それら暮らしの情報的なコーナーの報道で私が成る程と思ったのは、「暖房温度の設定を下げる」のはもう当たり前だが、そうすると寒く感じる。一枚余計に上着を羽織る様にするのももう当然だ。
かって北海道の冬の室内では、暖房ストーブをガンガン焚き、夏のような薄着で冷たいビールを飲むというのが普通だったが、もうそんな贅沢はできなくなった。
民放のある女性キャスターは、「TVを見ながらストレッチをして、体温を高くしている。」という秘策を紹介していた。
また、今年は、暖房用ストーブとして「薪ストーブ」が見直され、売れているそうだ。
薪ストーブは比較的安価だし、薪もタダで手にはいるなら燃料代は0、燃える炎を見ることができるので目でも暖かくなり癒されるという利点がある。
しかし、薪を買うとなると結構な費用になる。そこで紹介されていたのが、古新聞で薪型のチップを作って燃料にする方法だ。新聞紙をちぎって水に浸し、圧縮して絞りかためてから乾燥して作るのだそうだ。こちらも燃料代はタダだ。
但し、薪ストーブには煙突が必要なので、我が家のようにセントラルヒーティングで煙突が無い家には向かないが、従来型の石油ストーブを使っている場合は、ストーブだけ交換すれば良いのだから簡単だ。
もう一つの薪ストーブの欠点は、薪を保管する場所が家の内外に必要になるので、都市のマンション住まいでは無理かも知れない。
私は、今更ながら、今の家を建てる時、煙突も作っておくべきだったと残念に思うが、普通は二通りの暖房など考えないだろう。自分が高齢になる事を考えて、当時は火災にならない暖房方式を選択したのだ。今となってはちょっと甘かったかも知れないと思っている。
これからもこうした暮らしの情報が盛んに報じられるだろうが、私もできることは進んでしたいと考えている。