篠山市宇土の葵音(あおい)ちゃん、5月25日生まれ。
「お兄ちゃんたちと仲良く元気に育ってほしいです。
主人と母に立ち会ってもらえて、安心して産めました。」
そうですね、タマル産の特徴は、陣痛室と分娩室と回復室が一緒になっているLDRですから、
家族と一緒に産めるのですよね。
単に温かいお湯の上で産むというだけではないのですね。
上の子と一緒に産むことだって有ります。
5月生まれなので、あおいちゃんなのですね。
5月は京都では葵祭りですからね。
うちの子の1人も5月生まれで、葵という字を使っています。
それに妹や弟が生まれる時に立ち会えるのは、すばらしい事です。
うちの子も、妹が生まれる時に、自宅出産だったので、立ち会ったのです。
今でもその話をしますよ。
さて、今日も水曜日ですから婦人科のお話を致しましょう。
最近、たまたま子宮頸がん検診に来られた方で、
診察すると大きな子宮筋腫が有るのです。
赤ちゃんも産み終えて、30代半ばの方です。
聞いてみると、外科で長い間、貧血の治療をしているのだとか。
ですが、なぜ貧血になったかは調べてもらっていないそうです。
それってへんな話ですよね。やはり病気の原因は知らないと、治療もできませんよね。
何度かお話したことが有りますが、貧血の女性を見つけたら、原因検索をしないといけません。
貧血には3パターン有って、1つ1つの赤血球の大きさが小さい貧血と、
赤血球がふつうサイズの貧血と、赤血球が大きな貧血です。
赤血球がふつうサイズだと白血病などの怖い病気も有りますよ。
大きな赤血球の貧血は、ビタミンB12や葉酸が欠乏していることが原因です。
葉酸もビタミンBの1つです。
野菜をキライな人に多いのです。
そのまま妊娠してしまうと、胎児に二分脊椎や無脳症という奇形を起こすので、注意が必要です。
そして、赤血球が小さくて、色の薄い貧血を見つけたら、
それが鉄が不足した貧血、すなわち鉄欠乏性貧血なのです。
もちろん鉄剤を飲まないといけませんね。
注射で鉄を補い過ぎると、かえってヘモジデローシスという病気になって、肝臓なんかがやられます。
貧血の検査をしたら、どうも女性ですから、鉄が不足している貧血だ、というところまで分かります。
次に、鉄が不足するということは、なぜ起こったのかと考えます。
摂取が不足しているのか?ダイエットなんかをしていないかですね。
漢方薬で貧血が治るという処方も有ります。
それ自体には鉄分は含まれていないので、ビタミンCのように、鉄の吸収を助けるのでしょうね。
鉄が不足するもう1つの原因が、出血している場合です。
胃潰瘍なんかも出血する原因の1つです。
ですが月経の有る女性を見たら、もちろん月経血量が多いかどうかを聞かなければなりません。
多いかどうかなんて分からない、という方は、血の塊が出るかどうかが参考になります。
ここまでくれば、他科の先生でも、問診で子宮筋腫が無いかを想定しないといけませんね。
たいていは自院の超音波検査で、お腹からでも分かるくらいのお腹の下の方のできものなら、
婦人科に紹介していただけます。
貧血が有って、超音波検査もしていないとなれば問題ですね。
もしそうであれば、自分から婦人科を受診しないといけませんよ。
なぜ患者さんを紹介されないのか不思議だと思われませんか?
話が長くなりましたが、貧血と言われたら、内科や外科ではなく、まず婦人科を受診してください。
この方の場合は、30代半ばです。
40代半ばならば、子宮を小さくする薬も使うところでしょう。
閉経にさえもっていければ、手術までする必要は有りません。
まだ妊娠したい希望が有るなら、コブだけ取る手術をするのがベストです。
子供は生み終えて、閉経までは時間が有るとするなら、これは迷う選択ですね。
自分でも治療を選択していただく必要が有るでしょう。
どんな方法が有るか、列挙してみましょうか?
薬を半年使って半年休薬を繰り返す。ただし更年期様の症状も。
手術がおすすめですが、手術にもいろいろな方法が。
ふつうはこの年齢ですと、子宮を全部取るところです。
コブだけ取るなら楽ですが、再手術の可能性も有ります。
腹腔鏡で取るというのも最近のはやりですが、リスクはむしろ高いです。
膣からお産のようにして、子宮を抜き取るように取ることも。
上手な先生ならこれが一番楽かも。
私も上手だったのですが、15年もその手術はしていないので、もうしませんからね。
ここまでは保険診療です。
超音波で、胆石のように砕くことをしている施設も。
貧血になったら、どうするのですって?覚えましたか?
