鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第2982回】 評価を下げる決断

2019年02月28日 | 住宅コンサルタントとして

セブンイレブンに加盟している東大阪市の店舗が

24時間営業したくともスタッフが集まらず、

24時間営業ができていないことで本部が契約違反だと指摘し、

FC契約の解除、並びに1700万円の違約金が発生する、

というニュースが流れています。

 

法的にはセブンイレブンの主張が正しいのでしょう。

 

この本部の判断を皆さんはどう思われましたか?

 

一方、回転鮨のスシローが2月5日、6日と

ほぼ全店にあたる500店舗で一斉休業を実施しました。

 

このスシローの決断を皆さんはどう感じましたか?

 

 

私、セブンイレブンが好き、というか、鈴木敏文会長が好きで、

コンビニでは圧倒的にセブンイレブンを支持していました。

 

でも今回のこのセブンイレブンの判断は、

人や加盟店オーナーへの思いやりに欠ける判断だな、

と感じてしまいます。

 

もちろん、この1件を認めれば、

同じように人材不足で困っている他のオーナーも

夜間営業を中止しようという動きになる可能性が高い。

 

だから本部として認める訳にはいかない、ということでしょうが、

世論は本部の決断を支持しないでしょう。

 

個人的には、セブンイレブンのファンだけに、残念です。

 

理論理屈やルールはもちろん大切。

でも、人の心はそれだけでは納得できないのも現実。

 

業界のリーディングカンパニーだからこそ、

寛大な決断も下せるのでは、と思っています。

 

この件がどのような決着を迎えるのか、個人的に注目していきたいと思います。

 

そして人不足は、コンビニや飲食店だけでなく、

住宅業界も深刻です。

 

働いてくれるスタッフさんだけでなく、

現場で仕事をやって下さる職人さん不足も不足していくでしょう。

 

ここの問題をどうやって解決していくのか?

 

特に職人さんの不足解消には、民だけでは難しいでしょう。

 

それでもできることはあるはず・・・。

 

「この会社で働きたい!」と思ってくれる方、

「この会社の仕事がしたい!」と職人さんが思ってくれる会社をつくること。

 

そして職人さんが減少しても回る家づくりを模索していかなくてはなりません。

 

やるべきこと、満載です。

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【第2981回】 人としての優しさ、あたたかさが価値を増す時代

2019年02月27日 | 住宅コンサルタントとして

これからの時代、商売で最も重要なのは何か?

 

これだけ情報がすぐに入手できる時代。

 

いろんな商品やサービスを開発しても、

真似されることは避けられないでしょう。

 

また昔のように著しく品質の悪い商品やサービスも

生まれにくいでしょう。

 

日本全体が豊かになっていますので、

特段、特別なモノを望まなければ、

物質的に困ることもないでしょう。

 

そんな中、物質的なものよりも

精神的に満たされたいと思うように時代は動いていくと思います。

 

収入が上がり、あまり細かい金額にこだわらなくてよくなると、

接客が良いお店、スタッフさんが一所懸命対応してくれるお店、

そして自分のことを覚えてくれているお店で買いたくなるものです。

 

それは、人としての精神的な満足を感じたいからだと思います。

 

住宅会社も同じ。

 

商品がいかに安くてお得かを伝えても、

それはローコスト層のお客様にしか刺さらないケースが増えています。

 

ライバルと150万、200万差が開いていればまた別ですが、

価格差がそれほどなければ、結局のところ、

営業マン、それから会社全体から感じる人間味、あたたかさで

お客様はどの会社に依頼するのかを決めることが多いと思うのです。

 

こうしたことが理解でき、適応できている会社が、

最終的に勝つでしょう。

 

皆さんの会社は、こういう流れに適応できていますか?

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【第2980回】 良い空気感をつくるのは・・・

2019年02月26日 | 住宅コンサルタントとして

先日、静岡市でとても素敵なお店を発見しました。

 

いつも泊まるホテルのすぐ近くにある居酒屋さんなのですが、

食べログではなく、グーグルMAPの書き込みが非常に良かったので

一度入ってみることに・・・。

 

店員さんの笑顔や席までの案内も素敵で、

私が座ったカウンターの前には、面白い調味料が・・・。

 

玄米水飴、アマニ油、こめ胚芽油、三河みりん、栄醤油、ココナッツオイル。

 

全部、体に良いやつやん!!!

