もう少しだけジャズ・ボッサの紹介を続けさせてください。こちらはAntonio Adolfoというピアニストが中心となって結成された3Dによる65年の2nd。基本的にはユニット名の通りピアノ・トリオなのですが、後にヴォーカルを加えてソフトロック的なアプローチを行うConjunto 3Dなども、ここから派生したバンドだったりします。で、本作なのですがConvida(招待)というタイトル通り、ベースとなるトリオ演奏に数人のゲストを迎えての録音となっています。とは言え全編においてゲストが入っているかと言うとそうではなく、LPのB面に当たるサイドのみにゲストを配した構成なのですけれど。ワン・ホーンながらバップ・テイストなM-10のBye, Bye BlackbirdやM-11のO Passarinhoなどなかなかの佳作が並びます。晴れた日によく似合いそうなジャズ・ボッサと言ったところでしょうか?ちなみに個人的に最も気に入っているのはラストを飾るM-12のPeter Samba。速すぎず緩すぎずと言った感じのテンポでフロアを暖めるのにはよろしいかと思われます。と言うかこの曲以外はどれもアレンジがややこしくて、いかんせん他の曲と混ぜてかけにくそうですね…。ちなみにこの間のOs Cobras同様プロデューサーにRobert Jorgeが絡んでいる模様。1st程じゃないにしろLPだと高いので、よほどのマニアでない限り再発CDで充分だと思います。
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Os Pianeiros (FENAB 114&115)
Antônio Adolfo Plays
* Muchacha....valsa de Aurélio Cavalcanti
* Subindo ao Céu...valsa de Aristides Borges
* Caboclinho....tango de A.Chirol
* Cauã..... valsa choro de Sinhô
* Lili....schottich de J.M. Azevedo Lemos
* Alegre-se viúva....tango de Chiquina Gonzaga