鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第670回】 決断するための情報提供

2012年10月31日 | 住宅コンサルタントとして
営業マンの仕事を私は、

「営業マンの使命とは、お客様の後悔しないご決断のお手伝い」

と定義しています。

どこでリフォームや新築を依頼するかを決めるのはお客様。
ただ、お客様は何を基準にすれば、間違いない業者選定が出来るのかを御存知ではありません。

そこで、お客様が選択と決断をされる上で必要な情報・材料を提供するのが営業マンの役割、
と思っています。

例えば、リフォーム工事などで、外壁塗装を考えているお客様が居た場合、
お客様は何を基準にして、業者選定をされるのでしょう?

価格?
営業マンの人柄?
自分の知っている人がいる会社?

一般の方でしたら、上記3点の中で業者選定をされるのではないでしょうか?

でも、本当にこれで良いのでしょうか?

価格勝負が大好きで、安さ地域一番店を目指している場合、それでいいのかもしれませんが、
無責任な安売りをして倒産している会社は全国に多々あります。

また、いい加減な施工をする塗装会社も残念ながら存在します。
そういう業者さんの見分け方は、どうすればいいのでしょう?

また、お客様はとにかく安くやってくれればいいのか?
そもそも今回の塗装リフォームをすることで、何年くらい塗装が持ってくれればいいのか?
安ければ、4~5年でダメになってしまってもいいのか?

そんなことを考えもせず、業者選定をしているのではないか、と個人的に心配してしまいます。

私がお客様の立場であるなら、自分が信頼できる方にしかお願いしません。
それは、自分の人生経験の中で、人間性が一流の方にお願いすることが間違いない、ということを
自分が経験してきたからです。
もしくは、ビジネスの世界で成功されている方が、何を基準に判断されるかを
身近で何度も拝見してきたからです。

しかしながら、一般のお客様は何を基準に判断すればいいのかを
分かっておられないケースが本当に多いのです。

それをお手伝いするのが、営業マンの使命。

そのために、どんな情報をご提供すればいいのか?
その一点を考えに考えれば、お客様に必要とされる営業マンになれると思います。

お客様は、どんな情報を潜在的に求めているのでしょう?
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【第669回】 愛されるキャラにならないと・・・

2012年10月30日 | 住宅コンサルタントとして
長期ロード真っ最中の鬼山です。
10月と11月に、6泊7日の遠征が1回ずつあり、ここが1年の山場だと覚悟しております。
いつも最大3泊までの出張にしたいのですが、たまにこうなってしまいます。

さて、リフォームというビジネスは、お客様が生活されている中、
ご自宅に上がりこんで打ち合わせをさせていただいたり、工事をさせていただいたりと、
お客様の懐に入っていくビジネスとも言えるでしょう。

世の中、近所付き合いが減っていると言われていますが、
地域の団結力が強いエリアも日本にはまだまだ多く残っています。

私のクライアントで、まだリフォーム参入2年ちょっとなのですが、
OB様からの紹介やリピートがとにかく多い企業があります。

もともとリフォーム専門の会社ではありません。
異業種からの参入です。

ただ、お客様や私のような外部の人に対してのおもてなしや心遣いがハンパではなく、
絶対にリフォームに向いていると思い、リフォームを本格的にスタートしていただいております。

そのクライアントがある団地のどこか1件をリフォームされると、
その近所、またその隣とドンドン近所の方がリフォームをされるようになるのです。
紹介が自然発生するのですね。

よくこういうことをお話すると、「どういう紹介販促をされているんですか?」という
貧しい発想しか出来ない方がいるのですが、紹介は狙って起こすようなものではありません。

そもそも、自分がお客様の立場で、売り手側が

「あの客から、紹介を発生させてやろう!」

などとスケベ心を持たれていたとしたら、絶対に嫌ですよね。

紹介は、結果としてしていただけるもので、こちらが狙うようなものではないと思っています。
もちろん、紹介が起きやすい環境をつくったり、
お客様がこちらを紹介したくなるようなお気持ちになっていただくための取組は必要ですが。

