ことのは

初めに言葉があった。言葉は神とともにあった。言葉は神であった。と、ヨハネは言う。まことに、言葉とは不可思議なものである。

命の重さ

2014-04-01 10:24:29 | 日記・エッセイ・コラム

命に重さはない。

軽さもない。

命は命だ、ただそれだけだ。

・・・・・

命に重さがあるとしても、

すべての命にとってその重さは同じだ。

人も人以外も。

それに人間には60兆個の細胞があるという。

一つ一つの細胞はそれぞれが一つの命だともいえる。

ならば人の命は一つではない。

60兆個の命である。

しかもである。

毎日数えきれない程の細胞が亡くなっている。

生まれてもいるが。

それにしても個体としては、

結局最後は亡くなることになる。

でも子がその後を次ぐ。

その繰り返しである。

それが命だ。

・・・・・

この世界はすべてが繋がっている。

命も命なきものも。

命は命だけで在るのではない。

命なきものにも支えられている。

この世界が「在る」ということ、

そのことの上に成っている。

このこと疑問なし。

ならば、

この世界に在るもの、

一切合切、

その重さは同じである。

・・・・・

「人の命は地球より重い」と言った人がいる。

思い違いも甚だしい。

人の命だけが重いなどとは笑止である。

暴言と言わざるを得ない。

とは言っても、

命を粗末にしても良い、

と言ってる訳ではない。

誤解のないように。

ご容赦、

ご容赦。