横浜のほほん

横浜のはずれで、のほほんと暮らす男の見聞、考察、感想をつれづれに記す

次の信号、左へ曲がります!

2006-06-30 08:41:01 | 近所

コリウス(シソ科)
会社の先輩が見事なコリウスで庭を飾られたのを
昨年  コリウス、佳きかな。  で紹介した。

コリウスは葉の美しさを楽しむものだが、
今の季節は花が咲いている。


その先輩だけでなくいろんな方にお世話になった、
元いた会社の株主総会に出席した。


会社の近くの大田区南蒲田と東六郷、萩中の接するあたりに、
七辻という場所がある。
きちんとしたパノラマ写真ではなく分かりにくいが、
青線の方向に道路が走っている。
車も通る七叉路で信号もない。
この日は整理のおじさんが立っていたが、
むかしから誰も整理しなくても譲りあいで事故は少ない。
「日本一 ゆずりあいモデル交差点」の看板が立っている。

車でここを通るとき、カーナビはなんと言ってくれるのだろうか。


いがぐり誕生

2006-06-29 07:18:32 | 近所

3週間前の雌花

同じものを経過観察したわけではないが、
クリの花がどのようにイガ栗に変わるのか、
おおよその変化を撮ってみた。

何重かになった総苞の上に蕚とメシベのセットがいくつかついている。
多分6本のメシベが一組で、それが3組ほどあるように見える。
これが栗のイガの中に入っている実になる。


2週間前

苞が細かくなり数も増え、長く伸びてきた。


1週間前

さらに細くとがってきた。


きのう

すっかりイガイガ状態になったが、
花の部分がわずかに残っている。
苞が細くなっていくメカニズムは分からなかった。
分裂しながら伸びていくような気がするのだが。

昭和27年ごろ冒険王という雑誌に連載された、
福井英一の漫画「いがぐり君」が好きで毎月読んだ。
いがぐり頭の柔道少年の奮闘を思い出す。

ハゼラン

2006-06-28 08:25:01 | 近所

ハゼラン(スベリヒユ科)

昨日のネジバナは意外にもラン科。
こちらはランの仲間ではないのに
ランの名前がついている。
園芸種として入ってきたときに
知恵を働かせた人がいるのだろうか。
小さいけれど石の隙間でも咲き
名前通り勢いの良い花だ。
三時草とか三時花とも呼ばれるように
午後三時ごろに開花し
夕方までの短い時間だけ咲いている。
短い時間だけ咲くのは
スベリヒユ科の特性のようで、
科名の元になっているスベリヒユは
午前中にそれを行っている。
そのことは去年の9月に観察した。
花が消えた?
つぎつぎ実になっているので
短時間の開花でも十分なようだ。


ネジバナとハンゲショウ

2006-06-27 09:28:16 | 近所

ネジバナ(ラン科)
広い野原で一人静かに立つばかりでなく、


わが家のベニチガヤに紛れこんでも、
きりっとした姿を失わない。


でも、よく見るとなぜか捩れている。
右回りも左回りもあるらしい。


小さくてもランとしての特徴は失わない。


ハンゲショウ(ドクダミ科)
ランの仲間は世界中に種類が多く、人気も格別高い。
ドクダミの仲間は5属7種程度しかないらしい。
花の咲く時期だけ花序の根元の葉が白くなり、
花が終わると緑色に戻る。
虫を呼ぶ役目でも持っているのだろうか。


この写真では分かりにくいが、メシベを囲んで6本のオシベがある。
ドクダミに比べると一つ一つの花が多少複雑で花序も長い。


梅雨どき、キク科の花

2006-06-26 09:42:31 | 近所

梅雨の合間に歩いてみると、
道端にはタンポポ、ブタナ、ヒメジョオンなどが咲いている。
これらと同じキク科のいろんな花が、あちこちの庭や公園で見られる。


ヤロウ(キク科)キバナノコギリソウ
これはハーブとしても人気があるらしい。


ダリア(キク科)
大きさ、色、形、多彩な品種があって人気が高い。


ストケシア(キク科)ルリギク
もう少し青みの濃い花も見たいものだ。


マトリカリア(キク科)ナツシロギク
昨年はじめて知った小さい花だけれど、
白、黄色、黄緑のグラデーションが優しい。

  
タンポポ(キク科)
町田市の薬師池の万葉草花苑でキバナタンポポと書いてあった。
在来のタンポポでシロバナタンポポとの対比なのかもしれないが、
詳しい品種名は分からない。