そして結果として紹介をいただいている方に共通するのは、とにかく可愛がられていることです。
更に言うならば、テイクばかりを求めていない、どちらかというとギブが好きな人ということです。

先日、ある方とお話をしていた時のこと。
言うことはごもっとも、そして正しいことを分かりやすく発言するのですが、
その方が言うと何だかちょっとむかつく、周囲の方が引いてしまう、という方がいますよね。

それって、その人に可愛らしさ、謙虚さ、人間的魅力が欠けているということなんですね。

何を言うかではなく、誰が言うかが重要で、
いかに周囲の方に可愛がられるか、好かれるかということが重要なのです。

商売人を目指すのであれば、自分自身を愛されるキャラに変えていかなくてはなりません。
正論を吐くだけでは、可愛がられないのです。

皆さんは、お客様や周囲の方から、愛され、親しみを持たれていますか?
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【第668回】 お客様の知りたいことを汲み取る力

2012年10月29日 | 住宅コンサルタントとして
コミュニケーションの基本は、相手の方との正しいキャッチボールをすることです。
相手の方が知りたいことを望んでいる形にしてお伝えすることですし、
相手の方が言いたいことを引き出して差し上げることです。

すなわち、自分軸で物事を考えてばかりの人は、正しいコミュニケーションを取ることは難しいです。
相手の方を中心に考える癖付を日頃からしておくことが、
コミュニケーション力を高めることにつながります。

例えば、モデルハウスや見学会にご来場され、

「この家って、大体いくらですか?」

とお客様が質問されたとします。
自社の建物の平均が、付帯工事別で40坪で2000万円だとして、そのまま答えたとします。
そこでのお客様のリアクションが

「やっぱ、それくらいしますよね~」

だとしたら、その後、どういうコミュニケーションを取りますか?

お客様が何を言わんとしているのでしょう?
そしてそれに対し、我々はどこまでの情報を提供し、
家の見方、価値を分かっていただけるのでしょう?

2000万が高いと思っているのか?
何と比較して高いとお感じなのか?
お客様はどれくらいの家をお求めなのか?
なぜ、その価格帯をお求めなのか?その理由は?
住宅のコストを決める要素は、大きく分けてどういうものがあるのかを理解されているのか?
住宅を提供している会社のいろんな形態、それぞれのメリットデメリットを理解されているのか?
住宅の価格表示が各社によって全然異なっていることを御存知なのか?

どの情報をお客様がお求めなのかはお話してみないと分かりませんが、
お客様がお知りになりたいことが何かないか、と探してみることが大切です。

更に、当社の家が40坪で2000万円する理由もお知りになりたくはないのでしょうか?
他社とどこがどう違うのかも知りたがっていないでしょうか?

こうしたことをお客様に投げかけながら、コミュニケーションを取ると、
自社で家づくりをやっていただける、いただけないは別にして、
お客様の中に一つの基準が出来ることにつながります。

家づくりはお客様の人生を左右するものですから、
失敗しないよう、後悔しないような家づくりにつながれば・・・、
というお客様中心の考え方が出来るビジネスパーソンになり、
更にお客様が知りたいことを汲み取れる力を身につけたいものですね。

そのためのポイントは、自分軸ではなく、相手軸で物事を見る癖付をすることですね。
私も日々、意識したいと思っています。
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【第667回】 昔の友達

2012年10月28日 | 住宅コンサルタントとして
昨日はコンサルティングが終了後、
3つ上の大学時代の先輩が独立起業したお祝いのため、
京都駅近くの居酒屋さんで飲んでおりました。

大学卒業後、私はすぐに北海道に赴任し、関西を9年以上離れていました。
自分の結婚式は大阪で挙げましたし、本当に親しい友人の結婚式の時は関西に帰りましたが、
それ以外の同窓会や単なる飲み会のお誘いは、関西までの高い旅費のために帰ることが出来ず、
誘われても誘われても断っているうちに、だんだんと声がかからなくなっていました。

