横浜のほほん

横浜のはずれで、のほほんと暮らす男の見聞、考察、感想をつれづれに記す

ケヤキ

2009-02-28 07:00:50 | 近所

近所にはケヤキの大木が多く、
この日枝神社のケヤキも「かながわの名木100選」に入っている。


樹齢300年、樹高40m 目通り周5.2m
近隣に住宅が増えた現在でも遠くから見ることができる。



それでも、この海老名の大ケヤキには負ける。
樹齢560年 目通り9.2m 根回り15.3m
こちらは神奈川県指定天然記念物になっている。


幹が元気に伸びているころは、四囲を見下ろす壮大な木だったのだろう。

国指定特別天然記念物になっている東根の大ケヤキ(山形県東根市)は樹齢1500年。
ほかにも樹齢1000年~1600年の国指定天然記念物が4カ所あるらしい。


大きな木と全く対照的に小さな草花を付け加える。

(当初、画像の縦横比を間違えていて失礼しました)


セントウソウ(セリ科)
ケヤキの根元ではないけれど雑木林に白い花が咲いている。
春の先頭を切って咲くので先頭草とも、また仙洞草とも書くようだ。




緑っぽい花

2009-02-27 06:00:34 | 近所

この木のそばを通り過ぎて何となく花の気配を感じた。
緑っぽい白色で小さいので葉にまぎれているがたしかに咲いていた。


モクレイシ(ニシキギ科)
レイシ(ムクロジ科)とはフルーツのライチのことらしい。
科が違うんおになぜレイシとつくのか。モクレイシの名前の由来は割愛する。

雌雄異株で、これは雄しべがはっきりして雄花だろう。



こちらの低い木にも緑色の花が咲いている。


オニシバリ(ジンチョウゲ科)
これも雌雄異株だというが雄花雌花の区別がよく分からない。


ミツマタ(ジンチョウゲ科)
一転して黄色い花は咲き始めのミツマタ、ジンチョウゲ科つながりで付録とする。
ミツマタの名前通りの枝別れだ。





27、28日は所用で京都に行きますので、コメントに対する返信が遅れます。
よろしくお願いします。

コサギコガモなど

2009-02-26 07:30:00 | 近所

近所では珍しくもないコサギだけれど、2本の冠羽が面白いので撮ってみた。



コサギの冠羽は夏羽の特徴だというが、この時期に見るとそうでもないように思える。


コサギは夏でもいるがコガモはこれから北へ帰る。


雄は茶色に緑という顔の化粧ですぐに分かる。


頭頂部を除いて顔はほとんど緑一色でクチバシの幅が広いので、
ハシビロガモも分かりやすい。
やっぱり間もなく北へ帰るのだろう。





妻が作った20cm□ぐらいの刺繍。
何年か前に下書きだけしていたのが出てきたので、春を前に仕上げた。


タンポポやカタバミ

2009-02-25 00:00:00 | 近所

ハルノノゲシ(キク科)が道端でチラホラと姿を現している。
まだ背はそんなに高くない。


数えきれないぐらいたくさんの舌状花の集まりだ。


地面に張り付くように咲いているセイヨウタンポポも舌状花がいっぱい。
よく似ていて見分けにくい。


舌状花が少なくてサッパリしているのはコオニタビラコ(キク科)あたりだろうか。




↑ イモカタバミ と ↓ ムラサキカタバミもカタバミ科の似た者同士。
これらもチラホラと咲き始めている。

もうすぐ3月なのだ・・・




梅とイヌコリヤナギ

2009-02-24 08:00:07 | 近所

1月から各地で梅の便りを聞いて、今は遅咲きのものが見ごろらしい。

有名どころへ見に行く機会もないまま近所の梅を楽しんでいる。


ありふれた梅の花でもジョウビタキなどの小鳥が止まると楽しい。




梅林から少し歩くとネコヤナギに似たような蕾がたくさんついた木がある。
猫ならぬ犬のイヌコリヤナギだ。


花が咲き、実って、4月には綿毛の種を飛ばす。

昨年のイヌコリヤナギ綿毛


雪割草

2009-02-23 08:00:00 | 近所

大和市のふれあいの森で、
人を気にしながら落ち葉の間から食べものを探しているカワラヒワたち。


見本園では落ち葉の間からユキワリソウ(ミスミソウ)が顔を出していた。


キンポウゲ科によく見られるようにユキワリソウも花の色や形に変異が多い。


ここは比較的早咲きで、泉の森の奥のほうのユキワリソウは3月になってからのようだ。


すぐそばに咲いていたヘレボラスに渋いものを感じた。

大山に夕日が沈む

2009-02-22 08:00:00 | 近所

これは昨日の夕日。
ダイヤモンド富士ならぬダイヤモンド大山だ。


右のほうに目をやると雲の下に富士山がうっすらと見える。

2月に入ってから家の上空が晴れていても西のほうには雲があり、
ダイヤモンド富士の撮影機会がない。


丹沢山系の大山に太陽がかかり始めたのが5時11分ぐらい。


そして完全に姿を隠すまでに3分足らずだった。


この撮影地点では27日にダイヤモンド富士になるはずだが、
天気予報はあまりよくない。

山茱萸と沈丁花

2009-02-21 08:00:06 | 近所

足を揃えて落ち着いているように見えているが、
ヤマガラも忙しく動く。


シジュウカラも動き回る。
どちらもこの木の花や実を食べるわけではなく、
近くで何かを食べてはこの木に戻るということを繰り返していた。


サンシュユ(ミズキ科)
この黄色いのはサンシュユの蕾がだいぶ膨らんで花序が出てきたものだ。


