ヤマハのアンプ、RX-SL80を片付ける前に鳴らしてみた。
スピーカーはアコースティックリサーチ AR-4X。
まあ、思ったより良く鳴っている。
低音の解像度は余り良くない。
がしかし、中高音が良い。
色気とか音色の心地よさはイマイチ。
なんだけど、音離れが良い。
透明感とか声のぬくもりはあまり感じられないが音場感がすごい。これはDSPでどうこう出来るものではないと思う。
思うにこの音場感は2WAYだからと思う。山水のSP-50もこの音場感、音の軽やかさが出る。
AR-4Xのクロスオーバーは1.2kHz。
SP-50は7kHz(結構高いな)。
ちなみにDS-3000は1.35kHz。
クロスオーバーはあんまり関係ないか。
でも低音、中低音の解像度が高い。2WAYは軽いコーンを使っているからだ。まあ、軽いのは古い機種なのだからかもしれないが。
反応の良いスピーカーは聴いてて気持ちがよい。
老後はこの2WAYを鳴らしきる、なんてのをやってもいいかと考えたが、これで能力は使い果たしたと思う。これ以上は良く鳴らないと思う。
なんでDS-3000が好きになっちゃったんだろう。
4WAYなんて多すぎじゃん。
コイルやコンデンサ、はては抵抗などで反応が鈍くなる。軽い音は出ない。
でもまあ、超低音の「ズン」が出ると気持ち良い。
2S-3003がオークションで出てると「ほしい」と思ってしまう。
でもDS-3000が有るじゃないか。2S-3003と秤にかけてる自分がいる。
最近DS-3000を鳴らしてないのでそんなことを考えるが、鳴らすと「やっぱ良い」となる。
思えば最初の会社が倒産したのがH14。もう16年も経った。ということはこの部屋に16年ぶりに戻ってきた。
何種類かスピーカーを鳴らしたが、音色が濃い。結構吸音してるものを使ってるのだが、響きが死んでるわけではない。
16年前の記憶の音と全然違う。良い意味で。
まあ、部屋に音が慣れるのは最低1年、長くて5年かかる。ラック、スタンド等が落ち着くまで音が変わると思う。
これより良くなるイメージが湧かないが期待しよう。