中国とは国ではない、
地域であると言った人がいた。
そうだと思う。
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古来、農耕が主産業であった時代、
穀倉地帯を握る者が財力を握り、覇権を握った。
黄河、揚子江を擁する大平原は東アジアにおいて、
最も豊かな大地である。
そこを握った者は東アジアの覇者となった。
ゆえに、そこは奪い合いの大地となった。
幾多の民族の興亡の大地である。
一貫した国があった訳ではない。
興っては消え、消えては興るの連続である。
それを人は易姓革命と謂う。
徳ある者が統治する、とは方便である。
力のある者が蹂躙する世界である。
今もそのことは変わらない。
現在は中国共産党という名の王朝が支配している。
この泥仕合から脱することはできるのか。
その兆候は見られない。
ますます酷くなっているようだ。
今のままでは未来永劫無理だろう。
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日本は彼の地域との関わりには、
注意しなければならない。
思えば遣唐使の派遣を止めるよう建言した人、
菅原道真の慧眼には恐れ入るばかりである。
心しよう。