ことのは

初めに言葉があった。言葉は神とともにあった。言葉は神であった。と、ヨハネは言う。まことに、言葉とは不可思議なものである。

法律家の嘘

2014-04-14 12:53:34 | 日記・エッセイ・コラム

法律家は言う。

法律は正義の番人である、とか。

そんな嘘を平気で言う。

・・・・・

戦前の治安維持法は悪法である、

とリベラルの人は言う。

そして悪法に違反した人は逆に正しいと。

その理屈はその通りである。

であるなら、

法律に従うのは正義でないこともある、

ということである。

これは明らかに、

法律は正義の番人ではない、

と言っている。

そもそも、

法律がなくとも不都合なく生きていけるなら、

法律は不要である。

でも実際はそうはいかない。

だから法律がある。

つまり法律は必要悪なのである。

ないのが理想である。

・・・・・

法律が必ずしも正義ではないとしても、

法律を守らなくても良いと言ってるのではない。

もちろん。

法律がある以上守ることは必要である。

先ず守る。

その上で、必要なら改定する。

これが筋である。

でも考えてみれば、

法律があるから人間としての行動ができるのではない。

法律以前に人間は人間である。

法律がなくとも人の道はある。

人の道を言語化したものが法律である。

法律が先ではない。

人の道が先である、人間が先である。

・・・・・

どこかの国のように、

権力者の都合ですべてが決められる、

そんな人治国家は論外である。

しかしである。

法治国家も万能ではない。

法治の前に人治がある。

それが人間の社会である。

そう思っている。

ゆえに私には、

法律家が胡散臭く見える。