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ヌーヴェル・バーグを代表するゴダール映画、「勝手にしやがれ」から名前を拝借したジャズ・パンク・バンド。彼らは一般的にはあまりメジャーな人たちではないのですが、一部マニアからは絶大な支持を集めているそうです。最も僕自身あまり詳しく知らないので何とも言えないのですけれど、基本的には人気のPe'zやSoil & Pimp Session辺りに近いホーンを効かせた爆音ジャズ・バンドなのだと思われます。さて、本作はそんな彼らが昭和歌謡で人気なエゴ・ラッピンと共作した一曲で、これが素晴らしく抜群にハマったコラボレーション。一ヶ月以上前にラジオで聴いていたのですが、もうピアノのイントロ数秒でノックアウト、最高に格好いいスウィンギン・ジャジー・ポップスです。あまりきちんと聴いたことないので何とも言えないのですが、中納さんってこんなに可愛らしい高音の声も出せるのですね。なんとなく「色彩のブルース」あたりのパンチが効いた中~低音域ヴォイスが印象に残っているので、なんだか凄い意外な感じがします。「勝手にしやがれ」側のヴォーカリストである武藤さんも、クレイジーケンバンドの剣さんをよりちょいワルにした感じで秀逸。まぁ何にせよ高速スウィングで抜群にキラーな楽曲であることは確か。ピーク・タイムのDJプレイにおけるラスト・チューンとして良く映えそうな楽曲です。今のところ多分CDオンリーのリリースなので、アナログ派の人もとりあえず買っておきましょう。
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