そして2005年に関西に帰ってきたのですが、
当時は転職したばかりで、とにかく経営コンサルタントになるための修行中の身。
住んでいるのは関西でしたが、早く一人前になるために必死で、
とにかく休まず、猛烈に働いたり勉強していました。
当然、昔の友人にこちらから連絡をとる余裕もありませんでした。

しかし、フェイスブックをやりだしてから、
昔の友人や先輩から声を掛けてもらえるようになりました。

大学時代の友人は、本当に気を遣うことなく、素の自分を出すことが出来ます。
しかもみんな、本当に面白い奴ばかりで、いつも大爆笑。
テンションが知らず知らずのうちに上がります。

昨日集まったのは合計8名でしたが、うち1組は結婚しているので、実質7所帯。
私も含め、3所帯が経営者です。
後は公務員2所帯、福祉関係1所帯、MR1所帯。
変な奴が多かったので、皆、組織で働くことに適応できず、
起業する割合が高かったのかなぁ・・・。

でも、本当にいい気分転換になります。
また、メンバーの1人は、生活保護を受給している方に
お金を貸す役所期間のマネージャーをやっているので、

「お前の知らない世界を教えてやるわ!」

と、いろいろと生活保護を受けることになった方の裏話を教えてもらっていました。
当然、その中には悪徳住宅会社・不動産会社のせいで不幸になった方も少なくないとのことでした。

昔の友達と会うことで、心もリフレッシュ出来ますし、
皆居る世界が違うので自分の知らない世界を知ることが出来るのです。

次回は1月5日に新年会で集まることが決定しました。
その頃に、また私も新しい報告を提供できるよう、精進します。
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【第666回】 基準をどこに置くのか?

2012年10月27日 | 住宅コンサルタントとして
昨日は、私が日本一だと思っているクライアントのコンサルティング。

相変わらず、業績の方は申し分なしで、驚異的な業績を維持されています。

お客様のご来場数、一人あたりの生産性も申し分ありません。

このクライアントでは、店長はただお店のマネジメントをすればいい、ということではありません。
店の販促企画、予算管理、店長会議への参加はもちろんのこと、
後輩の指導、全社的な仕事に関してのさまざまな担当(OB感謝祭やHP制作など)もやりつつ、
更に営業マンとしても自ら受注し、更に部下の同席もやらなくてはなりません。

ある店の店長が、猛烈な忙しさの中、自らプレーヤーとして
8か月で13棟の注文住宅の受注をしているのですが、

「(この店長は)全然楽してます。もっと働いてもらわないと・・・」

という感じなのです。

トップ営業マンは、8か月で17棟の注文住宅の契約なのですが、

「何や、そんなもんか!」

という空気なのです。

このクライアントのトップクラスの営業マンは、一時的ではなく、継続して年間20棟以上の契約をされています。
他の住宅会社だと、年間12棟の契約、俗に言う月1棟でトップクラスの成績であることが多いのですが、
このクライアントでは、月1棟セールスでは話にならない。
月1棟の受注なんて、そんなの当たり前、という基準があるわけです。

というのは、そもそも今のご来場数があるのは、
過去の先輩たちが築き上げてきた信用と会社の力があって成り立っている訳で、
自分だけの力で20棟以上契約をしているわけではない、という考えなのです。

年間20棟くらい、当社のブランド力や集客数があれば、当たり前。
店長としての仕事をしつつ、営業マンとしてもトップクラスの受注をして当たり前。
それくらい結果を出さなければ、一人前とは認められない。
店長たちマネージャー自ら、一般の営業マンよりも圧倒的に忙しいのにも関わらず、
結果を出し続けるから、営業マンもその基準をベースに考えるようになる。

基準をどこに置くのか、ということで、組織全体のパフォーマンスは大きく変わります。

皆さんの会社の基準は、どこに置いていますか?
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【第665回】 石原慎太郎氏の新党立ち上げ

2012年10月26日 | 住宅コンサルタントとして
石原慎太郎東京都知事が知事を辞任し、
新党を立ち上げ国政に復帰するというニュースがクローズアップされていました。
そしてテレビの中で、いろんな方が街頭インタビューに応えているシーンが流れていました。

