モミノキなど 2009-11-30 08:00:33 | 近所 紅葉をたずねて湖畔の小さな山に登る。 尾根道にはたくさんのモミノキが見られた。 中にはこんな大木も。 湖畔広場の大きなモミノキにはクリスマス・イルミネーションの用意ができていた。 太い幹から出たばかりの小枝。 葉の先が二股に尖っていて触れると痛い。 幹からひょっこりと可愛い葉を出している木は他にもときどき見られる。 これはコナラだったか。 そしてこちらはニシキギ。 ちゃんと紅葉しているのが面白い。
冠毛いくつか 2009-11-29 06:20:35 | 近所 まだ咲いているセイタカアワダチソウ。 たいていは、このような冠毛姿になっている。 キク科の冠毛姿はいろいろあるようで、 タンポポは大きなボールみたいだけれど中のほうまでよく透けている。 ノボロギクは小さいけれど冠毛の数が多いみたいで、フワフワしていて綿毛の名前にふさわしい。 カシワバハグマの冠毛はなんだか固そうに見えて、綿毛よりブラシとは言い過ぎか。
シャリンバイとヤマト~ 2009-11-28 06:09:52 | 近所 近所の畑の傍にシャリンバイが植えられていた。 シャリンバイ(バラ科) 花期は春から夏なのだろうが、いまなお咲いている花があった。 とうぜん実になっているものの方が多い。 その実にヤマトシジミが止まってじーっとしていた。 まだ花を求めて飛んでいるのもときたま見かけるが、そろそろ活動も終わりだろうか。 ヤマトシジミは幼虫で越冬するらしい。 我が家の玄関わきに2cmぐらいの緑色の虫がいた。 ヤマトクサカゲロウ・・・ナスなどにつくアブラムシの天敵らしい。 クサカゲロウの卵は木の枝などから吊り下がって優曇華の花と呼ばれる。 クサカゲロウの卵 背中にすーっと伸びた黄色い筋がポイントだ。
鬼どころか、慈しむ 2009-11-27 07:54:03 | 近所 オニドコロ(ヤマノイモ科) 林の縁や畑の近くを歩いていると、 蔓に枯れ葉が付いているようなものをたくさん見かける。 オニドコロの実がすっかり熟して種を飛ばそうとしている時期なのだ。 小さな翼をつけて風に舞うのだろう。 ヤマノイモ(ヤマノイモ科) オニドコロに比べると丸く大きくつやの良い実はヤマノイモ。 自然薯はもちろん、ムカゴもおいしい。 ヤマノイモの種は翼をつけてというより空飛ぶじゅうたんに乗っているようだ。 ツクシ(トクサ科) スギナ 畑のそばにツクシが背を延ばしていた。 この時期すでに地中にはツクシの芽がたくさん待機していて、 中には成長が早いのがいるのだろう。
はじける実 2009-11-26 08:32:12 | 近所 マユミ(ニシキギ科) もう1ヶ月も前からマユミの実がはじけ出していたが、いまや紅い種が落ち始めている。 すっかり落ちて4つに割れたのを見ると、二つずつ合計8つの部屋があるようだ。 追記:誤解を招く表現だったかもしれません。 割れる前は4つの部屋に4つの種が入っていますが、 中身が全部落ちてしまうと8つの部屋のように見えるというつもりでした。 fairy ringさん、ありがとうございました。 ツルウメモドキ(ニシキギ科) 延ばした蔓にいっぱい実をつけているのはツルウメモドキ。 ツルウメモドキの果皮は3つに割れる。 同じニシキギ科でも個性があって面白い。 マサキ(ニシキギ科) うちの近所では畑のまわりなどでよく見かけるマサキ。 マサキもマユミなどとと同じ仲間だけれど、実の弾け方はぐずぐずだ。 割れるのが待ちきれないか、それぞれ好き勝手にはみ出している。
