鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3135回】 日本のオッサン

2019年07月31日 | 住宅コンサルタントとして

今、飛行機で羽田空港からあるエリアに移動中です。

 

私の隣の席に座っているオッサン、

何と機内で鼻をほじっていて、

しかも鼻から出てきた固形物を床に捨てています。

 

信じられない光景を朝から目の当たりにしてしまいました。

 

また、トイレで用を足した後、手をあらわないオッサンも、

男子トイレでよく見ます。

 

その汚い手でいろんなところを触る訳です。

 

もう終わっています。

 

更にスラックスをしばらく洗っていないのか、

猛烈に酸っぱいニオイをまき散らしているオッサンも多いです。

 

食べ方が汚いオッサン。

言葉遣いや所作に品が無いオッサン。

服のセンスが終わっているオッサン。

 

自分の身近に、ちょっと行動やセンスがマズイ人がいたら、

注意してあげましょう。

 

オッサンはただでさえ汚いですし、臭いので、

そのことを自覚し、周囲に迷惑をかけないように心がけましょう。

 

マナーとは、周囲を不快にさせないために、

最低限守るべきこと。

 

日々の心がけの積み重ねが、

良い歳の取り方のポイントのような気がします。

 

企業経営者も住宅営業マンも、

センスと清潔感がにじみ出ていないと、

社員さんやお客様がついてきてくれません。

 

汚い、臭い、ダサいオッサンにならないよう、気をつけていきましょう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【第3134回】 継続は力なり

2019年07月30日 | 住宅コンサルタントとして

このブログは起業した2011年1月1日より毎日書いておりますが、

前職時代も1000日連続でブログを書いておりましたので、

おそらく2008年くらいから、毎日、情報を発信していることになります。

 

もともとは2007年頃から

 

「住宅会社は毎日ブログで自社の信念やこだわりを発信し、

共感していただけるお客様を増やすことが重要だ」

 

ということを当時のクライアント様にお伝えしてきたのですが、

なかなか各社様が実行してくれなかったのです。

 

自分の提言に説得力を持たせるためにも、

自分自身がブログを毎日、続けなければ、ということで

ブログをスタートしたのです。

 

当初は1日あたり、ユニークユーザーは20以下、

ページビューも50以下が当たり前でした。

 

それでもコツコツと継続していく中で、

ユニークユーザー数も100を超える日が出て、

ページビューも200を超える日も出てきました。

 

ブログはオワコンとも言われていますが、

なぜか私のこのブログ、今でも見て下さる方が増えていて、

多い時ですと、ページビューが1日で1000を超えることもあります。

 

そして昨年から起こっていることですが、

10年以上前に私が主催する勉強会に参加して下さった方や

クライアント様主催で私が講師を務めさせていただいた勉強会に

参加して下さった方から連絡をいただいたり、

実際にお付き合いをさせていただくことになったり、というケース。

 

情報発信を継続しておこなっていると、

やはりとてつもないパワーになるな、と改めて実感。

 

インスタ等、SNSの発達によって、

継続して自分たちのこだわりや考え方、取り組みを発信し続けている会社は

実はかなり少なくなってきています。

 

だからこそ、今がチャンス。

 

自社のこだわり、取り組み、信念を継続発信し続けた会社が、

大きな成果を出しやすくなっています。

 

情報発信の継続は力なり、です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【第3133回】 手法・ノウハウだけでは会社の成長はない

2019年07月29日 | 住宅コンサルタントとして

どういう商品を開発するか?

 

その商品の魅力をどのように発信していくか?

 

どうやって家を建てるお客様に来場していただくか?

 

来場していただいたお客様に契約していただくために

どういう手法で商談を進めていくのか?

 

優秀なスタッフの採用のために、どんなことに取り組むのか?

 

こうした手法・ノウハウは、業績を高めていく上で非常に重要です。

 

でも、こうした手法・ノウハウを習得することと

自社が良い会社になることは別ですし、

会社が成長することとも別です。

 

会社を成長させようと思うのであれば、

経営者はこうした手法・テクニックを習得するだけではダメで、

もちろん、営業や設計・現場管理やコストダウンなどの実務をして、

そこで満足していてもダメなのです。

 

経営者の仕事は経営です。

 

会社をより良くしようと思うのであれば、

そして会社を成長させたいのであれば、

トップは経営をしなければならないのです。

 

では経営者がやるべき仕事は何か?

