横浜のほほん

横浜のはずれで、のほほんと暮らす男の見聞、考察、感想をつれづれに記す

トルコ旅行1

2011-06-30 07:05:52 | 旅行

8日間のツアーに参加してトルコに行ってきた。
内容が良さそうな割に安いので人気があり参加者は80人だった。
赤組、青組と称して40人ずつの2グループに分かれ、それぞれに添乗員と現地ガイドがついた。





1日目はマルマラ海に面したイスタンブールのホテルに宿泊した。





トルコはマルマラ海を挟んでヨーロッパ地域とアジア地域(アナトリア)からなっている。
マルマラ海の東北はボスボラス海峡により黒海に、西はダーダネルス海峡によりエーゲ海につながっている。

ボスボラス海峡には橋があるが、ダーダネルス海には橋がない。翌日まずフェリーでアジア側へ渡る。





トロイ遺跡などを観光して、2日目はエーゲ海に面したホテルに泊った。






トルコへ来る観光客はドイツが一番、次にロシア。特に夏はエーゲ海を目指して大量に来るそうだ。

トルコはサマータイムに入っているので、8時過ぎまで明るい。
海は見るだけで泳ぐのはプールで楽しむ。





このツアーはいくつも観光スポットを訪れ移動距離も長いので朝早めの出発が多い。
快晴の日が続いたので夕焼け朝焼けを見ることも珍しくなかった。

昼間の気温は38度になることもあったがカラッとしていて日陰では涼しい。
帰国して成田で外へ出たときの蒸し暑さに参った。



大沼の草花

2011-06-29 06:33:27 | 近所
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塩原・大沼のまわりについて最初に目に入ったのは黄色い花。




キンポウゲ科のウマノアシガタのようだ。
黄色い花としてはほかにニガナが見られた。




1cm弱の小さな白い花。茎と葉の雰囲気がハコベやノミノフスマに似ているが、
花弁の先端は2裂していない。




調べるとやはりナデシコ科のオオヤマフスマらしい。
だいぶ前に信州で見たことがあるかもしれない。

ほかにはムラサキサギゴケがたくさん咲いていた。




木道の上にヤマサナエが止まった。

後で聞くとモリアオガエルの卵塊があるらしいが見逃した。



装飾花

2011-06-28 07:07:11 | 近所
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大沼では数メートルの高さの木に咲く白い花が目立った。




花の姿はヤブデマリかオオカメノキに似ているが、3裂した葉の形からカンボク(肝木)だ。
真っ白な装飾花が大きく花序を豪華に見せる。
カンボクやヤブデマリは装飾花があるけれどアジサイの仲間ではなくスイカズラ科に属する。




大沼よりもう少し低いところでは、ごく薄い紫色の花があちこちで見られた。
下山したところで出会った友人が、今の時期このあたりではコアジサイが多いと話す。
その時はコアジサイのことを知らなかったので聞き流していたが、
帰ってから調べたら、まさしくこの花がコアジサイだった。




装飾花がないのでアジサイの仲間とは思いもしなかった。




塩原温泉から大沼へ

2011-06-27 06:38:48 | 近所
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先日、会社のOB会の行事が塩原温泉で行われ、10年ぶりに顔を合わせた先輩もいて楽しかった。

せっかくなので翌日一人で須巻富士を経由して大沼(標高910m)まで歩いてきた。




須巻富士山頂へ向かう道には「塩原温泉川崎大師厄除不動尊」の幟が並んでいる。
こんなところに川崎大師の縁があるとは思わなかった。




弘法大師がここに不動堂を開いたのがはじまりで、塩原近郊の人々が信仰してきた。
戊申戦争の兵火で塩原の村じゅうが焼失し不動堂も類焼してしまった。
塩原温泉開湯1200年の昭和52年、不動堂を惜しんだ塩原の人々により、この不動尊が建立されたそうだ。