とはいえ、まだこんな状態でごく一部が咲きだしたにすぎない。


ジンチョウゲ(ジンチョウゲ科)
ジンチョウゲもまた早いものが咲きはじめた。



ヒヤシンス

2009-02-20 08:00:00 | 近所

アセビ(ツツジ科)
先日ピンクのアケボノアセビを載せたが、白いアセビが咲いているのも見つけた。


ムスカリ(ユリ科)
小さな釣鐘形という点がアセビと同じムスカリも今年の初見だ。

ムスカリはグレープヒヤシンスとも呼ばれるらしい。


ヒヤシンス(ユリ科)
家の中ではヒヤシンスが満開となった。

ユリ科の仲間は広範にわたるのでスズラン科、ヒヤシンス科などと細分する分類もあり、
ムスカリはヒヤシンス科に属する。
しかし花の形は似ているようには見えない。





市民の森で

2009-02-19 08:16:54 | 近所

近所の市民の森の端で、木から木へ渡る鳥がいた。
いつものジョウビタキかと思ったが少しちがう。
どうもルリビタキの雌らしい。


この森でルリビタキを見るのは初めてだ。
雄もいるのだろうかと期待してしまう。

顔見せしてくれたあと茂みの向こうに消えた。




森を抜けたところではニワトコの芽がはっきりしてきた。


ニワトコの冬芽には混芽と葉芽の両方があって、
このようにふっくらしたのは混芽で葉に包まれるように花芽も入っている。


花芽が顔を出したところはブロッコリーのようだ。


ほっそりした葉芽からは葉が伸びるだけだ。


4月ごろになったらブロッコリーがこんな花になるはずだ。


まもなく主役

2009-02-18 08:22:14 | 近所

ウグイスカグラ(スイカズラ科)
自然保護センターで葉がついていない細い茎に小さな蕾がたくさん見られた。


中に咲いている花もあり、近寄ってみると白いウグイスカグラのようだ。



普通にピンクのウグイスカグラもちらほらと咲いていた。




ヤマネコノメソウ(ユキノシタ科)
ヤマネコノメソウも黄色いシベの見えるものがあった。
丸い葉の形がユキノシタの仲間と思わせるが花はかなり違う。




アオイスミレ(スミレ科)
同じように葉が丸いアオイスミレの蕾もまもなく開きそうな風情だ。

冬が戻ってきたが、来月はこれらの花が主役になっているだろう。

春のうごめき

2009-02-17 08:59:16 | 近所

この前の日曜日の自然保護センター。
前日ほどではないが暖かなことに変わりはなく、
水ぬるむの言葉がふさわしい池にヤマアカガエルの卵がたくさんあった。



早いものはもう小さなオタマジャクシになっていた。


落ち葉の間ではアマガエルが冬眠から覚めたようだ。
昨日の午後からの冷え込みに早まったと悔やんでいるのではないか。





ヤマアカガエルの卵のうの上を動くものがいた。


スジブトハシリグモだ。
成虫で越冬していたのだろうか。





小さな小さなギンメッキゴミグモがきれいな網を張っている。
ゴミグモたちも出現期は春以降とされているが、今回いくつも見た。




1か月前に見たジョロウグモの卵のうの中身が無くなっているように見える。

1月のジョロウグモ卵嚢

生まれたのか何かに食べられたのか・・・?



アカボシゴマダラ(蝶)の幼虫は若いエノキの茎でまだ眠っていた。


中屋敷

2009-02-16 08:14:33 | 近所




我が家から少し北に、立派なケヤキの屋敷林が残っているところがある。


住んでいるところは横浜の西のはずれで境川で大和市に接している。
室町時代には大和市に深見城というのがあって、
境川のこちら側にも中屋敷、馬場屋敷、牢場坂などの地名が残っている。
大和市最古で927年の延喜式にその存在が記録されている深見神社についても、
その大門が境川のこちら側にあったらしい。


中屋敷には、大きな農家だったことをうかがわせる旧家も残っている。


こういった農機具も戦後しばらくの時期まで活躍していたのだろう。



今は少なくなった手入れのよい生垣が昔をしのばせる。


生垣にはカラタチが利用されたこともあったに違いない。



このあたりは鎌倉古道になっていて人々の往来も盛んだったようだ。


お地蔵さんから少し北へ行ったところには瀬谷銀行跡がある。
明治期に盛んになった養蚕業の関係で明治40年に設立され、のちに鎌倉銀行と合併した。


春どころか

2009-02-15 07:39:48 | 近所

春一番と夜の雨の後、きのうは気温がぐんぐん高くなって春半ばか初夏のようだった。
河津桜でなくてソメイヨシノが咲いてもおかしくないぐらいだ。


そばにはネコヤナギも・・・


コートは暑いから脱ぎたいね。


タテハチョウの仲間が飛んでいるのをいくつか見た。
いきなりの暖かさで興奮しているのか止まることがなく、残念ながら撮れなかった。

フキノトウもどんどん花開いていく。




ミモザ

2009-02-14 08:46:10 | 近所

ギンヨウアカシア(マメ科)ミモザ

昨日の関東地方は春一番で、どんよりした空で冷たい南風が強かった。
晴れた日に吹いてくれたほうが春という実感がする

近所のあちこちで春らしい黄色い蕾が膨らみ始めた。



ここのが一番早いようで、小さな丸いポンポンがたくさんできていた。




羽状複葉が小枝に対して螺旋状についているので、なんだか乱雑な感じがする。
今年はまだ見ていないフサアカシアの複葉はもう少し大きく落ち着いている。