先ほど、厚生労働省から送られてきたメールからです。
皆さんも、厚生労働省のページに移動すれば確認できますよ。
何せ、今回の改正の目玉商品ですからね。
もう1つの大きな話題は、オンライン診療がようやく納得できるような位置付けになりそうだということでしょうか。
不妊治療と言えば、体外受精と考える方も多いのでしょうけれど、
実際は一般不妊治療で妊娠されるカップルの方がずっと多いのですよ。
その方がより自然な妊娠だというのです。
自然妊娠では、精子が卵管膨大部で待つ卵まで辿り着くためには、
子宮頸管というストロー状の道を登って、さらに卵管狭部という第二のストロー状の道も直進して登って行かなくてはならないのです。
人工授精では、この第一関門の子宮頸管はパスして、第二関門だけを登った精子が卵に辿り着けます。
ですが体外受精では、第二関門もパスして、10万匹の精子と1個の卵を混ぜてしまうのですから、生存競争が働きません。
さらに顕微授精では、精子1匹と卵1個で妊娠に至ろうというのですから、神の領域を侵害していますね。
今回の厚生労働省の発表では、費用的なことよりも、何回治療できるか、ということに重点を置いているようです。
42歳までなら保険が使えるけれども、ギリギリの年齢の女性は移行期は1回は可能だとか。
けっこうリミットが有るのは厳しいように感じるかもしれませんが、宝くじの列に並ぶ人が絶えないように、
当たるまで延々と続けるカップルが居るのも事実です。
リミットが無いと、50歳を過ぎてもなかなか治療を断念できないのですよ。
それを公的に目安を付けたのは良いことだと思います。
体外受精を受ける前には、養子という選択も有るということを説明しないといけないというルールも出来ました。
最後の最後に言うのではなく、治療前に言うというところがミソです。
そうでないと、切り捨てられたと感じる女性も居るでしょうからね。
今回はさらに、一般不妊治療にも指導事項が有って、
精子の提供者の同意を得るというところです。
結婚していれば問題無いのですが、結婚していなくても、認知する意向が有れば可能なのです。
ですがこれには問題が有って、妊娠しないと結婚しないのか、ということになりますよね。
ですがそもそも結婚しなくても赤ちゃんが欲しいという女性も増えてきてはいます。
同姓で赤ちゃんを育てるとか、初めから片親で赤ちゃんを育てるというのは、
自分は良くても、育てられる子供からすれば、よく無いのですよ。
だって両親の愛情を受けて、その結果として子供は育つのですから。