 

ざっくりまとめると、下記のようになります。

 

1.事業計画を立て、理念、ビジョンを制定し、戦略を構築する

2.幹部や社員さん(もちろん自分自身も)が成長するしくみを構築する

3.新規事情・新商品・新サービス開発のため、外に出て学ぶ

4.自社のブランディング

5.社員さんが働きやすい環境や制度を整える

6.目標達成のために、各部署の仕事の進捗状況の確認

 

これらのことに取り組むのであれば、

経営者は実務なんてする余裕はないはずです。

 

実務だけをやって満足し、経営ができていない。

手法ノウハウだけを取得して満足し、経営ができていない。

 

停滞感がある中小の住宅会社に共通するポイントです。

 

より良い会社になるために、皆さんの会社は経営ができているでしょうか?

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【第3132回】 頑張れる理由

2019年07月28日 | 住宅コンサルタントとして

2005年7月25日に、

社会人となって最初に勤めさせていただいた会社を辞め、

2005年7月26日に前職のコンサル会社に入社させていただきました。

 

前職の時代に、前職の年収を基準に住宅ローンを組み、

年収が300万下がっての転職。

 

自分の銀行口座の残高を見れば、

3年目には前職並の収入にならないと

住宅ローンが返済できないことが明確。

 

成果を出し収入を上げなくては、

家族を路頭に迷わせるという運命が待っている中での転職。

 

仕事をバリバリやる気で転職したのですが、

初日、2日目となっても誰も「この仕事やって」という話も来ない。

 

このままでは仕事なんてもらえるようにもならないし、

誰も何も教えてくれないと悟った私は、

社内にいる方にとにかく稼げるようになるためには何をしたらよいか、

ということを聞きまくったり、

中途入社して稼いでいる先輩はどんなことを入社時にやっていたのか、

ということを教えてもらって、教えていただいたことを徹底してやりました。

 

そんな中、社内営業ということを覚え、

ちょっとずついろんな方に仕事を振っていただけるようになり

少し明るい未来が見えてきました。

 

当時、会社に出社する際は、毎日、家内がお弁当をつくってくれました。

 

極貧で、外食する費用も無かったからです。

 

ただ、会社にお弁当をつくって持ってきているコンサル見習いは私一人で、

どうやらそれまでに前例が無かったようで、珍しがられました。

 

毎日、朝早く出て、夜も終電で帰ってきたり、徹夜のため帰って来なかったり。

 

どれだけ遅く帰って来ても、

家内は弁当箱を洗って、次の日の朝、お弁当をつくってくれました。

 

子育ては丸投げしていたのにも関わらず、

一言も愚痴を言われたことはありませんでした。

 

たまに転職当時のことを思い出すのですが、

あの当時、馬車馬のように働くことができたのは、

支えてくれる家内と可愛い子どもたちに良い暮らしをさせてあげたい、

という思いがあったからだよな、と思うのです。

 

人は、特に私は、自分のためには、それほど頑張れない。

 

でも、人のためなら、頑張れるのです。

 

もし、今、あなたがあまり仕事のモチベーションが上がっていないとすれば、

「誰かのために」という気持ちが少なくなっていて、

自分のことを比較的大きく考えているのかもしれません。

 

人は、人のために頑張れる。

 

あなたは、今の仕事を通じて、誰にどうなってもらいたいですか?

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【第3131回】 肯定的ノームをつくれるか?

