analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

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プリの動作点の変更 その15 rpを出来るだけ上げる

2021-04-04 06:05:06 | LfD-1

プリの終段5687の内部抵抗rpを大きくするためEpを上げるのに電源のドロップ抵抗を小さいものにしたが、5687のEpが上がるとIpも上がってしまう。そうなるとrpが余り前と変わらないのでカソード抵抗を500Ωから600Ωに換えた。

これで(カッコは前回値)

Ep 250V (220V)

Ip 10mA (前回も同じ)

早速鳴らしているが、佇まいが変わった感じ?

音に滲みも不安定さも無く自然に湧き出てくる。

前のrpが低い時はすっきりして無いかなと言う、その時は思わなかったが今の音を聴くと思う。

 

ただ、音量を上げてDL103FLで鳴らした時は低音の厚みが無くなった。下のズォオオンは来るのだが、その上の中低音の厚い感じが無く、精一杯(中高音)鳴ってる感じ。

細かい音なんかも聴こえるようになり、トランペットなんかリアルではないが何とも肌触りの良い音なんだけれども。

 

これでは却下だな。

 

5687が低rpの時の音は、低域重視のバランスで、こちらに迫ってきた。此方が構えないと聴いてられないような疲れる感じ?だったが今の音はリラックスして聴いてられる。

聴き疲れしない音が好み、なんてのをよく聞くが、私は反対の音が好みなんだ。聴き終わってじわっと汗が出るような?ため息をつくような音が良い。

 

5687のRgを今の600Ωから1kΩにするという手もあるけど、これでは去年の一番最初に戻るし、上げると音が段々薄くなる気がする。

 

やはり低rpの10kに戻そう。

ただ戻すのは面白くないので、思いっきりギリギリにしようか。

 

20210309


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