コスモス(キク科)
最後に我が家のコスモス。
秋桜というものの、最近は初夏から咲くものが増えた。



露草

2006-06-25 08:16:56 | 近所

ツユクサ(ツユクサ科)露草
今、道端のどこでもツユクサの青い花を見かける。
子供の頃ホタルをとったときには虫カゴにツユクサを入れた。


色違いがあったり少し品種の違うのもあるらしいが、
今日は詮索しないことにする。


ときどき、こういう風に2段に咲いているのを見ることがある。
ツユクサの花の構造は面白いので、この写真でチェックしてみよう。
ツユクサの花は茎の先に付いた二枚貝のような苞から咲く。
この苞の中にはちゃんと2段目の花も用意されているが、
全てが2段揃って咲くわけではなさそうだ。
2枚の青色の花弁がきれいだが、白い小さいのも3枚目の花弁だ。
そして透明に近い3枚の萼片がついている。
オシベは3種類も持っている。
最上部のπ 形の3本、中段のΛ形の1本、そして最も長い2本。
花粉を出すのは1番下の2本が中心らしい。
メシベは長いオシベの間に見えるのがそうだ。
上段の花にはメシベがない。
つまり上段の花は雄性花で、下段(一つだけの場合はこちら)の花は両性花だ。


ツユクサは一日花で午後には長いオシベもくるっと丸くなるので、
メシベとも接近して自家受粉が起きやすいのかもしれない。
それなのに最上部のオシベまで用意して虫を誘うのも面白いことだ。

夕方には、すっかりしぼんでしまう。


トキワツユクサ(ツユクサ科)
ときにはツユクサのすぐ傍で、この白い小さい花が咲いている。
ツユクサとは形がずいぶん違う。

  
大きさは全く違うが、
花の形がトキワツユクサに似ているのが
ムラサキツユクサ(ツユクサ科)

ツユクサは自生だが、
ムラサキツユクサは、
玄関の植え込みや庭などで
よく見かける。


紫だけでなく薄紫や白色など園芸種も多いようだ。


これも一日花で、夕方にはしぼむ。



スジグロシロチョウ?

2006-06-24 09:17:16 | 近所

池の亀が並んで甲羅干しをする姿をよく見かけるが、
この亀はひとりでのんびりしている。


きのうは、ちょっと植物を離れて蝶とトンボを撮った。
ブログ友のきょんちさんから、モンシロチョウと思っているものの中に
スジグロシロチョウというのがある、と教えてもらった。


スジグロシロチョウは羽に黒いスジが見えるということだが、
さてこの2頭はスジグロシロチョウと見ていいのかな? それとも。


トンボの種類もいい加減にしか知らない。
これは一見してシオカラトンボと思ったが、
調べてみるとオオシオカラトンボというのもあるらしい。
どうもオオシオカラトンボのほうに似ているように思う。


そして、こちらはそのメスではなかろうか。
羽をすぼめて動かないが、ちょっと刺激すると脚を動かした。

昆虫も面白そうだが分からない事だらけだ。


急いで撮る、木の花

2006-06-23 18:05:57 | 近所
       
       季節の移り変わりは速く、木の花も次々咲いて
       うっかりすると撮り忘れてしまいそうだ。



ヤマボウシ(ミズキ科)
ヤマボウシはだいぶ前から咲いているが、これは花つきが良く
花弁に見える総苞片が薄緑色なのだ。
写真にすると緑色が思うように出ない。


ムラサキシキブ(クマツヅラ科)
コムラサキかもしれないが、
秋にたくさんの実をつけることを約束しているようだ


サンゴジュ(スイカズラ科)
これも秋に沢山の赤い実をつけ、珊瑚のような樹形になる。


クチナシ(アカネ科)
香りはいいが、日がたつと花弁が黄色くなるのが惜しい。


ところでちょっと嫌われ者のヤブガラシ(ブドウ科)が開花した。

昨年は 藪を枯らす  ヤブガラシの実   などで楽しませてもらった。




掌の

2006-06-22 16:51:30 | 歳時記


      掌の      
        
沙羅の落花を
            
地に返す      (弦四朗)