2019年07月27日 | 住宅コンサルタントとして

ルールや決定したことが実行されない組織は、結構多いかと思います。

 

例えば家庭で、「ご飯を食べる時はテレビをつけない」というルールをつくった。

 

でも親自身が大好きな俳優さんが出ているドラマの時や

オリンピックなどの大きなイベントのテレビ中継になると、

ご飯を食べる時もテレビをつけていたりしたとします。

 

するとお子さんの中には、

 

「何だ、ご飯の時はテレビを消す、というルールを守らなくていいんだ」

 

という考えが構築されます。

 

こういう空気感をノーム(=規範)と言います。

 

「5分前行動」というルールを社内につくっても、

それを守らないスタッフがいた際に、そこをリーダーが徹底的に注意しないと

 

「別に5分前行動しなくても、怒られないんだ」

 

という否定的ノームが出来上がるのです。

 

組織とは、ルールでも経営理念でもなく、このノームによって動くのだそうです。

 

このノームをつくる上で重要なのは、リーダーの行動です。

 

有言実行、率先垂範を徹底しておこない、

リーダー自身が決定したことを確実に実行するという姿を見せることで、

組織内に肯定的ノームをつくっていくことが、

強い組織をつくる上で欠かせないのです。

 

皆さんの会社に、肯定的ノームはありますか?

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【第3130回】 業態が進化すると細分化される

2019年07月26日 | 住宅コンサルタントとして

自社の名刺やパンフレットを洗練されたものにしたい。

 

かっこいいホームページを作成したい。

 

web広告を強化したい。

 

住宅会社を経営していれば、

上記3点、全て取り組みたいと思う方が大半でしょう。

 

上記3つのことを依頼する際、皆さんの会社は何社に相談しますか?

 

5年前、10年前であれば、1社に相談すれば良かったのかもしれません。

 

しかしながら、現代では3社に相談しなくてはなりません。

 

というのは、広告制作に関して、業界全体がかなり高度になり、

総合的に広く浅く知っているという会社では、

ある道のスペシャリストに全く歯が立たなくなっているのです。

 

紙(名刺やパンフレット)の制作やデザインにめっぽう強い会社もあれば、

web制作に関して実績を多々積み、ノウハウを持っている会社もあります。

 

しかしながら、web広告に関してはイマイチだったり、

映像制作や編集に関してはノウハウがなかったりと、

制作会社にそれぞれの分野の専門性が求められる時代なのです。

 

だから、自分たちが依頼したいことに対しての専門家と

お付き合いしなければならないということです。

 

それは、コンサルタントも同じですし、

会計士や社労士なんかも同じでしょう。

 

年々、業態が進化していますので、

まず日々、勉強していない人はその時点で退場すべきです。

 

そして皆さんの会社がお付き合いをしている業者さんや専門家の方は、

自分の専門の分野の、どこにおいてスペシャリストなのかを

しっかりと見極めてお付き合いをしていく必要があるのです。

 

例えばアパレルの世界は、男性女性の性別の他に

年齢別、スタイル別にかなり細分化されてブランドが存在しますし、

その他にもワークマンのよう作業服の耐久性+おしゃれ感だったり、

ナイキのようなスポーツウェアの機能性+おしゃれ感だったりと、

本当にますます細分化されています。

 

我々がいろんな業務を依頼する業種も同じことです。

 

そして住宅会社もお客様から見れば、

住宅の中の特にどの分野の専門家なのかが見えるよう、

情報発信をしていかなくてはならないのです。

 

業態が進化すると細分化される、ということは知っておいた方が良いでしょう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【第3129回】 新しい期を迎える前に

2019年07月25日 | 住宅コンサルタントとして

昨日、お伺いしていたクライアント様は、8月末決算。

 

2019年9月~2020年8月が来期です。

 

現時点で、今期決算は当然ながら黒字であり、

しかも売上高営業利益率も10%前後が確定しています。

 

そして来期である2019年9月~2020年8月の決算数字も

大幅な黒字が既に確定しているのです。

 

現時点でスタッフは5名。

 

来期は成長のために、更に2名、スタッフが増えますが、

それを見込んでも大幅な黒字が確定しています。

 

住宅会社は、実は1年先の決算を確定させながら

経営を組み立てることが可能で、

自社の成長に合わせていろんな手を打てる点でも、

本当に恵まれた業種だと思っています。

 

ゼロから住宅事業に参入され、実質丸3年。

 

私が理想とする経営をそのまま取り組んでいただいていて、

それは経営面だけでなく、

営業、マーケティング、お客様との関係づくりまで

本当に素直に取り組んで下さっています。

 

こういう理想的な経営ができているからこそ、

お客様のこと、従業員さんのこと、取引先様のことなどを考えて、

地に足のついた経営ができるのです。

 

