鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第173回】 流汗悟道

2011年06月22日 | 住宅コンサルタントとして
公共施設なんかのトイレ掃除をやったことがある人は、
トイレ掃除の大変さ、掃除をする方の気持ちが分かります。
そうすると、自分がそこを利用する際、きれいに使おうとも思えるのです。

売上処理の大変さ、受発注や見積の大変さを知っている営業マンは、
事務員さんの仕事が少しでも楽になるように、ちゃんとルールを守ったり、
書類を溜めて一気に出すなどはせず、少しでもその方が楽になるように気遣いが出来ます。

人間、まずは自分が実際に汗を流して体験し、理解しなければ何も始まりません。

汗を流すことで、初めて分かることがたくさんあるのです。

こういうことを書くと、結構難しく考える方もいるのですが、
まずは身近なことからはじめてみるといいと思います。

自分の周囲の方たちが、どんな仕事をしてくれているのか?
その方たちの仕事の大変さを理解してみる。

そのために、ちょっとお仕事を手伝ってみるのです。
そして実際に自分の仕事の領域以外のことに汗を流してみるのです。

そうすれば、人の気持ちが分かるようになってきます。
相手の気持ちが分かるようになれば、確実に人として成長しますし、
お客様に可愛がってもらえるようにもなるのです。

お客様に対しても同じです。

お客様のお仕事をお手伝いしてみる。
お客様のお仕事の大変さを理解してみるだけで、こちらを見る目が変わってくるかもしれません。

人間の勉強が、商売をする上で最も大切なことなのです。
意識と行動を変えていきましょう!
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