ラックを完成させたのでタンテをセッティングする。今回は軸受に純正オイルを使う。少しばっかり残してても酸化させるだけかと思い使い切る。サブタンテを回すとゆっくり下がってシャフトがメタルに入っていく。前に使ってたスクワランオイルより粘度が高いんだ。高音質を期待してしまう。
サブタンテの水平調整でやっちまった。
ラック組み立てでいい気になってた。
TD-521のサブシャシの水平を出しで調整ねじを回してる時、バチンと言ってサブシャーシが落っこちた。あれ?とんでもないはずなのに、割と落ち着いてる。TD-521のフローティングシステムはサブシャーシに付いた板バネの先端をメインシャーシからワイヤで吊っている。購入するとき「最初に劣化するのはモーターですかね?」とショップの人に聞いたら、「フローティングのサスペンションが先ですね。モーターは丈夫です。」って言われたのを思い出した。
サスペンションの構造が良く解らないが、解体することにした。高さ調整用のネジが外れたのか?組みなおせるのか?と思いながら中を見たら、ちょん切れたワイヤが落っこちてきた。なんつー。こんな部品どうしよう?NOAはトーレンスの扱いを止めたんだったっけ。部品調達できんか?まあ、サブだからいいか。発売後約30年、買ってから10年か。
取り敢えずホームセンターでピアノ線を探して来よう。有るかな?他に使えそうなワイヤが有ればいいのだけど。コイルスプリングで吊るか?こいつは取り付けられそうにない。0.7mmのピアノ線を購入した。
調整ねじを貫通してピアノ線を取り付ける。穴からピアノ線がずっこけないように止めるのは小さいくぎにピアノ線の端っこを巻き付けて半田付け。調整ネジが樹脂(PP?)なのでピアノ線が引っかかるとこが負けてしまうので小さい金属のワッシャを噛まそうとしたがサイズが大きすぎ、カートリッジシェルとカートリッジ止めねじのナットが丁度合うのでこれにした。
このピアノ線の長さ調整が上手くいかず、4回ほどやり直した。その際キャビネットをひっくり返したり戻したりの繰り返しでめんどくさかった。
これで決まった、と思って水平出ししたら、板バネがメインシャーシに当たってる?
ネジを最上段に上げても足りない・なんで?タンテを上から押すとキャビにスグ当たってしまう。フローティングの高さ方向の調整代が足りないんだ。
・・・もしかして板バネがヘタってる・・・。
この板ばねがメインシャシに当たってる状態でネジを締めすぎたんだ。そんでワイヤが切れた・・・。
板バネのassyはすぐ外れた。反対方向に曲げて癖を直そうとしたが上手くいかない。サスペンションはワイヤからここまで一体式なんだ。
っと思いついた。板バネを天地逆に付けられないか?簡単にばらせたので組みなおし。板ばねは多分水平だったろうが少し反っている。今回は反転は上手くいった。海外製はこういうところの作りが良い。
キャビを逆さにしたときモーターに荷重を掛けてしまったのが気になるが音出しは後日。
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