鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1127回】 感謝し、相手の苦手な部分をフォロー

2014年01月31日 | 住宅コンサルタントとして
自分で言うのも何ですが、結構、我が家の家族関係は良い感じだと思っています。

我が家はワンコの杏を入れると5人家族ですが、
それぞれがそれぞれの持ち味を発揮し、互いに協力し合っています。

家族関係のベースは、やはり夫婦の仲。

まあ、喧嘩も結構多い方だと思いますが、
良い夫婦関係を維持しているのは、いくつかのポイントがあると思います。

我が家の家内が、いつもやってくれることで、ありがたいことをまとめると・・・

・家で食事をする際、必ず揚げ立て、焼き立ての料理を出してくれる
・毎朝、仕事に行く際、外まで出て見送ってくれる
・自宅で仕事をしていると、何も言わなくてもお茶を入れてくれる
・夜、どんなに遅くなっても、起きて待っていてくれる
・朝、どれだけ早い時間に起きようとも、必ず一緒に起きる
・2か月の間、休みが1日もなくとも、文句を言わない
・1か月の生活費を渡す際、「ありがとうございます」と言ってくれる
(我が家では、家計は私の担当なのです)

などが挙げられます。

改めて考えると、感謝、感謝ですね。
とにかく、仕事に打ち込める環境をつくってもらっています。

私自身がやっていることとしては、

・仕事の面で心配をかけない
・休日には、料理は基本、私がする
・休日のワンコのお散歩やお買い物には付き合う
・長期休みの際の旅行の計画や手配を全て行う

などが挙げられます(って、少なっ・・・)。

お互いに感謝の気持ちを持って、相手の苦手な部分を補う。
これが夫婦関係や家族関係を良くするポイントだと思うのです。

仕事に打ち込めるのも、家庭環境が良く、落ち着いているからこそ。

良い家庭を築くために、感謝の気持ちと相手の苦手な部分をフォローするようにしたいですね。
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【第1126回】 根底にある思想

2014年01月30日 | 住宅コンサルタントとして
住宅会社として、何か新しいことに取り組もうと思った時、
また現状、苦戦しているので、何か別のことに取り組もうと思った時、
こういう時に、いろんな選択肢があると思います。

住宅のフランチャイズに加盟したり、ボランタリーチェーンに入るのも1つ。
ノウハウを販売している会社から、ノウハウやツールを購入するのも当然、アリだと思います。
もちろん、コンサルタントを活用する、という手もあります。

複数の候補の中から外部の力を活用しようとする際、何を基準に絞るといいのか?

考えたことってありますか?

多くの場合、その商品力やノウハウの質を見がちだと思うのですが、
それだけでは不十分だという考え方を教えていただきました。

外部のパートナーと組む場合、最も重要なのは
その会社の根本にある思想が自社の価値観と合うかどうか、
ということだそうで、私もその考え方を教えていただいた時、納得しました。

市場は常に動いています。
お客様の求めていることも変わり続けます。

根底の思想の本質がしっかりとしている会社だと、
それらの変化に適応して、ノウハウが進化していくのですが、
思想が浅い会社だと、その変化に適応出来なかったり、
そもそも考え方が浅いので、すぐに飽きられてしまったりするということなのでしょう。

今、住宅業界では、いろんな会社がいろんな企画商品をパッケージ販売していたり、
ボランタリーチェーン展開をしていたりしますが、
それらが扱っているノウハウや商品だけを見るのではなく、根底の思想を見る。

そこを見ると、数年先には本部は実質的に本部機能を放棄しているであろうと感じるところも
結構な数、あるなぁと思います。

更に無数にいるコンサルタントも然りです。

根底にある思想で判断する。
皆さんは、どう思いますか?
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【第1125回】 誠実で正直でありたい

2014年01月29日 | 住宅コンサルタントとして
このお仕事をさせていただく中で、あまり耳にしたくないことを耳にする機会が、残念ながらあります。

それは、適当すぎる営業マンの話です。

出来もしないことをお客様に簡単に「出来ます!」「やります!」と約束したり、
その場を取り繕うために、口から出まかせを言ってしまう奴が、残念ながらある一定数、いるのです。