大沼は車でも来られるようで、散策を楽しむ人の姿も多かった。
ミズバショウの季節は終わっていたが、カンボクの白い花やオオヤマフスマなどの草花も見られた。

この写真の右下あたりに足跡が見えるのだが、知った人に聞くとこのあたりはカモシカがいるそうだ。




山道の両側はスギ林から標高が高くなるとブナやミズナラなどが多くなり、
それとともに蝉の声が大変にぎゃかだった。エゾハルゼミだ。
木の幹に眼を凝らしてもなかなか姿を見つけることができないが、やっと抜け殻を見つけた。




セミの方はすっかりあきらめていたら、ふいに眼の前を何かが落ちる気配がした。
下を見ると枯れ葉の上にエゾハルゼミがいた。
木に止まった姿ではなかったが見られただけでもよかった。





ちょっとピンボケだけど大沼にはエゾイトトンボがいた。
コンデジをうまく使えなくて、きれいな青色を写しとることができなかった。
エゾ何々といっても北海道限定でないものも多いみたいだ。




もと来た道を戻り須巻富士の分岐から小太郎ヶ淵を通り仙人岩吊橋を渡ってビジターセンターについた。

帰りのバスの時刻を見ていると向こうの車から声がかかった。OB会に出ていた仲間二人だ。
別れてから4時間以上たって出会える偶然が楽しい。
彼らは車だっので、一緒に蕎麦を食べて駅まで送ってもらった。


雨の日の水元公園

2011-06-26 07:04:56 | 近所
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会の行事で水元公園へ行った日は、あいにくというか風情があるというか雨が降っていた。





人がたくさん通る傍の堀にゴイサギがたたずんでいた。
ここを縄張りとしているのだろうか。





バードサンクチュアリーにはカワウ、アオサギ、ゴイサギ、コサギなど水鳥がいっぱい。





カワウとアオサギが仲良くくつろいでいるように見えるが・・・





公園内には屋根のある東屋がなく雨の中でお弁当を食べる場所を心配したが、
グリーンプラザの会議室を貸していただけたので助かった。
グリーンプラザには山野草をはじめさまざまな草木を見ることもできる。





たくさん咲いていたオカトラノオの花序はなかなか見事なものだ。





木の花ではオオヤマレンゲがきれいだった。
モクレン科の花らしく、雌しべと雄しべの配列がきれいだ。


虫引き虻

2011-06-25 07:04:56 | 近所
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葉の裏側に止まって翅がよく見えないけれどツマキシロナミシャクという蛾のようだ。





何かがヒラヒラと飛んでいるなと思ったら急に道路の上に落下した。

近寄ってよく見るとツマキシロナミシャクがムシヒキアブに捕まったのだ。





ムシヒキアブは草の上などに止まっていて、近くを虫が飛ぶと眼にもとまらない早さで遅いかかる。
かなり大きなものも捕まえて体液を吸うのだ。





私が見ていたからかムシヒキアブはしばらくして飛んで行った。
しかしツマキシロナミシャクはすでに瀕死の状態だった。





その後、キチョウを見かけた。





なにか元気がなくて、少し飛んでは道路の上に止まりたがる。
ムシヒキアブに捕まらないかと心配になるほどだった。


ガーデニングロード

2011-06-24 06:44:56 | 近所

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大和の泉の森へ行く時はいつも駅につながるプロムナードを通っている。
そこが最近ガーデニングロードと名付けられた。





そう華々しくはないが、それぐらいがいいのかもしれない。






何カ所かテーマ・コーナーのようなのもあって、担当グループが工夫を凝らしている。
ここは「がんばろうにっぽん」




土嚢のようなものがあったりジーパンに花が活けられていたり・・





ずっと前からプロムナードに植えられているサボテンには黄色い花が咲いていた。






ヒメジョオンに来る虫たち

2011-06-23 07:19:13 | 近所

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すっかり花ざかりになったヒメジョオンでいろんな虫を見ることができる。





