analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

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LCRフォノ、各部調整その8

2015-11-10 20:50:02 | PhfD‐3.1(製作編)

LCRフォノイコの初段の調整をする。NCC松尾のタンタルコンデンサの手持ちが結構有ったので、カソードのパスコンをフィリップスからこれに交換した。設計は220μFなのだが、100μF×2とした。タンタルコンデンサはウェットタンタル(銀タンタル)ではないのでちょっと心残りだが、それでも過去に聴き比べた電解とタンタル(タンタルも電解の一種)の結果、電解は高域が若干ちゃきちゃきと言うかジャリっというか耳障りな音が聴こえたので此処のパーツは気になっていた。もちろん音楽を聴いているときは解からない程度の物。実際電解を繋いでた時が一時期有ったが、音は気に成らなかった。ふと画像をチェックするとタンタルの+側が赤とそうでないものが有る。間違えたか?音は問題ないが電流が微弱なので2つある片側だけで持ってるのか?慌てて中を開いた。+側が赤の物とそうでない物が有る様で間違っては無かった。

6CA7ppMONOを組み直したとき、カソードのパスコンを付けてみたことが有った。(元回路は無し)。そしたら押さえつけられた、所謂音が死んだようになった。ヒーターのAC点火とDC点火に似ている。パスコン無しを聴かなければ問題無い。むしろこのコンデンサで音の変化を少しにして増幅を上げてるのに驚いた。うちの場合、そこまで増幅率は無くても良いのでパスコンは付けていない。

一緒に出力の抵抗がヒーターに近いようだったので、アース線と一緒に張り直した。

この後、画像は抵抗を外してしまったが、コンデンサに27kΩの抵抗を付けいた。そして、昨日買ってきたデールの22kΩに交換した。

Rchもやった。

これだけやったのでハムはさぞかし小さくなるだろうと期待したが、試聴ではほとんど変わらなかった。しかも折角買ってきたデールの抵抗による電圧上昇は起きない。ドロップ抵抗と思っていたが、初段のE80Fの消費電流が小さいからなのか電圧が上がらず、ここは何の抵抗なのか意味が解からなくなった。もっと抵抗値を小さくすれば変わるのかもしれないが、設計が33kΩなのであまりにも違い過ぎる。

LCRフォノイコに関しては今の所全てやった。この後何か改良を思いついたらやると思う。

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