いつも素敵なラインナップで楽しく勉強になるワイン会を開いてくださる仲間から、
「オーパスワンの垂直」とのご連絡いただき、
いそいそと出かけました。
場所はいつものかまださん、和食のお店です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/b8/63083fb3f43b55ab3b91da7bc3052bbb.jpg)
ワインはすべてDr.Sのセラーから。
貴重なワインの提供、感謝いたします。
垂直6本とは聞いておりましたが、
どのヴィンテージかは当日知ることとなりました。
1980、1990、2000、2002、2005、2006年・・・・
ひー!
いいんですか!?
そんなアイテム!
オーパスワンは
ロバート・モンダヴィと、バロン・フィリップ・ド・ロートシルトとの
米仏ジョイントベンジャーで生まれた、ボルドースタイルの最高級ワインで、
1979年にはじめてリリースされました。
なので今回テイスティングする1980年はセカンドヴィンテージ。
一説によると、
この年からブドウはすべて自社畑のものを使うようになったとのこと。
すごいテイスティングになりそうです。
まずはシャンパンをいただきながらお料理を。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/99/a42bcd9d4a4b7bc77fad21bd0ef34537.jpg)
前菜盛り合わせ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/44/2f96d815e676ce74bcbe8a52f5bdde89.jpg)
お造りはマグロとイシダイ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/cc/9c6f9dc78cbc9be63095b7d4c5c12c7e.jpg)
お野菜炊き合わせ。
そしてワイン。
若いヴィンテージから。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/56/35483be1cfe94373eab424ec31dee4a6.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/c2/50bce4cd0e52f1c48475f73f8545fb56.jpg)
2006年
色:透明度中等度、エッジも中央もガーネット
香:すみれ カシス 若枝 インク 鉛筆 鉄
味:アタックはシャープ タンニンは口内に張り付くがすっと消える 収斂あり。酸味低め。
カシス 鉄 インク
余韻 わりとサラリ タンニン インク 酸味
スペック:Alc. 14.5%、CS77%、Me12%、PV3%、CF5%、Mal3%
感想:まだガシッとしている。まだこれからのプロ2~3年目のアスリート・・・みたいな。
2005年
色:透明度中等度 エッジも中央もガーネットだがエッジはやや薄くなっている。
香:すみれ カシス ミント カカオ 全体に角が取れて柔らかい香り
味:アタックはマイルド カカオ カシス シルキーなタンニンは軽く張り付きすっと消える
酸は中等度 ベルベットのようなテクスチャー 余韻カシス
スペック:Alc. 14%、CS88%、Me5%、PV3%、CF3%、Mal1%
感想:角はとれているが06よりも力強さを感じる。中堅アスリート。
2002年
色:透明度中等度 中央ガーネット エッジはややオレンジが入っている
香:鉛筆 若枝 かるく腐葉土 黒果実 まろやかな香り
味:アタックはマイルド 酸味は中~やや強め やさしくシルキーなタンニン張り付かない
余韻 カカオ 酸味 モカコーヒー 長め
スペック:alc.14.2%、CS86%、 Me6%、PV2% CF3%、Mal3%、
感想:キレは無くなってきているが円熟味の増したプレーヤー
そして・・・・。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/09/e3715a02a8fb007db8f69810c2916bc3.jpg)
2000年
色:透明度中等度~高め 中央もエッジもややオレンジが入ったガーネット
香:深紅のバラ 若枝 森の下ばえ 腐葉土 カシス 軽く醤油のような・・・
味:アタックはかなりマイルド 赤果実 軽くカカオ 酸味中等度 タンニンはシルキーで軽め
余韻 酸味の高くない赤ベリーの印象
スペック:alc.14%、CS84%、Me6%、PV2%、、CF5%、Mal3%
感想:一番年を取っている印象。“はしり”が早く酸味がどんどん強くなって・・・。
1990年
色:透明度高め オレンジが入ったガーネット エッジは薄め
香:香り弱め 青野菜 若枝 カシス 腐葉土 鉄
味:アタック中等度 若枝 カシス タンニンはシルキーで軽く張り付きすぐ消える 収斂性
酸は低め~中等度尻上がりにキュッと高くなる
余韻はカシスとカカオ 長め
スペック:alc.13% CS91%、Me2%、PV3%、CF35%、Mal1%
感想:古いというよりは弱い印象(雨が多い年だったらしい)。大きなグラスでは魅力的に開いた。
1980年はオリも多いということで
滓を極力入れないで注ぐ特殊な道具使用。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/65/a6f61d245d25fdd429ccdb589508be8c.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/61/e57e1c6ccc4a8639bbc3b3ec029d6687.jpg)
色:透明度高め 中央もエッジもオレンジが入ったガーネット
香:干しブドウ 腐葉土 カカオ 芍薬
味:アタック中等度 カカオ ベルベットのテクスチャー ドライいちじく 枯葉・落葉
タンニン シルキーだが口内に張り付く 酸低め 余韻カカオ やや長め
スペック:alc.14% CS96%、CF4%
感想:色と香りは熟成を感じさせるが味わいはまだまだ若く力強い!
