analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

入力インピーダンスを測定してみる(6.2 ATT+TF‐3)

2022-03-10 00:02:11 | CfD‐6 (IPT+5687PP)

入力インピーダンスを測定をしてみる。

IN=RE/(ES-E)

 

条件として、一次側ATTと入力端子の間に抵抗を入れた場合。

下図左上のR。

結果は、R無しの時、

ATT maxで5.4kΩ、minで29.5kΩ。

R600Ωの時、

ATT maxで6.0kΩ、minで30.0kΩ。

R300kΩの時、

ATT maxで337.9kΩ、minで360.7kΩ。

 

あれ?

ATTミニマムでインピーダンスがおかしい。

※計算するため、グリッドZin∞を1GΩを代入してみた。

(以下、トランスを1:1で計算してしまっている間違いを犯しています)

ATTがミニマムだとこうなるはず。30.6kになると思うのだが・・・。

因みにマキシマムだと?

600Ωと、ATTとトランスが並列だとすると、トランスは6.6kでないと入力インピーダンスが6kにならないんだよな。

 

 

ここで気が付いた。

600Ω:600Ωのトランスってセンタータップで使っても1:1か?

センタータップの条件で計算すると、インピーダンス比は 4:1+1 となる。

うわっ、計算やり直しだ。

 

なら、入力インピーダンスの測定からやり直そう。

一次側の入力電圧を0.1Vとして、二次側の電圧を測定、0.048Vとなった。これよりインピーダンス比を4.34とした。

 

次に入力インピーダンス(Zin)測定方法の R を色々換えて測定した。

縦軸がZin 横軸が抵抗値

100kΩ(最大)と200Ω(最小)はZin算出値がかけ離れてるので削除した。

のこりの数値の平均が7,568Ω。

 

 

ここから逆算すると、真空管のグリッドインピーダンスは1,756Ωとなる。

これはトランス二次側に可変抵抗器を付けた場合だが、一次側にATTを付けた場合も計算してみた。

この場合もグリッドインピーダンスは1.5kΩ位になった。

 

この記事上の方で入力インピーダンスを計算してる。

トランスのインピーダンス比を間違えたやつだ。

ATTmaxの時は30.6kΩと、計算も測定値と近い値だが、ATTminの時の計算値が30.6kΩで実測値は6kΩとなってしまった。この計算値は次段グリッド抵抗値を1GΩとしたが上にならってこれを1,527Ωにしたら6,027Ωと良い感じになった。

 

 

 

さて、この値が何を意味するか?

グリッドインピーダンスは無限大。先日グリッド電流を測ったが流れなてかった。

内部インピーダンス?U7の内部抵抗は7kΩ程だ。

それより低い。

これが何であるかは追々考えて行こう。

 

20220116


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