の

営業マンや設計、監督を大量に引き抜き、

大幅値引きキャンペーンを仕掛けて

一気に大量受注を獲得する。

 

そういう無責任な出店や受注をして、

いざ着工し、工事の間に設計や監督が退職する。

 

結果、もの凄い勢いで人が入れ替わり、

現場もメチャクチャだったりするのです。

 

でも、こんな無責任な展開に違和感を感じずに

大幅値引きに価値を感じ、契約するエンドユーザーと

ヘッドハンターの甘い誘惑に引き寄せられる、

営業マンや設計士、監督が実際にいる訳です。

 

いずれも、ちょっと見る目の無い、

本質を見極められない残念な方たちですが・・・。

 

日本海側の都市に本社がある、無責任に多店舗展開する会社。

 

現場がメチャクチャで、すぐにボロが出るかと思っていましたが、

近年まで順調に推移していたようです。

 

ところが昨年くらいから、そのいい加減なやり方を

一般の方も理解されたのか、勢いが完全に止まりました。

 

今、全国展開している、私が一番嫌いなこのビルダーも

5年以内にボロが出ることでしょう。

 

無責任な出店を繰り返す会社か、

しっかりと足元を固め、体制を整えてから出店する会社か?

 

出店の姿勢に、その会社の本質が出るのです。

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【4496回】 戦闘レベルのレクチャーを増やします

2023年04月22日 | 住宅コンサルタントとして

2005年にこの世界に飛び込んで以来、

自分のコンサルティングのスタイルも

かなり変わってきたかと思います。

 

2011年頃までは、ガラケー中心の時代でしたので、

基本、紙媒体中心のマーケティングでしたから、

チラシの原案を考えたり、

POPをクライアント様と一緒に制作したり、

雑誌に掲載する記事広告のライティングをしたり、と

今から考えると現場に近い形で仕事をさせていただいておりました。

 

そしてスマホが普及し、

誰もがいつでもどこでもWEBにアクセスできるようになり、

その結果、紙媒体の効果が下がっていき、

人間味あふれるブログを発信し、ファン化していったり、

Instagramを中心としたマーケティングの時代となりました。

 

コンサル中に皆、スマホを手に取って、

スマホの画面をプロジェクターで映しての研修などを

結構していたような気がします。

 

そしてこの頃までは、

例えばモデルハウス接客でのトークであったり、

着座商談後のコミュニケーションの取り方などを

クライアント様の前で実演したり、といった、

戦闘レベルのこともやっていたと思います。

 

ところが、お付き合いの長いクライアント様が成長され、

スタッフさんの数も増えていく中で、

経営陣や店長のマネジメントであったり、

会社としての戦略的な部分の打合せに

かなりの時間を使うようになりました。

 

ここ最近、YouTubeの撮影現場での仕事が増えました。

 

案内する建物の下見をしながら、

案内役のスタッフさんの予行演習に対し、

私自身ならこういう説明をしますよ、

ということをお伝えすると、

皆さん、食いつきが非常に良かったりします。

 

というか、ここ最近、

現場でやってお見せする、ということを

ほぼほぼやれていなかったのですね。

 

来場されたお客様と商談できるようになるか否かは、

初回接客のクオリティにかなり左右されます。

 

建物の案内、着座後のヒヤリング、

そして次アポ取得までの流れ。

 

こうしたことを実際に現場でやってお見せするスタイルを

特にお付き合い期間が長くないクライアント様に対し、

しばらく強化していこうと思っています。

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【4495回】 嫌われる行動をしない

2023年04月21日 | 住宅コンサルタントとして

マネジメント系のコンサル会社が開発した、

性格診断テストの精度を試したくて、

無料のお試しをやろうとしたら、

個人情報を打ち込まなければ使えないので、

個人情報を打ち込みました。

 

そのテストでは、求める精度は出なかったので、

クライアント様におススメすることはないな、

と個人的に思っていたのですが、

そのテストをやってから、

知らない電話番号から日中、

頻繁に電話がかかってくるようになりました。

 

クライアント様がご存知でしょうが、

私、日中に電話に出ることは無理なのです。

 

それを頻繁にかけてくるということは、

私のことを知らないセールス電話なので、

片っ端から着信拒否をしていたのですが、

いろんな番号からかかってくるので、

ちょっとしつこすぎるので、苦情を言わせてもらおうと

コンサルの休憩時間中に出てみました。

 