 

そして店員さんが、料理へのこだわりを説明して下さったのです。

 

・オーナーの畑で有機栽培している野菜と、

毎日、市場に足を運び、オーナー自ら仕入れた魚がこだわり

・グルテンフリー

・砂糖不使用(代わりにみりんや玄米水飴を使う)

 

私が若い店員さんの話をかなり食い気味に聞いているのを見て、

厨房から男性が出てきて下さいました。

 

そう、この居酒屋さんのオーナーさん。

 

もう人柄の良さが伝わってきますし、

お客様の体のことを考え、素材からこだわっていることに

とても共感できました。

 

私、自宅では夜、野菜サラダを大皿山盛り分、食べるのですが、

この居酒屋さんでも自宅と同じ量が出てきて、

しかもドレッシングがアマニ油を使ったものでした。

 

もう体に良いのが伝わってきます。

 

オーナーがお客様の体のことを考え、

素材選び、調味料選びにこだわりがある。

 

しかもオーナーの人間力が非常に高い。

 

そういうお店が持つ空気感は、

お客様にとって非常に居心地が良く、

またこういう空気感で働くことで

スタッフさんのおもてなし力が上がっていくのだと思います。

 

そしてその空気感に魅かれてくるお客様も

やっぱりいい感じの方が多い。

 

繁盛店っていうのは、結局のところ、

オーナーのこだわりと人としてのあたたかさ、優しさがベースにあって、

それがスタッフさん、お客様へと伝わって、

とても良い空気感が出来上がることで生まれるんだな、と感じました。

 

静岡に泊まる時は、このお店に通いたいと思います。

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【第2979回】 他の業種と比べると・・・

2019年02月25日 | 住宅コンサルタントとして

私は住宅業界の中だけでこれまで仕事をしてきましたので、

他の業種のことはあまり分からなかったのですが、

他の業種を極めておられる方とお話をさせていただくことで、

住宅業界のことが客観的に理解できるようになってきたかな、

と最近、感じます。

 

まず、扱っている商品が圧倒的に分かりにくい。

 

建売住宅や中古住宅を除き、

お客様は購入決定の際、契約の際、

実際にそこに商品が存在しない訳です。

 

だから、当然ながら、信用していただけないと売れない訳で、

住宅業界で最も重要なことは「信用」ということになります。

 

そしてお客様とのご契約からお引渡しまでにかかる期間が圧倒的に長く、

更に引渡しをするまでに関わる人の多さでは断トツに多い。

 

すなわち、長きに渡っていろんな方と関わっていくので、

外面がちょっと良くてもすぐにバレてしまう。

そしていろんな方のお力をお借りして家が出来上がる訳で、

コミュニケーションの鵜力が非常に必要な業種であることが分かります。

 

また、一般的な小売業と比較すると、

お客様との出会いにとにかく苦労する。

 

購買頻度が低いことと、価格が高価で分かりにくいこともあり、

お客様との出会いに苦労している企業の割合は、

他業種に比べて非常に高いのではないかとも感じます。

 

だからブランディングも自社でしっかりと

おこなっていかなければなりません。

 

このように業界をちょっと俯瞰して見ると、

住宅を販売していく上でどういう業態を開発していけば良いのか、

そのヒントが得られたりする訳です。

 

新しい業態を開発する際のヒント、

そして各クライアント様にどんなことに取り組んでいただくべきか、

というヒントが、異業種の方とお話することで

多々、得ることが出来るのです。

 

同業の方とばかり、つるんでいると、発想が固まります。

居心地が良い、いつものメンバーで固まっていると、

新しいヒントがなかなか出て来なかったりします。

 

いろんな業界の人から、たくさんのことを学んでいきたいですね。

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【第2978回】 第二回京都会

2019年02月24日 | 住宅コンサルタントとして

昨日は京都に住む前職時代の方たちと集まって

うまいものを食べていろんな情報交換をし、

刺激をたくさんいただく、京都会の第二回でした。

 