この世で最も高額な商品を扱っているという自覚。
家づくりはお客様にとって、一生に一度の、大きなイベントであるという現実。

この重さを理解できずに仕事をしている奴が、残念ながら一部、業界内にいるのです。

嘘をついたり、出来もしない約束を個人の判断で勝手にお客様としてしまい、
事が大きくなって自分の手に負えなくなって、責任が取れなくなる。
そしてお客様にも会社にも多大な迷惑と損害を与えてしまうのです。

こういう人は、

「嘘をついてはいけません」
「人様に迷惑をかけないようにしなさい」
「人様のお役に立てるよう、生きなさい」

というような、人としての当たり前のことを小さい頃に教えてもらってこなかったのかな?
と思ってしまいます。

ビジネスパーソンとして、スキルを高め、知識を増やすことはもちろん大切ですが、
人として最も大切な基礎中の基礎である「嘘をつかない」「正直である」ということが
守れないようでは、責任ある仕事が出来る訳がありません。

どれだけ結果を出そうとも、嘘をつく人、誠実でない人は退場してもらうべきだと思っています。

誠実で正直でありたいものです。
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【第1124回】 つながり、ご縁を深めていく

2014年01月28日 | 住宅コンサルタントとして
良い家をお求めやすい価格で建ててお引き渡しをすることは当たり前。
商品力だけでは今後、ますます差がつかないようになっていくと思います。

私が個人的に超一流だと思っている住宅会社さんは、
良い家を提供していくことに加え、お引き渡し済のお客様としっかりとつながっています。

何かイベントを企画すると、100名単位でOB様が集まって下さる。

中にはイベントで1000名以上のOB様を集めておられるクライアント様もおられます。

こういうお話をすると

「どういう企画だと、OB様をそれだけ多く集められるのですか?」

と思いっきり売り手目線の発想で手法を質問される方もいるのですが、
そういう発想をしていることが問題だと思います。

手法論・テクニック論ではなく、お客様とのご縁を大切に深めていく。
その輪を広げていく。
それこそが、商売をやっていく上で最も大切なことだということを腑に落ちて分かっていないとダメです。

その上で、

「OB様に喜んでいただける、気軽に参加していただける企画は何だろうか?」

という、お客様の視点で企画を立てていくことが大切だと思っています。

何か企画をした場合、どれくらいのOB様が参加して下さるのかが、
自分達のこれまでの商売に対する、純粋な評価だと思います。

今の売り上げがなかなか上がっていなくとも、
何かの機会にお声掛けをした際にOB様がちゃんと集まって下さる会社は、
長い目で見たときに必ず業績は上がっているでしょう。

私自身もそういう経営を目指しています。

つながり、ご縁を深めていくことが皆さんの会社では出来ていますか?
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【第1123回】 家づくりセミナー

2014年01月27日 | 住宅コンサルタントとして
毎年、主に冬場が中心ですが、
クライアント様の見込みのお客様を対象に、家づくりセミナーを開催し、
そこで講師をさせていただいております。

住宅業界の方を対象にお話をするのは、出来て当たり前。
一般のお客様相手に、どこまで分かりやすくお伝えし、
更にお客様が家を建てる気持ちになっていただくか?

商談に入る前の「いつか家、建てられたらなぁ・・・」という、いわゆるウォンツの段階のお客様に、
どこまで動機づけをしていただけるのか、ということにチャレンジする訳です。

ここで肌感覚で感じた部分を参考に、
当初、話すつもりだったテーマをそのまま継続するか、改良するか、話さないかを決めていく。

改善・改良を重ねていきます。

昨日、3組のお客様をクライアント様が集めて下さったのでお話をさせていただきましたが、
初めての試みをチャレンジしました。

それは、お客様に電卓をお渡しし、自分で計算をしていただく、というもの。

なかなかの反応だったと思います。

今回の反省を踏まえ、また内容をブラッシュアップしていきます。

それにしても、エンドユーザー様とお話をさせていただくことで、
いろいろな発見があり、そこから多数のアイデアが生まれてきます。

今年も時間をつくって、エンドユーザー様と接点を持ちたいと思っています。
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【第1122回】 商売の王道を歩む