すると、電話をかけていたのは、

そのコンサル会社のスタッフというのではなく、

おそらく外注先の業者のスタッフと思われるオッサンでした。

 

話し方がかなり胡散臭く、

しかも私の名前を間違えて呼ぶわ、

それはもうひどいレベルでした。

 

俗にいう、インサイドセールスを外注で受ける会社の

スタッフなのか、その会社が業務を委託している人なのでしょう。

 

あまりにも会話やコミュニケーションのレベルが低すぎる。

 

私は、電話がしつこすぎる、ということと

二度と電話をかけて来ないで欲しい、という要望をお伝えしました。

 

そしてこのコンサル会社のサービスは、

一生自分は利用しないし、クライアント様にもお勧めしない、

ということを固く心に誓いました。

 

しつこいくらい、愚直にアプローチをすると、

私のようにしつこいセールスが嫌いなタイプのお客様は、

絶対に離れていくかと思います。

 

まだお会いしていないお客様へのアプローチとして、

インサイドセールスを活用する会社もあるかと思いますが、

そのアプローチがしつこすぎると、

二度と買って下さらないお客様を増やす、ということになります。

 

住宅会社のマーケティングの基本は、

お客様の方から気軽にアプローチが出来て、

かつ必要な情報をいつでも入手できるよう、

HPやSNS、YouTube上に分かりやすくまとめておく、

ということに尽きるかと思います。

 

それと自分たちの会社の内面、

スタッフさんの人間性が伝わるようにしておけば良いかと・・・。

 

お客様に嫌われるアプローチはしてはいけませんね。

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【4494回】 人で差別化する戦略

2023年04月20日 | 住宅コンサルタントとして

永いお付き合いをさせていただいているクライアント様は

よくよくご理解いただいているかと思いますが、

弊社がご提案する、住宅業界での勝ちパターンは、

人間力で圧倒的にライバルに差をつけて勝つ、

という方法です。

 

それは何故か?

 

それは木造住宅の特性にあります。

 

ぶっちゃけ、どれだけ素敵に見える住宅であったとしても、

コストを無視すれば、ほぼ完ぺきに真似てつくることができる。

 

それが木造住宅の世界なのです。

 

世界トップレベルの性能であったり、

特殊な制振装置であったり換気システムも、

ほぼ同等品であれば、どんな会社であっても仕入れられます。

 

細かなデザインもプロに依頼すれば、

どうすれば良いかを提案してくれるので、

商品で差別化は非常に難しい。

 

商品は簡単に真似できるのです。

 

商品で圧倒的な差をつけづらいのであれば、

何で差をつけるのか?

 

それはもう圧倒的な接客力、おもてなし、人間力で

差をつけるのが、お客様にとって分かりやすい。

 

個人的にそう思うので、

そこをクライアント様に推している訳です。

 

人で選ぶ価値観のお客様でコミュニティをつくることができれば、

それはある一定期間を超えてから、もの凄いパワーを発揮する、

とも個人的に思っているのです。

 

人で選ぶ方のお友達も、人で選ぶ方です。

 

そういう方のつながりで、

良質なコミュニティが出来上がる。

 

そのコミュニティこそが、10年後20年後、

自社を助けてくれる機関となっているはずです。

 

人間性で選んで下さるお客様が、

自社の周囲にたくさんいて下さる環境をつくることができれば、

クチコミ紹介が多数、発生するようになります。

 

ネットに溢れまくっている情報により、

何を基準に選べばよいか分からないお客様が

確実に存在する訳です。

 

そういう方は、最後には信頼できる方のクチコミを信じるので、

安定した出会いが実現可能となるのです。

 

人間力で勝負する。

 

この戦い方を愚直に深堀していきたいと思っています。

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【4493回】 読み書きが出来ない人を雇用すると、トラブルの源になる可能性

2023年04月19日 | 住宅コンサルタントとして

営業マンでも現場監督でも同じなのですが、

住宅会社で仕事をするには、

社外のいろんな方とコミュニケーションを取る必要があります。

 

営業マンであれば、お客様はもちろん、

金融機関であったり、不動産業者さんであったり、

司法書士さんであったり・・・。

 