こういう会社が増えていくことで、業界全体が良くなっていく。

 

そこを目指して、今日も仕事に向き合います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【第3128回】 業務力を高め、仕事の精度を高めていく

2019年07月24日 | 住宅コンサルタントとして

住宅業界の労働環境を良くするための一つの方法として、

現場がはじまったら、スムーズに完成まで進むようにしなければなりません。

 

着工前までに設計やコーディネーター、監督と協力業者さんの打合せが、

精度の高い図面をベースにしっかりとされていて、

いざ工事が始まったら、現場で打合せをするのが必要最低限で、

とにかくスムーズに仕事が流れていく。

 

そして監督も提示には帰ることができる。

 

こういう環境をつくるために、着工前の仕事の精度を高める必要があります。

 

ただ、この部分はかなり実務を経験した方でないと

具体的なアドバイスができないと個人的に思っています。

 

あるクライアント様で、着工後もバタバタしがちな住宅会社さんがおられます。

 

着工前にどの精度の図面をどれくらい用意して、

どんな段取りをしてから着工すると現場がスムーズに進むのか、

ということが知りたいということでしたので、

モデルとなるクライアント様をご紹介させていただき、

今度実務レベルの情報交換会をしていただくことになりました。

 

圧倒的レベルである業務をこなしている会社さんに

実際に足を運んで素直に取り入れることが、

自社の業務力を高める近道だと個人的に思っています。

 

何でもそうですが、真似から入ることが重要。

 

こうした機会を設定できるのも、

仕事も人間力も抜群なクライアント様のおかげです。

 

本当に自分は恵まれているな、と思いました。

 

住宅業界全体で仕事の精度を高め、職場環境を良くしていき、

1社でも多くの会社が素晴らしい会社になることを目指していきたい。

 

その実現のために、できることなら何でもしていきたいと思っています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【第3127回】 40代になると、20代、30代で積み重ねてきたものが出る

2019年07月23日 | 住宅コンサルタントとして

ビジネスパーソン、特に営業マンが

知っておかなくてはならないことの一つは、

歳を重ねれば重ねるほど、売れにくくなるということです。

 

若い頃は、お客様に可愛がられることで選ばれることもあります。

 

30代は、20代の頃から積み重ねてきた経験と度胸、知識に加え、

そこに若さも加わることでバランスが良く、

最も売れやすい環境と言えるでしょう。

 

しかしながら、40代になると、

それまである程度の成績を残せていた方で

急に売れなくなるケースも出てきます。

 

40代ともなると、大半のお客様よりも年齢が上。

 

40代なのに、お客様の質問に即答できる知識もなく、

何の資格も取得していない。

 

更に30代のようなバランスの良さも若さもない。

 

お客様からすれば、知識も大してなく、若さもない営業マンは

魅力的では無いのです。

 

ですから40代になると、圧倒的な知識と経験に加え、

品の良さや美しい所作など、お客様から尊敬されるような部分を持っていないと、

お客様から選ばれなくなってしまうのです。

 

そのために、20代、30代と努力を積み重ね、

自分自身を磨き続けなくてはなりません。

 

こういうことをいろんな方にお伝えするのですが、

ピンとくる方と、全く刺さらない方とにリアクションが大きく分かれます。

 

大抵の場合、「まあこの方は間違いが無い」という優秀な方が、

今のままでは自分は通用しなくなる、と思っていて、

逆に「このままじゃ、この人は危険」という方は、

こうした話が自分事ではないんですね。

 

40代は、過去に自分が積み重ねてきたことが

自分の言動からにじみ出る時代。

 

若い頃に努力をしてこなかった人が、現実を突き付けられる時代。

 

皆さんは、20代30代の頃、やるべきことをやってきましたか?

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【第3126回】 着工前にどんな図面を準備するか?