祇園にある西川さんという和食屋さんに集合し、

上品で繊細な和食をいただきながら、

知らないことをいろいろと教えていただいておりました。

 

皆、その道を極めている方たちなので、

私からすれば、知らないことだらけ・・・。

 

例えば、アパレルの世界で売れ残った商品が

どういう末路になるのか、ということは、

私、全く知らなかったのですが、

もうその話を聞いて衝撃でした。

 

そんなことをしていたら、

最も大切な、自社の服を自分のお金で買ってくれるお客様を

裏切っていることになるんちゃうん?

 

だから日本のアパレルメーカーって、あかんねん、

って思いました。

(←一部のメーカーさんだけだと思いますが・・・)

 

バーバリーが、売れ残った在庫を大量破棄していることが発覚し、

それが叩かれることがありましたが、

なぜバーバリーがそういうことをしたのか、

私、ようやく理解できました(←遅っ!)

 

また先輩の経営者としての悩みに対し、

私が13年間、コンサルタントとしてやってくる中で

気づいたことをお伝えすると

その考え方が斬新だったようで、

何らかのお役に立てたとすれば、嬉しいです。

 

 

たくさんの刺激をいただき、

またメンバーの皆様の人としての素晴らしさから

たくさんのことを学ばせていただけ、

あまりにも楽しすぎて、ついついお酒を呑み過ぎてしまう・・・。

 

解散後、家内と待ち合わせして

電車であるエリアまで移動したのですが、

電車内で爆睡していたようで、

目が覚めると半分、キレておられました(汗)。

 

次回は5月開催なので、

その時までまたしっかりと仕事に向き合い、

いろんな情報をメンバーの方たちに提供できたら、と思います。

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【第2977回】 モノを大切にする心

2019年02月23日 | 住宅コンサルタントとして

仕事の納期が差し迫る中、時間的に追い込まれた時、

これまで考えても考えても出て来なかったアイデアが

湯水のように出てきて、仕事が一気に片付くことって

経験したことってありますか?

 

心技体が完全に調和し、とんでもないパフォーマンスを出せる。

 

その状態をゾーンと言いますが、

ゾーンに入るために、どんなことに取り組めば良いか、

考えたことはありますか?

 

私自身、前職で数多くのプロジェクトに関わらせていただいていた際、

自分に与えられたパートで、さまざまな分析をおこない、

そしてそれを報告書としてまとめるのですが、

とにかく時間的に追い込まれることが多かったのです。

 

そんな中で極限まで追い込まれた時、

普段では考えらないようなスピードでアイデアが湧き出てきて、

しかもキーボードの打ち込むスピードも通常の倍くらい早くなり、

一気に仕事を完了させるようなことができたことがありました。

 

そしてゾーンに入るのは、ビジネスももちろんそうですが、

スポーツの世界ではよく聞く話ですよね。

 

ハンマー投げの選手として、

アテネオリンピックで金メダルを獲得した室伏広治選手は、

80メートルの壁を超えることが出来たのは、

自分の心と体、そしてハンマーと一体となれたからではないか、

と著書でおっしゃっておられます。

 

そしてハンマーと一体となる感覚をつかめたのは、

練習終了後にハンマーを丁寧に磨くようになってからだそうです。

 

投げる度に何度も地面に落ちて泥がついたハンマーを

水をかけて丁寧にたわしで磨く。

 

すると水だけでなく、洗剤をつけて磨いた方が、

ハンマーにとって気持ちいいのでないか、という気持ちが芽生えてくる。

 

こうして道具であるハンマーのと向き合っていくうちに、

ハンマーだけに神経を集中できるようになった、とのことでした。

 

モノを大切にするということのスポーツ界での第一人者は、

イチロー選手だと個人的に思っています。

 

室伏選手の著書を読ませていただいて、

その道で一流の方は、道具を大切に扱っている方だ、

と改めて思いました。

 

確かに一流の住宅会社の事務所も現場もスタッフさんの車の中も、

どこを見てもキレイで、手入れが行き届いています。

 

一流を目指すのであれば、まずはモノを大切にする。

 

皆さんは出来ているでしょうか?

