鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1704回】 新しい仕掛けがいよいよスタート

2015年08月31日 | 住宅コンサルタントとして
この秋は、いろんなクライアント様とこれまでコツコツと準備してきたことが
一斉に全国各地の各市場でスタートします。

どのエリアでも、その地域内にちょっとした旋風を吹き起こすことになるでしょう。

今からワクワクしています。

昨日はその中の1社のクライアント様にお伺いしていたのですが、
まだモデルハウスオープン前なのに、いろんな方が見学を希望されており、
しかも既に案内まで終わっているそうです。

別のクライアント様では、モデルハウスオープン前に契約が決まったりと、
これまたとても良い報告を頂戴しております。

地域深耕のための最適なビジネスモデルだと自分が確信していることがありますが、
その取り組みも今週末、いよいよオープンします。

これも市場内の同業他社が見れば、衝撃を受けることでしょう。

こうした充実した日々が送れるのも、
素晴らしくて素直なクライアント様とご縁が頂戴できているおかげだと心から感謝しております。

住宅業界は、今後5年間で大幅に変わっていくでしょう。

お客様の価値観が大きく変わっているのに、未だに業界を引っ張ってきたオッサンの感性で
大半の住宅会社が経営をしています。

ここに大きなチャンスがあるのです。

新しい波を起こすのは、いつだって新規参入組だったり、若い経営者だったりするのです。
業界の古い体質にどっぷり浸かっている人には改革なんて出来ません。

この秋は、コンサルタントに転職して、過去最高にタイトな3ヶ月になりますが、
クライアント様と思いっきり楽しんで仕事をしていきたいと思っています。

良き年末を迎えられるよう、後4ヶ月突っ走ります。
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【第1703回】 上司の役割とは何か?

2015年08月30日 | 住宅コンサルタントとして
上司の役割とは何か?

これ、いろんなビジネス本にも書かれてありますし、
リーダー研修などでも学ぶ機会が多々、あることでしょう。

でも、正しく理解できているビジネスパーソンってどれくらいいるのでしょう。

私自身、社会人2年目から7年間、一貫して同じ上司の下で働くことが出来ました。

その上司はAB型で、ちょっと(かなり?)変な部分もありましたが、
仕事が非常に出来ましたし、お客様や社内の上司からのウケも非常に良く、
それでいて部下からも愛され(イジられ)、本当に模範となる方でした。

私もこの上司の下で働くことが出来たからこそ、
成長できましたし、ビジネスマンとしての基本をマスターできのだと思っています。

今、出世街道まっしぐらのようですが、
この上司の部下との接し方が、私にとって模範となっています。

上司の役割で最も重要なのは、
本来やらなければならない会社の決定事項を
現場で実際に実行することです。

ダメな組織の典型的なパターンが、決定事項が現場で実行されない会社です。

これだと、どれだけ素晴らしい戦略を構築しようとも、
どれだけ素晴らしい研修を受けようとも、何も変わりません。

だから現場リーダーにおける最も重要な使命は、
決定事項をスタッフと共に現場で実行することなのです。

そのために、リーダーはどういう仕事をしなければならないか?
部下にどういう風に接しなくてはならないか?

この基本的なことを知らないビジネスパーソンが結構いる、ということを
実は最近、知りました。

この部分、各クライアント様に徹底していただくよう、今月、来月をお伝えさせていただきますね。

それにしても、本当にこれまでの人生、素晴らしい上司に恵まれてきました。
本当に感謝です。
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【第1702回】 目利き力と自社のセンスを上げる

2015年08月29日 | 住宅コンサルタントとして
住宅会社が地域の方々に興味を持っていただいたり、良い印象を持っていただくために
建物の写真を上質に撮影したり、センスの良いチラシやHP、カタログや名刺などを作成して
市場に発信していかなくてはなりません。