ホルトはポルトガル? 2009-11-25 07:41:08 | 近所 自然保護センターにこんなものが落ちていた。 緑色のものと茶色いのが別々にあったので、同行者とそれぞれ何だ?となった。 そのうち緑の実の中にある種が茶色いほうだと分かった。 オリーブにも似た果実の親を探したら、どうやらこの大きな木らしい。 あとでセンターのスタッフに聞いてホルトノキだと分かった。 ホルトノキ(ホルトノキ科) ホルトノキと知って思い当たるものがあった。 大和市のある場所の街路樹になっているのだった。 しかしこれまで花を観察したことこともないし、今回確かめにいっても実は落ちていなかった。 ホルトノキは常緑樹だけれど古い葉が落ちる前にいったん紅葉するので、 いつも少数の赤い葉が見られる。 ソヨゴ(モチノキ科) 紅い実と波打つ葉が特徴のソヨゴを付け加える。
花は少ないけれど 2009-11-24 07:33:05 | 近所 今は紅葉が話題で花の少ない時期だが、もちろん秋が花期のものもある。 まず我が家のネリネは知人からいただいてから4年目になるが、 毎年ちゃんと咲いてくれてありがたい。 このあたりでは自生のリンドウを見ることはないが、 お寺などで植えられていると季節を感じる。 スイセンは12月に入ると早咲きが出るものだが、近所ではすでに顔を出していた。
横浜バラクラ 2009-11-23 07:00:04 | 近所 横浜バラクライングリッシュガーデンがオープンしたというので、 土曜日に妻、娘と一緒に行ってきた。 HP 横浜バラクラ 参照 ケイ山田さんが20年ぐらい前に創園された蓼科高原バラクライングリッシュガーデン。 本格的な英国式庭園として定評があるらしいが、私は初めて知った。 横浜駅近くのハウジングプラザの奥のほうに約2000坪のガーデンが作られた。 といってもオープンしたばかりで、今はガーデンメーキングをしているところだ。 ローズガーデン、ホワイトガーデン、テラコッタガーデン、ハーブ&ベジタブルガーデンという 4つのコンセプトガーデンとナチュラルガーデンからなっている。 バラのアーチとか垣根にクレマチスを誘引するとかコンテナガーデンを構成するなど、 メーキングの過程を見るのにはいいかもしれない。 またガーデニングスクールも開講されるそうだ。 花の苗などはもちろんガーデン作りに欠かせない用具や材料なども売っている。 4つのコンセプトガーデンを抜けると芝生のナチュラルガーデンが広がっている。 春にはチュリーップなどの花も咲くようで、ベンチにのんびり座るのもよさそうだ。 木の根元にシクラメンが植えられていたりする。 季節によって花の種類が変わるのだろう。
春に咲いていたような 2009-11-22 08:14:56 | 近所 ホソバヒイラギナンテン(メギ科) 葉がヒイラギに似ている南天の仲間という意味のヒイラギナンテンは、 春に花が咲いていた。 秋に花が咲くホソバヒイラギナンテンはヒイラギの葉に似ているとはいえない。 タツナミソウ(シソ科) タツナミソウも春に花が咲くのが普通だが、いまごろ咲く種類もあるようだ。
ナンキンハゼ 2009-11-21 06:45:47 | 近所 大和市にある小さな公園にもマガモなどがひっそりと来ていた。 水面に映った紅葉の裏側にまわってみる。 ナンキンハゼ(トウダイグサ科) 紅葉の主はナンキンハゼ。カエデとはちがった風情がある。 紅葉に混じって白いものが見えるのも魅力的だ。 ナンキンハゼの実の果皮(殻)が割れて、中から出てくる3個の種が白いのだった。 白いのは蝋物質の粉で、それゆえハゼの名前がついているらしい。 シジュウカラやヒヨドリなど小鳥たちが食べに来ていた。
