ここ数日、音楽を聴く気になれなかった。
最初は良さそうだった。
解像度は良いのだが、厚みが無く中音が張り出す。
うるさい感じ。
音が部屋に充満しない。
5687は3k程の内部抵抗に6kΩ程の負荷でいい感じなはず。
パワーをスイングしきれてない。
なんか覚えがあるんだな、この状態。
パワーも初段のU7の負荷抵抗を100kから68kに下げ、グリッド抵抗を18kから5.1kに下げた。
ゲインが下がってるからか?
いやいや待て。
600Ωの伝送ライン、ほんとに1.2kΩか?
NP‐126は二次側1.2kΩの時一次側が20kΩになると思っている。
これを便宜上10k:600Ωで使っているのではないか?
ならば接続を替えて二次側を1.2kにして一次側を10kとした方がインダクタンスが大きくとれるんじゃないか?
まあ結局の目的はNP‐126の一次側なので600Ωの伝送ラインのインピーダンスは目をつむる。
今回の組み直しをしてまだ納得いく音が出てない。
過去記事で5687の負荷を2.7kΩと下げた時が良かった記憶が有る。
差動増幅プリを5687で 少し考えた 4/4 - analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)
うーん、ラジ技誌の元設計の、パワーの入力トランスの二次側にターミネート抵抗(22kΩ)を付けるやつをもう一回試してみよう。
グリッド抵抗を82kΩに上げる。
これはインピーダンスの4倍以上で受けると音が良い、という。
一次側(伝送ライン)のインピーダンスを1.2Ωにするには22kの抵抗をいくらにするか?
入力トランスのA‐8713は変圧比が公称5.8だが実際5.5を切ることが有る。
なので22kの二倍に少し色を付け、57kとしてみた。(←82kの合成抵抗ということを考慮してない。後日談)
これで鳴らしてみた(いきなりかい)。
変わらなかった。
なんか、もっと力のある、部屋に充満するような音にならなかった。
試しにAX‐1200を鳴らしたらこちらはまともだ。
なんか間違ってる。
20230211