2019年07月22日 | 住宅コンサルタントとして

住宅業界において、マーケティングや営業に関しては、

いろんな情報が世に出ているので、

勉強好きな会社であれば、

最先端の手法を自社に取り入れることは

それほど難しいことではありません。

 

しかしながら、設計や工事に関しては、

まだまだ情報が出ていない部分が多々あると思います。

 

業界全体を良くしていくためには、

とにかく着工前に全ての仕様を確定させ、

それを図面に落とし込む。

 

精度の高い標準のおさまり図などを会社として用意し、

とにかく職人さんが現場に入る前に

必要な情報が全て届いている。

 

そして現場が始まる前に、

全員がしっかりと制度の高い図面を読み込み、

頭に情報を叩き込んだ状態で現場がスタートする。

 

すると、現場がスムーズに進み、現場監督が振り回されることなく。

全員の時短につながり、業界の労働環境がとても良くなると思います。

 

そのためには、着工前にどの図面をどの精度で準備するのか、

ということが重要ですが、ぶっちゃけ、住宅会社ごとに

図面の種類や精度がバラバラだったりするのです。

 

これを解消するためには、何が必要か?

 

私個人的には、監督や設計がいろんな会社と交流し、

各社の着工前の取り組みを勉強することで、

着工前につくりこむ図面の精度を高めていくことが重要だと思います。

 

そして図面の基準が無い会社は、

どこかの住宅FCやVCに加盟し、規格住宅を扱われるのも一つかと思います。

 

私自身が大きく関わらせていただいている、

2019年10月から本格的に稼働する、あるプロジェクト。       

 

全国各地の住宅会社の売れ筋商品や

全国の優秀な若手設計士さんが設計したプランを規格住宅化し、

各商品に制度の高い図面がセットでついてきます。

 

ここのノウハウを活用して、

自社の設計や工事担当者の実務量を軽減していければ、

業界はもっと良くなると思っています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【第3125回】 建材店・サッシ店・木材店に必要な発想

2019年07月21日 | 住宅コンサルタントとして

サッシ店・建材店・木材店の商売の基本と言えば、

商圏エリア内でより多くのお客様をつくり、

家1棟分の商材における納材シェアを高めることでした。

 

配送にかなりの時間と手間がかかるため、

自社から遠く離れた得意先はお付き合いしにくい。

 

ということで、かなりエリアを絞って商売をするということがセオリーでした。

 

しかしながら、この考えはもう古いということを

昨日、クライアント様から教えていただきました。

 

もう大半の工務店、住宅会社は生き残っていけない。

 

これからの時代、重要なのは生き残っていく得意先と

より深くお付き合いしていくことだ。

 

そのためには、エリアを気にせずお付き合いができる商材を扱い、

勉強熱心で市場や顧客の変化に適応できる会社と取引する。

 

そういう得意先に必要とされるよう、

自社の営業スタイルを変えていくということが重要ということを

クライアント様のスタッフさんから気づかせていただいたのです。

 

勉強しない工務店。

とにかく感性がずれまくっている工務店。

経営者が自分のことしか考えず、

取引先も社員さんもついてこない工務店。

 

こういう取引先は変わらないのです。

 

まあ、本当に大半の企業は変われない、

と思った方が良いです。

 

それくらい、すなおでない企業、感度がズレている企業の割合は高い。

 

だからいかに自社に近く、

現時点でそれなりの仕事をやっている先でも、

時代の変化に適応できない先は、取引を減らしていき、

皆に必要とされる得意先、感度が抜群の得意先を見つけ、

そことの取引先を増やしていくということが重要なのです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【第3124回】 教育カリキュラム

2019年07月20日 | 住宅コンサルタントとして

私、社会に出てはじめて勤めさせていただいた会社で、

本当にいろんなことを教えていただきました。

 

今、この仕事をさせていただく中で、

本当に当時の経験が役に立っています。

 

入社してすぐに2週間の合宿があり、

ここで名刺の渡し方や電話の取り方、

更には上座下座のことなど、社会人としての基本を教えていただきました。

 

そしてそれらの研修を終えた後、

皆、各部署に配属が決定し、

それぞれの部署で先輩の同行をさせてもらったり、

更には工場や受発注センターなどいろんな部署に数日間、配属され、

自部署以外の仕事がどのように回っているのかを知る機会をいただきました。

 

そして実際に先輩に1カ月同行し、

先輩から簡単な仕事を任せてもらって実務をこなし、

入社して半年後に自分担当のお客様をもらって、

実際に営業マンとして仕事をスタートするようなカリキュラムでした。

 