ただ、それらのツール類に関して、あまりにもセンスが無い会社が多すぎます。

ダサい写真をお客様に見ていただき、
時代錯誤甚だしい名刺をお渡しし、
センスが全く無いカタログを持って帰っていただいている。

そんな状態でお客様から選ばれる訳がありません。

「いや~、良い業者がこの地域にいないんですよ・・・」

という方も多いのですが、自社のセンスが上がらないのは業者さんのせいではありません。

結局のところ、依頼するこちら側のセンスが低ければ、
どんな業者さんに依頼しても、イマイチのものしか出てこないのです。

「相手もプロなんだから、もっと考えてデザインするのが当然でしょ!」

と考える方もおられますし、その考えももっともだと思いますが、
お客様の現状を理解し、強みや競争優位性を押さえた上で
その会社にベストな提案をしてくれるというのは、とても付加価値が高いものです。

そこまで依頼するのであれば、当然、料金は高くなるのです。

ただそういう会社に限って「予算が無いんです・・・」と言ったりしていますし、
更には家づくりに関して、お客様の言うがままに進めていたりするのです。

センスの良いモノをつくろうと思えば、まずは自分たちのセンスを高めなければなりません。

外部に丸投げで、センスが上がると考えるのは大きな間違いです。

自分たちもセンスの良いモノをたくさん見て学び、
「こんな感じにしたい!」と理想のイメージを相手に伝えられるくらい勉強する。

その上で、目利き力を高め、本当のプロを見つけ出し、
その方と詰めて詰めて打合せを繰り返し、ようやくイケてるものが完成するのです。

そういう意味でこれからの住宅会社は、
目利き力と自社のセンスを高め続けなければならないのです。

丸投げ&低予算では、何も変わらないのです。
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【第1701回】 コツコツとやり続けられるか?

2015年08月28日 | 住宅コンサルタントとして
新聞を取っている人は年々減っています。
テレビを見る人も減っています。
スマホやパソコンで情報の大半を仕入れる人が増えていますが、
ネット上ではありとあらゆるサイトが無数にありますので、
これだけをやっておけば、お客様に情報を伝えることができる、
というような答えがありません。

こういう時代に必要なのは、限られた予算の中で
効果があるであろうと思われる分野でしっかりと自社の情報を発信しておくということです。

昔みたいにチラシだけ打ったり、TVCMだけをやっておけばいい、
という単純な世界ではありません。

HPやブログはもちろん、SNSを活用した、定期的な情報発信。
現場から近隣の方への情報発信。
更には社員さんや協力業者さん、またOB様から発信される良い評判。
魅力的な住宅の開発。

限られた予算や人員の中でありとあらゆる部分に
手を打っていかなくてはいけない時代になっています。

衰退業種、衰退市場で重要なことは、
新しいことに取り組むよりも、今取り組んでいることのクオリティーを上げることだと思っています。

とにかく質を高めていかなくてはなりません。

そのために当たり前のことをコツコツとやり続けられる体質に
自社も、それからスタッフもなっておく必要があります。

これまでの時代、新しいことにチャレンジする時はモチベーションが上がるけれども
今取り組んでいることの質を高めたり深めたりすることには飽きてしまう人でも
それなりに成果を出すことができました。

それは市場が成長していたから、です。

残念ながら、これからの時代は、一つのことを愚直にコツコツと取り組み、
質を高めていける企業、人が支持される時代になっていると感じています。

コツコツとやるべきことを継続できる。
そんな会社、そんなビジネスパーソンを目指したいですね。
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【第1700回】 規律ある組織づくり

2015年08月27日 | 住宅コンサルタントとして
先日、長野市の中央タクシーさんの創業者である宇都宮恒久氏の著書
「山奥の小さなタクシー会社が届ける幸せのサービス」を読みました。