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【第2976回】 テクニックを高める前に、商いの本質を胸に刻む

2019年02月22日 | 住宅コンサルタントとして

これからの時代、住宅会社の経営者が

考え抜き、決定しなければならないことをまとめると

次のようになります。

 

どんな方が自社のお客様なのか?

そのお客様の困っていることを解決し、望んでいること実現するために、

どんな家をつくっていかなくてはならないのか?

そういう家をつくっていくために、

自社はどういった部分を強化しなければならないか?

 

こうしたことを四六時中考え、

お客様の幸せな暮らしを実現できる家を提供したい、

お客様に心から満足してもらいたい、

というような気持ちで仕事に謙虚に向き合えば、

お客様の心に伝わって応援して下さる方が増え、

着実に成長していけると思います。

 

しかしながら、テクニカルな部分にばかり目が行き、

お客様に対する考え方が変な方向を向いてしまうと、

足下をすくわれることになるでしょう。

 

情報発信のスキル、営業トークのテクニック、

そして商品力やブランド力を高めることもとても重要なのですが、

お客様は我々の心がどっちを向いているのか、

敏感に感じてしまうのです。

 

お客様や従業員様のために、

素晴らしい取り組みを継続して行うことは素晴らしいですが、

 

「うちの会社、すごいでしょう!」

 

と、ちょっと鼻についた態度を取ってしまうと、

お客様は、

 

「この会社、お客様のため、と言いながら、

本心はそうでは無いのでは・・・」

 

と見抜いてしまうのです。

 

最新の手法を使って、いろんな取り組みをしても、

その発信内容からお客様は心がどっちを向いているのか、

気づいてしまうと思います。

 

だから高度なテクニックを使うほど、

ベースとなる心のあり方、向いている方向、謙虚な気持ちが重要になると

最近つくづく感じます。

 

商いの本質は、お客様にご満足いただくために、コツコツと努力すること。

そして応援して下さるお客様が増えていくこと。

 

ここを忘れず、精進して参りましょう。

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【第2975回】 自社でメディアを持つ時代

2019年02月21日 | 住宅コンサルタントとして

私自身、時代の流れについていこうと必死ですが、

得意な部分と苦手な分野がどうしてもあります。

 

苦手な分野だけれど、

今のエンドユーザーにとって重要だと思うことは、

いろんな方に教えていただいて、

何とか大枠だけでも本質を掴もうと試みます。

 

売り場や接客といった分野、そして営業に関しては

今でもバリバリだと思っていますが、

SNSやWEBに関しては、苦手です。

 

昨日、お伺いしていたクライアント様は、

SNSやITの分野に関してはとても優秀で、

いつもいろんなことを教えていただいておりますが、

昨日も衝撃的なことを多々、教えていただき、

今後の対策を検討しておりました。

 

モデルハウスの来場UPに関しても、

見学会の誘致に関しても、

スタッフの採用に関しても、

これまでの住宅業界のやり方とは全く異なっていくことでしょう。

 

広告代理店、TV局、制作会社、人材会社。

これらの業界に依頼していたことが

全部自社で、しかもほぼコストゼロで出来る時代なのです。

 

いやいや、昨年末に作成した事業計画書、

またブラッシュアップせなアカンやん・・・、

と帰りの飛行機の中で思っておりました。

 

これからのマーケティングのポイントは、

いろんなユーザー様から信用されるメディアを自社で持つことです。

 

そのメディアさえ持っていれば、何でもできる時代です。

 

見込み客の発掘、更には学生さんの採用、

中途で即戦力の方の採用や自社のブランディング。

 

これらが自分たちだけで出来る時代なのです。

 

しかもこれ、どんな業態でも通用することですけどね・・・。

 

今日、お伺いするクライアント様からお伝えして参りますが、

ここで適応できる会社と適応するのに苦労する会社に

分かれると思いますが、

何とか適応して参りましょう。

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【第2974回】 ショールーム来場が増えた理由は・・・

2019年02月20日 | 住宅コンサルタントとして

昨日、お伺いしていたクライアント様は、

サッシや建材を販売しながら、リフォーム事業にも取り組んでおられます。

 