現場監督の場合だと、職人さんや協力業者さんだったり・・・。

 

そしてそれらの方とのコミュニケーションの手法は、

以前は電話一択だった訳ですが、

今の時代、LINEや他のアプリ、e-mailだったりする訳です。

 

こちらが伝えたいことを相手に分かりやすく伝えられる。

 

相手の理解力であったり、相手の知識レベルを考え、

相手の方が理解できるような言葉を用い、

文章を組み立てて、伝えたいことを伝えられる。

 

こういう能力が無いと、仕事はチームとしてスムーズに進んでいきません。

 

私の周囲には全くいないのですが、

住宅業界を転々としている人の中には、

面と向かってのコミュニケーションは、

一見、それなりにできるのですが、

細かい部分を正確に誤解無く伝えることが

全くできない方も存在するようです。

 

細かな部分を誤解無く相手に伝えるには、

書面でもって詳細を具体的に記す必要がありますが、

この際の伝えたいことを言語化できない方が、

実はそれなりに存在する、ということを知りました。

 

誤字脱字が多い。

要点を箇条書きで整理して伝えられない。

やたら文章が長い。

句読点を正しく使うことができない。

(↑こう書くと、自分も当てはまっている気が・・・汗)

 

口八丁手八丁で、浅いレベルのコミュニケーションは得意だが、

深いレベルで細かなコミュニケーションとなると、

全くできないレベルの方を営業マンで雇用したら、

契約後、トラブル続きになります。

 

相手に伝わりやすい言葉を組み立てられない人が

現場監督をやったとしたら、

職人さんに正しい情報が伝わらず、

誤った施工をされてしまい、無駄なコストが流出します。

 

だから業界経験とかよりも、

相手の立場に立って考えて行動できる客観性と

読み書き能力は、最低限、必要なのです。

 

なので採用の際、面接だけでなく筆記テストを行うことは

絶対に欠かせないのです。

 

皆さんの会社では、面接と適性検査だけでなく、

読み書き能力をチェックするためのテストを用意してますか?

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【4492回】 プレゼンと設計の実務は分けて考える時代

2023年04月18日 | 住宅コンサルタントとして

先月、今月とクライアント様にお伝えしている情報の一つに、

プレゼン、特にパースの業界におけるレベルが各段に上がっている、

ということがあります。

 

ライバル会社のプレゼンのパースのレベルが、

猛烈に高まっている可能性がある、ということ。

 

その一方で自社のプレゼン、特にパースのレベルが

以前と何も変わっていないとすれば、

お客様が受ける印象に大きな差が出てしまうのです。

 

どれくらいの差があるかと言うと、

ゲームの世界に例えて言えば、

最新の高精度パースがプレステ5のグラフィックのレベルとすれば、

ここ数年、パースが進化していない会社のレベルは

初代ファミコンの画像レベル、というくらいの差です。

(例えがもう昭和ですね・・・)

 

長らく住宅業界では、

意匠設計・プレゼンから実施設計までを

福井コンピュータのアーキトレンドを使ってやる、

というのが主流でした。

 

アーキトレンドを使いこなせる設計士が優秀、

という空気感がある会社も存在しました。

(アーキトレンドを使いこなせない設計担当者も

世の中にはまだまだ多いのですが・・・)

 

ところがこのアーキトレンド、

設計業務の実務に関しては非常に優秀なのですが、

プレゼン機能、すなわち見栄えに関してはイマイチだったのです。

 

そして今、鼻の利く住宅会社が

プレゼンを一気にとあるソフトに切り替えて、

見栄えが抜群のプレゼンテーションをお客様に対し、

実施しているのです。

 

そういう会社では、

実施設計は今まで通りアーキトレンドで行い、

プレゼン用のパースは別のソフトを使い、

その業務を行えるようオペレーションを改善し、

お客様へのプレゼンのレベルを爆上げしているのです。

 

人が足りないだの、設計の業務が忙しいだの、

そんなのはお客様にとって関係ありません。

 

商談やプレゼンが楽しく、ワクワクさせてくれる会社を

お客様はただ選ぶだけなのです。

 

マーケティングやプレゼンなど、

いろんな分野で技術革新が日々、起こり、

この変化についていけない住宅会社が、

お客様から選ばれなくなるだけなのです。

 

プレゼンと設計の実務は分けて考える時代です。

 

皆さんお会社はついていけてますか?