フェイスブックはこちらhttps://www.facebook.com/tamarclinic
「お兄ちゃんたちと仲良く元気に育ってほしいです。
主人と母に立ち会ってもらえて、安心して産めました。」
そうですね、タマル産の特徴は、陣痛室と分娩室と回復室が一緒になっているLDRですから、
家族と一緒に産めるのですよね。
単に温かいお湯の上で産むというだけではないのですね。
上の子と一緒に産むことだって有ります。
5月生まれなので、あおいちゃんなのですね。
5月は京都では葵祭りですからね。
うちの子の1人も5月生まれで、葵という字を使っています。
それに妹や弟が生まれる時に立ち会えるのは、すばらしい事です。
うちの子も、妹が生まれる時に、自宅出産だったので、立ち会ったのです。
今でもその話をしますよ。
さて、今日も水曜日ですから婦人科のお話を致しましょう。
最近、たまたま子宮頸がん検診に来られた方で、
診察すると大きな子宮筋腫が有るのです。
赤ちゃんも産み終えて、30代半ばの方です。
聞いてみると、外科で長い間、貧血の治療をしているのだとか。
ですが、なぜ貧血になったかは調べてもらっていないそうです。
それってへんな話ですよね。やはり病気の原因は知らないと、治療もできませんよね。
何度かお話したことが有りますが、貧血の女性を見つけたら、原因検索をしないといけません。
貧血には3パターン有って、1つ1つの赤血球の大きさが小さい貧血と、
赤血球がふつうサイズの貧血と、赤血球が大きな貧血です。
赤血球がふつうサイズだと白血病などの怖い病気も有りますよ。
大きな赤血球の貧血は、ビタミンB12や葉酸が欠乏していることが原因です。
葉酸もビタミンBの1つです。
野菜をキライな人に多いのです。
そのまま妊娠してしまうと、胎児に二分脊椎や無脳症という奇形を起こすので、注意が必要です。
そして、赤血球が小さくて、色の薄い貧血を見つけたら、
それが鉄が不足した貧血、すなわち鉄欠乏性貧血なのです。
もちろん鉄剤を飲まないといけませんね。
注射で鉄を補い過ぎると、かえってヘモジデローシスという病気になって、肝臓なんかがやられます。
貧血の検査をしたら、どうも女性ですから、鉄が不足している貧血だ、というところまで分かります。
次に、鉄が不足するということは、なぜ起こったのかと考えます。
摂取が不足しているのか?ダイエットなんかをしていないかですね。
漢方薬で貧血が治るという処方も有ります。
それ自体には鉄分は含まれていないので、ビタミンCのように、鉄の吸収を助けるのでしょうね。
鉄が不足するもう1つの原因が、出血している場合です。
胃潰瘍なんかも出血する原因の1つです。
ですが月経の有る女性を見たら、もちろん月経血量が多いかどうかを聞かなければなりません。
多いかどうかなんて分からない、という方は、血の塊が出るかどうかが参考になります。
ここまでくれば、他科の先生でも、問診で子宮筋腫が無いかを想定しないといけませんね。
たいていは自院の超音波検査で、お腹からでも分かるくらいのお腹の下の方のできものなら、
婦人科に紹介していただけます。
貧血が有って、超音波検査もしていないとなれば問題ですね。
もしそうであれば、自分から婦人科を受診しないといけませんよ。
なぜ患者さんを紹介されないのか不思議だと思われませんか?
話が長くなりましたが、貧血と言われたら、内科や外科ではなく、まず婦人科を受診してください。
この方の場合は、30代半ばです。
40代半ばならば、子宮を小さくする薬も使うところでしょう。
閉経にさえもっていければ、手術までする必要は有りません。
まだ妊娠したい希望が有るなら、コブだけ取る手術をするのがベストです。
子供は生み終えて、閉経までは時間が有るとするなら、これは迷う選択ですね。
自分でも治療を選択していただく必要が有るでしょう。
どんな方法が有るか、列挙してみましょうか?
薬を半年使って半年休薬を繰り返す。ただし更年期様の症状も。
手術がおすすめですが、手術にもいろいろな方法が。
ふつうはこの年齢ですと、子宮を全部取るところです。
コブだけ取るなら楽ですが、再手術の可能性も有ります。
腹腔鏡で取るというのも最近のはやりですが、リスクはむしろ高いです。
膣からお産のようにして、子宮を抜き取るように取ることも。
上手な先生ならこれが一番楽かも。
私も上手だったのですが、15年もその手術はしていないので、もうしませんからね。
ここまでは保険診療です。
超音波で、胆石のように砕くことをしている施設も。
貧血になったら、どうするのですって?覚えましたか?
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