そして実際に自身が担当を持たせてもらっても、

入社後1年間は毎月、札幌に集まって

同期のみんなの成長を確認したり、

実際に担当を持っていろんな壁にぶち当たったことを

皆でシェアしたり、対処法を研究したりと

とにかく充実していたのですね。

 

たまたま私は、最初に働かせていただいた会社の

教育カリキュラムが充実していた。

 

でも実際には入社後の研修プログラムが充実していない住宅会社が

日本にはまだまだ多いような気がします。

 

その理由は、経営陣や幹部が、

未経験の学生の育成手法や育成プロセスを知らないから、

ということくらいで、逆に言えば、

そういったことの正しい事例を知ることができれば、

どの住宅会社も未経験の方を育成できるようになるのではないか、

と考えたりします。

 

業界をより良くしていくために、

モデルとなる育成カリキュラムをつくってみようと思います。

 

皆さんの会社には、新人さんや業界未経験の方が

最短で一人前になるカリキュラムがありますか?

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【第3123回】 やりたい仕事をするためには?

2019年07月19日 | 住宅コンサルタントとして

おそらく大半の方が、自分がやりたい仕事に就けている訳では無いと思います。

 

早く寿司を握りたいと思っている寿司職人さんの見習いさんは、

来る日も来る日もお皿洗いやお店の掃除ばかりさせられている、

なんてこともあるでしょうし、

早く試合に出て活躍したいと思っているスポーツ選手が

ずっと二軍でトレーニングばかり、ということもあるでしょう。

 

自分がやりたい仕事に就くためには、

今、与えられた仕事で圧倒的な成果を出し、

基本、周囲に認められることが必要であって、

自分の意思だけではなれる訳では無いということを

知っておかなくてはなりません。

 

最近の自己啓発系の本であったり、

芸人さんや自称カリスマ経営者を気取っている方たちが、

とにかく自分のやりたいことに挑戦し、貫けと言っていることの裏で、

周囲に認めていただけないと、やりたいことをやらせてもらえない、

という組織で働く際のルールや現実が抜けていることに、

勘違いをしない若い方が多くならなければ、と思っています。

 

自分がやりたいことをやる。

そのために、どこかで修業することは大切でしょう。

 

ただ、その会社で修業を積ませてもらって、

自分はある一定の経験を積めたので次のステージへ、

と考え、行動する人が居たとしたら、

それって皆さんどう思いますか?

 

完全に自分のことしか考えていない。

周囲に感謝の気持ちもない。

 

周囲の人がそういう人を応援するでしょうか?

 

実際、私が以前働かせていただいていた会社で、

 

「俺、二年経ったらこの会社を辞め、独立するんです」

 

と言っていた新卒の方がいましたが、

自分のことしか考えない奴だな、と思い、

私、距離を思いっきり取ってしまいました。

 

いつか次のステージに行くにしても、

その会社で学ばせていただいたことに対して

しっかりと成果でお返ししてから次にいかないと・・・。

 

自分のことしか考えていない奴を

応援して下さる方もいないですし、

何より運気が上がる訳ないですよね?

 

コツコツと努力し、

与えられた環境の中で成果を出し、

周囲の人やお客様に貢献できるビジネスパーソンが、

はじめて自分のやりたいことを実現できるのだと

個人的に思っています。

 

そして

 

「自分がやりたいことをやるために、自分のことしか考えていない奴は

誰からも必要とされなくなるし、運も下がり、ツキもなくなる」

 

「人と違う花を咲かせることは悪いことではないが、

人から必要とされる花でなければ意味が無い」

 

という現実もどこかの段階で誰かが教えてあげなくてはならないのでは、

と最近、強く感じます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【第3122回】 若い頃の挫折のおかげで・・・

2019年07月18日 | 住宅コンサルタントとして

仕事に対する自分の価値観を構築する上で、

いろんなことを教えて下さったクライアント様のところに昨日、

お伺いしておりました。

 

いつもいろんなことを教えて下さる上に、

会話の中で的確にこちらの潜在的な考えを引き出して下さったりと、

毎回、こちらの方が勉強をさせていただいているのですが、

昨日もいろんなことに気づかせていただきました。

 

社会人になって23年、コンサルタントになって14年。

今でも仕事に対する熱量は落ちていません。

 