すばらしいテイスティングとなりました。
どれも特徴がはっきりしていて
天候やアッセンブラージュの特徴が出ていて
勉強になりました。
そして何よりアメリカとは思えない上品な味わい!
まあでもちょっと高すぎるのが玉にキズですが・・・・。
私はなんだかんだ言ってけっこう若者好きなので(ワインの話ですよ・笑)、
2006年が一番好きな味わいでした。
でも2番目に好きなのは1980年。
結構力強い32年ものだったので・・・。
3番目に好きなのは2002年かな。
コルク。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/b4/3b2b1ed41639e2effbcb1c15a17541e2.jpg)
1980年のコルクはもうボロボロになっちゃいました・・・。
あ、お料理、まだあります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/8b/d3bab8983cb8f04e39b2afa5adbbba8f.jpg)
焼物。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/cc/bcccfcc52d0d2773398753aa42474531.jpg)
箸休めのおせんべい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/6f/6daaa9b4596edee41eaaebd6f3ff7678.jpg)
お肉は鴨ロース。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/9a/2141f94a756acce32ad672a7088e808c.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/33/c9f200009ef543ad417692ca26f2b944.jpg)
〆は牡蠣の炊き込みご飯。
おいしかったー。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/e5/ccd28b6e7735863d0b7cb47ceeb3d949.jpg)
素晴らしい体験をありがとうございました。
「オーパスワンの垂直」とのご連絡いただき、
いそいそと出かけました。
場所はいつものかまださん、和食のお店です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/b8/63083fb3f43b55ab3b91da7bc3052bbb.jpg)
ワインはすべてDr.Sのセラーから。
貴重なワインの提供、感謝いたします。
垂直6本とは聞いておりましたが、
どのヴィンテージかは当日知ることとなりました。
1980、1990、2000、2002、2005、2006年・・・・
ひー!
いいんですか!?
そんなアイテム!
オーパスワンは
ロバート・モンダヴィと、バロン・フィリップ・ド・ロートシルトとの
米仏ジョイントベンジャーで生まれた、ボルドースタイルの最高級ワインで、
1979年にはじめてリリースされました。
なので今回テイスティングする1980年はセカンドヴィンテージ。
一説によると、
この年からブドウはすべて自社畑のものを使うようになったとのこと。
すごいテイスティングになりそうです。
まずはシャンパンをいただきながらお料理を。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/99/a42bcd9d4a4b7bc77fad21bd0ef34537.jpg)
前菜盛り合わせ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/44/2f96d815e676ce74bcbe8a52f5bdde89.jpg)
お造りはマグロとイシダイ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/cc/9c6f9dc78cbc9be63095b7d4c5c12c7e.jpg)
お野菜炊き合わせ。
そしてワイン。
若いヴィンテージから。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/56/35483be1cfe94373eab424ec31dee4a6.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/c2/50bce4cd0e52f1c48475f73f8545fb56.jpg)
2006年
色:透明度中等度、エッジも中央もガーネット
香:すみれ カシス 若枝 インク 鉛筆 鉄
味:アタックはシャープ タンニンは口内に張り付くがすっと消える 収斂あり。酸味低め。
カシス 鉄 インク
余韻 わりとサラリ タンニン インク 酸味
スペック:Alc. 14.5%、CS77%、Me12%、PV3%、CF5%、Mal3%
感想:まだガシッとしている。まだこれからのプロ2~3年目のアスリート・・・みたいな。
2005年
色:透明度中等度 エッジも中央もガーネットだがエッジはやや薄くなっている。
香:すみれ カシス ミント カカオ 全体に角が取れて柔らかい香り