2014年01月26日 | 住宅コンサルタントとして
昨日はとあるエリアのクライアント様のリフォームイベントを見学させていただいておりました。

ご縁を頂戴して4年。
リフォーム事業に参入していただいて3年。

この地域は、リフォームで多店舗展開している会社が多数、出店していて、
そんなに簡単にリフォーム事業が成功しないと思っていました。

そこで、とにかく商売の王道を貫いていただくことをご提案させていただいておりました。

一度、自社でリフォームをご依頼して下さったOB様が、
次にリフォームをされる際も必ず自社に依頼して下さる。

OB様自身の周囲の方に、「あの会社、とても誠実に工事をしてくれるわよ!」と
良い噂を地域に流して下さる。

そしてOB様自身が、このリフォーム店をずっと応援したくなる。

こうした状態をつくることを目標として、
3年前から当たり前のことをコツコツと積み重ねていただいておりました。

その結果、昨日1日限りのイベントに来場は110組以上。
しかも優良OB様に招待状をお送りしているのですが、
招待状をお送りしたOB様の50%以上が足を運んで下さるという、
OB様とのつながりが着実に深くなっていることを肌で感じさせていただけました。

その地で商売を続ければ続けるほど、応援して下さるお客様がドンドン増え、
年々商売がやり易くなっていくことが、商売の王道だと個人的に思っています。

このクライアント様は、間違いなく商売の王道を歩んでおられると確信出来ました。

周囲には多店舗展開していて、この地にも進出してきたリフォームショップが多々ありますが、
それらの企業とは競争にならず、独自の道を歩んでいけると思います。

一見、時間と手間がかかり、即効性もありませんが、
中小企業こそ、王道を進まなくてはならないと思っています。

皆さんの会社は、商売の王道を歩むことが出来ているでしょうか?
良い評判がOB様の間で起こっているでしょうか?
商売を続ければ続けるほど、応援して下さるお客様が増えていっているでしょうか?

クライアント様と共に弊社も、商売の王道を歩んでいきたいと思っています。
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【第1121回】 入社一年目に師匠から学んだこと

2014年01月25日 | 住宅コンサルタントとして
私は2005年7月26日に、前職のコンサルティング会社に転職しましたが、
その年の年末までに、これまで体験したことが無いことをたくさん体験することが出来ました。

そのきっかけをつくってくれたのは、私の師匠でした。

コンサルタントを目指していた時に、自分なりにいろんな本を読んで勉強していたつもりでしたが、
転職して師匠に進めてもらった本は、中村天風さんの本でした。

1冊1万円以上する本がこの世にあるとも知らず、
本を読む前にかなりビビってしまった私。

師匠は自ら買って、何度も読み返してぼろぼろになった本を

「返すのはいつでもいいですから、是非読まれるといいですよ」

と貸して下さいました。

中村天風さんの本は、私がこれまで読んできた本とは全く視点が異なる内容が多々あって、
日々の時間の過ごし方などについて、如何に自分が甘かったかということを思い知らされ、
また人として次元が高い方は「こういうモノの見方をするのか!」と
ひたすら感動しながら読ませていただきました。

師匠は右も左も何も分からない私に、細かな指示など一切出さず、
自由にさせていただいておりましたが、当時の私はクライアント様が1社もない状況。

正直、サボろうと思えば、いくらでもサボれる環境でした。

しかしながら、3年で成果が出なければ、自己破産するように住宅ローンを組んでいた私は、
とにかく一人前にならねばならず社内のいろんな方にお願いして仕事をいただく日々を過ごしていました。

貪欲に、がむしゃらに仕事をして、週の半分は会社に泊まり込み、
頭はギトギト、かなり臭い異臭を放っていたと思いますが、
そうした結果、全社研修の中で「中途社員大賞」という名誉ある賞をいただくことが出来ました。

これは、その年に入社した中途社員の中で最も頑張った人に贈られる賞で、
正直、「何で俺やねん?」と思いながらも、とても嬉しかったことを覚えています。

そんな中、師匠は私に、

「東京の一流のレストランで食事をしましょう!
是非、奥様もお連れ下さい。
新幹線のチケットや宿泊するホテルはこちらで用意しますから、是非来て下さい」

と食事に誘ってくださいました。

連れて行ってくれたお店は、当時の私では絶対に利用出来ない「カシータ」でした。

師匠はポケットマネーで私たち夫婦を招待して下さり、
一流のサービスを体感する機会を作って下さいました。

そこで得たサービス、感動がきっかけとなり、
一流のサービスを年に数回、身銭を切っていくようになったのです。

当時、年収は低く、かなり厳しかったですが、
コンサルタントはとにかくいろんなことを体感することが大切だ、ということを教えていただきました。

今でも日本各地や海外に足を運んでいろんな経験をするようになったのも、
一流店や一流の人を知るきっかけをつくってくれたのも、
全て師匠のおかげなのです。

コンサルタントも、住宅営業マンも、
絶対に一流のサービスを受けておくべきだと個人的に思っております。

一流を知っておくことで、自分がどこを目指すべきかに気づくことが出来るからです。

皆さんは最近、一流のサービスを受けられましたか?
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【第1120回】 セブンプレミアム、セブンゴールドにはまっています