年齢的に80歳ということで、しんどいんじゃないか、とか、
もうおとなしく引っ込んだ方が、なんて意見もありました。

私、個人的には応援したいなぁ、と思っています。

石原さんは、今の日本では数少ない、主張が激しい方です。
かなり右寄りです。
ただ、今の時代、右寄りの、愛国主義の方が踏ん張らなければ、日本はますます地に落ちると思っています。

まあ、もう少し外交をうまくやらないと、問題が大事になるとは思いますが・・・。

とにかく民主党と自民党の2党は、算数の計算が出来なさそうで、
国の財政を立て直すことなど望めません。
民主党は単なるばらまき、自民党は公共事業によるばらまきしか発想がなさそうなので、
現状を踏まえ、財政を立て直せる感覚を持っている人が良いと思っています。

また、地元に利権だけを持って帰ってくるような、田舎者の発想の政治家を
日本国民は選んではいけないと思います。
それが日本の崩壊につながるということを知らないといけません。

グローバルな発想で、世界で競争力を日本が再度持つために、
国を導けそうな方を選ぶべきです。

稼いでお財布的にも精神的にも余裕が無ければ、ギスギスしてくるのは、国も企業も同じなので、
経済感覚と長期的視野を持ち、具体的に何をどうしていくのかを明確に語れる政党を支持すべきです。

更に教育制度や生活保護や失業保険などについても徹底的に見直してほしいです。
大衆に迎合した、弱者救済は耳触りは良いですが、
結局日本の競争力を弱らせ、長期的には日本を没落させるだけです。

これから伸びて、世界で稼いでこれる企業や人をどれだけつくれるか、ということが重要です。

石原さんや橋下さんに、そういった点を期待してしまう、今日この頃です。
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【第664回】 2013年のテーマ

2012年10月25日 | 住宅コンサルタントとして
2012年も残すところ、あと70日を切りました。
今年、イメージ通り進んだ部分と、やり残した部分を感じています。

今年、個人的に良かったと思うのは、
今までチャレンジできなかった、海外視察を成就させたことと、
世界のトップレベルの方と一緒にお仕事を出来たことです。

イタリア・ミラノの家具・キッチン・照明・ドア・床などの工場やショールームを視察し、
ホンモノに触れる機会を得たことは、本当に刺激になりました。
また、世界的和紙デザイナーの堀木エリ子さんに猛烈にアタックし、
セミナーを開催出来たことも、自分としては非常に満足しています。

また、各クライアント様の業績ですが、新築事業に従事されているクライアントに関して、
お付き合いの長いクライアント様は、とても良い1年だったと思います。
比較的お付き合いの短いクライアント様も、基盤が出来たり、業績向上の兆しも見えたりと、
まずまずいい1年でした。

一方の建築資材販売店に関しては、明暗が分かれた1年となりました。
ただ、業績が上がっている会社も上がっていない会社もその原因は明確です。

更に業界としては、新規事業に取り組まなくてはジリ貧になってしまうことも明確です。
新しいことに果敢にチャレンジしていただいた会社が3社ありますが、
確実に来年、結果が出る手ごたえを感じています。

唯一の反省は、モデル企業調査が昨年に比べ、約50%しか出来ていないというところです。
年末まで、予定がビッチリ詰まっているため、当初の計画の達成は難しくなりました。
残り2日間、調査に行ける日があるので、そこで年内の調査終了となります。
残念。。。

ただ、住宅業界の調査も大切ですが、視点を変えた調査をもっとやっていきたいと思います。
来年度は、ちょっと計画を変更したいと思っています。

2013年は、2014年以降の業界の変化を先読みすれば、地力を高めなくてはなりません。

そこを踏まえ各クライアント様の地力をより強固にしていただくために、
これまた新しい取り組みをスタートしたいと思っています。
クライアント各社様には、チャレンジしたいただきたいことがございます。

