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ことのは

初めに言葉があった。言葉は神とともにあった。言葉は神であった。と、ヨハネは言う。まことに、言葉とは不可思議なものである。

道の思想

2013-09-04 14:51:29 | 日記・エッセイ・コラム

華道、茶道、剣道、柔道、武士道、

他いろいろ道の付く言葉がある。

「人間の為すものごと」に道を付けたものである。

一般に流布しているもののほか、

すべての「ものごと」に道を付けることができる。

野球道、商人道、掃除道など。

人道もそうである。

・・・・・

道とは邪念を排し、

その「ものごと」を真摯に追及し、

ただひたすらあるべき姿を追い求める、

その過程である。

あるべき姿とは人により異なることもある。

大きくは違わなくとも。

ゆえにこそ道なのである。

線ではなく道なのである。

道に終わりはない。

完成形はない。

どこまでも追及する。

死ぬまで、あるいは引退するまで。

それが道である。

道の思想である。

・・・・・

ところで、である。

道の最たるものは神道である。

神道こそ道の思想の根幹である。

神ながらの道、自然の道。

小賢しい計らいは捨て、

あるがまま自然に寄り添い、

生命を全うする。

造物主である神、

神はすべての「ものごと」に関わっている。

すべての「ものごと」に神を見、

神の手の中で生きようとする。

これが日本人であり、

日本人の思想である。