テングチョウのパルピ(下唇髭)は特に長くて天狗の鼻に見立てたのもうなづける。





こうして見るとアカタテハのパルピもけっこう長く、その間から口吻を伸ばして吸蜜している。





ツマグロヒョウモン(雄)もいた。
ツマグロヒョウモンの幼虫はスミレの仲間を食草とするので、
パンジーやビオラが多い住宅街でもよく見かける。





ルリシジミはめったに翅を広げては止まらないので表のきれいな瑠璃色は飛んでいるときに見るばかりだが、
一部が傷んでいるお陰で垣間見ることができた。





蛾の仲間ではマドガがウツギなどほかの花でもよく見かけた。
蛾は夜行性と思われているが、マドガのように昼間に活動するのも多い。
昼飛性(昼行性)の蛾は翅がきれいなのが多いように思える。





チョウの仲間ばかりでなく、ハナアブやヤブキリ(幼虫)なども来ていた。








マンテマとツメクサ

2011-06-22 06:00:41 | 近所

仁ヶ久保林道で遠慮がちに咲いている数株の小さな花。





シロバナマンテマ(ナデシコ科)
どこかで見たことがあると思ったら、家のすぐ近くで見たことがあるシロバナマンテマだった。





ヨーロッパ原産の帰化植物らしいが、こんなところにも進出しているのかと感心する。




分岐を間違えて進んだ行きどまりの道は、どういうわけか斜面を刈り込んでいる場所が多かった。
大きな草木が少ない中にシロツメクサが目立つ。





分かれ道に入る前の林道では咲いているのを見なかった。
そんなに離れていなくても、人の手が入った方がシロツメクサに適しているということか。





ここにもダイミョウセセリがいた。






しばらく出かけます。
コメント欄は閉じさせていただきますので、よろしくお願いします。

白い葉と草花

2011-06-21 06:48:26 | 近所

山の林でところどころ白いものが見える。





マタタビ(マタタビ科)
マタタビの葉が白くなり始めたのだ。まもなく白い花が咲くのだろう。





オカタツナミソウ(シソ科)
林の道路際ではタツナミソウが見られる。





タツナミソウより薄い紫でほぼ同じ高さに花が集まっているのでオカタツナミソウのようだ。





ホタルブクロ(キキョウ科)
ホタルブクロは近所の林でも我が家の鉢植えでも見られるが、
やはり山の方の林で自生しているのを見つけると嬉しいものだ。





斜面の茂みでは白い花序がいくつも広がっていた。
チダケサシなどと仲間のトリアシショウマだ。





トリアシショウマ(ユキノシタ科)
たくさん枝分れした花序はかなり長く小さな花がたくさんついている。





その小さな花に隠れるように動いている小さな虫はハムシの仲間だろうか。



ノアザミ

2011-06-20 06:30:39 | 近所

ノアザミ(キク科)
アザミの仲間の中でノアザミは早い時期から咲き始める。
ノハラアザミに似ているがノアザミは総苞がネバつくことでも区別できる。




ウツギの花でたくさん見たジャコウアゲハがノアザミにもやってきた。





この翅が白っぽいのは雌であろうか。





ダイミョウセセリも花を選ばずたくさん見かけた。





モンキチョウやモンシロチョウも・・・





コハナグモが待ち伏せしているのでチョウたちも油断がならない。





クモのつながりで付録。ツツジの花の近くで網を張っているウズグモがいた。
この隠れ帯は自分が隠れるのではなく、花に見せかけているのだろうか。


林道で見た草木の実

2011-06-19 07:00:52 | 近所

ジシバリ(キク科)
たぶん春に林道で咲いていたであろう草木のあれこれが実になっていた。
ジシバリの実はタンポポに比べて小さく綿毛の数も少ないので可愛い感じだ。




ナワシロイチゴ(バラ科)
道沿いのあちこちで木苺がいっぱい。
ピンク色の花の姿が見えなかったので、すぐにはナワシロイチゴと分からなかった。




プックリして大きく、摘まんでみるとけっこうおいしかった。




ヤブヘビイチゴ(バラ科)
ところどころ水が浸み出しているようなところにヤブヘビイチゴが広がりがいくつかできていた。




ニワトコ(スイカズラ科)
赤い小さな実のかたまりはニワトコ。今の時期に赤いのは目立つ。





オオバヤシャブシ(カバノキ科)
オオバヤシャブシの実はまだ若かった。秋にはハンノキと同じように茶色くなる。





ホオノキ(モクレン科)
やはり若い実のホオノキはコブシと同じように集合果で、赤く熟した後に分果を落とす。


くらくらする?

