末光道正のブログ  八尾から日本の政治を変えよう

労働者・市民・学生の団結を強めるコーナーです

裁判所の不当取り立てを弾劾する

2016-04-19 16:46:14 | 住宅闘争

■裁判所の不当取り立てを弾劾する
全国水平同盟ブログ 2016年4月19日

住宅を追い出しといて何が訴訟費用を払えダ!
10年前の訴訟費用の請求など払う必要がない!

裁判所の不当な取り立てを許すな!
これこそ安倍の戦争攻撃だ!
大阪地裁民事3部・長谷部幸弥裁判長を徹底弾劾する!


 私たちは、4月18日、昼休みの裁判所の四カ所の出入り口において、裁判所を弾劾するびらまきをおこなった。そして大阪地裁民事3部に行き、裁判費用の不当な取り立てに対する抗議文を叩きつけた。

抗  議  文

   2016年4月18日
大阪地裁第3民事部 裁判長 長谷部 幸弥 様
裁判官 玉 野 勝則 様
裁判官 馬 場 梨代 様

                              全国水平同盟西郡支部
                              支部長 久原 正子
 八尾市高砂町3-85-6
 電話:072-991-7729

① 私たちは怒りを抑えることができない。10年以上前の訴訟費用を払えと言う決定通知書が送られてきた(下に掲載)。今ごろなにを言ってるんだ!国と八尾市と裁判所は、住民の訴えに全く耳を貸さず、高い家賃を取り立て、住宅を追い出しておきながら、なにが訴訟費用を払えだ!ふざけるな!これこそ安倍の戦争攻撃そのものだ。安倍の手先となった第3民事部長谷部幸弥裁判長らを徹底弾劾する!
② 私たちは、裁判所の訴訟費用の不当な取り立てを徹底弾劾する。裁判所は、決定を撤回し、西郡住民に謝罪せよ。
 西郡住民から「これは見せしめや、絶対に払わない!」「裁判所が10年以上請求してこなかったんやから、こっちも10年間払わんかったらええねん」「年金が10万円そこそこしかないのに2万円も払えるか」「住宅追い出しといて、なんで払わなあかんねん!」と、怒りが爆発した。当然だ!
③ 1998年、八尾市が、西郡市営住宅にすむ住民に対して、説明もなく一方的に応能応益家賃制度を導入しようとした。これに対して、私たち西郡住民は、この制度が導入されたら、家賃が高くなり、親子が一緒に住めず青年が地域から出ていき、共同体が破壊されることになると旧来家賃を供託して闘ってきた。
 2000年に、八尾市は供託者たちを裁判に訴えた。「応能応益家賃制度の最高家賃を払え」という一審判決に対して、住民は、「納得がいかない。高裁、最高裁の判断を仰ぎたい」と控訴(2003年)、上告(2005年)した。この時、印紙代など裁判費用を払うのが大変なので、裁判費用の「猶予申請」を行い、承認された。裁判の結果は、住民の訴えを全面的に否定する不当判決だった。その判決から10年以上も過ぎた今になって、この時「猶予」された訴訟費用を請求してきた。ふざけるな!
④ そもそも裁判に訴えたのは八尾市だ。判決も、住民の訴えに全く応えない反動判決だ。住民を追い出すような裁判の訴訟費用など、なんで払わなければならないのか!必要ない。
 さらに許せないことに裁判所は、一方的に決定通知書の送達費用(1072円だ!)を二回も当該の住民に請求している。ふざけるな!住民の話をまったく聞かずに支払いを決定したのは裁判所だ。なんでそんな書類の送達費用を住民が負担しなければならないのだ。
⑤ この不当な取り立てこそ、朝鮮侵略戦争切迫情勢下で起こった安倍政権による戦争攻撃だ。戦争に向けた団結破壊、労働組合運動破壊攻撃だ。
 勝利しているのはわれわれだ。いま西郡では、八尾北医療センター労働組合とともに、19年間絶対反対で闘った住宅闘争の勝利を切り開いている全国水平同盟西郡支部の闘いが、安倍政権と八尾市による西郡更地化・団結破壊を破綻に追い込み、西郡8家族の闘いを先頭にした新たな労働者住民の決起が始まっている。八尾市による供託者への一方的な分納額の3000円の値上げも、住民の怒りの決起が、八尾市住宅管理課を撤回に追い込んでいる。さらに全国水平同盟西郡支部の絶対反対の闘いが、高槻に、京都崇仁、東三条に、奈良に、全国に広がり、安倍政権・国家権力を追い詰めている。
 まさに今回の「訴訟費用の取り立て」攻撃は、この全国水平同盟西郡支部の団結と絶対反対の闘いを恐れた安倍政権・国家権力による、裁判所を手先にした西郡支部をつぶそうとする戦争攻撃だ、団結破壊だ。絶対に許すことはできない。
 いま西郡で起こっている八尾北医療センターと八尾北労組つぶし、地域を分断する道路建設、住民追い出し・団結破壊の西郡更地化攻撃と一体の攻撃だ。一審で西郡8家族に対する住宅追い出しの仮執行宣言を付けた反動判決もこの攻撃と一体の攻撃だ。
西郡8家族はこの違法・不当な仮執行宣言に対し、現在、国賠闘争を闘っている。4月22日にはこの大阪地裁民事16部で裁判がたたかわれる。
⑥ 戦前、裁判所は、侵略戦争の一翼を担った。治安維持法をはじめとした治安立法で労働者に対して反動判決を下ろし、労働者人民の闘いを押しつぶし、戦争への国家総動員体制の先頭に立ったのは裁判所だ。いま再び侵略戦争の先頭に立とうとする裁判所を絶対に許さない。徹底弾劾する!
⑦ 私たちは、パク・クネ打倒にゼネストで立ち上がる韓国民主労総と連帯し、動労千葉、動労水戸とともに動労総連合建設を軸にゼネスト決起で安倍打倒に突き進む。戦争に反対する全国の労働者住民とともに、不当な取り立てを徹底弾劾し、粉砕する闘いに立ち上がることを宣言する。
 裁判所は、不当な裁判費用の取り立て決定を撤回し、住民に謝罪しろ!
 不当に取り立てた「訴訟費用と郵送料」を住民に返せ!
 以上




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