本社社屋内にショールームをお持ちで、

OB様のリピート率が非常に高く、紹介も多い。

 

その要因は、とにかくスタッフの皆様の人間性が高く、

おもてなし心溢れ、お客様に対する姿勢が素晴らしいことが

お客様にも自然と伝わっているからでしょう。

 

昨日、専務の車でお迎えに来ていただき、

本社に着き、車を降りたところ、

ショールームのスタッフさんの対応が以前と異なることに

すぐに気づきました。

 

私がショールームの中に入っていくと、

スタッフさんが席を立って、丁寧で品のあるお辞儀をして下さいました。

 

明らかに前月までと違うのです。

 

そしてショールームの中のディスプレイのクオリティが劇的に上がっていて、

非常に品のあるリフォームショールームになっていました。

 

そして2月に入っての新規のお客様の来場が

これまでと比較にならないくらい、好調なのです。

 

チラシは打たず、インスタグラムのみの発信で、です。

 

その理由は何か?

 

これは先日、クライアント様の社長に教えていただき、

今、私がはまっているCoCo壱番屋の創業者、

宗次徳二さんの著書に書かれていますが、

とにかく接客が変わったのです。

 

「お客様 笑顔で迎え 心で拍手」

 

ということが実践できていました。

 

最初の印象が良いと、

ショールームの中のいろんな部分を見ても

何か良く見えてしまうのです。

 

実際、CoCo壱番屋では

味の満足度と接客の満足度は

お客様アンケートの分析によると比例しているようで、

接客の評価が低い店の味に対する満足度は低いそうです。

 

実際は、同じ食材を使っているので味は同じなんですけどね。

 

すなわち、商売の基本は、心を込めた接客ということでしょう。

 

皆さんの会社では、心を込めた接客が出来ているでしょうか? 

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【第2973回】 自発的に取り組むスタッフが出てくる空気

2019年02月19日 | 住宅コンサルタントとして

何か新しい取り組みをする際には、

担当してくれるリーダーを選出することが欠かせません。

 

うまくいかない組織は、リーダーを選ぶ時、

自らの意思で「自分がやります!」という人が出て来ない。

 

結果、社長や上司がスタッフの中から選ばざるを得ないのですが、

リーダーに任命された人は、「ええ、何で私が・・・」というリアクション。

 

やらされ感がにじみ出ているリーダーでは、

新しいことにチャレンジしてもうまくいかないですよね。

 

昨日、お伺いしていたクライアント様では、

スタッフさんの中から

 

「マーケティング担当、自分がやります!」

 

と立候補してくれる方が出てきて、

毎日、朝早く出社して、せっせとインスタを集中してやっておられるそうです。

 

更にインスタ以外にもいろいろと取り組んでおられ、

その企画力は、男性の中でもずば抜けている感じ。

 

来場数も増え、しかも初回接客の制度も変えたので

商談客が一気に増え、嬉しい悲鳴が・・・。

 

しかも工務の責任者からは、

 

「お客様との仕様決め、自分たちが手伝うよ!」

 

と、ちょっと経営陣としては嬉しい提案があったのです。

(このクライアント様では、仕様決めは営業と設計が同席して、

お施主様と打合せして確定するスタイルでした)

 

営業の責任者、マーケティングの責任者、工事の責任者。

 

この3名、もともと全員、営業マンだったのです。

 

しかしながら、会社の状況が変わっていく中で、

各セクションの責任者となり、3名とも自覚を持たれ、

自発的にいろんな提案をされるように変わられました。

 

正直、やらされ感はゼロ。

 

これからの結果が楽しみです。

 

社員さんが自発的に仕事に取り組む組織。

 

これがこれからの時代、非常に重要なのですが、

そのポイントは何だと思いますか?

