Ma Vie Quotidienne

一歳に二度も来ぬ春なればいとなく今日は花をこそ見れ

読書  火花  又吉直樹著

2015-08-15 20:38:48 | Book


うわさの芥川賞受賞作。

芸能人の作品って、
水嶋ヒロのアレでもう懲りたので全然読んでなくて、
コレも読む気なかったんですが、
母が買って読んだと言うので、お盆休みに実家で読みました

短めの小説なのですが、正直、読みにくくて、何度も休みながらようやく読了。
水嶋ヒロのアレよりも大人の読み物だなーとは思ったし、
所々にすごいきれいだなーとか思う表現はあったのですが、
なんだかスッと入って来ないんです

一言でいうなら、Too Much、過剰装飾で、
美しい情景を表すためのせっかくの言葉も、
字を追うのに一生懸命になってしまい、
像を結ぶまで時間がかかってしまう感じ。

あとは登場人物にあんまり魅力を感じられなかったかな。
たいていの小説で一人は共感できる登場人物いるんですけどね

おもしろかった本読んだあとは、
余韻というか、しばらくその世界に浸ったりするんですけどそれもなかった・・・。

巷でも賛否両論みたいですよね。
賛が多いのかな、でも。

又吉さん本人が、
「コレきっかけで読書に興味もってくれたらいいけど、
もし自分の小説がアカンかっても諦めずいろんなの読んでほしい」
とか言ってましたが、これは、
ふだん読書してない人が、お笑い芸人のだからって気楽に読めるお話じゃないと思います・・・。
ほんと、なんでこんなに売れてるのかわからんけど、
そのうちブックオフにガサーっと並ぶんじゃないでしょうか(笑)

でも、しばらく経ってまた読んでみたら面白く感じることもあるんで、
気が向いたらまた読んでみようかな




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