ただ今、その準備中です。

後、弊社の業績ですが、おかげ様で経営計画は達成見込みです。
ありがたいことに、このお仕事をさせていただいて、
7年連続でコンサルティングの依頼を前年より頂戴することが出来ています。

正直、昨年が限界かと思っていたのですが、
最終的には昨年よりもかなり成長することが出来ました。
各クライアント様のおかげです。
心より感謝です。

市場もお客様も競合企業も、日々変化しています。
その変化に適応するよう、共に進化・成長・改善改良して参りましょう!
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【第663回】 どの世界も一流の人がやっていることは同じ

2012年10月24日 | 住宅コンサルタントとして
インテリアコーディネーターとして、
非常に才能を感じるビジネスパートナーさんとお話をしていた時のこと。

私はデザインに関して、突然すごいアイデアが降ってくる、ということはありません。
あくまでも普通の方と同じ素人レベルで、イケてるかイケてないかの判断が出来る程度です。

ただ、その方は、本当にすごいアイデアを出してくれるので、それは才能かなぁ、と思っていたのですが、
実はそうではないということが分かりました。

自宅兼事務所にある、デザイン関係の本の数がハンパないのです。

写真で見せていただいたのですが、おそらく1000冊以上、いろんな雑誌や本がありました。

デザインに関して、とにかく圧倒的な数をインプットしているのです。
また、いろんな展示会にも参加され、いろんな建物もとにかく見られています。

インプットの量がハンパないわけです。

私の家も、よくよく考えてみると、ビジネス関係の本が数えきれないくらいあります。
これらは、15年間という期間をかけて、インプットしてきたことです。
今、いろんな経営者様からご相談を頂戴した際、即答できるのは、
これらのインプットの積み重ね、更にはこのお仕事を通して積み重ねてきた経験のおかげです。

とにかく、何事も莫大な数のインプットをしていなければ、アウトプット出来ないんだなぁ、と
改めて感じました。

インプット強化。
皆さんは、出来ていますか?
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【第662回】 お客様が決めない理由

2012年10月23日 | 住宅コンサルタントとして
ここ最近、クライアントのモデルハウスで接客をバリバリさせていただいたこともあり、
営業的感覚が冴えまくっている、鬼山住宅コンサルティングの鬼山です。

今回、接客をさせていただいて思ったのは、
今の20代、30代の方は、やはり感覚的にオシャレで、
センスは洗練されている方が多い、ということです。

また、お子様をとても大切にされている方も多いですね。

さて、今の若い方は

「優柔不断」
「予算が無いのにも関わらず、要望が多い」
「決断力が無くなっている」

なんて声をしばしば耳にします。

土地ひとつ決めるにしても、なかなか決められない。
プランや外観、内装の仕様決めに関しても時間がかかる。
それらの原因は、どこにあるのでしょう?

お客様自身にも原因はあるかもしれませんが、他人を変えるなんてことは、我々はできません。
そしてもう一つの原因は、「お客様が心から納得していないから、決められない」ということです。

少なくとも、自分が原因だとしたら、自分を変えるしかありません。

例えば、外観プランがなかなか決まらない場合、
お客様が優柔不断なのではなく、当社の提案に100%満足していない、と考えてみる。

なかなか契約に至らないお客様に関して、
お客様が優柔不断なのではなく、当社にしていいのか100%確信を持てていない、
もしくは、当社の提案に納得していない、と考えてみる。

先日、とあるコーディネーターさんとお話をしていたら、
某設計事務所さんで家を建てようとしているお客様で、
なかなか外観プランが決まらない方がいたそうです。

まだ、外観プランが決まっていない状態で、インテリアの打ち合わせのため、
そのコーディネーターさんが打ち合わせに入ったところ、
そのお客様の決断力が無いわけではなく、単純に設計士の提案に納得していなかった、
とのことでした。
結局、コーディネーターさんが外観デザインの打ち合わせにも参加したところ、
スムーズに決定し、以降全ての打ち合わせに呼ばれることとなったそうです。。。

お客様が決断をされない理由は、自分たちにあるのでは?
そう考え、自ら勉強したり、考え方を変えることで、進化していくのだと思います。
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【第661回】 お客様の潜在ニーズに沿う展開をすると・・・

2012年10月22日 | 住宅コンサルタントとして
昨日、一昨日と、それからその一週間前の土日と、
二週間にわたって、クライアントのモデルハウスオープンイベントが開催されていました。

クライアントは、あるエリアに新規出店されました。
もちろん、そのエリアでは知名度はほぼゼロです。

縁もゆかりもないエリアに新規出店をされたのですが、
これには100%勝算がありました。

というのは、事前にそのエリアの有力ビルダーの調査を実施し、
どんなコンセプトで商品化し、どんなマーケティングを展開すればいいのか、
その答えを持った上で出店していただいたからです。

モデルハウスの設計、コーディネートに関しても、
超一流のビジネスパートナーさんにお願いし、
最高レベルのモデルハウス、しかもそのエリアでどの会社もやっていないテイストで、
かつ今のお客様が求めておられるデザインに仕上げていただきました。

結果は、そのエリアでダントツのお客様のご来場数だったとのことでした。
もちろん、他社は新規+再来のお客様、クライアントは新規のお客様のみで、
結果として圧勝だったのです。

今のお客様が何を求めておられるのか、ということについて理解出来、
更にそれを具体的にモデルハウスという形で具現化した際、
お客様は一斉に動き出されます。

しかも、ご来場されたお客様の大半が、非常に良質のお客様でした。
たばこをくわえたまま来場する方とか、
「それ、パジャマでしょ?」というような、品の無い恰好をした方は皆無でした。

今のお客様が求めておられる住宅を提供出来ている会社は、全体としては非常に少ないですね。

来年以降も各クライアントで良質のモデルハウスを建てていただき、
最高のマーケティングを展開していきたいと思った一日でした。
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【第660回】 住宅営業マンの使命とは?

2012年10月21日 | 住宅コンサルタントとして
ここのところ、クライアントのモデルハウスで接客をやらせてもらいまくっている鬼山です。
そんな中でつくづく思うのは、
お客様は家を建てるということはどういうことかを分かっていない、ということです。

家を建てるということは、大抵の方の場合、そこにずっと住むということです。
ただ、

どこに家を建てればいいのか?
ご主人、奥様のご両親と住む予定はあるのか?
お子様が最終的に何人になるのか?
ご主人の転勤はあるのか?
ご主人の転職はあるのか?
奥様は働く予定か?
何年で住宅ローンを返済する予定か?

などについて、しっかりと考えている方は少ないです。
もしくは、考えていても間違った考え方をしてしまっている方が多い気がします。

そして、「何をどう進めたらいいのか?」ということに関して、
理解されていないお客様が本当に多いのです。

実際の新築を見ると、お客様のテンションは上がります。
そして、確かに仕様のことや見た目、間取りについて、いろんなことを質問されたりするのですが、
それに答えているだけでは、お客様の問題の解決にはつながりません。

営業マンの使命は、お客様の問題やお困りごとを解決するお手伝いをすることです。
その結果として売れるのであって、売ることが目的ではありません。

お客様の人生において、いつ、どこで、どんな家をいくらくらいで建てるのがいいのか?
そのアドバイスをするために、営業マンは存在するのです。

住宅営業マンは、お客様の人生に相当大きく携わります。
お客様の人生プランを考えて差し上げることが、住宅営業マンの役割と言っても過言ではありません。

そういう仕事だからこそ、いろんな分野で幅広い知識があり、
たくさんの経験を重ね、徳を積んでおかなくてはならないのです。

皆さんは住宅営業マンとして、やるべきことが出来ていますか?
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【第659回】 凡事徹底できるかどうか?