2014年01月24日 | 住宅コンサルタントとして
セブン&アイの鈴木敏文会長の「売る力」を何度も繰り返し読んでいるうちに、
セブンプレミアムやセブンゴールドといった、セブンイレブンのPB商品にはまっている
鬼山住宅コンサルティングの鬼山です。

先日、セブンゴールドの「金の麺」を購入し、そのあまりの美味しさに唸ってしまいました。

我が家の子どもはインスタントラーメンを食べないのですが、
この金の麺は、普通に食べることにビックリしました。

更に先日、みそ鍋を自宅でしまして、最後の〆にこのラーメンを入れたのですが、
スーパーで売られている生麺を入れるより、この金の麺の乾麺を入れた方が美味しいのです!

また別の日に、セブンプレミアムの冷凍食品である「海老のトマトクリームパスタ」を購入しましたが、
麺はアルデンテ状態ですし、ソースの味も抜群に美味いのです!

これが298円。

1500円のイタリアンレストランのパスタよりも美味しい!

金の食パンは正直、あまり美味しいとは思わなかったのですが、
麺とパスタは自分の中で大ヒットです。

そしてこうした生活に密着した話題は、
年齢、性別、職業に関係なく、いろんな方とコミュニケーションをとる際にとても役立ちます。

カレーやハンバーグにはまだチャレンジ出来ていないのですが、
それらも一通りチャレンジしたいと思っております。

こうした、家に持って帰って食べられる食材が充実してくると、
単純に「食べる」ことがメインのお店を利用する機会は減ってくるでしょう。

ワインに合うパスタがちょっと食べたくなったとき、
これまでだと自分でつくるか、イタリアンレストランに行っていた人が、
セブンプレミアムのパスタとワインをセブンイレブンで買ってくるだけで用が済んでしまうのです。

しかも、価格は安いですよね。

ですから、ファーストフードを含む飲食店は、
メインの商品である食べ物以外で如何に付加価値を出していくのかということが
今後の経営のテーマになっていくでしょう。

そして実は、住宅業界においても、こうした現象がいずれ起こるであろうと思います。

もちろん、住宅会社が飲食店であり、
ある業態のお店がセブンイレブンのような付加価値を提供してくるようになる可能性が高い、
と個人的には思っています。

そうなってからでは遅いので、今から住宅会社として、
今後の環境に備えてしっかりと準備をしていかなくてはならないでしょう。

その私なりの答えをあるクライアント様と一緒に、今年の夏以降、カタチに出来ればと思っています。
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【第1119回】 他社視察

2014年01月23日 | 住宅コンサルタントとして
昨日は、とあるエリアのクライアント様に、
全国から同業種のクライアント様に集まっていただいて、情報交換会を午前中に開催。
そして午後からはこれまたあるメーカーさんの取引工務店に集まっていただいての
情報交換会を開催しておりました。

1日で20社以上の視察を受け入れて下さったクライアント様に心から感謝です。
本当にスタッフの皆様全員で、温かくお迎えして下さいました。

その受け入れ姿勢やおもてなしの心などもすごく感じていただきたかったのですが、
参加して下さった企業様は感じてくれていると嬉しいです。

また非常にお忙しい中、北は東北から、南は九州・鹿児島から参加して下さった、
参加企業様も本当にお疲れ様でした。

初めてお会いする方ばかりでしたが、これらの出会いが何らかの進化発展の起点になれば幸いです。

さて、私自身、いろんな会社さんを調査したり、視察に行ったりしますし、
クライアント様にも、とてもおすすめしています。

なぜ、他社を視察しなくてはならないか?

