analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

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故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

トランスの組み合わせ NP‐126・A‐8713

2023-06-11 00:04:40 | トランス

前回のまとめでプリのOPTとパワーのIPTは、

NP‐126とLL1689

NP‐126とA‐8713

が良かった。

A‐8713の音色が気に入ってること、聴いた感じが同じならプリのOPTをNP‐126にして高域を少し伸ばそうと思った。

 

 

トランスの組み合わせは結局元に戻った。

プリのOPTはNP‐126(10kタップ)、パワーはA‐8713。

20kタップで使った時が有ったが、10kならばさらに良いだろうと思った。

パワーのRgは8.2kとした。少し低いがこれでプリの真空管5687の負荷が6.4kになった。

伝送ラインは600Ω弱。

プリの出力インピーダンスもパワーの入力インピーダンスも良いところに行ったはず。

これで決まったろ、っとF特を測ってみた。

下グラフ赤線。

あれ?あまり良くない。

過去最高のはずだったが・・・

低域の一番いい黒線はNP‐126を10kで使ってパワーのRgを2k。これはプリの5687が過負荷でさすがに使えないと思う。

次に良い青線はNP‐126を10kで使ってパワーのRgを5.1k。これもプリの5687が過負荷だ。

赤線にほぼ重なってる緑線はNP‐126を20kで使ってパワーのRgを10k。これは今回の物と近い。

今までもっと重い負荷で使ってたんだ。

けど、低域が良かったのは先日やったNP‐126を20kタップで使いパワーのRgを3.7kにした時だった。

なんと、黄色のNP‐126を20kタップで、パワーのRgを3,7kにした時の方が良かった。

アイエスオーのデータシートでは10kの方がF特が良かったし、最近の測定で5687のrpの二倍でいい感じだったのでこれは意外だった。

今のはrpの二倍なら6.8kのはずだが、もっと低い値で使ってた。

今の今まで気づかなかった。

ただ数字を見てて、「どんな状況?」を見てなかった。

今回NP‐126を10kタップで、パワーのRgを8.2kでなく5.1k(5687負荷は4.4k)にしたほうが良い。

これとNP‐126を20kで、パワーのRgを3.7kを比較して最終になるか?

 

 

もう少し低域が良くならないかな?と考えた。

パワーのRgを8.2kより下げればいいのだが、プリの真空管が過負荷になりそう。

過去のデータを見直したらパワーのRgが5.1kというのが出てきた。プリのOPT一次側は5kを切る。

真空管のrpを3kと見ると、結構な負荷になっている。

しかし音は最高!ではなかったはず。

 

20230521

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