2012年10月20日 | 住宅コンサルタントとして
リフォーム事業は、個人的に超・属人的だと思っています。
携わるスタッフの人としての能力や意欲が、モロに結果に出ます。

あるクライアントで、今年の年始からずっと継続していただいていることがあります。
これは、正直誰でも、どんな会社でも出来ることばかりです。

そのことを徹底していただいた結果、業績は本当に素晴らしいのです。
OB様からのリピート、新規のお客様からの契約率や単価も申し分ありません。
しかも、将来この事業を担う方が、今年一年で本当に大きく成長されました。
そろそろ次のステージに入りたいと思わせていただけます。

リフォーム事業に関して、
大手ハウスメーカーさんもやられていますし、リフォーム専門店もまだまだ多くあります。

地元でレベルの高い住宅会社さんがOBさんと良好なお付き合いを続けているエリアでは、
リフォーム専業店は非常に商売がやりにくくなります。

私が感じるに、リフォーム専業店が活躍されているエリアは、
レベルの高い新築会社が無いエリアが非常に多いのです。

そうしたエリアにお住いの方は本当に困られていて、
そういうエリアだからこそ、リフォーム専業店が活躍できます。

そのエリアで、商売を続ければ続けるほど、応援して下さるお客様がじわじわ増えていく展開をすると、
もの凄い手ごたえがあります。

同業他社が絶対に追いつけないような感覚があります。

エリアの中で圧倒的な支持を受ける会社は、1社のみだと思います。
そのポジションを確実に取るために、これからもますます凡事徹底するしかありません。

商売に奇策はありません。
当たり前のことを当たり前に、コツコツとやった企業が最終的に支持されるのです。

皆さんの会社は、凡事徹底が出来ていますか?
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【第658回】 世の中の常識を教えるのが教育

2012年10月19日 | 住宅コンサルタントとして
数学の公式を覚えるとか、英単語を覚えることなんかより、
世の中の常識を教えることの方が、よっぽど大切だと思っていますし、
それが教育ではないか、と個人的に思っています。

ウチの子どもが通っている中学では、
中学生の間に英検準2級に合格しなければ、高校への進学を認めてもらえません。
高校でニュージーランドにホームステイがあるそうで、
その際にある程度、英語を話せなければならないとの理由だそうです。

これって、とても良いことだと個人的に思っています。
というのは、努力してある一定の成果を出さないとクビ、ということを自然と覚えるからです。

例えば、会社に勤めていて、結果を残せなければ、クビになって当然だと私は思います。
給料分は稼がなければ、会社で給料をもらうのはそもそもおかしいです。
でも、労働者保護とばかり、正社員が簡単に解雇出来ないとか、
65歳まで雇用延長しろとか、そんなことを国は言っています。

本来であれば、企業に必要と思ってもらうだけの能力を向上させ、自分を磨くのが先で、
それらをきちっと出来ている社員さんを会社はクビとは言わないし、
出来る限り働いて欲しいと思うはずです。

それを法律で何でもがんじがらめにするから、おかしくなるわけです。

学校でも同じです。

給食費を払わないバカ親(しかるべき理由があって、払えない人は別です)の子どもは
学校へ通学停止にすべきだし、親の資産差し押さえをすべきです。
モンスターピアレンツと言われる、キチガイのような親の子どもも通学停止にすべきです。

要は、常識の無い人には、しかるべき報いを受けるようにしなければいけないと思います。

消費者保護、労働者保護という言葉が一人歩きをして、変な方向に行っているとしか思えません。

江戸時代、明治時代の日本人は、本当に素晴らしかったそうです。
私もまだまだ未熟ですが、ウチの子どもには、常識を持った人間に成長して欲しいと思っています。
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【第657回】 甘やかし過ぎでは、国も子どももダメになる

2012年10月18日 | 住宅コンサルタントとして
最近、つくづく思いますが、日本の政治家・官僚・国民全てが
意識を変え、行動を変えないといけないと思っています。

経済力が落ちれば、再び上昇することは維持するよりもはるかに難しいです。
だから、何とかトップクラスを走り続けなくてはなりません。

今の日本経済の停滞の要因として、
教育が地に落ちていること、
国の財政が破たん寸前であり、先行き不安であること、
そうした状況を生み出してしまっている役人と政治家がアホなこと、
そしてそういうアホな政治家を国民が選んでしまっているということ、
日本人の考え方自体が、堕落していることが挙げられると思っています。
(←あくまで個人的意見です)