長野市の中央タクシーさんは、地域の方に本当に愛され、支持されています。
簡単にまとめると、下記のようになります。

・約90%が予約で埋まるため、駅や街中で待っていても、ほぼ乗ることができない
・1台あたりの月間売上が、同エリアの他のタクシー会社と比較すると、約2倍
・中央タクシーでないと乗らないという方が多々おられる
・お客様の立場で運転手さんがさまざまなサポートをされるので、感謝の手紙がたくさん届く
・そんな高い満足度を得られるサービスを提供しているのにも関わらず、マニュアルは無い

とにかく、「こんなタクシー会社があるのだったら、乗ってみたい!」と思ってしまう、
本当に素晴らしい会社さんです。

個人的には、マニュアルやルールなど無くとも、
スタッフが自らお客様に喜んでいただけるようなことを考えるような組織が理想だと思っています。
しかしながら、私が知る限り、ある一定数の棟数以上をされている住宅会社で
マニュアルやルール無しで素晴らしいクオリティーの家をつくっている会社が皆無なんですね。

愛知県の樹研工業さん、岐阜県の未来工業さんなど、
本当に社員さんの自主性に任せ、素晴らしい業績を出されている企業もある中で、
なかなか住宅会社でそういう会社が存在しない。

その理由を自分なりに考えていたのですが、
私なりの答えは、自社の商品やサービスが完成するまでの過程がポイントではないか、と思うのです。

住宅の場合、自社のスタッフだけでなく、
外部のいろんな業種の職人さんの力を借りて
はじめて商品として完成します。

商品が完成するまでのプロセスが本当に複雑ですし、
お客様にお渡しするまでに数多くの人が関わるビジネスなのです。

ゆえに細かなルール、マニュアルが必要ですし、組織に規律が無いと回っていかないのかな、と・・・。

住宅会社である一定以上の規模を目指すのであれば、
規律ある組織、決めたルールを守れる組織をつくらなければ、
最終的には仕事が回らなくなり、お客様に迷惑をかけてしまうようになる、
というのが個人的な考えです。

規律ある組織づくりが経営上、欠かせないのです。

規律を守れる組織の延長戦上に、
スタッフの自主性に任せてもお客様に満足していただける住宅会社があるのではないか、
と思います。

いつか、そういうレベルをクライアント様と目指したいです。
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【第1699回】 変な個人主義、利己主義

2015年08月26日 | 住宅コンサルタントとして
このお仕事をさせていただいていますと、
本当に素晴らしい実績を残されている方、
人間的に素晴らしい方に、ありがたいことに出会う機会をいただけたりします。

そういう方に共通しているのは、

「自分はこれしかやりたくない」
「自分らしくいきたい」
「自分は自分だから・・・」

みたいなスタンスではない、ということです。

家族やお客様、働く仲間、地域社会など、
いろんな方に貢献するために自分が何をやるべきかを考えて行動する。

そして素晴らしいのは、その中でやりがいや自分の立ち位置を見つける、という感覚なのです。

頭の中だったり潜在意識の中に、
いろんな方に喜んでもらったり満足してもらうことが先にあって、
その実現のために努力したり、能力を磨いたり、我慢したりされているのです。

そういう生き方、考え方、行動をしている方に、とても惹かれます。

一方、変な個人主義というか、利己主義の人もかなり多いですよね。

周囲の方やお客様に喜んでいただいたり満足していただくことよりも
自分がやりたいことを優先してしまうような人です。

「世界に一つだけの花」の歌詞の「オンリーワン」をかなり利己的に解釈している人ですね。

若い方だけでなく、結構なご年齢の方でもおられます。

「私の人生、それで良いのかな、って思って・・・」
「それって、俺のやりたいことじゃ、ないんですよね・・・」

と自分のやりたいこと、自分の考えを第一に持ってきて、
周囲の方のことを考えない。

一回きりの人生なんだから、自分が納得する生き方をしましょう、という考え方もありでしょうが、
その前にやはり周囲の方のお役に立てているのか、ということの方を優先させるべきでしょう。