それは、常に自社の商品や営業、マーケティング、教育、サービスなどを
市場のお客様が求めるものに改善し続けなければならないからです。

同業種の視察はもちろん大切ですし、異業種の視察・見学もとても大切だと思います。

視察する目的は、自社を変えていくことですから、
視察をさせていただく企業様の素晴らしいところ、良いところだけを見る。

その良いところの中で、自社に取り入れられる部分をピックアップし、
自社に戻ってすぐに取り入れる。

数か月、実践してみて効果を検証する。

自社に合わなければ、それはやめる。
自社に合うのであれば、それを更に改善・改良していく。

視察から帰った後、どれだけこれまでの自社のさまざまな点を改革できるかがカギです。

参加された各企業様が、今後の進化されるのか?
それをお手伝いするのが、私の仕事でもあります。

志を高く持ち、現状に満足することなく、
常にお客様に満足していただけるよう、自分を磨いていきたいですね。
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【第1118回】 若手の社員さんが育つ環境

2014年01月22日 | 住宅コンサルタントとして
昨日、嬉しいことがありました。

長年、お付き合いをさせていただいているクライアント様の今期の決算が
ご縁を頂戴して以来、過去最高になることが確実なのです。

ただ、個人的には1年の決算が過去最高かどうかは、実はあまり関心がありません。

それよりも、3年、5年と見たときに、
安定して稼ぎ続けられるようになっているのかどうかの方がよっぽど重要です。
そうした視点で見させていただくようにしています。

このクライアント様では、毎年、営業マンの中でブレイクする方が出ていて、
営業部隊の戦力が一気に整いました。

若くて優秀。
更に面倒見の良い方が複数名、出てきています。
だから若くて業界未経験のスタッフさんが入社されても、
1~2年でちゃんと育つような環境が出来ているのです。

また商圏内におけるマーケティングの軸もここ5年、ずっとブレていません。
深堀りがしっかりと出来ているのです。

企業における最大の財産は、社員さんそのものです。
その社員さんが、優良な顧客を増やしていくのです。

業界未経験の若手社員さんが入社しても、順調に育っていく環境が出来ているということは、
住宅会社にとって何よりも重要な環境だと思います。

商品開発力も大事ですし、コスト競争力も欠かせません。
戦略を構築し、実行する力も当然、必要です。

でも、それらが揃っていても、スタッフさんが育つ環境を用意出来ていない会社が多いのです。

皆さんの会社では、若手スタッフさんが育つ環境をつくれていますか?
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【第1117回】 創業者の言葉の重さ

2014年01月21日 | 住宅コンサルタントとして

衝撃的なニュースが昨日、目に飛び込んできました。

前の職場、船井総合研究所の創業者である船井幸雄会長
(私が在籍中の頃、先輩たちはみんな船井幸雄最高顧問のことを船井会長と呼んでおられました)が
お亡くなりになったそうです。

今の自分があるのも、船井総研でたくさんのことを学ばせていただき、
素晴らしい出会い、ご縁を頂戴したからです。
船井総研という会社が無ければ、今の自分は120%ありません。

その環境をつくって下さった創業者の船井幸雄さんのご冥福を心からお祈りいたします。

これまで、私はトステム株式会社(現株式会社LIXIL)、株式会社船井総合研究所という、
2つの会社で働かせていただいたのですが、
その2社とも創業者が素晴らしい言葉をたくさん残されています。

その言葉は今でも思いっきり私の心の中に残っていて、
自分の考え方や行動の源になっています。

トステムの創業者である、潮田健次郎さんがおつくりになった言葉だと思いますが、

「住は聖職なり」
「良い家に住むことは万人の願い
この願いを実現するために私たちは働く」
「品質主義の実践
私たちは仕事の品質を高め、社会に貢献します
顧客主義の実践
私たちはお客様の目で物を見て考えて行動します
人間主義の実践
私たちは自信と誇りと情熱をもって仕事に精励します
公正主義の実践
私たちは公明正大をもって行動の規範とします」

などなど、退職して9年近くになりますが、今でも鮮明に覚えています。

社会人になりたての、世の中をナメナメで見ていた自分が、
仕事をするのは、「社会に貢献する」ためなんだ、と教えていただいたり、
「常にお客様の目で物を見て、考えて行動しなくてはならないんだ」と気づかせていただいたり。

