プリが仕上がったのでこの辺で。
前回の51では、現状のベースの部分、プリとパワーのマッチングとプリの動作がやっとまともになった。今回はそれの延長線上なのだが、そこからの変化がある。
おとなしくなった。
これは、やさしくなった、とか、丁寧な鳴り方、とも言えると思う。
これは、以前から求めてたものだ。
やわらかい音を求めたとき、抜けの悪い・曖昧な音になったことがあった。
これではいけない、と反応の良い・ハイスピードな音を求めた。根拠はないが、突き詰めれば刺激の無い・柔らかな音になると信じていた。
それが今の音だと思う。
高解像度だが、きつくない。
これはNFBがちゃんと掛かり、セラコンをSEコンにしてからひずみ・中音に刺激っぽい音がなくなったからと思う。
エネルギッシュではないが、エネルギー感はある。
聞いた後思い出すと、高域が落ちてる気もするが。
特徴・一言でいうと、難しい。
ほかのシステムでも出る音だと思うが、音場が広く、高解像度。この両立。
像と場は両立しないのでは?
こちらを立てればあちらが立たず。
トレードオフの関係。
今はこれがバランスしてる。
ヨーロッパのスピーカーのように強烈な個性は排除。
ヴァイオリンに個性を乗せると、ジャズの軽さが出ない。
今の私のシステムは、特にこれはダメ、というのはない。
確か、マイソニックの人がそんなこと言ってたと思う。
プリもパワーもPPアンプとなったが、求める音はシングルの音。
今のシステムでも結構いいところに来たと思う。
でも三極管アンプを鳴らすとどうしようもない差を感じる。
なんとなくだが、トランスを振るのはPPが良いように思う。
プッシュとプルのバランスや真空管のばらつきなど問題はたくさんあるのだが。
以上はCDでの感想なので、LPもかけてみよう。
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