誤った個人主義、利己主義がストーカーを生んだり、
変な監禁事件、殺人事件を犯す人を生んでいるような気がするのです。

周囲の方のお役に少しでも立てるよう、努力を積み重ねる中に
自分自身のやりがいを見つけられるような生き方を目指したいですね。
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【第1698回】 時間に対する意識

2015年08月25日 | 住宅コンサルタントとして
時間を守れない人、遅刻をしょっちゅうする人が、残念ながらいます。

本人は悪気は無いのかもしれませんが、
ビジネスの世界に悪気がある、無いは関係ありません。

時間を守れない人は、時間を守るということを甘く考えているのです。

そういう人って、自分に甘い。

約束を守れない人が多い。

約束を守れない、時間を守れない人は、周囲の方から信用されません。

そしてそういう人がリーダーになってしまうと、
その組織に属するすべての人のモチベーションが下がってしまいます。


大昔のクライアント様で、複数店舗展開をされている会社がありました。

本社ではなく支店に、経験豊富で知識もあり、
お客様対応も長けているという方を支店長に任命されていました。

その支店、お客様の来場は非常に多いのに、全く成果が出なかったのです。

支店長に確認しても、なかなかこのエリアのお客様は難しく、
県外の当社にはやはり警戒心があるとのこと。

社長も辛抱強く、成果が出るのを待っていました。

ある日、通常の営業日に社長がその支店に寄ると、営業所が閉まっているのです。

理由を調べると、リーダーが遅刻をしょっちゅうして、
そのうちに火曜日や木曜日に出社しなくなったとのこと。

リーダーがそういう状況ですから、
パートの事務員さんまで遅刻をしたり、欠勤したりする始末。

まともな神経を持っている人なら、遅刻は悪だと思うでしょう。
でもその支店のリーダーは、そうではなかったのです。

時間を守ることや、事務所をキレイにしておくという基本的なことすらできないと、
必ず組織にほころびが出ます。

どれだけ仕事ができようと、どれだけ経験が豊富であろうと、
基本ができない人をそのままにしていてはいけないのです。

時間に対する意識。
とても重要なことだと思います。
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【第1697回】 自宅兼事務所の完成間近

2015年08月24日 | 住宅コンサルタントとして
今年の1月から着工している自宅が、間もなく完成します。

昨日は銀行の金消契約のため、休みを取っていましたので、
8月に入って全く現場を確認できていなかったので、朝から現場を確認することに・・・。

現場の進行状況としては、大工工事は完了していて、
エクステリアや照明も建物に関してはほぼ完了。

後、若干の手直しや造作などが残っている状況でした。

家具や小物が何も入っていない状態で、現場を見たのですが、
その出来、更にはバルコニーから見た琵琶湖の景色に
思わず家内と声を上げてしまいました。

これまで私自身、いろんな建物を見て来ましたが、
自分が見て来た建物の中でもトップクラスだと思います。

ビジネスパートナーでもあるデザイナーさんが細部までこだわって下さり、
施工会社様と何度も打合せをして下さったおかげです。

建具は全て床から天井までのハイドア。
引き戸も極力、枠を見せない、スッキリとした納め。

またポイントで間接照明も入れていますし、
空間を引き締める色であるブラックやダークグレーもうまく使って、
長い間、愛着を持って暮らせる雰囲気になっています。

中も外も基本的には自然素材しか使っていませんので、
経年変化で味わいも増していくでしょう。

これにイタリアで調達した家具と小物が入ったら、
一体どこまでステキになるねん!とツッコみたくなりました。

9月から約2か月かけて、外構・庭をつくりこんでいただきます。

最終、完成したら、クライアント様対象の内覧会も企画しますね!
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【第1696回】 継続は力なり

2015年08月23日 | 住宅コンサルタントとして
同じエリアで真面目にコツコツと商売を継続していると、
毎年、着実に商売がやりやすくなっていきます。

更に市場に対し、有益な情報を発信し続けると、
更に商売がやり易くなっていく・・・。

昨日、お伺いしていたクライアント様のリフォーム事業部がまさにそういう状態でした。

来場されたお客様が、「もうリフォームをしたい!」という
やる気スイッチが入った状態で来店され、
スムーズに商談、現調に進む。

そして見積を提出すると、90%以上の確率で契約できる。

しかも新規のお客様の契約内容で、300万、500万、800万という
結構な高単価の契約が決まっているのです。

気がつけば、もう10年近くお付き合いをさせていただいているのですが、
5年前、6年前には、単価100万円以上のリフォームを検討している方が来場されなく、
本当に単価20万、30万の仕事を積み上げて数字を何とかつくっておられました。

それが今では、その地域でリフォームを検討されている方なら
一度は必ずショールームに来られるようになった感じでしょうか?

真面目に正しいことをコツコツと継続していくことが、
本当に大きな力となることを私自身も体感させていただいております。

今後もこのクライアント様のリフォーム事業が楽しみです。
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【第1695回】 新人の時、徹底してやっていた基本を継続できているか?

2015年08月22日 | 住宅コンサルタントとして
個人的に私が一流だと思う方は、一流の成果を長年出し続けている人です。

一時的に業績が良いのではなく、業績が良い状態をずっと維持していて
更にはその方を支持、応援してくれる方がたくさんおられる人です。

もちろん、自分自身もそこを目指しています。

一流の方を分析すると、とにかく基本的なことを大切にしています。
基礎トレーニングを徹底的に繰り返しているのです。

それに加え、市場の変化、ライバルの変化に適応して、
自身を少しずつ進化成長させ続けているのです。

イチロー選手。
島田紳助さん。
武豊さん。
セブンイレブン(←なんでやねん!)。

住宅会社も、経営者や営業マンも、そこを目指していかなくてはなりません。

ご縁を頂戴しているクライアント様で、
長年注文住宅を年間20棟以上の契約を取り続けている方がいます。

顔はイケメンでスタイルも良い。
でもトークが抜群に上手かと言うと、???って感じです。
クロージングも全くかけないし営業トークはおそらく普通。
プランニングは苦手で自分で図面を描かない。
提案力や建築知識がずば抜けている訳でもない。

でも、2014年の消費税増税後の反動の時も契約数は落ちなくて、
2015年の7月、8月でも2か月で7棟の契約を獲得されているのです。

そのスーパー営業マンが意識していることは、
自己開示で良好な関係をつくることと、資金計画、それからスケジューリング、
そして自社の建物についての詳細をしっかりとお伝えすることなのです。

あまりにも当たり前すぎて、キャリアのある営業マンであれば、おそらくお伝えしないことも
愚直にすべてのお客様にしっかりとお伝えしているのです。

そこが違うんですね。

営業マンになりたての頃、初回接客でお客様に丁寧に気持ちを込めてお伝えしていたこと。
プレゼン前にコツコツとお客様のために、プレゼン資料をつくりこんだこと。
研修時に前に座り、しっかりと講師の方の目を見てメモを取り、復讐したこと。
お客様を接客させてもらえ、ありがたいと思って接客していたこと。

新人の頃、当たり前にできていたことが、
なぜか経験を積み、実績を出すようになるとおろそかになる。

そんなことってありませんか?

キャリアを積んでも、新人の頃のように基本を大切にする。
皆さんはできていますか?
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【第1694回】 物事の順序

2015年08月21日 | 住宅コンサルタントとして
お客様の来場が少ない。
だからいろいろと手を打たなくてはならない。

そのために、SNSだ、リスティング広告だ、雑誌掲載だ、チラシだ、などなど
いろんな手を打とうとすることは間違いではないでしょう。

でもその前にやっておかなくてはならないことがあるのです。

スタッフが足りない。
急遽、採用しなくてはならない。

そのためにいろんなサイトにスタッフ募集の広告を出し、
ヘットハンティング会社にも依頼する。

それ自体は間違いではないでしょう。
でも、その前にやっておくべきことがあるのです。


集客の例で言えば、いろんな形でお客様が皆さんの会社を目にした時、

「あっ、そう言えばこの会社、評判良かったよな!」
「この会社、友達から聞いたことがある」

というように、もともと地域内で良い評判があったり、
更にはリスティング広告から自社のHPに来てもらった際、
本当に見学したり相談したくなるようなHPをつくっておくことが先なのです。

スタッフ採用の例も同じで、まずは良い会社にしておくことや
転職希望者が働きたくなるようなHPをつくっておくことが先なのです。

紹介が少ない会社が、紹介を増やそうと思って
いろんな紹介キャンペーンを打つのも、順序が違います。

キャンペーンの前に、まずはやっておかなくてはならないことがあるのです。

物事には必ず、順序があります。
正しい順序で手を打っていかなくては、せっかくの努力が実にならないのです。

その正しい順序を理解するためにも、本質を見抜く目を持ち、
更には日々、学び続けていかなくてはなりませんね。
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【第1693回】 お客様の頭の中を耕しておく

2015年08月20日 | 住宅コンサルタントとして
住宅の価格は、ほとんどの方にとって、非常に高く感じます。

業界内で働いている人であれば、
例えばこれだけの仕様、これだけのセンスでこの価格だと安いやん!
というような相場感覚があるかと思いますが、
一般のお客様にとっては、やはり数千万円する住宅は高く感じてしまうのです。

こうしたことを踏まえた上で、私たちはお客様にプレゼンをし、金額を提示し、
最終的に選ばれなくてはならない訳です。

よりい確率でお客様から選んでいただくためには、
商談の進め方に注意する必要があります。

例えば、高額の英語教材を販売している会社があります。

英語の音声データとテキストで何十万円もします。

厳密に考えれば、テキストの原価なんてたかだか知れていますし
音声データもそれ自体の原価なんてないものですよね。

それを何十万という価格で販売しているのです。

トップレベルの販売スタッフの方は、どういう商談の流れでこうした商材を販売しているのか?

そのポイントは、金額を提示する前に、
英語を話せるようになることが、如何にお客様の人生を豊かなものにかえてくれるか?
単に語学の習得ということだけではないものをもたらしてくれる、ということを徹底的に訴求し、
まずお客様に「自分の人生もそうしたい!」と思っていただくことに注力します。

お客様が欲しい、と思ってから、はじめて価格や毎月の返済額の提示をするのです。

美容・エステ・ダイエットなども同じです。

しかしながら、住宅会社の営業マンの中には、
お客様が欲しい、と思ってもらっていない段階で、
簡単にプランを作成し、見積を提示する方が結構いるのです。

この話を昨日、クライアント様の社長とお話をしていたら、

「お客様の頭の中を耕す必要があるんですよね!」

とおっしゃっておられました。

全くもって分かりやすい表現だなぁ、と思いました。

お客様に購入後のイメージ、購入後の幸せを感じていただき、
その上でプラン、金額を提示する。

それは種を蒔く前に畑をしっかりと耕すことと同じです。

それをしなければ、どれだけ素晴らしい種でも、芽が出ないのです。

プラン提示前に、しっかりとこういたことをやっておきたいですね。
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【第1692回】 業績が好調な時にこそ・・・

2015年08月19日 | 住宅コンサルタントとして
この6月から、建築確認申請の数が上がってきています。

ようやく消費税増税後の反動がおさまったのでしょう。

ですので今、着工準備、更には着工案件数がどこもたくさんあって、
住宅会社の大半は非常に忙しい状況です。
(一部の地域を除く)

昨年はかなり厳しい1年でしたが、その頃の辛さを忘れて
今、充実した気持で日々の仕事に取り組んでいる経営者も多いでしょう。

でも、それじゃだめなんです。

忙しい時こそ、次の一手を打たないと!

2016年10月から、また司教館強が厳しくなることは確定しているのです。
その準備を怠ってはいけないのです。

経営者の仕事は、未来を予測し、そこに対して手を打つことです。
だから今、どんなに忙しくても、未来への準備、対策をやらなくてはなりません。

クライアント様には、メチャメチャ面倒で手がかかることをお願いしているかと思います。
それを本気になって取り組んでいただき、
1年後に備えなくてはなりません。

業績が好調な時こそ、やらなくてはならないことがあるのです。
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【第1691回】 大手ハウスメーカーで契約してはいけない理由

2015年08月18日 | 住宅コンサルタントとして
昨日、私の先輩を介して、ある方から家を建てる相談をされました。

どういう会社が良いのか?
良い会社の見分け方はどうすれば良いのか?
大手はちょっと割高だけど安心か?

などなど、いろんなご質問を頂戴したので、
自分なりに知っていることをお伝えさせていただきました。

ただ、やはり一般の方は大手ハウスメーカーだと安心されるようなのです。
でも彼らのやり方は、お客様に対して正直で真摯に向き合っているとは思えない。

最終的にご自身で判断されるべきことですが、
大手のやり方、営業のカラクリについて、いろいろとお伝えさせていただきました。

「今、ご契約していただければ、400万円、500万円値引きします!」
という、大幅値引きのカラクリ。

なぜ、契約を先に急がせるのか?
高額な契約金を納めさせるのか?
民法の盲点をついた、後から解約させないための手法。
(まあこの手法は、悪徳不動産会社も使っていますが・・・)

「30年間の長期保証!」のカラクリ。

一度契約してしまうと、何十年にもわたって高額なリフォームをさせられてしまう、など・・・。

上場していて、TVCMもガンガンやっている会社がそんなことを平気でやっている、
という事実・現実をお伝えさせていただきました。

一般の方にもこうした事実を発信していく機会をつくって、
だまされる方を減らしていければ、と考える機会になった1日でした。
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【第1690回】 良い習慣

2015年08月17日 | 住宅コンサルタントとして
私たちがイタリアに行く前に長男がイギリスから帰国。
そして今日、次男がカナダから帰国しました。

久しぶりに家族揃っての食事。

私、ええ歳こいたオッサンですが、メッチャ嬉しかったです。

私たち夫婦は、海外に行くと、必ず長男、次男、それから家内の母にお土産を買って帰ります。

「長男やったら、この服だったら似合うよな!」
「これだと次男が部活に持って行けるよな!」

という感じで、当然ながらプレゼントする相手のことを考えて、
いろんなお店を渡り歩き、本人が満足し、使ってくれるものをプレゼントします。

今回、我が家の2人はそれぞれ違う国に行きましたが、
買ってきてくれたお土産は非常にセンスが良く、更に使えるものを買ってきてくれたのです。

長男はロンドンでセンスの良いお皿。
紅茶。
紅茶に合う茶菓子。
キーホルダー。
ティーマット。

次男はカナダで本場のメープルシロップ(器はカナダの国旗に使われている楓の葉の形)。
そしてシアトルでスタバ一号店のタンブラーを家族全員分買ってきてくれました。

基本的に誰かにプレゼントしたり、お土産を買うということは、
受取手の立場でいろいろと考えなければなりません。

それを毎年、定期的にしていくことで、プレゼントの品選びのセンスが上がりますし
マーケティングのセンスも上がっていくと思います。

親がどうのこうの言わず、自分がされて嬉しいことを他の方にやっていく。
更に相手の立場に立って考える癖がつく。

様々な経験を通じて、若い間にこうした良い習慣を
たくさん身につけてくれると嬉しいなぁ。
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