本当に仕事をしていく上で絶対にはずせないことを教えていただきました。

また、「住は聖職なり」という言葉も、一生自分の心から無くなることはないでしょう。
それくらい、重くて責任感のある仕事なのです、住宅業界で働くって。

また、船井幸雄さんの言葉は、これまた簡単なのですが、ズシッと心に届くというか、
人が生きていく上で絶対にモノにしておきたいことをたくさん教えていただきました。
(レベルが高すぎて、まだまだ自分は本質をマスター出来ていませんが・・・)

すなお
プラス発想
勉強好き
長所伸展
時流適応
過去オール善
即時処理
などなど・・・。

自分は出来ているのかと問われれば、「どれも中途半端です」としか言えません・・・。
まだまだ修業が足りません。

ただ、本当に素晴らしい会社をつくられた創業者の言葉には、
何とも言えないくらい、私にとっては重いです。

これらの言葉を胸に、今、仕事が出来ることに感謝をして、
目の前の仕事に真剣に取り組んでいこうと改めて思いました。

皆さんの心には、どんな言葉が刻み込まれていますか?

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【第1116回】 強みを活かす

2014年01月20日 | 住宅コンサルタントとして
自社の強みは何か?
自社が大切にしたいことは何か?
これならば、絶対に負けないという分野はどこか?

こうしたことを経営者は常に考え続けなくてはなりません。

その強みを活かしてお役に立てることは何か?
自社の強みを活かすことで、どんなお客様のお役に立てるのか?

自社の強みを活かすのに最適なお客様の層を見つけなくてはいけません。

この「自社の強み」と「それを活かせるターゲット」が明確になると、
マーケティングにおけるいろんなアイデアがたくさん吹き出てきます。

それを形にし、実際に活動して効果を測定し、検証を繰り返していくと、
市場にピッタリ合うやり方が見つかるのです。

自社の強みが無い会社は、まずつくるところから始めないとダメですが、
強みがあったとしても、それを伝えるべきターゲットが間違っていると全く効果はありません。

昨日、とあるクライアント様でいろいろと打ち合わせをしている中で、
これまでやってきたことをリセットし、強みの抽出とそれを活かすターゲットの選定、
更にはその企画を成功させるためのアイデア出しなどをやっていたのですが、
これまでやったことが無い、新しい仕掛けをしてみようということになりました。

このアイデアがうまく展開すれば、大都市圏でモデルハウスや展示場を持たなくとも、
市場における一定のシェアを獲得出来るかもしれません。

クライアント様と半年かけて実践し、検証してみます。
もし、良い感じで結果が出れば、新しいビジネスモデルとなるでしょう。

ちょっと個人的にワクワクしてしまいます。

皆さんの会社では、自社の強みを正確に把握出来ていますか?
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【第1115回】 口頭で伝えるだけの営業はやめる

2014年01月19日 | 住宅コンサルタントとして
優秀な営業マンは、お客様に説明をする際、
お客様にちゃんと伝わっているのかを感じながらお話をされるので、

「あっ、今の話はちょっとお客様に伝わっていないなぁ・・・。
ここはより詳しくお伝えした方がいいから、紙に図で表現した方がいいなぁ」

などと、軌道修正しながら、質の高いコミュニケーションが取れます。

更に基本に忠実に接客した方が結局、お客様に伝わるということを分かっているので、
会社が用意した営業ツールや、自分でオリジナル作成した営業ツールを駆使します。

また、キャリアが浅い新人さんは、自分の力でお客様にお伝えすることが難しいので、
まずはツールを駆使して何とかお客様にお伝えしようとします。

とても残念なのは、中途半端な能力とそれなりの経験を積んだ、勘違いしている営業マン。

自分の能力を過信していて、
口頭で説明したことがお客様に伝わっていると勘違いしてしまいがちです。
中途半端に口がたつので、ツールが無くても説明できてしまうのです。
一見、外から見ていると素晴らしい接客に見えるのですが、
実際のところ、お客様の心には届いていないケースが多いのですね。

「どんなレベルの説明が出来るのか?」ということは、実はあまり重要ではありません。

大切なのは、「お客様にどう伝わったか?」ということです。

「相手へどう伝わったか?」という伝わり方にこだわるようになると、
例えば自分が接客を受けたり、他の方の講演を聴いたりする際の感じ方が変わってきます。

伝え方のポイントや工夫に気づき、それを真似したくなってくるのです。

そして、お客様の立場でたくさん接客を受ければ受けるほど、
自分の伝え方のレベルが上がってくるようになります。
更に一流の方ほど、実は視覚で相手に情報を伝えているという事実も分かってきます。

口頭だけでの説明をやめ、視覚でお客様に情報をお伝えしていきたいですね。
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【第1114回】 5年後、どういう会社でありたいか?