味:アタックはマイルド カカオ カシス シルキーなタンニンは軽く張り付きすっと消える
酸は中等度 ベルベットのようなテクスチャー 余韻カシス
スペック:Alc. 14%、CS88%、Me5%、PV3%、CF3%、Mal1%
感想:角はとれているが06よりも力強さを感じる。中堅アスリート。
2002年
色:透明度中等度 中央ガーネット エッジはややオレンジが入っている
香:鉛筆 若枝 かるく腐葉土 黒果実 まろやかな香り
味:アタックはマイルド 酸味は中~やや強め やさしくシルキーなタンニン張り付かない
余韻 カカオ 酸味 モカコーヒー 長め
スペック:alc.14.2%、CS86%、 Me6%、PV2% CF3%、Mal3%、
感想:キレは無くなってきているが円熟味の増したプレーヤー
そして・・・・。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/09/e3715a02a8fb007db8f69810c2916bc3.jpg)
2000年
色:透明度中等度~高め 中央もエッジもややオレンジが入ったガーネット
香:深紅のバラ 若枝 森の下ばえ 腐葉土 カシス 軽く醤油のような・・・
味:アタックはかなりマイルド 赤果実 軽くカカオ 酸味中等度 タンニンはシルキーで軽め
余韻 酸味の高くない赤ベリーの印象
スペック:alc.14%、CS84%、Me6%、PV2%、、CF5%、Mal3%
感想:一番年を取っている印象。“はしり”が早く酸味がどんどん強くなって・・・。
1990年
色:透明度高め オレンジが入ったガーネット エッジは薄め
香:香り弱め 青野菜 若枝 カシス 腐葉土 鉄
味:アタック中等度 若枝 カシス タンニンはシルキーで軽く張り付きすぐ消える 収斂性
酸は低め~中等度尻上がりにキュッと高くなる
余韻はカシスとカカオ 長め
スペック:alc.13% CS91%、Me2%、PV3%、CF35%、Mal1%
感想:古いというよりは弱い印象(雨が多い年だったらしい)。大きなグラスでは魅力的に開いた。
1980年はオリも多いということで
滓を極力入れないで注ぐ特殊な道具使用。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/65/a6f61d245d25fdd429ccdb589508be8c.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/61/e57e1c6ccc4a8639bbc3b3ec029d6687.jpg)
色:透明度高め 中央もエッジもオレンジが入ったガーネット
香:干しブドウ 腐葉土 カカオ 芍薬
味:アタック中等度 カカオ ベルベットのテクスチャー ドライいちじく 枯葉・落葉
タンニン シルキーだが口内に張り付く 酸低め 余韻カカオ やや長め
スペック:alc.14% CS96%、CF4%
感想:色と香りは熟成を感じさせるが味わいはまだまだ若く力強い!
すばらしいテイスティングとなりました。
どれも特徴がはっきりしていて
天候やアッセンブラージュの特徴が出ていて
勉強になりました。
そして何よりアメリカとは思えない上品な味わい!
まあでもちょっと高すぎるのが玉にキズですが・・・・。
私はなんだかんだ言ってけっこう若者好きなので(ワインの話ですよ・笑)、
2006年が一番好きな味わいでした。
でも2番目に好きなのは1980年。
結構力強い32年ものだったので・・・。
3番目に好きなのは2002年かな。
コルク。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/b4/3b2b1ed41639e2effbcb1c15a17541e2.jpg)
1980年のコルクはもうボロボロになっちゃいました・・・。
あ、お料理、まだあります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/8b/d3bab8983cb8f04e39b2afa5adbbba8f.jpg)
焼物。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/cc/bcccfcc52d0d2773398753aa42474531.jpg)
箸休めのおせんべい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/6f/6daaa9b4596edee41eaaebd6f3ff7678.jpg)
お肉は鴨ロース。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/9a/2141f94a756acce32ad672a7088e808c.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/33/c9f200009ef543ad417692ca26f2b944.jpg)
〆は牡蠣の炊き込みご飯。
おいしかったー。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/e5/ccd28b6e7735863d0b7cb47ceeb3d949.jpg)
素晴らしい体験をありがとうございました。