        沙羅(シャラ)はナツツバキ。
        花の姿のまま一日で落ちるが、梅雨空でちょっと痛々しい。

        

あじさいの里

2006-06-21 15:52:13 | 近所

ここは我が家のちょっと南、大門川の脇を通って少し上がったところ。
近所にはいたるところにアジサイが咲いていて、瀬谷区の花に指定されている。


上の場所から下を見ると静かな庭があってアジサイが花盛りだ。


表へ回ると立派な玄関から人が入っていく。
ここは「あじさいの里 白鳳庵」と言って、
個人のお宅の庭をアジサイの季節だけ開放しておられる。
なお、この門柱は1873年に横浜税関の門として作られ、
のちに神奈川県庁の正門として使われていたものだ。


広い庭は雨でも見て回れるように整備されている。


アジサイ(ユキノシタ科)



庭の中を流れる大門川の向こう側は竹林で、
その左上が最初の写真の場所だ。




たくさんの品種が植えられているが、庭なので名札はない。
これはオタフクというものかもしれない。


普通のアジサイは萼片とその中心の小さな花でできた装飾花ばかりに見えるが、
装飾花の奥に咲いている両性花もある。


また装飾花の中心の小さい花はいつも蕾のようだが、
花が咲くこともある。


これはガクアジサイの場合も同じのようだ。

沢山の株があるといろんな形態が見られて面白い。


庭には灯篭や石塔が配置され、オオバギボウシやハンゲショウも見られた。

空き地を飾る

2006-06-20 16:38:58 | 近所

ジギタリス(ゴマノハグサ科)
少し前ジギタリスが高々と咲いていた、この竹やぶ前の空き地には、
持ち主の方がいろんな花を植えられる。


ベロニカ(ゴマノハグサ科)
今はベロニカにベルガモットやカライトソウそのほかの花がきれいだ。


いつも通りがかる人たちばかりでなく、
蜂や蝶もこの場所が好きなようだ。


もっと濃い青紫色の花と思っていたが、
こういう色もあるのかな。


モナルダ(シソ科)ベルガモット タイマツバナ
ベロニカの向こうにぼんやり見える赤い花はタイマツバナ。
最初は小さな火がだんだん燃え盛る。


松明花というイメージと葉をハーブに使うのが結びつかなくて面白い。


カライトソウ(バラ科)
ジギタリスなどに比べて上品な花穂のこの花が、
バラ科とは意外だがワレモコウの仲間と聞けばなるほどだ。



サバ神社ウオーキング

2006-06-19 19:54:24 | スポーツ

いずみ中央駅前の水辺のある公園(境川支流の和泉川)

家の近くを流れる境川は藤沢を通って江ノ島に至る。
そしてこの間の境川流域にサバ神社というのが点在している。
サバ神社は全国的にはまれに有るかもしれないが、ここには全部で12社もまつられている。
サバは左馬とか佐波とか佐婆とか鯖の字が使われている。

昨年から(義経の父のサバ神社)これらの神社に関心を持っていたが、先週の土曜日に全部を訪ねてみた。

瀬谷区から大和市、泉区、戸塚区そして藤沢市まで南北で11kmぐらい、東西最大3kmの範囲にあるので、田畑や団地、住宅街、駅前通り、学園地帯などいろんなところを、テクテク歩いた。

瀬谷橋戸 上飯田 和泉神田 和泉中宮 下飯田 和泉鍋屋
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境川東岸
1・左馬社    横浜市瀬谷区橋戸     2.飯田神社   横浜市泉区上飯田
3.佐婆神社  同市泉区和泉町(神田)  4.左馬神社  同市泉区和泉町(中宮)
5.鯖神社    同市泉区下飯田      6.鯖神社   同市泉区和泉町(鍋屋)

歩いた順序と少し違うが境川の東と西に分けて北から並べてある。
飯田神社と七つ木神社ももとはサバ神社と呼ばれていたそうだ。
どれも小さな神社だが地域に密着しゲートボールやパターゴルフを楽しんだり、
子供の遊び場にもなっているようだ。

大和上和田 大和下和田 藤沢高倉 藤沢今田 戸塚西俣野 藤沢石川
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境川西岸
 7.左馬神社   大和市上和田       8.左馬神社   大和市下和田
 9.七つ木神社  藤沢市高倉       10.鯖神社    藤沢市今田
11.左馬明神社? 藤沢市西俣野     12.佐波神社   藤沢市石川

