花好き・旅好き80代の北国女性の日記(ブログ開設18年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だったが、新型コロナ禍と膝の不調、円安が重なり外国は見合わせている。

旭山動物園に行く

2007年05月11日 | 「北海道内旅行」登別・定山渓・洞爺・函館・道東・三笠・旭川・道北・奥尻島他
 先日、シルバー人材センターの行事に参加して旭山動物園に出掛けた。総勢大型バス1台にぎっしりのシルバーの参加者だった。

 その日の旭川は、大雪山系はまだ雪で真っ白く、ようやく少し育った秋まき小麦の新緑色とのコントラストが素晴らしい景観を見せていたが、風が強く吹き、気温は12~13度と寒い位だった。
 入り口近くの広場にはデイサービスの施設から来た車椅子の方達が150人位と介助者が大勢集まり、代表者の説明を聞いていた。私達は自分で歩くので寒さを何とか凌げるが、車椅子に乗ったままじっとしているお年寄りは、今日ならさぞ寒いだろうと心配になった。外に出ていたチンパンジーも背を丸めて歩いていて、その姿が可笑しかった。
 去年、友人と9月に行った時と比べたら、随分空いていた。おまけに寒いので食堂や土産物店の方が混んでいた。

 私自身は既に2回、札幌発のバスツアーで個人的に行ったことがあるが、1回3時間近くを2回いても全部は見切れていなかった。今回は動物園メインの北極熊、オランウータン、猛獣は止めて、わずか1時間ちょっとの中で、まだ見ていない鳥の飼育場所やは虫類館などに搾り、余った時間でその他の動物を見て歩いた。

   

 美しいフラミンゴは3種類いた。羽とくちばしの付け根が濃い紅色のベニイロフラミンゴ、足は灰色だが膝のかんせつがピンク色のチリーフラミンゴ、足とくちばしがピンク色のヨーロッパフラミンゴだ。
 
 鴨の仲間は7種類居たが、どれも雄が特徴的な体毛と羽毛の配色をしていて、その美しさに見とれてしまった。自然界の動物の毛色は、どうしてこんなにおしゃれなデザインなのかと感動さえ覚えた。

 ペンギン館では、この時期が繁殖期らしく、人気のある水中を飛び回る姿は少ししか見られなかった。外の少し凹型にしてある石の上にじっと座ったペンギンが多かった。

 チンパンジー館では、生まれたばかりの様な小さなこどもを宝物の様に脇に抱え、群れから離れてじっとしている母親がいた。子どもの赤味を帯びた手と足だけがちょっと出ていて、時々動いていた。

 アザラシ館では、大きなアザラシが太い水柱の中を通る度に、取り巻く人々の歓声が上がっていた。

 去年、カピバラと蜘蛛猿を同一の飼育舎にして展示したら、蜘蛛猿が噛まれて死んだ事から、別々に分けてあった。動物飼育の専門家にも組み合わせの善し悪しの判断は難しいのだなと強く感じた。
 
 孔雀舎では、まだ小さくて羽も短い灰色をした子ども孔雀と思われる2羽が、実にけたたましい声で盛んに鳴き続けていた。何を言いたくて泣き叫んでいるのか声を掛けたが、分からなかった。

 山あらし、北狐、狸の飼育舎では、窓を開けると穴の奥に入っている動物を眼前で見ることができるような新しい工夫がなされていた。行く度に展示方法に変化があり、感心した。

 見学後、バスは温泉に寄ったので、折角だからと入浴したら、温泉水がベニイロフラミンゴの様に濃い橙色をしていた。冷えた体には熱い位の温度だった。

 たまたまバスで隣に座った女性と野菜作りなどの色々な話しをして楽しかった。また、彼女は、高齢者家庭の清掃ボランティアと通院付き添いボランティアをしているという。自分が安定した精神状態でないとボランティアは難しいと話していたが、実際そうだろうと思った。私も親戚の高齢者の話し相手や世話に、時々出掛ける事を話したりした。
 人材センターの行事などを通して、色々魅力的な人に出会える事も今後の楽しみだと思った。

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