そして今でもしっかりと量をこなしつづけているのはなぜか、

ということを私自身、考えたこともありませんでしたが、

昨日、クライアント様の社長とお話をさせていただく中で、

新たな発見がありました。

 

それは、仕事に対する熱量の源は、

 

「自分には仕事しかない(それ以外の分野では、一番を目指せない)」

 

ということではないか、ということです。

 

若い頃からいろんなことにチャレンジし、

熱中するとトコトン取り組んできたつもりですが、

正直、どの分野でも一番にはなれなかった。

 

高校生の頃、真剣にテニスに取り組むも、それなりのレベルで終わり、

受験勉強もトコトン、チャレンジしましたが、志望校に二年連続で不合格。

 

大学生活は思いっきり楽しみましたが、

就職活動の時は200社以上の会社にエントリーし、

とにかく時間をつくっては会社説明会や面接に参加し、

結果、3社しか内定をいただけなかった。

 

学生時代に、実績として誇れるものを生み出せなかった。

 

すなわち、過去の栄光にすがりたくてもすがれないまま、

社会に出た訳です。

 

その結果、最初の会社で仕事をさせていただく中で、

いきなり子会社に出向となり、施工や施工管理、アフターの仕事をしていても

自分には仕事しかもう残されていないから、耐えることができた。

 

営業でしっかりと実績を出さなければ、いずれ必要とされなくなる、

という危機感を若い頃から持っていたので、自分なりに本を読んで勉強した。

 

仕事に全力で没頭できたのは、もちろん家内のサポートが大きい訳ですが、

誇れるものも取り柄も、もう仕事の中でつくるしかなかった、

という自分の境遇が大きいのかな、と改めて感じたのです。

 

そう考えると、若い頃、何かに真剣に打ち込んだのにも関わらず、

そこで成果を出すことができなかった、という経験は、

大人になってからも無駄にはならない、と気づかせていただきました。

 

若い頃の挫折って、実はとても貴重な経験なんですね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【第3121回】 子どもの人生観、労働観を構築するサポート

2019年07月17日 | 住宅コンサルタントとして

長男、次男共に家を出て一人暮らしをするようになってから、

二人ともいろんなことを話してくれるようになりました。

 

まあ、親がうっとおしい存在から、

少しはありがたさを感じてくれてるような気がします。

 

私が仕事から帰宅すると、ちょうど次男が帰ってきていて、

親子二人でご飯を食べながら、じっくりと話すことに・・・。

 

次男がまだ小さい頃、私のことをどう思っていたのかを聞くと、

 

「まあ、マジで家におらんかった。

土日にオトンが家にいた記憶が無い」

 

とのこと。

 

長男、次男共に、同じことを言われました、

 

一般的な家庭の父親のように、子どもとキャッチボールをしたり、

遊園地に連れて行ったりといったことはほぼ無かったですし、

まあ、この部分は反省しないといけないかな、と思います。

 

ただ、なぜ私が仕事にそれだけ没頭していたかは、

家内がちゃんと説明してくれていたので、

大学に行くことができることも、一人暮らしができることにも

感謝をしてくれているようです。

 

会話をしばらくしていると、次男からいきなり、

 

「オトンの座右の銘って何なん?」

 

と質問されました。

 

皆さん、同じことを自分の子どもに質問されたら、即答できますか?

 

私、座右の銘は「量は質に転換する」ということで、

とにかく成功している人はメチャメチャ量をこなしている人だ、

だから圧倒的な量をこなすことをいつも意識している、

ということを伝えました。

 

大学受験の時、メチャ勉強したのにも関わらず志望校に受からない。

学生時代、メチャテニスを練習したのにプロのレベルに到達しない。

自分に残された道は、仕事しかない。

だから仕事で一番になれるよう、仕事の量だけはやってきたかな、

というようなことを次男に話しました。

 

割と我が家の子ども達はこの手の話が好きなようで、

 

「オトンの仕事に対する熱量、俺も持てるかな・・・?」

 

なんてかわいいことを言っていました。

 

子どもの人生は、子どもが決めるもの。

ただ、その決定のために必要な人生観や労働観をつくるために

いろんな話をしていくことでサポートできたら、と思っています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする