鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4384回】 2022年を振り返って

2022年12月31日 | 住宅コンサルタントとして

2022年も本日で終わり。

 

今年もいろんなことがありました。

 

仕事面で言えば、

 

・新業態で新規出店した

2社のクライアント様の新店舗の集客が絶好調

・2023年にOPENする2社のクライアント様の

新店舗のキーコンセプトづくりに関わらせていただき、

これらの新店舗のOPENが楽しみである

・携わらせていただいているVC本部主催の

実践的な勉強会で新たな工務店様との出会いがあった

・例年以上にクライアント様からの紹介が多かった

 

などが挙げられます。

 

プライベート面では、

 

・2年ぶりに海外(スペイン)に2回、行った

・スペインで新型コロナに感染し、ホテルで隔離生活をした

・長男が警察官となった

・次男が1年のスペイン留学から無事、帰国した

・14年間、一緒に過ごした杏ちゃん(ミニチュアダックス)が旅立った

・杏ちゃんが旅立った後の家内の喪失感がやばかった

・新しい家族2人(共にミニチュアダックス)を迎え入れた

 

というようなことがありました。

 

杏ちゃんとのお別れが、

胸が張り裂けそうなくらい辛かったのですが、

家内は私の悲しみをはるかに超えて、

魂が抜けたようになり、本当にヤバかったです。

 

新しい家族をお迎えし、

その子たちのお世話で日々、振り回されていますが、

この子たちのおかげで元気を取り戻しました。

 

2022年は、年間252日のコンサルティングに加え、

市場調査も1年間で21回行くことができ、

充実した1年間となりました。

 

また異業種の調査を積極的に行い、

住宅ビジネスにつながるヒントもたくさん得ることができました。

 

2023年は今年よりも更にハードとなり、

年間257日のコンサルティング+17回の調査の予定。

 

住宅業界にとっては、

過去一と言えるくらい厳しい1年となると思っています。

 

そこを乗り越えるための施策も

私の頭の中にかなり明確にイメージできています。

 

2023年もクライアント様の皆様と

素晴らしい1年にしたいと思っていますし、

そうなるよう、全力を尽くします。

 

本年も本当にお世話になりました。

 

皆様もどうぞ、良いお年をお迎えくださいませ。

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【4383回】 生き様がその人をつくる

2022年12月30日 | 人として

上沼恵美子さんが、

自身のYouTubeチャンネルで語っていた、

視聴者からの相談に対しての回答が素晴らしい、

というニュースをたまたまネットで発見したので、

上沼さんのYouTubeチャンネルをはじめてみました。

 

上沼さんのお言葉は、まさに金言そのものであり、

個人的にメチャ共感しました。

 

24歳の女性からの相談内容は、

自分の顔にコンプレックスを持っていて、

どうしたら受け入れられるのか、というもの。

 

この相談に対して、

上沼さんがおっしゃったことを要約しますと。

 

・キレイでスタイルがいいって、その値打ち、若い時だけ

・容姿が良いことの賞味期限は32~33歳くらいまで

・そこから先、何が勝負になるか?それは生き様である

・どういう仕事をしてきたか?

・どんな人と交わったか?

・正しく生きたのか?生意気に生きたのか?

・何を成し遂げたか?

・こうしたことが加味されて、その人の顔や人格をつくっていく

 

という感じです。

 

更に上沼さんは続けます。

 

・人生は100年、まだまだ長い

・男にモテるだけが、あなたの人生か?

・仕事やプライベートで努力したことが

レンガのように積み重なり、

それがどんな綺麗な教会をつくるのか?

・自分の生き様が、自分の顔をつくる

 

もう、本当に共感しまくっておりました。

 

そんな上沼恵美子さんのYouTubeはこちら

 

私、営業研修の時によく伝えさせていただくことは、

 

20代はお客様に可愛いがっていただいて売れる

30代はお客様といろんなことが分かり合えて売れる

40代になると追い風はピタッと止まる

そして20代、30代の頃にどれだけ真剣に仕事に向き合い、

どれだけコツコツと学び続けてきたかが結果に出る

 

ということです。

 

若い頃は、誰にも追い風が吹いていますが、

そこで慢心せず、努力を積み重ねた人が、

40代以降、素晴らしい人格を身につけ、

キャリアを重ねても必要とされ続けるのでしょう。

 

皆さんは、仕事やプライベートで何を成し遂げましたか?

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【4382回】 SNSの運用を外注するのは・・・

2022年12月29日 | 住宅コンサルタントとして

私自身がInstagramやTikTokで

住宅系の動画ばかり見ているからか、

最近、とにかく広告で表示されるのが、

 

「YouTubeを活用して集客を10倍に」

「SNSの運用を代行して安定集客を実現」

「HP制作やWEB広告を代行して安定集客月30組」

 

という感じのもの。

 

集客不足に陥っている住宅会社・工務店で、

かつ情報収集力・分析力に欠けている会社が、

こうしたものに飛びつくんだろうなぁ、と思っています。

 

まず、大前提で知っておくべきことは、

WEB制作・WEB広告で優秀な会社は、

こなせないくらい仕事の依頼が殺到し、

営業なんてやっている暇がない、ということです。

 

だから広告にお金をかけて、

自社のサービスを大量に表示する必要もないですし、

営業の電話をかけるとか、訪問する暇もないのです。

 

そしてもうこれは絶対におススメできないのは何かというと、

SNSの運用を代行したり、

コンテンツマーケティングと称し、

その辺に転がっている情報をコラムのようにまとめたものを

定期的に自社のブログなどにUPするのを代行するサービスです。

 

こういう会社が提示してくる指標が、

リーチ数であったりクリック率や単価のことなのですが、

彼らに欠けているのが、

マーケティングの本質的な理解力なのです。

 

なぜ、SNSでいろんな情報を発信する必要があり、

なぜSNSを代行してもらうと意味が無いのか?

 

なぜ、内容の薄いコラムを発信しても無駄なのか?

 

この答えはすごく簡単で、結論、

 

「ファンをつくることがこれからの時代、重要だから」

 

という1点に集客されます。

 

今、残っている住宅会社は、

基本、良い家を建てる知識と技術はあるのです。

 

だから、商品で差をつけることが難しい。

 

そしてどの会社も、広告にお金をかけられるだけの力が、

住宅業界にはある訳です(←単価が高いため)。

 

広告量は業種別に見ると、非常に高いのです。

 

なので、広告でも差がつきにくい訳です。

 

結論、

 

「あの会社の見学会だから行ってみよう」

「あの会社のモデルハウスだから、見る価値はあるな」

「あの会社のスタッフさんがイチオシのモデルハウス、

って言っていたから、ちょっと見に行かないと・・・」

 

と会社やスタッフさんの信用度を高めることや、

ファンを作っていくような情報発信が重要なのです。

 

お客様に信用してもらったり、

ファンになっていただくには、

人間味あふれる発信が欠かせないのですが、

その情報発信を代行すると、

もの凄く機械的で温かみのない発信になるのです。

 

それって、意味あるんかいな?

と個人的に思うのですね。

 

結果、ファンが増えず、応援してくれる方も増えず、

来場にはつながらないし、

来場しても成約につながりにくい。

 

なのでYouTubeやSNSの代行業者は、

リーチ数やインプレッション数、クリック率や単価の数値を

専門用語を使って専門家っぽく話すのかな、

と個人的に思っています。

 

もちろん、業務の基本を覚えるために、

最初、代行業者に依頼するのはありかと思いますが、

代行業者に丸投げで集客数が増える、

なんて思っている住宅会社は、

ファンが増えず、ずっと集客に苦しむことでしょう。

 

何のためのSNS?

何のためのYouTube?

 

この本質を理解すれば、

無駄な一手を打つことは無くなるのです。

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【4381回】 無事に2022年の業務が終了しました

2022年12月28日 | 住宅コンサルタントとして

昨日で弊社の2022年の業務が終了いたしました。

 

本当に今年もクライアント様に恵まれ、

充実した1年を過ごすことができました。

 

心より感謝申し上げます。

ありがとうございます。

 

2022年、勝てる出店フォーマットで新規出店したり、

もともとあった店舗をリニューアルオープンされた、

クライアント様の集客はやはり絶好調で、

出店フォーマットの重要性を私自身、

再認識させられた1年だったと思っています。

 

2023年も年始早々に1社、

そして2023年秋にもう1社のクライアント様が

本社をオープンされますが、

新規のお客様の来場も増えるでしょうし、

何より商談からの契約率も高まることでしょう。

 

またご縁を頂戴して以来、

商品を高価格帯に移行していただいた

クライアント様の業績は本当に好調で、

2023年もこの流れは継続することでしょう。

 

棟数をただただ追いかける時代は終わり、

安定した受注残と着実にスタッフが成長できる会社。

 

そしてOB様や関わる橋梁業者様から支持される会社。

 

こういう会社が、人口減&着工減の中、

勝ち残っていく会社となっていくでしょう。

 

2023年の市場環境の予測およびその対策を

年末年始の期間でまとめて、

年明けに各クライアント様にお伝えさせていただきますね。

 

ありがたいことに2023年も、

12月26日まで全て日程が埋まっており、

日程の空きを待っていただいている会社さんもある、

という本当に恵まれた環境で仕事に打ち込めます。

 

2023年も素晴らしいクライアント様と共に

充実した1年にしたいと思っています。

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【4380回】 マーケティング担当者の腕の見せ所

2022年12月27日 | 住宅コンサルタントとして

どんなコンセプト?

どんな間取り?

どんな設備仕様?

どんな性能?

 

2023年、どんな家がお客様にウケるのか?

 

その答えは、ほぼどの会社も分かっていると思います。

 

今の20代~40代で、お子様がいるご家族にウケる家を

どの会社も建てることが出来るくらい、

商品としての正解は誰でもアプローチできる。

 

でも、お客様の問い合わせや来場予約数、

それから契約数に大きな差が生まれるのは何故か?

 

それは、お客様に共感していただける伝え方が

できているかどうかの差なのです。

 

2023年は、マーケティングによる差が

非常に出る1年になるなぁ、と思っています。

 

マーケティング担当者の腕の見せ所なのです。

 

ではどういう伝え方、発信の仕方が重要かというと、

それは「有事のマーケティング」を徹底する、ということ。

(ここでの「有事」の意味ははお客様の心理状態のこと)

 

2023年はクライアント様と

有事のマーケティングを徹底する1年となるでしょう。

 

個人的には有事から平時に戻って欲しいと思っていますが、

それはロシアと中国次第なので、

我々にコントロールはできません。

 

お客様の心理が有事となる状態が続くのであれば、

そこに合わせて住宅会社のマーケティングも

変えていく必要があるのです。

 

この辺りを各クライアント様に

お伝えさせていただきながら、

2023年の開始から仕掛けていきたい、

と個人的に思っています。

 

2023年は、各社のマーケティング担当者の

腕の見せ所となる1年となるでしょう。

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【4379回】 いかに口頭による説明を減らし、見える化するか?

2022年12月26日 | 住宅コンサルタントとして

スマホでいろんな情報にお客様が簡単にアクセスできる時代。

 

自分の情報分析能力をはるかに超えた情報を

頭の中に入れたお客様も多々、来場されています。

 

こういうお客様には、営業マンが口頭で説明したとしても、

その説明にお客様が自分の知識ストックの中から

関連する引き出しを開けて来て、

話がドンドン長くなったりもするでしょう。

 

情報過多のお客様には、

説明で対応するよりも、

如何に視覚で分かりやすく伝えるか?

 

「見える化」が重要なのです。

 

自社の建物性能の良さを見える化するために、

各クライアント様にご提案している、

ある物がありますが、

それはあくまでも一例です。

 

弊社の優秀なクライアント様が、

本当に日々、いろんな事例を教えて下さいますので、

それらを集約して、今のお客様に

如何に視覚で分かりやすくお伝えできるか、

ということを磨いていきたいと思っています。

 

口頭でざっくりとした説明では、

今のお客様、納得されませんし、

何より説得力に欠けます。

 

そういう商談を重ねていると、

結果、信用度も下がるのですね。

 

口頭による説明を減らす工夫。

皆さん自身、出来ているでしょうか?

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【4378回】 高価格帯で展開している会社は、堅調

2022年12月25日 | 住宅コンサルタントとして

2022年を振り返ると、

弊社のクライアント様の中で

平均受注単価税別2500万を超えている会社は、

業績も堅調でした。

 

特に3000万を超えている会社は、

過去最高の業績だったりと、絶好調。

 

建物だけで3000万以上を出せるお客様は、

世帯年収もやはり良いので、

多少の物価高であっても、

家を建てるモチベーションが下がらないのですね。

 

そしてしっかりと情報を収集・分析し、

真面目に家づくりに取り組み、

企業として信頼できる会社、

更には人として信用できる営業マンに

家づくりを託すのです。

 

私の個人的な考え方は、

価格を安くして簡単に売れる商品を開発すると、

営業マンとして成長しなくなる。

 

人が成長しない組織は、

優秀なスタッフさんから退職していくし、

お客様の要望が年々高くなる中、

どこかの段階でお客様のニーズを満たせなくなる。

 

すなわち、簡単に売れる商品やしくみをつくることが、

長い目で見れば、会社の組織力が弱くなる。

 

なので、基本は高付加価値化を推進します。

 

デザイン性を高め、性能を高め、仕様を高める。

 

そうすると、付加価値をお客様に理解していただくために、

こちら側が勉強しないと全く価値が伝わらない。

 

その困難を乗り越えた先に、

会社として、スタッフさん個々としての成長があり、

長期的に強い会社になっていく、と思っています。

 

なのでローコスト化を提案したり、

建売をガンガン増やしていく、ということを提案していません。

 

こうした経営方針の答え合わせは、

10年単位で見なければできない訳ですが、

高付加価値化に取り組んでいただいてきたクライアント様は、

この路線に取り組んで良かった、と思っていただいている、

と個人的に思い込んでおります(←勘違い甚だしい)。

 

頑なにローコスト路線だったクライアント様も

2023年は仕様や性能を高めていただけます。

 

先進国は所得の二極化が進み、

更にAIやロボットの発達により、

二極化のスピードがより進むのです。

 

ある一定の所得以上の層をターゲットに、

住宅会社は展開していく必要があるのです。

 

安易にローコストに走った会社さんの

経営方針の答え合わせがこの2~3年で出来る、

と個人的に思っています。

 

10年スパンで考えるのが、経営なのです。

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【4377回】 激動の2023年

2022年12月24日 | 住宅コンサルタントとして

エンドユーザーの心理や嗜好の変化と

弊社クライアント様のことしか興味が無い私は、

業界全体の水面下の動きに関して、

それほど詳しくはありません。

 

で昨日、お伺いしていたクライアント様で、

いろんなことを教えていただきました。

 

これまで何十年と住宅事業に取り組んできて、

過去、それなりに上手く経営してきたが、

ここに来て頭打ちになっている会社の経営者で、

バイアウトを考えているケースが結構多いこと。

 

そして異業種から参入してきて、

そういう会社を買おうとしている会社もあるが、

そういう会社は、買った会社の価値を高めて

また再度売って儲けることを考えていること。

 

あの住宅会社やこの住宅会社も、自社を売ろうとしている、

ということを教えていただいて、ちょっと衝撃を受けました。

 

また、いろんなエリアでトップクラスだったビルダーの凋落や

新興勢力の躍進し、ランキングが大きく変わるなど、

住宅業界はかなり変化が激しかったのですが、

2023年は更に大きな変化があるだろう、と感じました。

 

経営者や幹部が高齢化する中で、

頭がやわらかい後継者を育てることができなかった会社は、

確かにどうやって経営していけば良いかを

イメージできないかもしれません。

 

なので自社を売ろうとする訳ですが、

売った場合、その会社で家を建てたOBさんのアフターは、

本当にいい加減で適当になりがちですので、

OBさんから見れば、ショックであり、裏切られた感が発生します。

(→私自身、身をもって感じています)

 

また、棟数を伸ばすために、

単純にローコスト商品を開発し、

薄利多売の戦略を取ってきた会社は、

このインフレの中、大苦戦となっています。

 

弊社のクライアント様でも、

今年、過去最高受注と絶好調だった会社もあれば、

かなり苦戦をされた会社もあります。

 

好調だった会社に共通するポイントは、

出店フォーマットが時流に合っていることと

ブランディングがうまく展開できている、ということ。

 

逆に出店フォーマットが変わっていなかったり、

ブランディングに関して

すなおに弊社の提案を受け入れていただけなかった先、

更には実行できなかった先に関しては、

やはり苦しい1年となりました。

 

円安による物価上昇など、

外部環境が大きく変わると、

商品やマーケティングをそこに合わせて変える必要があります。

 

市場に対しての打ち出し方であったり、

出店フォーマットであったり、商品であったり、

それらをタイムリーに変えていく実行力と資金力が

これからの時代、不可欠なのです。

 

2023年も業界的には激動の1年となります。

 

市場の変化、顧客心理の変化に適応するため、

学び続け、変わり続けたいものです。

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【4376回】 素晴らしい社屋&社風

2022年12月23日 | 住宅コンサルタントとして

昨日、お伺いしていたクライアント様の新社屋が完成し

コンサルティングはその新社屋でさせていただいておりました。

 

もう、建物がかっこ良すぎて、居心地よすぎて、

ぶっちゃけ、帰りたくない感覚におそわれました。

 

スタッフさんも皆、人間力が高く、

すなおで勉強好きでポジティブなので、

マジで帰りたくなくなるのです・・・。

 

お付き合いをさせていただいている私が、

こういう風に感じるということは、

当然ながら来店されたお客様も同じ感覚を持つと思うのです。

 

そうなんです。

こういう気持ちにお客様になっていただくことが、

住宅会社としての勝ちパターンなのです。

 

商品力や営業力などももちろん大切です。

 

でもそこに関して、今、勝ち残ってきている会社は

皆、既に持っているんですね。

 

なのでその部分では差がつきにくい。

 

だからこそ、居心地の良い空間やおもてなしが

ますます重要になってくるのです。

 

ここを極めておくと、これからの時代、

間違いなくお客様に支持していただき、

応援していただけるようになる。

 

居心地の良い空間と

心地よくあたたかい接客・おもてなし。

 

これらをお客様に提供することが、

皆さんの会社ではできているでしょうか?

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【4375回】 徹底的に真似る

2022年12月22日 | 住宅コンサルタントとして

クライアント様の若くて未来あるスタッフさんに、

ビジネスパーソンとして成長していただきたい、

という思いは年々、強くなっています。

 

2022年4月入社のスタッフさんは、

我が家の長男と同じ学年ですし、

2023年4月入社の方は次男と同じ年。

 

もう、ただただかわいい。

仕事もプライベートもうまくいって欲しい。

 

自分の子どもに

 

「良い感じで成長してもらいたい」

 

と願うのと同じことを

クライアント様のスタッフさんにも思ってしまうのですね。

 

少しでも参考になれば、ということで、

自分自身が若い頃にどういうことを考え、

どういう学び方をしていたのかを

お伝えさせていただくことが多いのですが、

私がとにかくやったのが、仕事が出来る先輩の真似なんですね。

 

優秀な先輩に同行をお願いし、

その先輩とお客様との商談を真剣に聞き、

 

「このシーンだと、自分だとこういうことを言うが、

なぜ先輩はこういう説明をしたのかな?」

 

と疑問に思ったことを記憶し、

お客様のところを出た後、

先輩を質問攻めし、答え合わせをしていったのです。

 

更に先輩がお客様から言われたことを

どのように感じ、なぜそういう発言をしたのか、

ということを根掘り葉掘り聞きまくっていました。

 

そして最終的に、先輩が憑依したかのごとく、

先輩の思考方法や行動パターンを

そのまま自分のモノにしていった感じです。

 

メモの取り方やファックスの文面、

社内の他部署とのかかわり方なども

徹底的に真似しまくっていました。

 

そして素敵な先輩が何人も周囲にいたので、

何パターンもの営業スタイルが自分に身につき、

いろんなタイプのお客様に対応できるようになりました。

 

コンサルに転職してからは、

とにかく師匠のスタイルを完コピする感じで、

徹底的に真似をさせていただきました。

 

職種が変わっても、自分がやっていることは何も変わらず、

とにかく素晴らしい上司・先輩の真似をする。

 

そこで基本的なスキルや対応力を身につけ、

その後、自分の個性がその基本の上に追加され、

気が付けばオリジナルのスタイルが出来上がっていた、

という感じなのですね。

 

これぞ、守破離だと思っています。

 

素晴らしい上司・先輩であったり、

会社の基本的な型をまずは徹底的に守る。

 

ビジネスパーソンとして成長していく上で、

大切なことなのでしっかりとやっていきたいものです。

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【4374回】 親の背中を子どもは見ている

2022年12月21日 | 親として

昨日、クライアント様の会長から

面白いお話を教えていただきました。

 

会長の古くからのお知り合いの方で、

両親が資産家で、多額の家賃収入が毎月、

入ってくる方がいるそうです。

 

学校卒業後、一応、就職はしたそうですが、

働かなくとも食べていけるため、

どの仕事も長続きしない。

 

で、最終的に働かなくなった。

 

その姿をお子さんは幼い頃から見ていて、

結果、そのお子さんも全然働いていないそうです。

 

お金に困っていないご家族かもしれませんが、

それってちょっと残念だよな、と思いました。

 

子どもは、親の背中を見て育つのです。

 

親の背中から、とても大きな影響を受けるのですね。

 

私自身、仕事に対する姿勢を決定づけたのは、

自分の父親の仕事に対する姿勢でした。

 

長崎の山奥から大阪に出てきて、

家族を養うため、

そして長男の私にはやりたいことをやらせてくれました。

 

その背中を幼いころから見ていたので、

私も子どもが出来たときに、

 

「こいつらがやりたことをやらせてあげられるくらい、

稼げるようにならないといけない」

 

と自然と思うようになりました。

 

それって、父の影響ですよね?

 

我が家の長男は4月から警察官になりましたが、

仕事に対する姿勢や考え方は、

話を聞いているととても良い感じです。

 

私の社会人1年目、2年目とは大違いで、

本当に誠実に仕事に向き合っている気がします。

 

次男も今、就活スタートしましたが、

イイ感じのビジネスパーソンになってくれると思います。

 

そういう大人になるように、育ててきたつもりです。

 

そして改めて、自分自身、

子どもの模範となれる生き方をしないとな、

と考える機会をいただきました。

 

コツコツと頑張る姿を

子ども達に見せつけていきたいと思います。

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【4373回】 弊社のコンサルティングの要諦

2022年12月20日 | 住宅コンサルタントとして

この仕事をさせていたただいて17年。

 

日々、各クライアント様でお仕事をさせていただき、

数多くの経験を積むことができました。

 

ありがたいことに、10年を超えるお付き合いを

させていただいているクライアント様が大半で、

クライアント様が成長されるシーンを数多く

間近で拝見することができました。

(←ツイてます)

 

弊社のクライアント様の業績が伸びる時、

ほぼ全社に共通するポイントがあります。

 

こういうシーンをしばしば拝見するようになると、

 

「このクライアント様は伸びるなぁ」

 

と感じるポイントがあるのです。

 

それは何だと思いますか?

 

 

私が感じているポイントは、

スタッフさんの中で本気で成長しようと決意した方が、

ある一定数、組織内に出現した時です。

 

では、本気で成長しようと決断したかどうかを

見極めるポイントは何か?

 

それは、研修の中で私が紹介した本や動画を

その場でポチる人が、何割くらいいるか、という部分です。

 

研修参加メンバーの半数以上が、

その場でポチる(=自己投資を即決する)ようになると、

確実にそのクライアント様は、

結果を出されるようになるのです。

 

コンサルが提案する手法や戦略だけで、

クライアント企業様の業績が伸びる、

ということはありません。

 

今の時代、業績を上げる、ということは難しいのです。

 

クライアント様の業績が上がるのは、

そのクライアント様の地力がついて、

戦略の実行のスピードや質が上がったからです。

 

そうなんです。

コンサルができることなんて、

所詮、火花を起こす程度のこと。

 

その後、炎を燃やし続けるのは、

クライアント様の地力とやる気なのです。

 

その結果、業績が伸びるのです。

 

弊社のクライアント様の中で、

ここ4~5年で大きく伸びた、

ある地方のトップビルダー。

 

お付き合いが始まった当初、

研修時にいろんな本や動画を紹介しても、

誰もポチらなかったです。

というか、読書の習慣も

店長を始め、各スタッフさんにあまり無かったのです。

 

ところが今は、私が提案したことは即、動かれ、

研修中にご紹介した本は、

大半の方がその場でポチられます。

 

スタッフの皆さんの考え方と行動が変わったので、

業績が大きく伸びられたのです。

 

という訳で、弊社のコンサルティングの要諦は、

クライアント様の現場のスタッフさんの考え方や行動を

成長される方のパターンに変わっていただく、

そのサポートということになります。

 

こういうこと、初めて書いたかもしれません。

 

なので、現場にどっぷりと入らせていただき、

スタッフさんとも大きく関わらせていただかないと、

ぶっちゃけ、成果が出ないのです。

 

だから、コンサルティングにおいて、

zoomは苦手、というか、成果が出にくいので嫌いなのです。

 

ちなみに、昨日お伺いしていたクライアント様でも、

少し変化が出て来ていて、

少しずつ、その場でポチるスタッフさんが増えてきたのです。

 

2023年、このクライアント様も

業績が伸びる手ごたえを感じた1日でした。

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【4372回】 2023年は修羅場だが、ちゃんと経営していれば乗り越えられる

2022年12月19日 | 住宅コンサルタントとして

基本的に私、ポジティブ人間ですし、

前向きに物事を考えるタイプです。

 

でも2023年は、住宅会社にとって

かなり厳しい1年になる、と思って下さい、

とクライアント様にお伝えしております。

 

その最大の理由は、

何度も申し上げているように、

物価上昇と電気代・ガス代の高騰により、

子育て家族の可処分所得が相当減り、

マイホームどころではなくなるからです。

 

経済は心理学ですから、

心理的に冷え込んでしまうと

日本人は我慢・耐えるモードになるので、

住宅会社にアプローチして下さるお客様は

かなり減ってしまうと思っています。

 

こういう時に備えて、

日頃から自社で家を建てて下さったOB様や

取引先様と良好な関係を構築している住宅会社は、

新規のお客様の来場が減っても

乗り越えられると思います。

 

ところが、自社を応援して下さる方をつくれていない、

正しいマーケティングが構築できていない住宅会社は、

目先の販促に頼らなくてはならないのですが、

その販促の効果が落ちているので、

かなりしんどいことになると思っています。

 

こういう時代に備えて、

日頃から市場に信用の貯金をしていることが、

実は重要なのですね。

 

自社と関わる方たちに信用され、

応援していただける関係を構築しておくこと。

 

スタッフさんの能力や人間力向上に

組織として取り組み続けること。

 

お客様が来場しやすいように、

魅力ある出店フォーマットで出店しておくこと。

 

自社が伝えたいことや自社の人間的側面を

動画で定期的に発信できるよう、

広報部隊を整えておくこと。

 

経営者や上司がスタッフさんを大切にすることと

ビジョンや戦略を明確にし、繰り返し伝え、

強い組織をつくっておくこと。

 

こういうことが大切であり、

コツコツとやっていきましょう、と

クライアント様に提案させていただき、

一緒に取り組ませていただいておりますが、

これらに真剣に取り組み、

実現していただいている住宅会社さんは

まず大丈夫です!

 

乗り越えていけます。

 

景気が良い時、順調な時に

こういう有事に備えて手を打っておくことが

経営なのです。

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【4371回】 幼少期の環境

2022年12月18日 | 住宅コンサルタントとして

この仕事を通じていろんなことを学んでいく中で、

非常に大切なことの1つとして、

幼少期の環境が挙げられます。

 

そしていろんなビジネスパーソンを見ていると、

その方の人間性と幼少期の環境には

ある関係性があるなぁ、と感じています。

 

幼少期に親の愛情をたくさん受け、

親に見守ってもらい、安心感ある環境で育った方は、

自己肯定感が強く、自分に自信を持っているケースが多い。

 

そういう方は、自己顕示欲や承認欲求は、

それほど高くありません。

 

というのは、親や周囲の方に見守られてきたので、

精神的に安定感があるような気がするのです。

 

そして心が満たされているのか、

自分よりも周囲の方が輝くことに対し、

心から賞賛できるだけの心の広さがあったりします。

 

自分が主人公でなくとも、何にも感じないのですね。

 

我が家の家内を見ていると、

まさにそういう感じがします。

 

自分のことよりも周囲のことを考えているのです。

 

家内はおっとりしていて天然ですが、

高校・大学とテニス部でキャプテンに指名されてました。

 

学生時代の自分は、

 

「なぜ家内みたいなタイプがキャプテン?」

 

と疑問に思っていましたが、

今考えると、常に周囲のことを考えていることが

部員全員に伝わっているから、

この人の言うことなら聞かないとね、となるのだと思います。

(ちなみに私は宴会部長的なポジションでした)

 

一方、幼少期に親から十分な愛情を注いでもらっていないとか、

親に否定的な言葉を投げかけ続けたり、

親からかなり厳しく育てられた方、暴力を受けた方の場合、

とにかく親の顔色を窺い、

親に忖度することを自然と選ぶようになるのですね。

 

で、自分の頭で考えるとかではなく、

組織の強者の顔色を見て立ち振る舞う。

 

自分より弱い立場の人には、傲慢な態度をとりがちで、

更には精神的に満たされないまま大人になったので、

承認欲求や自己顕示欲の塊となっている方が

メチャ多いなぁ、と感じます。

 

こういう方、若いうちは

まだ皆があたたかく接することができるのですが、

いい歳になっても変わらないと、

組織内では超ウザがられます。

 

いい歳して承認欲求とか、自己顕示欲が高いって、

ぶっちゃけイタ過ぎますよね?

 

それでも謙虚さがあったり、人として好かれる要素がある場合、

友人が注意してくれたりするのですが、

本人が自分に厳しい言葉を言ってくれる人を遠ざけてきた場合、

誰も何も言ってくれなくなり、

イタイまま年齢を重ね、手を付けられないくらい、

面倒な存在になったりするのですね。

 

そんな訳で、幼少期の環境って、

本当にその人の人格形成に重要なのです。

 

私が幼少期の環境のことを

クライアント様に定期的に伝えさせていただくのは、

クライアント様のスタッフさん、

それからお子様に幸せになっていただきたい、

ということを思っているからです。

 

お子様が小さいうちの環境整備は、

本当に重要なのです。

 

そこに住環境が果たす役割も大きいのです。

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【4370回】 人望がなく、人として嫌われてしまうと、ガバナンスが効かなくなる

2022年12月17日 | 住宅コンサルタントとして

社長だろうが、

経営者一族であろうが、

社長夫人であろうが、

人望が無く、人として嫌われていると、

スタッフさんは皆、その人と距離を取ったり、

その人と一緒に仕事をしたくなくなる、

というのが、今の時代の現実だと思います。

 

自分に代表取締役とか役員とかの肩書があっても、

嫌いな人と一緒に仕事したくない、

というスタッフさんの気持ちは、

個人的に理解できます。

 

やるとしても、嫌々やるので、

気持ちが全く入らず、

ただ業務を流してやっている感じになるのです。

 

当然、成果が出る訳もありません。

 

では、一般的にスタッフさんは、

どういう人と一緒に仕事をしたくないのでしょうか?

 

ポイントは2つあると個人的に思っています。

 

まず1つ目のポイントは、

承認欲求が強すぎる上司・役員。

 

とにかく自分の手柄にしたくなったり、

自分のおかげで結果につながったと

皆にアピールしたがる上司・役員・経営者は嫌われます。

 

部下の手柄を自分が持っていってしまったりすると、

もう本当にスタッフさんは冷めまくります。

 

まあ、こういうことをする方は、

自分が周囲にどう見られているか、

という感覚が著しく欠けているので、

周りの心が離れていることに気づかないのですが・・・。

 

そして2つ目のポイントは、

ガチガチに管理したがる上司・役員。

 

スタッフさんの考える力をそぎ、

自分の支配下に置きたいのか、

どんな小さなことでも全て報告させたり、

 

「全て私を通してください」

 

というようなトンチンカンなことを言ったりします。

 

で、そういうことを言うにも関わらず、

スタッフさんが全て報告し、支持を仰ぐと

当の本人の情報処理速度が遅いのか、

「ちょっと待って」を連発し、

組織内の業務を鉄壁なディフェンスで止めるのです。

 

部下を支配したい、という欲が強いのか、

ガチガチにやってしまうのですね。

 

自分を信じてくれない上司・役員を

好きになるスタッフさんは存在しないと思います。

 

結論、承認欲求と支配欲が強い人を

上司や役員にしてしまうと、

組織の一体化は図れません。

 

スタッフさんをあたたかく見守り、

スタッフさんに愛情をかけられる。

 

スタッフさんの能力に応じてですが、

管理は最小限で基本、信じて任せる。

(↑あくまでもスタッフさんのレベルによりますが・・・)

 

こういう上司・役員を目指したいですね。

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