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【第2972回】 今の自分の幸せ

2019年02月18日 | 住宅コンサルタントとして

2月1日より、我が家の長男はアイルランドに留学に行っています。

 

1月は家族全員で過ごす時間が結構ありましたし、

長男がお付き合いをさせていただいている彼女も家に来てくれたりして、

楽しい時間を過ごすことができました。

 

長男がアイルランドに行って以来、

私も家内もLINEのやり取りをしたのは1回のみ。

 

でも、長男がどんな暮らしをしているのか、

家内はかなり詳しく理解しています。

 

その理由は、長男が彼女と毎日、連絡を取り合っていて、

彼女と彼女のお母様が非常に仲が良く、

更に彼女のお母様と家内も仲が良いこともあって、

 

「彼女⇒彼女のお母様⇒家内⇒私」

 

というルートで情報が入ってくるからです。

 

アイルランドに旅立つ前、長男と彼女は

スノボに行ったり、デートをしたり、

大半の時間を一緒に過ごしていました。

 

出発当日は、長男を関西空港まで見送ってくれ、

帰国の時も迎えに行ってくれるようです。

 

二人の純粋なお付き合いを傍から見ていると、

本当に心がほっこりするというか、

心から嬉しいというか、

素敵な方と良いご縁を我が家の長男はいただけているなぁ、と

本当に感謝しています。

 

長男がホームステイをさせていただいているご家庭は、

ご主人がフレンチレストランのシェフらしく、

料理がメチャ美味しいそうですし、

ご夫婦揃ってとても良くして下さっているようです。

 

いつか家内と一緒にアイルランドを訪れ、

直接お会いしてお礼と感謝の気持ちを伝えられたら、

と考えております。

 

子どもの幸せ、家族の幸せこそが、自分の幸せ。

 

子どもが良い経験を積み、自立できるように

大学卒業までしっかりとサポートしたいと思います。

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【第2971回】 大きな組織での経験

2019年02月17日 | 住宅コンサルタントとして

私自身、社会に出て最初に働かせていただいた会社での経験が

本当に今の仕事に活きています。

 

どんな情報も必ず、通達という形で文字で見える形で発信されること。

各部署、自分の仕事の成果を必ず数字で書面にまとめ、報告すること。

問題がある時、現状分析を科学的に行うこと。

PDCAサイクルを回し、仕事の精度を高めていくこと。

稟議や申請など、書面で事前に許可を取ってから仕事をすすめること。

ルールを遵守しないと、他部署に迷惑をかけてしまうこと。

考え方や価値観が違う社員をまとめていく上で、

考え方と行動の基準をつくり、

それを徹底して上司が部下に伝えつづけること。

 

などなど、教えていただいたことを数えれば、きりがありません。

 

一事業、一拠点で少人数でやっているうちは、

トップの考えを朝礼や会議の時に直接、社員さんにお伝えしたり、

1対1のコミュニケーションを社員さんと取る際に

直接、お伝えすれば良いのですが、

複数事業、複数拠点でスタッフさんの数が増えてくると、

トップがただただスタッフさんに話すだけでは

いろんな情報や心構えが伝わらなくなってくるのです。

 

すると、組織はまとまらなくなったり、

各組織が自分の価値観で走り出したりと、

決定したことが現場で実行されなくなったりするのです。

 

クライアント様が順調に成長され、

複数の店舗展開、複数事業をされるようになると、

単に業績を高めるための提案だけではなく、

決定したことが現場で実行される組織をつくっていくために、

いろんなことに取り組んでいかなくてはならないのです。

 

大きな組織をまとめて動かしていく際のポイントを

社会人一年目から社内で目の当たりにできたことは、

今から思うと本当に幸運でした。

 

会社の成長と共に、組織のまわし方も変わり、

そしてトップ自身も変わっていく必要があるのです。

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【第2970回】 心からの拍手

2019年02月16日 | 住宅コンサルタントとして

昨日、クライアント様の社長からとても心に沁みる話を教えていただきました。

 

あるメーカーさんの年次大会に参加されていたのですが、

そこでCoCo壱番屋の創業者である宗次徳二さんの講演を聴かれたそうです。

 

その講演の内容が素晴らしかったそうで、

社長のお話を聴かせていただいているだけで

私自身も胸が熱くなってしまいました。

 

そして早速私も宗次氏の本をアマゾンで手配しました。

 