2014年01月18日 | 住宅コンサルタントとして
経営という仕事を定義づけするといろんな表現方法があるかと思いますが、
最近、いろんな方にお伝えしているのが、

「5年後、自社がどうなっていたいか?
そこと現状の自社の差は何か?
その差を埋めるために、何をどうすればよいのかを考え、何を行動するのかを決定し、
その決定したことを実行していくこと」

ということです(←長っ!)。

もちろん、

「変転する市場と顧客ニーズに合わせて、自社をつくりかえること」

も経営者の仕事だと思います。

まあ、何が言いたいのかというと、自社の数年先の理想像をイメージ出来ていないと
経営の舵は切れないということなのです。

そういう意味で、経営者の仕事とは、

「自社の将来のあるべき姿をイメージすること」

と言えるでしょう。

自社を将来、どうしていくのかを決められるのは、経営者ただ一人なのです。

しかしながら、良い家づくりに取り組んでおられる地元工務店さんの経営者やそのご子息は、
ただただ良い家をつくることだけを考えていて、
自社の将来をイメージすることをほとんどしていない方も多いなぁ、と感じます。

商品の改良のことを常に考えている経営者は多いのですが、
「自社の5年後はこうなっていたい」というイメージが無いため、
経営の部分に関しては行き当たりばったりなのですね・・・。

地元に密着した工務店として、自社の5年後、10年後をイメージする。
そのイメージと現状との差を認識する。
その差を埋めるために、今、何をして翌年、何に取り組むのかを決める。

こうした考え方を持った中小工務店の経営者が増えるといいなぁ、と個人的に思っています。

皆さんの会社では、5年後のイメージは明確ですか?
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【第1113回】 女性のお客様が好む話題

2014年01月17日 | 住宅コンサルタントとして
営業マンとして必要なスキルの一つに、
短期間でお客様との共通点を探し出し、親近感を持っていただくこと。
そして共通の話題で話を盛り上げる能力があること。
こうしたスキルは、無いよりはあった方が断然よいと個人的に思っています。

そのためには、やはり営業マンは話題豊富である必要があります。

ただ、その内容がポイントで、
例えばパチンコや飲み屋さんなどの話題が豊富だとしても、あまり意味がないかと思います。

それよりは、家づくりをこれからする方が関心を持たれるような話題に精通すべきですよね?

子育ての話題。
評判の良い学校や病院、塾の話題。
建築の話題。
芸能人の話題。

こうしたことに精通していると、何らかのジャンルでお客様と盛り上がるポイントが発見出来ると思います。

そして私がおすすめしたいのは、
地域の美味しいお店であったり、今、ヒットしている話題の商品についてです。

なぜ、こういうポイントが重要だと気付いたのかというと、
各クライアント様で毎日、いろんな経営者、スタッフさんとコミュニケーションを取らせていただきますが、
美味しいお店や今、ヒットしている商品についてお話をした時の
女性スタッフの食いつきがとても良いからなのです。

特に最近で言えば、セブンプレミアムやセブンゴールドのPB商品についてお話をすると、
本当に女性のスタッフさん(特に主婦の方)の反応が良いわけです。

しかも、完全にビジネスパーソンとして聞かれているわけではなく、
一消費者の立場でお話を聴いて下さっている感じなのです。

なぜ、セブンイレブンのコーヒーが美味しいのか?
なぜ、マクドナルドの業績が今、下がっているのか?
セブンプレミアムのこの商品が特におススメ!
今、牛丼チェーンの中で、吉野家が好調だが、何がウケている?
ファミレスが再び脚光を浴びているが、その理由は?

なんてお話をした際の、女性の反応は本当に良いのです。

ですから、個人的にはコンビニやスーパーには定期的に行って、
流行っていそうなものを購入し、使用体験をしておくようにしています。

ただ、住宅業界の営業マンの中には、こうしたことに全く関心が無い方も多いのですね。

営業マンなのだから、お客様が関心を示すことに興味を持たないとダメだと思います。

お客様の好みに合わせて、自社を、そして自分を変えることが出来ていますか?
コメント
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