鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第158回】 四半期で数字を目標に合わせる意識

2011年06月07日 | 住宅コンサルタントとして
目標を達成するために、日頃から意識することがとても重要です。

何の意識もせず、気が付いたら目標数値を達成していたということがあれば、
それはそもそも設定している目標が甘いということになるでしょう。

いい感じでストレッチが効いたあたりに目標数値を設定する必要があります。

そして、目標の達成のために、どういう視点でチェックするかがとても重要になります。

ベストは毎月の数字が目標を達成することなのですが、
世の中そんなに甘くありませんので、達成したりしなかったりということがあるかと思います。

では、実際に目標数値に対し、結果が届かずに、
いわば借金を背負った場合、どうすればいいのでしょう?

数字に対して意識の高くない会社というのは、極端な話、
12カ月で数字を合わせようとする傾向があります。

基本的に大きなロットの工事をやってきたゼネコンなどは、特にそうですし、
一般的な住宅会社・工務店でもトップが数字に対して執着心が薄いと
12カ月で帳尻を合わせるような数字との付き合い方になります。

しかしながら、イケてる会社は全く異なるのです。

当月の数字がダメであったとしたら、翌月になんとか取り返そうとしますし、
四半期では絶対に帳尻を合わせようとします。

このあたりの執念がハンパないのです。

なぜ、短い期間で数字を合わせようとするのか?
それは、真剣に数字と付き合ったことがある方なら分かると思いますが、
見通しとして大丈夫と思っていても、思いがけないことで数字が流れることがあるからです。

期の後半に数字が見込めるから、前半は手を抜いていてもいい、
なんてことはあり得ないのです。

そもそも、後半に見込めるお話が、いつポシャってしまうかもしれません。
そんな先の話より、今どれだけ数字を積み上げられるか、ということが大切なのです。

数字と真剣に付き合ったことがある方は、こうしたことをよく分かっています。
なので、期の前半から飛ばすのです。

実際の経営において、先行逃げ切りが王道なのです。
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