2011-06-18 06:29:41 | 近所

コマツナギ(マメ科) トウコマツナギ
林道を歩き始めてまもなくピンク色の花が眼に入った。





茎から花序が立ちあがってコマツナギかと思ったが、
けっこう背が高いし花期も早いので中国原産のトウコマツナギかもしれない。





クララ(マメ科)
少し標高が上がると長い茎の先の薄黄色の花があちこちで見られた。

ハイジではないがクララという語感からヨーロッパの花のようにも思えるが在来種だ。
苦参(くじん)という生薬である根を噛むと苦くてクラクラするので眩草(くららぐさ)だそうだ。





葉は長い奇数羽状複葉で多数の小葉がついている。





マメ科の花なので構造としては蝶形だけれど、独特の形をしている。





イチモンジセセリとかダイミョウセセリに人気があるようだった。








ワスレナグサに似て

2011-06-17 06:36:39 | 近所

仁ヶ久保林道から日向薬師へ向かおうとして右に道をとった。
仁ヶ久保林道に比べると両側が刈り込まれているが、まだ行きどまりの道だと気がつかない。





オオルリソウ(ムラサキ科)
調子よく歩いていると、1m近い高さの茎の先に紫色の小さな花が咲いているのを見つけた。





ワスレナグサやヤマルリソウに似ているとは思ったが家で調べるまで分からなかった。
たぶんオオルリソウで良いと思うのだが、初めて見たものでひょっとすると近い仲間かもしれない。





この林道ではダイミョウセセリをいろんな花で見た。





ササグモが待機しているということはほかにもいろんな虫がオオルリソウに来るのだろう。


林道のウツギと蝶

2011-06-16 06:33:47 | 近所

大山ケーブル行きのバスを這子坂で降りて仁ヶ久保林道を歩いてきた。




林道というのは林業の用に供するもので、昔は細い山道を想像したものだが、
今は幅が広く舗装もされているところが多い。





傾斜は結構きついのだが楽々と歩ける。
道の両側にはさまざまな草木が見られ、そこに集まる生き物たちも多い。





今はウツギの花が盛りだった。

ウツギの花にはさまざまなチョウが集まっていたが、
木によってたくさん来ているのとほとんど見かけないのがあるのは不思議な気がした。





いちばん勢力が強そうだったのはジャコウアゲハだ。





ジャコウアゲハは赤いお腹と長い尾状突起が特徴だが、翅が傷んでいるのも少なくなかった。





カラスアゲハも混じっていて区別に苦労する。





アオスジアゲハは分かりやすい。


ほかにもいろんなのがいたので羅列してみよう。
動きまわるアゲハの仲間と違って落ち着いているのが多いので撮りやすい。




スジグロシロチョウ





イチモンジチョウ





ダイミョウセセリ





ルリシジミ





マドガ

ほかにモンシロチョウ、アカタテハ、モンキアゲハ、アサギマダラなどもいた。





仁ヶ久保林道を進んだ先は日向林道に入って日向薬師へ下るつもりでいた。

分岐を右に向かって進むと土砂崩れしているところがあった。
それほど気にせず2kmほど歩いたところで行きどまりになってしまった。
通行止めではなくて元々そこまでしか道が造られていなかった。
どうも日向薬師への道よりずっと手前の分岐に入ってしまったらしい。
仕方がないので来た道をそのまま這子坂まで戻った。

往復の5時間ほどの間に人影を全く見ない貸切の林道であった。


日向薬師への道(日向林道)は次の機会にとっておく。