ハマヒサカキなど 2009-11-20 06:04:44 | 近所 カイドウ(バラ科) カイドウはほとんど実がつかないので花海棠とも呼ばれるが、 我が家のカイドウには毎年ひとつふたつ実る。 この木にシジュウカラやメジロが来るようになって秋の深まりを感じる。 近所の畑まわりを歩くとホオジロのつがいの姿があった。 そして高い木の上のカワラヒワ、すぐにどこかへ飛んで行った。 ハマヒサカキ(ツバキ科) 市民の森の端にはヒサカキのような花が咲いていた。 ヒサカキは春に花が咲き、今頃は実っているはずと怪訝に思った。 調べてみるとハマヒサカキが今頃咲いて1年がかりで実るのだという。 雌雄異株なのも先日のシロダモと似ている。 これは雄花らしく、花と実とが一緒のところは見られなかった。
花はないけど 2009-11-19 06:34:47 | 近所 先日行った神奈川県自然保護センター。今は花の少ない時期だ。 雨の翌日だったせいかニガクリタケなどキノコが目立った。 咲く花がなくとも、アオイスミレがすでに小さな花芽を用意していた。 ほかの草花たちも春の準備に怠りないのだろう。 先日、家の近所でだいぶ傷んでいたウラギンシジミが、 ここではきれいな姿だったが動きは鈍いようで地面あたりで休むことが多かった。 地面には1~2cmぐらいの色がきれいな虫がいた。 ツチハンミョウの仲間で、秋に活動していることからメノコツチハンミョウだろうか。 触角の一部が膨れているのも面白いが、下手に触ると毒を出すそうで要注意だ。 クワノキにはキボシカミキリがいた。 向こう側へ回ってみるとカップルの姿も・・・最初のは、お邪魔虫か。
紅い 2009-11-18 06:09:28 | 近所 昨日は冷たい雨だった。 ひと雨ごとに秋が深まって紅葉の便りはあちこちで聞くが、 名所といえるようなところへは行けないでいる。 しかし先日行った自然保護センターではアカシデが青空に映えた。 ケヤキの木の下のハウチワカエデも紅い葉が増えているようだった。 色づいたケヤキの葉はやがて風に舞い落ちる。 葉腋についた小さな種を遠くへ運ぶためなのだろう。 大きな木にびっしり着いたのはヒツジゴケの仲間。 胞子体の柄がみんな紅い。 トンボの活動は少なくなったがマユタテアカネなど赤トンボの姿もまだ見ることができた。
ハキダメギク 2009-11-17 06:28:20 | 近所 近所のあちこち、広い所にも路傍の狭い所にも、あちこちでハキダメギクを見る。 ハキダメギク(キク科) たくさんの黄色い筒状花のまわりにある5個の舌状花の形も面白い。 舌状花はふつう真っ白だが、ほんのり赤く染まっているのもあった。 毎日のように見ているハキダメギクを撮る気になったのは、 いつもお世話になっているポージィさんに「花後の冠毛が面白い」と教えてもらったからだ。 ところが探してみると、花の多さに比べて冠毛がこんもりしているのは少ない。 すぐに落ちてしまうのだろうか。 近づいてみると、細く裂けた上にさらに鋸歯状の細かい細工まである。 タンポポなどの綿毛とは違う形だが、この種をどのように運ぶのだろうか
シロダモ 2009-11-16 06:50:36 | 近所 シロダモ(クスノキ科) 赤い実の腋から伸びた小枝に小さな黄色い花がいっぱい。 シロダモの雌株に昨年咲いた花が実を結んで今赤く熟している。 冬芽も見えて、来年また枝を延ばして新しい花を咲かせるのだろう。 4月ごろ出てくる新芽の姿と色が面白い。 シロダモの新芽 → 色を楽しむ さてシロダモは雌雄異株。こちらが雄株の花で赤い実がないかわりに花は大きめだ。 6本の雄しべが長いからそう見えるのかもしれない。 白い雌しべのほかに黄色い蜜腺が4個ある。 雌花にも蜜腺と仮雄しべがあるようだ。