まず教育ですが、競争を否定したり、間違ったことをした子どもを叱らなくなっていること自体、
ちょっと異常すぎると思います。
社会に出たら、競争しかありませんし、今も世界中の国家は
資源や経済、領土、食料のことなどで常に争っているのです。
平和ボケした日本や情報統制がしっかりとされている国以外、そんなのは皆、分かっていることです。

また、給食費を払わない、イカれた親もいるようですが、
そうした非常識な親と子に対しペナルティーなども与えないというのも変だと思います。

そういえば、先日高松発羽田空港行きの飛行機の中で、
CAのスカートの中を盗撮したアホがいますが、
この人、結局逮捕されていないんですよね。
どの県の上空で盗撮したか、ということが明確に立証できれば、
その県の条例で罰せられるそうですが、盗撮した奴が無罪になるなんて、頭悪すぎでしょう。

憲法や法律を悪い方に活用しているというか、
そんな法律よりも、常識とか道徳で律していかなくてはならないと思います。
私には正直、屁理屈としか思えないのです。
道義的におかしいことをした奴は、罰せられるべきです。
だから、給食費を正当な理由なく払っていない人も罰せられるべきです。

ちょっと話はそれますが、
皆さんは偽装離婚をして生活保護を貰っている人が結構いるということを御存知ですよね?

これも、本当は詐欺として立件すべきです。

病気や障害などで働けない方は、しっかりと守っていくのは当たり前の話ですが、
生活保護をもらうためにウソをついたり、小ずるい悪知恵を働かせている人は、罰すべきです。

今の日本は、悪いことをした犯罪者や嘘をつく人を守るように思えます。
もしくは甘やかし過ぎなんです、何でも・・・。
本当は、もっと競争力をつけるために、官民が一体となって資源を使うべき状況なのに・・・。

本当に変わらなくてはなりません。
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【第656回】 住宅業界の二極化に対応すべく、変革し続ける

2012年10月17日 | 住宅コンサルタントとして
日本全国、住宅業界における二極化のスピードはますます速くなっている感があります。
この変化の波に対応していかなくては、廃業、倒産、
もしくは下請けの仕事しかできなくなるでしょう。

これを分かりやすく言うと、昔、全国津々浦々に
八百屋さんやお肉屋さん、魚屋さん、洋服屋さんがありました。
また、喫茶店もものすごく多かったですよね。

これらが、業界全体のレベルアップ、更にはお客様が求めるレベルが上がったことで、
普通の八百屋さんやお肉屋さんは選ばれなくなりました。
替わって、スーパーや特化した商品を扱うお店が増え、支持されています。
喫茶店も普通のお店は無くなり、スタバやタリーズ、マクドなどが選ばれていますよね。

これと全く同じで、住宅会社も普通のレベルの会社が全て淘汰されつつあるということです。

ライフサイクルは住宅業界が最も遅れていて、今までその兆しがそれほど大きくなかったのですが、
一昨年あたりから本格的に明確になって参りました。

今の需要に対し、明らかに供給が多い中、
これから勝ち残るのは変革し続け、お客様に支持される会社だけです。

時代の変化を捉え、住宅会社・工務店様にも、建築資材を販売している会社さんにも
大きくしかもスピードを上げて変わっていただく必要があるのです。

これまで、地方都市の中でも所得指数がそれほど高くないエリア、
それから人口が減り続けているエリアでは、こうした現象が起こっていましたが、
これからは太平洋側で働き口も十分あり、地域的にリッチなエリアでも
こうした現象が著しくなるでしょう。

お客様が求めておられる家を買える価格で提供出来ている会社さんは、
正直まだまだ日本には少ないと思っています。

更にお客様が求めている接客や対応が出来ている会社さんも少ないです。

そうしたことに対応出来れば、今からでも十分に業績を伸ばすことは可能なのです。

皆様の会社は変革することが出来ていますか?
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