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【4491回】 決めたことをやり抜く力

2023年04月17日 | 親として

自分で決めたことをやり抜いたり、

困難にぶち当たっても乗り越える能力を

非認知能力と言います。

(学校のテストなど、数字で表れる能力が認知能力)

 

欧米では、ビジネスの世界で成功する上で、

この非認知能力こそが重要であり、

子どもの教育でも非認知能力を向上させることに

非常に力を入れているのが現実です。

 

で、手前味噌ではありますが、

我が家の子ども達はこの非認知能力に関して、

結構高いなぁ、と感じております。

 

長男にしても次男にしても、

自分の人生をどう生きていくのか、

何をやりたいのかを自分なりに考えていて、

今の現状で満足することなく、

自分で目標を定め、努力をしているのですね。

 

親の私たちが、完全に子どもに負けております・・・。

 

長男も新しいことにチャレンジすべく、

警察官を続けながら、コツコツと努力しています。

 

次男に関しては、スペインから帰国後も

毎日スペイン語を勉強し続け、

更には毎日、ワールドビジネスサテライトを見ながら筋トレ、

そしてテレビ東京のビジネス系の番組を見まくっております。

 

これをやると決めたら、自分の意思で継続できるのです。

 

ノーベル生理学・医学賞を受賞された、

IPS細胞の山中伸弥さんと

小児専門の脳科学者で小児科医の成田奈緒子さんの

共著の本を読んだのですが、

その本の中で、子どもをほったらかし、

自分で選んだことに挑戦させることが

非常に大事である、と書かれていました。

 

振り返ると、その部分は私たちはできていたかなと思います。

 

そして自分で決めたことが成功しようが、失敗しようが、

全てそれらを受け止め、そこから何を学ぶかが大事である、

ということだけは伝えてきたつもりですが、

こういうほったらかし状態で、自分で決めさせることが

子どもの非認知能力を高めることにつながるのかな、

と感じています。

 

自分で考えさせること。

自分で決断させること。

どんな結果になろうが、それらを余裕を持って受け入れること。

 

子育てのポイントだと個人的に思っています。

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【4490回】 かつて強みであった部分が、ライバルに抜かれていることも・・・

2023年04月16日 | 住宅コンサルタントとして

ライバル企業は常に進化する。

 

そのライバル企業が進化し、

いつの間にか自社の強みの要素だった部分で

ライバル企業に追い越されてしまう。

 

結果、業績が徐々に悪化する。

 

こういうケース、住宅会社は直面することは多々、あります。

 

なのでライバル企業の定点チェックを定期的におこなうと共に、

今、自分たちがうまくいっていたとしても、

危機感を持って次の一手を考え続けることが重要です。

 

弊社のクライアント様で、非常に優秀なとある会社。

 

業績も悪くありませんし、来場からの契約率もすこぶる高い。

 

でも高所得のお客様からの契約率が下がっている感覚が

私の中にありました。

 

ライバル会社に高所得のお客様が流れているのかも、

とも直感的に感じていました。

 

弊社の他のクライアント様で、

そのエリアの高所得のお客様を受注されている会社さんの

今の受注のパターンをご紹介したところ、

なぜ高所得のお客様からの成約率が下がっているのか、

そのポイントが見えてきたのです。

 

それは、ライバル会社のモデルハウスのクオリティが上がったから。

 

ライバル会社に圧倒的に差をつけ、

受注棟数でも圧倒したのが5~6年前。

 

しかしこの3年くらい、ライバル会社は屋号を一新し、

モデルハウスも抜群のエリアに2棟建て、

社運を賭けて最期の突進をしてきたのですが、

そこに高所得者のお客様を持っていかれている、ということです。

 

そして更に厳しいことを言えば、

デザイン面においてクライアント様自身の成長がなかった、

ということも大きい。

 

コロナ禍の中、外部にもなかなか足を運んで

新しい発想を入れることができなかった、

と言っても、そんなのお客様には何の関係もありません。

 

自分たちが建てたいと思うモデルハウスを持っている会社に

ただ素直に足を運ばれるだけの話。

 

今、自分たちの強みとなっている部分も、

進化を辞めれば、すぐにライバルに抜かれてしまう。

 

経営者は常に危機感をもっておくべきでしょう。

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