サバ神社は源義朝を祭神としている。ただし和泉町の3社だけは源満仲だが、
その理由は知らない。
源義朝は左馬頭(サマノカミ)に任ぜられていて、後世それに由縁して祀られたとされるが、神社の創設時期はもっとさかのぼるものもあるらしい。
この流域の湧水をサワノカミさまとして祀った祠が、のちに義朝崇拝に変わっていったのかも知れない。
また昔は、はやり病除けの信仰で「七サバまいり」というのがあって疱瘡や疫病が流行すると、1,2,5,7,8,9,10の七ヶ所を参詣してまわったという。
この七社は境川本流流域にある。


キリンソウ(ベンケイソウ科)
歩く道すがらいろいろな植物も目に入る。
キリンソウはたしか初めて見た花だ。


ハルシャギク(キク科) ジャノメソウ
ハルシャギクに蛇の目が入っていない品種もあるらしい。


タイサンボク(モクレン科)
もう少しすると開きそうなタイサンボク、目の下で見るとは思いがけなかった。

最後に行った石川の佐波神社に近い有名高校で学園祭をやっていたが、
時間的に見られなかった。
変人と思われる十二サバまいりは、朝から夕方まで約7時間歩き回った。
歩行速度から多分32、3kmぐらい、今年も大江戸線1周ウオーキングができそうだ。


猫の足?

2006-06-18 21:45:09 | 近所

ミツバウツギ(ミツバウツギ科)
5月ごろ小さな花を咲かせていた木に、
いろんな形の実が出来ている。


マユミ(ニシキギ科)
秋に真っ赤になって4つに割れるマユミの実は
すっかりおなじみになった。


ミズキ(ミズキ科)
小さい球の形はシンプルだが、
盤状に広がってたくさんの実をつけるのがミズキの特徴だ。


エゴノキ(エゴノキ科)
沢山ぶら下がったエゴノキの実は
きれいな形をしているが食べるとえぐいという。


オンマウスでもう一枚
エゴノキにはもう一つ実のようなものがついている。
ちょっと小さな梅の実ぐらいだが実ではなくて、
エゴノネコアシという虫こぶ(虫えい)だ。
猫の足に似ているとと言えば似ている。


最後にちょっと明るい写真を。

去年に比べて境川に宿根スイトピー(またはレンリソウ)が蔓延っている。
アジサイであれ何であれ蔓を巻きつけている。

ヤマホタルブクロ

2006-06-17 22:25:42 | 近所
今日は10時過ぎから夕方まで
瀬谷区、泉区、戸塚区、大和市、藤沢市をテクテク歩いた。
このことは稿をあらためる。


瀬谷市民の森・ドクダミ
いつも隣の大和・泉の森へ行くが、
地元の市民の森も自然が豊富なところだ。
公園というより自然林に近い。


ヤマホタルブクロ(キキョウ科)
道路のそばにヤマホタルブクロがいくつも咲いていた。


いつものクセでつい失礼した。


ホタルブクロ(キキョウ科)
これは泉の森で咲いていた。
歩いてみるとあちこちでホタルブクロの仲間を見る季節のようだ。


ヤマホタルブクロとホタルブクロの見分け方の一つは萼の様子だ。
ヤマホタルブクロは萼と萼の間(切れ目のところ)がプクンとふくれている。
ホタルブクロの方はその間にある小さい萼が上へ反り返っている。

そんな細かいことはどうでもいいのだけれど。


飛びます

2006-06-17 08:46:33 | 近所

雨上がりの「しらかしの池」で
アオサギがのんびりしている。


森に入るとキツリフネが、もう実をつけている。
ツリフネソウの仲間は莢の中に種をもっていて、
小さい豆のようだ。


これぐらいに大きくなると、
ちょっと触れただけでパチンと弾けて、
中の実が遠くへ飛ぶ。


そーっと弾けさせてみると、
莢が縦に五つに割れて、それぞれがゼンマイのように丸くなって、
中の実をはじき出しているようだ。
あとには真ん中のスジのようなものだけが残る。

きのうのアメリカフウロと比べて弾け方にも個性を感じる。