CoCo壱番屋は国内だけでも1300店舗を超えますが、

繁盛するポイントは2つに要約できるそうです。

 

1つは接客。

そしてもう1つは清掃。

 

チェーン店の場合、同じ商品を同じマニュアルに沿って、

オペレーションを回していますが、

1300を超える店舗の中で業績が芳しくない店舗は、

敷地内に雑草が生えていたり、看板が割れていたり、

お店のトイレが汚かったりするそうです。

 

更にお客様が入店されても、スタッフが私語をしていたり、

お客様に対する挨拶や笑顔が不足していたりするとのこと。

 

接客と清掃。

 

これ、基本中の基本の話ですが、

私自身もいろんなお店、クライアント様、住宅会社を見ていても

全くもってそう思うのです。

 

そしてお客様に対して心からの接客をするポイントを

宗次氏は「心からの拍手」だとおっしゃっておられたそうです。

 

寒い中、足下の悪い中、わざわざ足を運んで下さったお客様。

 

そのお客様がお店に入ってこられた際に、

心の中でお客様に最大の拍手をするのだそうです。

 

すると、挨拶一つ、動き一つが変わり、

お客様に対して感謝の気持ちが伝わっていくのでしょう。

 

お客様が来て下さったことに対し、

心から拍手をし、お客様に感謝の気持ちを持って接することができていますか?

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【第2969回】 見た目より安く感じていただくことが、売り場で実現できているか?

2019年02月15日 | 住宅コンサルタントとして

商売で成功するポイントはいくつかありますが、

そのポイントの一つに、

お客様のイメージよりも実際の価格が安いと感じていただく

ということがあります。

 

見た目よりも実際の価格が高ければ、

お客様は売り手に対して心理的にバリアを張ってしまいがちです。

 

その状況を優秀なスタッフさんは

会話や表情、しぐさでお客様を惹きつけ、

高くとも買いたいと思っていただく対応が可能です。

 

しかしながら、若くて経験がまだまだのスタッフさんだと

その価格の高さからくるお客様の心理的バリアを攻略できず、

お客様に引かれてしまって終わり、

ということがありがちです。

 

若手スタッフさんに育ってもらう経験を積んでいただくためにも、

売りやすい環境をつくっておかなくてはなりません。

 

そのためにも、経営者は売りやすい環境と共に

人間的成長の機会をつくり、

そしてお客様が欲しいと思うような商品を

つくっていく必要があるのです。

 

昨日、お伺いしていたクライアント様は、

見学会に来場されたお客様に価格をお伝えすると、

 

「本当にその金額でできるんですか?」

「思っていたよりも安いですよね!」

「他社だと坪あたり10万~20万は高いですよ!」

 

と言われるそうです。

 

こういう家をつくっているからこそ、

対応できないくらいの商談中のお客様を抱えることが出来るのです。

 

こうした状況を売り場で実現するためには、

ディテールのおさまりにこだわりを持ったり、

色の使い方、素材の選定が重要です。

 

すなわち、建築そのものが好きで、

しかも研究を重ねなければ、実現できないのです。

 

見た目よりも安いとお客様に感じていただける売り場。

皆さんの会社では実現できていますか?

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【第2968回】 一気に成果が出る予感

2019年02月14日 | 住宅コンサルタントとして

先月末から、あることを徹底していただくよう、

各クライアント様にお願いしております。

 

今、新築を建てるお客様世代の価値観、心理に合った施策です。

 

この仕事をさせていただいて13年。

 

13年間で気づくことが出来なかったことです。

 

おそらく、このご提案通りに接客手法を変えるだけで、

お客様の反応が、かなり変わってくると思います。

 

昨日、お伺いしていたクライアント様は、

お客様のために本当に良い家をつくり、

お引渡し後も万全の対応ができるよう、

組織をつくられておられます。

 

社員さんの人間力教育にも力を入れており、

スタッフさんの人間力は抜群です。

 

この高いポテンシャルをお持ちの住宅会社が、

時代に合った手法を取り入れることで、

どこまで結果が変わるか、私自身、ワクワクしています。

 

3月4月の契約は、成果が一気に出る予感。

 

楽しみです。

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